【目次】
「前髪あり」結べるボブ【8選】
【1】手抜きに見えず楽ちん! 抜け感がオシャレなパーマボブ
\PearLのMAYUさんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★
- ボリューム(少→多)★★
- 髪の太さ(細→太) ★★
- うるおい(乾→潤) ★★★
- 白髪の量(多→少) ★★★
「ポイントは、ハチ上にフォワードとリバースを交互に入れた2.5回転のウェーブ。少し持ち上げて巻くことで、こめかみ上にボリュームが出るようにしています。パーマは手触りがよくなるエアウェーブがおすすめ。前髪は長めに設定して流せるようにすると、丸顔カバー効果がアップしますよ」(MAYUさん)。
<スタイリング方法>根元はふんわり、中間から毛先はしっとりでウェーブ出し!
「パーマが出るように、乾かすときは中間から毛先の水分量を少し残してスタイリング剤を。根元はドライヤー必須です!」(MAYUさん)。
<STEP.1>根元をしっかり濡らす
スプレーで髪の根元に水を噴きかけてしっかり濡らす。
<STEP.2>髪をほぐす
髪の内側から指を入れてバサバサとほぐし、空気感を出す。
<STEP.3>根元にドライヤーの弱風をあててドライ
根元だけに風があたるように意識して、弱風でふんわりと乾かす。
<STEP.4>表面をねじってウェーブを出す
ウェーブが出るように表面の髪を細かく分けてねじる。
<STEP.5>スタイリング剤をなじませる
グロスジェルを手のひら全体になじませ、髪の内側から揉み込んでなじませる。手に残ったジェルを再度手のひらになじませ、表面にもみこんで完成。
<スタイリングのコツ 3か条>
- トップのボリュームはドライ時もスタイリング時もキープ
- スタイリング剤をつけるのは内側→表面!
- スタイリング剤は重過ぎず保湿力高めのものが◎
「保湿力のあるスタイリング剤を使えば髪のパサつきもカバー可能。大人っぽくしっとりとした印象に仕上がりますよ」(MAYUさん)。
丸い輪郭を縦落ちウェーブでカバー!小顔効果まで叶うパーマの秘訣とは
【2】「前髪」と「ツヤ感」で若返る!40代後半からのお手本ボブ
\Un ami omotesandoの増永剛大さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ(細→太)★★★
- うるおい(乾→潤)★★
- 白髪の量(多→少)★★
「ワンレンベースのボブヘアで、表面に少しだけレイヤーを。毛先の毛量を軽くすることで、スタイリング剤をつけた時にラフな動きが出るようカットしています。前髪は、黒目と黒目の間を短く、それ以外はサイドと馴染むようにラウンドさせて、ふんわりとした印象に。面長顔を綺麗な卵型に見せる効果もあります」(増永さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンを使った簡単3ステップ
「スタイリング剤をつけるときは、毛先からつけるのが鉄則。髪の表面からつけてしまうと、全体的にベタッとした印象になってしまうので気をつけて」(増永さん)。
<STEP.1>ストレートアイロンで表面にツヤを出す
髪の表面に熱を与えてツヤを出す。根元から毛先にかけてアイロンをすべらせて。
<STEP.2>毛先を外ハネにする
髪の内側の毛先をストレートアイロンではさみ、全方位ハネさせる。
<STEP.3>毛先にシアバターをつける
シアバターは10円玉くらいの量を手のひらに伸ばし、毛先を握りながら、外にハネさせるイメージでつける。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 髪の表面は熱を与えてツヤを出す
- 毛先をハネさせる時は髪の内側の毛束だけ!
- スタイリング剤は多目につける
「髪が乾燥していると疲れた印象に仕上がってしまいます。乾燥やパサつき、ダメージが気になる方はスタイリング剤を多めにつけてください。まとまりや束感もできて、より若々しい印象になりますよ」(増永さん)。
【3】黒髪でも軽やか!ふんわりひし形ボブ
\marr 自由が丘店スタイリストのAKiKOさんがレクチャー!/
モデルのHAIR CHART
- やわらかさ (柔→硬)★★★
- ボリューム (少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★★
- うるおい (乾→潤)★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★★
モデルさんは1本1本がやや太めでニュアンスが出づらい髪質。「ベースは鎖骨くらいの長さのボブベース。顔周りは特にレイヤーを多めに入れ、ひし形のシルエットに。黒髪でも重たく見えず、動きがありやわらかいニュアンスを演出しています。首元にくびれをつくることで女性らしい柔らかさやさりげない抜け感も。ボリュームが出づらくぺったりしてしまいがちなトップ部分は、分け目をジグザグにとり、ふわっと立ち上がるように調整。前髪は少なめにシースルーっぽくつくり、軽やかな印象を助長させながらバランスをとっています」(AKiKOさん)。
<スタイリング方法>毛束をねじって乾かして、トップをふんわりスタイリング!
「トップのぺったり感は、洗髪して髪を乾かす際の乾かし方にもひと手間加えてみて。毛束をねじって熱を与えることで解消できます。前髪はカーラー、毛先はストレートアイロンを使用すると時短で手軽にスタイリングできますよ」(AKiKOさん)。
<STEP.1>トップ部分は毛束をなじりながら、ドライヤーの熱を与えて
ぺったりしてボリュームが出づらいトップ部分は、乾かす際のひと手間が重要。分け目と逆に毛を分けながら左右を乾かした後に、トップの毛束をねじり上げた状態でドライヤーの熱を与えて。このプロセスを加えると、根元からふわっとボリュームアップできる。
<STEP.2>前髪はカーラーで動きを
前髪には直径38mmくらいのカーラーを巻き、ドライヤーの熱を加えてふわっとした動きを出して。
<STEP.3>毛先はアイロンで外巻きに
毛先はストレートアイロンを使って全体的に外巻きに。外巻きにすることで首元にくびれができ、より動きのある軽やかなスタイルに。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 顔周りを中心にレイヤーを多めに入れて動きを出したボブなら、黒髪でもこなれ感アップ
- スカスカになりすぎないレイヤーと透け前髪の程よいバランスで、動き&抜け感を演出
- ぺったりしがちなトップは、洗髪後のドライヤーでボリュームを出すひと手間をプラス
「スタイリング剤は軽めのワックスやオイルで、自然な動きをキープして。毛先を中心に塗布して」(AKiKOさん)。
40代に似合う【黒髪でも軽やかひし形ボブ】バランスのいいレイヤー×前髪で動きのあるこなれスタイルに
【4】髪のうねりを毛流れにのせた、ナチュラルカールボブ
\naturaの杵淵雅也さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★
- ボリューム(少→多)★★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★★
- うるおい (乾→潤)★★★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★★
1本1本が太くてボリュームもあるモデルさんの髪質。「この髪質で毛先を内巻きにしたスタイルにすると、よけいに髪が膨らむのでNG。毛先を外ハネにして、シルエットにくぼみをつくると似合います。うねりが出ている生え際は、前髪とサイドをつなげるようにカットして動きを出すと、軽さのあるスタイルになります」(杵淵さん)。
<スタイリング方法>髪をうしろへ流すように整えて、うしろに厚みをもたせる
サイドと裾の髪は外ハネにし、前髪は内巻きにするのがポイント。「前髪はやや外向きに引っ張りながら内巻きにしてください。扇状にスタイリングすると、変なところでパカッと割れにくくなります」(杵淵さん)。
<STEP.1>前髪はアイロンで斜め前に引っ張りながら毛先を内巻きにする
扇形になるようにイメージしながら、斜め前に引っ張ること。
<STEP.2>手でサイドの髪をうしろに束ね、襟足あたりから首に沿わせるように形を整える
両手のひらにスタイリング剤をのばし、髪になじませながら毛先を外ハネにする。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 前髪とサイドの髪をつなげるようにカットして動きを出す
- 前髪は斜め前に引っ張って、「割れ」を防ぐ
- 毛先を外ハネにして、くぼみのあるシルエットをつくる
前髪と生え際のうねりは「流れ」にのせてナチュラルなカールに魅せる!
【5】小顔見せがかなう洗練ナチュラルボブ
\ROI ディレクターのNOGUCHIさんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ (柔→硬)★★★
- ボリューム (少→多)★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★
モデルさんは毛質や太さはノーマルですが、ペタッとしてボリュームが出づらい髪質。「そのため、カットは毛先は横に並行に、肩ギリギリのボブに。レイヤーは全体には入れていないのですが、表面のみに目に見えないくらい繊細に入れて、自然な動きが出やすいよう調整しています。前髪は長めに薄く透けるようにつくり、サイドから自然につながるようにして顔型カバー効果を狙います」(NOGUCHIさん)。
<スタイリング方法> 毛先の外ハネは“横に抜く”イメージで
「毛先を外ハネに、というとアイロンでくるんとさせてしまう方が多いのですが…40代からの外ハネは“スッと横に抜く”くらい、がんばりすぎないほうがナチュラルで洗練された印象に。ストレートアイロンを使うのがポイントです」(NOGUCHIさん)。
<STEP.1>毛先はアイロンを“スッと横に抜く”イメージで外ハネに
毛先はストレートアイロンを使って外ハネに。外ハネといってもキュッと斜め上にハネさせたり、くるんとさせるのではなく、中間からアイロンを通し、肩にあたるかあたらないかくらいの毛先まで来たらスッと横にアイロンを抜くイメージで。カジュアルだけど大人っぽさもある、リラックス感のある仕上がりに。
<STEP.2>アイロンのエッジで中間にはふわっとボリュームを
毛先は外ハネでタイトに、サイドの毛は少しボリュームを出すようなスタイリングをすることで、フォルムが整い、顔型カバーもかなえる効果が。サイドの毛を挟み、アイロンのエッジを使って毛の中間に丸みをつけるようなイメージでボリュームを出していって。
POINT<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 毛先の外ハネはやりすぎず、”ニュアンス”くらいに見せるのがこなれ感の鍵に
- サイドは適度に丸みを出しボリュームアップさせることで、顔の面長感も自然にカバー
- 透け前髪で気になるおでこをカバーしつつ小顔見せも!
「スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。毛先を中心にさらっと塗布して」(NOGUCHIさん)。
40代に似合う【洗練ナチュラルボブ】自然体なのにこなれ感も好感度も顔型カバーもかなえる!
【6】広がりを抑えられる外ハネくびれボブ
\ZACC vieのスタイリスト 田中里春さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ(細→太) ★★★★
- うるおい(乾→潤) ★
- 白髪の量(多→少) ★★★★
「モデルさんは髪が硬くやや太めで、ふわっと広がりやすいクセのある髪質。ボブベースで顔周りを中心に表面にレイヤーを入れています。前髪はサイドに自然に流れるようにカット。年齢と共に細く貧弱になりがちなこめかみ部分はあえてボリュームを残し、シルエットカバーを。毛先は外ハネしやすいように、さらにクセをうまく活かせるよう全体的にもバランスを見ながら毛量調整をしています。洗って乾かしただけでも広がりにくくまとまりのいいシルエット、手入れ&スタイリングのしやすさを意識したスタイルです」(田中さん)。
<スタイリング方法>クセ毛×レイヤースタイルを活かし、カーラー&アイロンで巻く
「前髪はカーラーで、毛先&顔周りは軽くアイロンで巻けばメリハリが出て、格段に華やかさがアップします。巻きやすいよう、動きが出やすいようにレイヤーが入っているので、巻く手間暇はさほどかからないはず」(田中さん)。
<STEP.1>前髪はカーラーで巻く
ふわっと斜めに流したい前髪はカーラーで巻き、温風を軽くあててからアイロンで巻いている間そのままに。自然な立体感を出したいので、カーラーは32mmくらいのものがおすすめ。分け目をまたぐように前髪をとり、面をそろえて巻いていく。
<STEP.2>首にそわせるようにして毛先をアイロンで外ハネに
毛先は全体的に外ハネに。アイロンで毛先を巻き込み、首に沿わせるようにして巻くと、広がらずおさまりがよくなる。
<STEP.3>顔周りはリバース巻きで立体感をプラス
顔周りは耳上から中間部分の毛束をアイロンに巻き込み、リバース巻きに。ふわっとエアリーな毛流れをつくり、メリハリ感を。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 広がりやすい髪はバランスのいいレイヤースタイルでおさまりやすく
- 斜めにふわりと流した前髪&顔周りには適度なボリューム残しで、キュッと小顔見せをかなえる
- スタイリング時にはカーラーやアイロンでメリハリを出し、華やかさアップ
「スタイリング剤は軽めのワックスがおすすめ。手になじませ、毛先からもみこむように塗布して」(田中さん)。
40代に似合う【小顔見せ外ハネくびれボブ】スタイリングに手間暇かけず、おさまりよくおしゃれな雰囲気に!
【7】自然にまとまる韓流系あか抜けボブ
\ROI ディレクターの NOGUCHIさんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ (柔→硬)★★★★
- ボリューム (少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★★
- うるおい (乾→潤)★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★
モデルさんの毛は1本1本が太めで硬く、ボリュームもあるので広がりやすくまとまりにくいのが悩み。「それを解消するために、鎖骨くらいの長さでカットしローレイヤーを入れ、髪の重さで自然と程よいまとまりが出るようにしています。生えグセや髪の重さをあえて残しつつ、低めにレイヤーを入れるのがポイントです。顔周りは巻いたときにニュアンスが出やすいよう、バランスよくレイヤーを。生え際に白髪が出てきても目立ちにくいよう、前髪は薄くつくっています。目の下くらいの長さでカットして、こめかみからおでこが自然に隠れる長さに。おでこが全開にならない程度のニュアンス前髪があることで、大人世代が気になるおでこのシワや顔全体のもたつき感もナチュラルにカバーできます」(NOGUCHIさん)。
<スタイリング方法>顔周りのリバース巻きで、ぐっとあか抜けた印象に!
「大人の韓流風あか抜けボブのスタイリングのコツは、前髪の流しと顔周りのリバース巻き! 前髪はカーラーで巻き、熱を横からあてるのがポイントです。左右の顔周りのみにリバース巻きを加えることで、抜け感と華やかさをプラスして」(NOGUCHIさん)。
<STEP.1>前髪はカーラーで巻き、横から熱をあてる
前髪は分け目をまたぐように直径40mmほどのやや大きめのカーラーで巻き、ドライヤーで熱を加えます。熱は横からあてるのが、自然な毛流れをつくるポイント。くるんと不自然な段差ができてしまいがちなので、カーラーの上からは絶対に熱をあてないこと!
<STEP.2>毛先をアイロンで外巻きに
毛先はアイロンで巻いて外ハネに。顔周りの毛はクリップなどで留めた状態で巻くと巻きやすい。うしろの毛もざっくり外巻きにしていって。
<STEP.3>中間部分は内巻きにしてS字ラインをつくる
サイドの中間部分は、くるっとアイロンを通して内巻きに。中間に内巻きを加えてS字ラインをつくることで、毛先の外巻きが悪目立ちせず、程よいくびれができてまとまり感のあるスタイルに。
<STEP.4>顔周りのみリバース巻きに
顔周りの毛束はアイロンを縦に入れてリバース巻きに。顔周りをふっくら整えて適度なボリュームを出すことで、抜け感がありながらも華やかさもアップ。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 広がりやすいボリュームヘアはローレイヤーでまとまり感を
- 毛先は外巻き、中間は内巻きのS字ラインで自然なメリハリをつくる
- 顔周りはリバース巻きで、韓流風の抜け感&華やかさを添えて
「スタイリング剤は軽めのオイルをさらっと。重くウェットにはならないよう注意して」(NOGUCHIさん)。
40代に似合う【大人の韓流系あか抜けボブ】顔周りのリバース巻きで抜け感&華やかさをかなえる!
【8】薄め前髪が今っぽいこなれボブ
\BEAUTRIUM Aoyamaの副店長 スタイリスト 中高下由真さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★
- ボリューム(少→多)★
- 髪の太さ(細→太) ★★★
- うるおい(乾→潤) ★★★★
- 白髪の量(多→少) ★★★★★
モデルさんの髪は、毛量が少なく柔らかい毛質でボリュームが出にくいのが悩み。「外巻きに軽く巻くだけでこなれた雰囲気になるよう、毛先にはレイヤーを入れて軽やかに。ボリュームは出にくい髪質ですが、ふんわりと柔らかいニュアンスを出したいので、スタイリングのしやすさを加味してレイヤーを全体的にバランスよく入れています。前髪は全体のバランスを見ながら、薄めで軽やかに仕上げています」(中高下さん)。
<スタイリング方法>
「ドライヤーで乾かしただけでもするっとまとまりやすくナチュラルなスタイルですが、コテで軽く外ハネにすることでより抜け感のある今っぽい雰囲気に。中間をふんわり内巻きにしてから毛先を外ハネにして、さりげないくびれをつくると、カジュアルながらも大人っぽい印象に見せることができます」(中高下さん)。
<STEP.1>前髪はロールブラシでスッと自然に流して
前髪はロールブラシで、スッと少し斜めに流すように。芯部分をドライイヤーで温めて使うブラシを活用すると、熱が自然に加わりスタイリングしやすい。通常のロールブラシの場合は、ドライヤーで軽く温風をあてながらブローして。
<STEP.2>サイドからうしろ髪は、中間を内巻きにしてボリュームアップ
サイドからうしろにかけての髪は、中間の毛束をところどころとってアイロンで内巻きに。ボリュームが出にくい髪に、ふわっとエアリーな動きをプラスして。
<STEP.3>毛先は外ハネに
毛先は全体的にアイロンで外ハネに。毛束を少しずつとりながら、しっかりとハネさせていって。中間にボリュームを出してから毛先を外ハネにすることで自然なくびれができ、ラフすぎない大人な雰囲気に仕上がる。
<スタイリングのコツ 3か条>
- バランスのよい毛先レイヤーで、スタイリングのしやすさ&抜け感をプラス!
- 前髪ありの大人ボブは、前髪薄めが鉄則。軽やかにバランスよく
- 中間ふわり、毛先外ハネのくびれスタイリングで、大人カジュアルな雰囲気に
「スタイリングには軽めのオイル系スタイリング剤がおすすめ。毛先中心に、毛束感をつくるようになじませて」(中高下さん)。
40代に似合う【ラフすぎない大人のカジュアルこなれボブ】外ハネで軽やかにバランスよく!
「前髪なし」結べるボブ【11選】
【1】トップのふんわり感叶えつつ毛先の広がりを抑えた、ニュアンスボブ
\Velvet on the Beach デザイナーの角園侑希さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★
- うるおい (乾→潤)★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★★
毛量は十分だけれど、トップのボリュームがなく髪が細くて柔らかいモデルさん。「もともとクセがあるので広がりやすい髪質ですね。そんな髪はシルエットにくびれをつくるように外ハネにするといいですよ。クセや広がりを無理に抑え込まなくてもおさまりやすくなります」(角園さん)。
<スタイリング方法>ポイントは毛先ではなく根元。極小カーラーで立ち上げる
「クセがあってうねりやすい髪の方は根元のケアをしっかりしておくと、ブローをしなくてもまとまりやすくなります。カーラーを根元に置いたらドライヤーを上からあてて、しっかり乾かすだけで、立ち上がりの持ちがよくなりますし広がりも抑えられます」(角園さん)。
<STEP.1>分け目を境に2~3の毛束に分け、根元に直径1cmのカーラーを置く
トップのカーラーは分け目と平行になるように、前髪のカーラーは斜めに置くことがポイントです。
<STEP.2>真上から30秒ほどドライヤーをあてる
ドライヤーは弱風で頭頂部の真上からあてるように。
<STEP.3>コームなどで分け目をジグザグにする
分け目は真っ直ぐにせず、ジグザグにすると白髪が目立ちにくくなる効果も。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 分け目を中心に、頭頂部を山なりに膨らませて自然なボリュームをつくる
- 毛先ではなく根元をしっかり乾かすことでクセとうねりを抑える
- 分け目をジグザクにしてボリューム感を出しつつ白髪もカバー
「クセやうねりを真っ直ぐにのばそうとすると、変なところにボリュームが出てしまうし、スタイリングに時間がかかってたいへんですよね。根元にカーラーを置いて真上からドライヤーをあてるだけで、ブローをする手間が省けるのでおすすめです」(角園さん)。
直径1cmのカーラーさえあればよい!ペタンコ髪が「ふんわりニュアンスボブ」に
【2】ふんわりボリュームをつくる大人のボブスタイル
\suiの中村育美さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬) ★★★
- ボリューム(少→多) ★★★
- 髪の太さ (細→太) ★★★
- うるおい (乾→潤) ★★
- 白髪の量 (多→少) ★★★★
全体的にボリュームはあるものの、トップがペタンコになりやすいモデルさんの髪。「うるおいが少なくパサつきやすいのですが、この髪質にはボリュームを出しやすいメリットがあります。ワンレングスにして重さを残しつつ表面にレイヤーを入れると、ふんわりとしたボリューム感と動きのあるスタイルになりますよ」(中村さん)。
<スタイリング方法>トップは根元を立たせるようにブローして毛先は内巻きに
頭頂部の髪は根元を立ちあげるようにブローするのがポイント。「頭頂部はどうしてもペタッとしやすいので、ロールブラシで根元からしっかり立ちあげておきたいですね。毛先はカールアイロンで半カール内巻きに。巻きすぎるとシルエットの裾が膨らんで重たい印象になってしまうので、必ず半カールにしてください!」(中村さん)。
<STEP.1>頭頂部の毛束にブラシに巻き付け根元を立ちあげる
<STEP.2>カールアイロンで毛先を半カール内巻きにする
<スタイリングのコツ 3か条>
- ペタッとしやすい頭頂部の髪は根元から立ちあげる
- 毛先は半カール以上巻かない
- ツヤが出にくい髪質なら前髪はあえてつくらない
「パサつきやすい髪質で前髪をつくると、まとまりのなさとツヤ感のなさが目立ってしまいます。あえて前髪をつくらない方がまとまり感もツヤ感も出せるので、大人世代におすすめしたいですね」(中村さん)。
髪のパサつきを逆手にとってふんわりボリュームをつくる大人のボブスタイル
【3】乾かすだけで映える、ゆるふわエアリーボブ
\Cocoon 松村果穂さんがレクチャー!/
猪岡さんのHAIR CHART
- やわらかさ (柔→硬)★★★★
- ボリューム (少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★
- 白髪の量 (多→少)★★★★
モデルさんは1本1本がやや硬め、太めで毛先がゴワつきやすい髪質。「根元はペタッとしがちですが、毛先はゴワついて広がりやすく硬い印象に見えてしまうのがお悩み。カットはワンレンボブをベースに、パーマと連動して動きが出やすいよう、耳うしろあたりの内側にレイヤーを入れています。毛先は厚みを残しつつ、適度に毛束の間に隙間をつくるようにして柔らかな動きが出やすいよう調整しています。パーマは太めのロットでゆるく、まとまり感はキープしながらも自然な動きが出るように中間から毛先を中心に。前髪はリップラインくらいで長めに単独でカットし、顔周りにニュアンスをつくり、フェースラインもキレイに映えるフォルムにこだわっています」(松村さん)。
<スタイリング方法>全体は濡れた状態からざっと乾かして、スタイリング剤で整える
「パーマをかけているので、ざっと乾かすだけで映えるスタイルに。ぺったりしがちなトップの根本からしっかりと乾かし、ふんわり感を出して。サイドや顔周りは軽く濡らしてパーマ感を出した後、スタイリング剤をつけながら微調整するだけでキマります」(松村さん)。
<STEP.1>トップは分け目をほぐすように乾かす
洗髪後濡れた状態から乾かすときに、サイドや毛先はざっと乾かしてパーマ感を程よく残せばOK。ぺったりしがちなトップ部分の毛は分け目をほぐすように、左右に指でザクザク揺らしながら乾かして。
<STEP.2>根元からオールバックにワックスを塗布していく
ワックスを指先全体にのばし、はち部分から髪をかき上げるようになじませていって。根元が自然に立ち上がり、毛先は軽やかでふわっと柔らかなニュアンスに整う。
<STEP.3>顔周りと毛先を最後に整えて
指先に残ったワックスを、顔周り&毛先になじませながらナチュラルな動きをプラス。
<スタイリングのコツ 3か条>
- クセ生かしのパーマで、無理なく自然にふんわりボリュームアップ
- パーマに合わせた絶妙カットで、柔らかな動きのあるスタイルに
- ぺったちしがちなトップ部分は、ふんわり仕上げる乾かし方が肝!
「スタイリングには柔らかめのクリームワックスがおすすめ。ふんわり仕上げながらも、柔らかな動きをキープできます」(松村さん)。
40代に似合う【ゆるふわエアリーボブ】ゆるめパーマなら、乾かしっぱなしでも柔らかなニュアンスが!
【4】襟足を長く残しつつも、軽やかなレイヤーボブ
\pinceauの山岸亜由美さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬) ★★★
- ボリューム(少→多) ★★★
- 髪の太さ (細→太) ★★★
- うるおい (乾→潤) ★★
- 白髪の量 (多→少) ★★
1本1本がしっかりして、太さもボリュームもそこそこあるモデルさんの髪。「ただ束ねられるだけの長さを残すと、かなり頭でっかちなスタイルになってしまいます。表面にレイヤーを入れ、毛先に動きが出るようにすいて毛量を調整しています」(山岸さん)。
<スタイリング方法>太めのカーラーで頭頂部に立ち上がりをつくる
ポイントはトップの立ち上がりと毛先の動き。「頭頂部の毛束を分け目側に倒しながらカーラーで毛先から巻くと根元の立ち上がりがつくれます。トップがペタンコになりやすい方や、分け目の白髪が気になる方は、この巻き方がおすすめです」(山岸さん)。
<STEP.1>太めのカーラーで頭頂部の毛束を分け目側に倒しながら巻く
<STEP.2>毛先の毛束をつまみながらスタイリング剤をスプレー
<スタイリングのコツ 3か条>
- 前髪を重めに残してクセが出にくくする。
- 全体のシルエットが菱形になるよう、表面にレイヤーを入れる。
- 毛先をすいて動きを出しやすくする。
年齢を重ねた髪はクセが出やすくなるもの。「特にフェイスラインはクセが出やすいので、長さを残しておくといいですよ。長さがあると髪の重みでクセが出にくく、ツヤも出やすくなるメリットがあります」(山岸さん)。
【5】失われたツヤを取り戻す。大人のミディアムボブ
\naturaの鈴木みちるさんがレクチャー!/
モデル山崎さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★
1本1本がしっかりしていて毛量の多いモデルさんの髪質。「表面にレイヤーを入れるとツヤが出にくくなってしまいます。内側で毛量調整しておけば、広がりが抑えられるのでご自身でスタイリングしやすくなります」(鈴木さん)。
<スタイリング方法>トップはカーラーで根元を立ちあげ、毛先はワンカール内巻きに
どんなに毛量が多くても頭頂部だけはペタンとなってしまうのが大人の髪。「髪が膨らむのはちょうどハチのあたりなんですよね。頭頂部の髪をカーラーで根元を立ちあげるように巻いておくと、トップにボリュームができるのと同時に膨らみを抑えられます」(鈴木さん)。
<STEP.1>頭頂部の髪を前後ふたつに分けてカーラーで巻く
<STEP.2>直径45mmの太めカールアイロンで毛先を1カール内巻きに
<スタイリングのコツ 3か条>
- カールアイロンは太めのタイプを選ぶ
- トップをカーラーで巻いてハチの膨らみを抑える
- 白髪を染めるならハイライトを入れて立体感とツヤ感を出す
「白髪を染めるとき、単色ではツヤ感が出にくいのでハイライトを入れるのがおすすめです。ホームケアだけでツヤを保つのは難しいので、染めた後は必ずサロンでトリートメントをしてください。月1回のケアで髪のコンディションが変わります!」(鈴木さん)。
大人の髪悩み|年齢を重ねるうちに失われたツヤは直径45㎜の太めアイロンで取り戻す!
【6】生え際や分け目の立ち上がりをキープ! 動きのあるミディアムボブ
\naturaの鈴木みちるさんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬) ★★★
- ボリューム(少→多)★★
- 髪の太さ (細→太)★★
- うるおい (乾→潤)★★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★★
髪が細くボリュームが出にくいモデルさんの髪質。「ボリュームが少ないとは言え、ワンレングスにしてしまうと重たい印象になるので、顔周りと前髪にレイヤーを入れています。毛先に動きが出るので、ふんわりとしたボリューム感も表現しやすいスタイルです」(鈴木さん)。
<スタイリング方法>カーラーで根元を立ち上げたらスプレーを狙い撃ちしてキープ
頭頂部をカーラーで巻き、根元から立ち上げたら、ハードタイプのスプレーで立ち上がりをキープ。「生え際と分け目の立ち上がり部分を狙ってください。頭頂部全体にスプレーしてしまうと、せっかく立ち上げた根元がスタイリング剤と髪の重みでペタッとつぶれてしまうので注意してください」(鈴木さん)。
<STEP.1>頭頂部をふたつのカーラーで根元を立ち上げるように毛先から巻く
生え際の毛束を巻いたら、そのうしろも同様に根元を立ち上げながら巻く。
<STEP.2>生え際の根元をコームで立ち上げスプレーを噴霧
根元から1~2cmほどコームで持ち上げた部分を狙ってスプレーを。
<STEP.3>分け目の立ち上がっている部分を狙ってスプレー
スプレーするエリアを広げず、分け目を集中的に狙うこと。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 立ち上げたい部分を狙ってスタイリング剤をスプレーする
- レイヤーは顔周りを中心に入れ、毛先で動きを出す
- 髪色でツヤを表現するならモーブピンクで透明感をプラス
「少し紫がかったモーブピンクは、明るさと透明感を出せる色。カラー剤が抜けても明るくならないので、大人の女性にぴったりです」(鈴木さん)。
ペタッとしやすい生え際や分け目の立ち上がりをキープする、3つのコツとは?
【7】襟足を長く残しつつ、レイヤーを入れて軽やかに
\SUNVALLEYの忠本功さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★
ハチから下にボリュームはあるものの、頭頂部のボリュームが少ないモデルさん。「何もしないと広がってしまうので、広がりやすいサイドを狭めつつ、ちょうどカチューシャをするあたりのボリュームが出るようにレイヤーを入れています。ボブはストンとしたシルエットになりがちですが、耳のあたりがふわっと膨らんで菱形ラインになるようにカットしています」(忠本さん)。
<スタイリング方法>ドライヤーとストレートアイロンでツヤを出す
ドライヤーとストレートアイロンの熱でツヤを出します。「ストレートアイロンに通すとき、毛先は内側に丸めるようにします。毛先を丸めると菱形シルエットが簡単につくれます」(忠本さん)。
<STEP.1>頭頂部の毛束をつかみ、分け目とは逆方向に倒しながらドライヤーをあてる
ドライヤーは、髪の根元部分にあてるのがポイント。
<STEP.2>毛束の中間から毛先に向かってストレートアイロンを通す
片方の手で毛束の先を軽く引っ張りながらアイロンを通すとツヤも出やすい。
<STEP.3>毛先は内側に丸めるようにアイロンを動かす
同じように両サイドから後頭部にかけてストレートアイロンを通す。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 頭頂部は分け目と逆方向に毛束を倒してドライヤーをあてて根元を立たせる
- サイドや後頭部は毛束を軽く引っ張りながらストレートアイロンを通す
- 毛先は内巻きにして全体のシルエットを菱形に仕上げる
「全体のスタイルを菱形に整えると、小顔効果があるだけでなく、頭頂部のボリューム感も出せます。頭頂部の根元を立たせて毛先を内巻きにするだけで、菱形シルエットは簡単にできます」(忠本さん)。
大人のボブはツヤが命!綺麗にツヤが出る、簡単3ステップとは?
【8】乾かすだけでスタイリングが決まるシンプルボブ
\BEAUTRIUM Aoyama 副店長 スタイリスト 中高下由真さんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ(細→太) ★★★
- うるおい(乾→潤) ★★★
- 白髪の量(多→少) ★★★★★
「スタイリングしなくてもスルッとまとまって適度なボリュームが出ることにこだわって、長さ&ボリューム調整をしています。まずあご下で肩にはつかない、ハネづらいレングスに。ハンドブローで乾かしただけでも雰囲気が出やすいよう、顔周りにはレイヤーを入れ、軽やかな動きを出しています。40代50代は髪にツヤがなくなってくる世代でもあるので、全体的にはレイヤーはほとんど入れず、ワンレングスにして自然なツヤ感が出るように」(中高下さん)。
<スタイリング方法>ハンドブローで無理せず、自然にボリュームアップ
「巻くのが苦手な方でも、乾かすときにひと手間加えることで自然なボリュームが出せます。耳横の根元の毛、さらに分け目の乾かし方がポイントです」(中高下さん)。
<STEP.1>耳横の毛は根元を立ち上がらせるように乾かす
髪を濡れている状態から乾かす際に(朝、乾いた状態でスタイリングする場合は少し水などで濡らして)、耳横の毛は根元から手で立ち上がらせるように乾かして。ふわっとボリュームが出て、やわらかなフォルムに。
<STEP.2>分け目は5mmくらいサイドから分けて温風をあてる
分け目がペタッとしていると老け見えの原因にもなるので、分け目もふんわり立ち上げるひと手間を。分け目より5mmくらいサイドから髪をもってきて温風をしっかりとあて、熱を冷まします。このひと手間でペタッと地肌が見えがちな分け目も、ふんわりと。
<スタイリングのコツ 3か条>
- ハネづらいワンレングスで、お手入れをラクに。さらにツヤ髪もかなえる!
- サイドにボリュームが出るように乾かすひと手間でこなれ感アップ
- ぺたっと見えがちな分け目も、サイド分け温風あてでボリュームアップ
「スタイリングにはソフトなワックスがおすすめ。少量を毛先&表面を整えるようになじませて」(中高下さん)。
40代に似合う【上品シンプルなワンレンボブ】乾かしただけで形になるお手入れしやすいスタイル
【9】ボリュームアップできるふんわりミディアムボブ
\SUNVALLEY 店長 タダモトイサオさんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ(細→太) ★★
- うるおい(乾→潤) ★★★
- 白髪の量(多→少) ★★★★★
「1本1本が細く、直毛ぎみなのでまとまりは出やすいのですが、トップや中間にふんわりとしたボリュームが出にくいモデルさんの髪。カットは長めのボブベース。トップにバランスよくレイヤーを入れ、スタイリングしたときにボリュームが出やすいよう調整しています。前髪はサイドに自然に流れるよう、少し軽めのニュアンスに。トップにふんわり感を、サイドに程よいボリュームが出るようスタイリングしているので、丸顔、卵型の顔型の方はもちろん、やや面長の方にも似合うオールマイティなミディアムボブスタイルです」(タダモトさん)。
<スタイリング方法>
トップのふんわり感はドライヤーの熱で。サイドは中間から巻いてボリューム出し。巻いたあとは“ばらし”も忘れずに。「トップの分け目がくっきりしていると所帯じみた印象に見えがちなので、まずはトップをふんわりさせるひと手間から。分け目を逆に髪を流してドライヤーの熱をあてるだけで、ふんわり感が出せます。サイドは中間から巻いて程よいボリュームが出るように。巻きっぱなしにせず、巻いたあとはカールをほぐすことでこなれ感が出せます」(タダモトさん)。
。
<STEP.1>トップは分け目を逆サイドに流し、ドライヤーの熱を与えてふんわり感を
分け目から5cmほどサイドから、髪を分け目と逆サイドに流し、根元にドライヤーの熱を与える。さらに逆サイドも同様に行うことで、分け目がぱきっと分かれずにふんわりとした立ち上がりが。よりふんわり感を長時間キープさせたいなら、根元にボリュームアップスプレーを吹きかけて。
<STEP.2>サイドは中間から毛先にかけてざっくりと巻く
サイドはふんわり感を出したいので、中間から毛先を巻き込んで内巻きに。毛束を多めにとりざっくりと巻くことで、よりこなれた仕上がりに。うしろの裾は内巻きにワンカールするくらいでOK。
<STEP.3>前髪はリバース巻きに
前髪はふんわりと華やかさを出したいのでリバース巻きに。毛先から毛束を巻き込み、外側に向かってアイロンを回転させるようにして巻く。
<STEP.4>巻いたカールの丸みをほぐす
巻きっぱなしでカールがまとまったままだと改まった感じに見えてしまうので、巻き終わったら必ず、髪を手で揺らして適度に“ほぐす”ひと手間を。
<スタイリングのコツ 3か条>
- トップにレイヤーを入れボリュームを出しやすいシルエットに
- トップの根元にドライヤーの熱を与え、ペタッとしがちな分け目にふんわり感をプラス
- アイロンで巻きっぱなしにせず、カールは適度にほぐす
「スタイリング剤はふんわり感をキープするボリュームアップスプレーがおすすめです。トップは根元にスプレーしてふんわり感をキープ。全体的にはSTEP.4で髪をほぐしながらスプレーして」(タダモトさん)。
40代に似合う【ふんわりしなやか好感ミディアムボブ】ボリュームアップスタイリング術にも注目!
【10】スパイラルパーマでふんわり&すっきり外ハネボブ
\ANTYの副店長 MASAさんがレクチャー!/
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ(細→太) ★★★
- うるおい(乾→潤) ★★★★
- 白髪の量(多→少) ★★
「あご下長さのワンレングスベース。ハチ上にレイヤーを入れています。パーマはAntiOursオリジナルの“KPMパーマ”を使用。襟足は首に沿わせるように巻き、ハチ上は円錐形のロングロッドで根元付近からスパイラル巻きに。その他はボリュームが出すぎないように毛束の中間からリバース巻きにしています」(MASAさん)。
<スタイリング方法>タオルドライ&ブラッシングでふんわり感を出して!
「トップのふんわり感とパーマの質感がデザインのカギ。根元はブラッシングで立ち上げ、タオルドライをしっかり行い、パーマの“もち”をよくしましょう」(MASAさん)。
<STEP.1>タオルドライで6~7割まで乾かす
髪全体を濡らしたら、乾いたタオルで6~7割までしっかり水分をとる。
<STEP.2>ブラッシングして根元を起こす
頭皮用ブラシでオールバックにブラッシングして髪の根元を起こす。
<STEP.3>根元を中心に8割まで乾かす
ドライヤーの弱風を根元中心にあてて、8割程度まで乾かす。
<STEP.4>オイルをなじませる
重めのトリートメントオイルを全体になじませ、最後に外へ逃がすように毛先にももみこむ。
<スタイリングのコツ 3か条>
- タオルドライはしっかりする!
- トップの根元は必ず起こす
- 毛先はハネさせず、外に逃がす
「40代は毛先がハネすぎると子どもっぽくなるので、外に逃がすようにスタイリングして自然なメリハリをつくりましょう。毛先に抜け感をつくってナチュラルに仕上げて」(MASAさん)。
40代に似合う【ボブスタイル】パーマで叶えるふんわり感UP&すっきりシルエット
【11】時短スタイリングでふわっとまとまるあか抜けロブ
\GARDEN YOKOHAMA estの店長 豊田 楓さんがレクチャー!/
ミディアム代表:相原彩子さんの場合
モデルさんのHAIR CHART
- やわらかさ (柔→硬)★
- ボリューム (少→多)★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★★
- うるおい (乾→潤)★
- 白髪の量 (多→少)★★
モデルさんは、1本1本が太めでボリュームがありながらも、ペタッとして広がりやすいクセ毛。「ベースはあご下のロブ(ロングボブ)。切りっぱなしに近いスタイルですが、表面のみ少しレイヤーを入れて調整しています。ざっと乾かすだけで、広がりやすいクセ毛でも外ハネにまとまるようなスタイル。前髪はつくっていませんが、顔周りには短い毛を仕込み、ペタッとしがちな髪にふわっとした立体感を出し、フェースラインにかかる髪があることでさりげなく小顔効果も狙っています」(豊田さん)。
<スタイリング方法>根元はしっかり立ち上げて、毛先はアイロンで外ハネに
「ドライヤーで乾かすだけでまとまりは出やすいようカットしていますが、毛先はササッとアイロンで外ハネにスタイリングすると、ナチュラルでありながらも”手入している感”が演出できます」(豊田さん)。
<STEP.1>トップ&サイドは根元を立ち上げるように乾かす
ペタッとしがちな根元は、乾かすときのひと手間であか抜け感アップ。髪をかき上げるように根元を持ち上げながらドライヤーで乾かして、根元から毛を立ち上げて。
<STEP.2>毛先はアイロンで外ハネに
毛先はストレートアイロンを使って外ハネに。くるっとするのではなく、スーッと自然に外に流す程度にハネさせて抜け感をキープ。
<スタイリングのコツ 3か条>
- 切りっぱなしボブは表面のみの絶妙なレイヤーでより扱いやすく!
- 顔周りは短い毛を仕込み、ふわっとした立体感と小顔効果を狙う
- 毛先を巻くだけでなく、根元を立ち上げるひと手間で若々しい印象に
「スタイリングには柔らかめのバームを。小指のつめくらいの量をとり、両手に広げてから髪全体に内側からなじませていって。最後に指に残ったものを表面を毛に塗布して、ふわっと感を出します。ハリコシがなく乾燥しがちな大人世代の髪にはスタイリング剤はマスト。時間がない忙しい方こそ、スタイリング剤の選び方やなじませ方にもこだわって」(豊田さん)。
40代に似合う【ふわっとまとまるあか抜けロブ】クセ毛でも時短スタイリングでおしゃれに見えるスタイル
- TEXT :
- Precious.jp編集部