【目次】
【1】「大胸筋」のマッサージ
■首こり、肩こり解消!バストアップも期待できる
\このメソッドの効果とポイント/
・スマホを見ている時間が長い人は、肩が内側に入る「巻き肩」になりやすい。
・「巻き肩」は大胸筋が硬く収縮することで起こりやすくなる。
・テニスボールを使ってほぐせば、手軽に深く圧をかけることができ大胸筋が簡単に緩みやすい。
・大胸筋がほぐれると、肩が開いて正しい姿勢をキープしやすくなるし、首こり、肩こり解消、バストアップにも。
<STEP.1>うつ伏せになり、右の大胸筋にテニスボールを置く
・うつ伏せになって右の大胸筋のところにテニスボールをおきます。
<STEP.2>左膝を曲げることで、ボールに体重がかかる
・顔は左側に向けて、左膝を曲げます。
・こうすることで、右の大胸筋に置いたボールに圧がかかりやすくなりますよ。
<STEP.3>手首を回旋させる
・次に、Step2の体勢で手のひらを表裏と動かして、まるでお遊戯の「きらきら星」のように、手首を回旋させましょう。これを30秒行います。
・そして、テニスボールの位置を変えて同様に行っていきましょう。
・テニスボールを置く位置は丸印の位置を目安に。大胸筋の上側、真ん中、下側とまんべんなくほぐせます。
村木宏衣さん指南|「スマホ巻き肩」に要注意!テニスボールを使った「大胸筋ほぐし」で首こり解消
【2】「腕」のマッサージ
■実は身体全体の不調につながる腕のコリをケア
\このメソッドの効果とポイント/
・パソコン作業やスマホ操作は腕の筋肉が緊張しっぱなしになり、こりにつながる。
・「腕のこり」は、肩こり、背中のハリなど、実は身体全体の不調につながることも。
・自分の手で腕を揉むよりもテニスボールを活用すると簡単に深いところまでほぐせる。
・片腕3カ所の計6カ所に当てて、腕全体を満遍なくほぐすとスッキリする。
<STEP.1>仰向けになり、腕の下にテニスボールをおき、押さえつける
・腕は肩の高さまであげるのがポイント。軽く肘を曲げた状態で、テニスボールをグッと押さえつけます。
・これが基本姿勢。
<STEP.2>肘から下の腕をぐるぐると回す
・Step1の状態で、肘から下の腕をぐるぐると外回しします。
・これを5回繰り返して、次に内回しを5回行いましょう。
<STEP.3>テニスボールの位置を変えて、計6カ所にあてる
・テニスボールを置く場所は、写真の丸の位置の計6カ所。1カ所につき内回し、外回しを各5回ずつ行って。
村木宏衣さん指南|テニスボールで「腕こり」解消!肩も背中もラクになる腕回しメソッド
【3】「背中」のマッサージ
■姿勢が良くなり、たるみ&むくみ解消に。睡眠の質も向上!
\このメソッドの効果とポイント/
・長時間のデスクワーク、運動不足、ストレス過多で、肩甲骨周りはガチガチに。
・肩こりや痛みが生じるだけでなく、睡眠の質が下がる、姿勢が悪くなる原因に。
・テニスボールを使えば、簡単に肩甲骨周りをほぐすことができる。
・肩甲骨周りをほぐすと、睡眠の質が向上、姿勢が良くなる、たるみ&むくみ解消に。
<STEP.1>あおむけになり、肩甲骨の周りにテニスボールを置く
・膝を立ててあおむけに寝た状態で、肩甲骨の脇にテニスボールをおき、腕をまっすぐに上げて肘を伸ばす。
・これが基本姿勢。
・腕をまっすぐに伸ばした後、もう1㎝上に上げるようにさらに腕を伸ばしましょう。効果がアップしますよ。
<STEP.2>肘を引いて肩甲骨周りに深く刺激をあたえる
・Step1の状態から肘を下に引き、肩甲骨周りの深部に刺激を与えてほぐします。
・この上げ下げを1カ所につき5回行います。そして、テニスボールの位置をずらしながら、左右の4カ所をほぐしていきます。
・ほぐすのは丸印の位置。肩甲骨の周りをしっかりとほぐすことで、背中の筋肉、僧帽筋が緩み、肩こり、首こり解消につながります。
初出:眠りの質が高まる!テニスボールで「背中のコリ」がすっきり解消するワザがすごい
【4】「腸」のマッサージ
■凝り固まった腹部=腸をほぐして、代謝を上げる!
\このメソッドの効果とポイント/
・硬さも大きさも最適!凝り固まった腹部はテニスボールでマッサージがベスト。
・腹部にはリンパが集中。ほぐせば代謝が上がり腹部の冷え解消に。
・腸も筋肉。圧をかけてほぐすと活発に動きだし、便秘解消にも。
・短時間でしっかりとほぐすためには、膝の曲げ伸ばしや足の回転をすることが大事。
<STEP.1>初めに圧をかける位置の確認を
・うつ伏せになり、床とお腹の間にテニスボールを挟み、圧をかけてほぐしていくマッサージなのですが、まずどの位置を刺激するのか、確認しておきましょう。
・おへそを中心として直径約15㎝の範囲の写真の●の位置にテニスボールを当てて圧をかけます。
・その際、肋骨に当たらないように要注意。肋骨は繊細のなのでひびが入る危険性も!
・左側の肋骨よりも下側に2か所、左側の骨盤の腸骨(腰骨)沿いの上側に2か所。
・右側も同様に行い、計8か所に圧をかけていきます。
<STEP.2>テニスボールを当てて膝を曲げ伸ばしする
・うつ伏せになり、テニスボールをStep1の写真の●の位置に当てて、自分の体重で圧をかけます。
・1か所に当てるごとに膝の曲げ伸ばしを10回繰り返すこと。
・左側を行っているときは左足の膝を、右側を行っているときは右足の膝を曲げ伸ばしして。
・ただ当てているだけよりも、深く刺激をすることができて効果的。
・もし痛い場合は膝を伸ばしたままで10秒深呼吸をするだけでもいいでしょう。
<STEP.3>膝を曲げた状態で足の指先で円を描くように動かす
・次は1か所に当てるごとに、膝を曲げたまま、足の指先で円を描くように回し動かす。
・1か所につき、内回し3回、外回し3回。これによってテニスボールの圧の角度がStep2のときと変わるので、あらゆる方向から腸に刺激を与え、しっかりとほぐれることに。
・自分の体重を使った圧なので、必要以上に負荷がかかり過ぎないのもこのマッサージのいいところ。これもStep2と同様に、左側を行っているときは左足で、右側を行っているときは右足を使うこと。
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【5】「お尻」のマッサージ
■腰痛改善に加え、冷え、むくみを解消!
\このメソッドの効果とポイント/
・骨盤が歪んでいると姿勢が悪くなり、腰痛やお尻のコリ、冷えやむくみを引き起こす。
・「骨盤底筋」という、骨盤を支える筋肉が硬くなることが原因のひとつ。
・テニスボ―ルで坐骨まわりの筋肉をほぐすことで「骨盤底筋」をゆるめることが可能。
・このメソッドで姿勢や腰痛改善に加え、冷え、むくみなど女性特有の悩みの解決にも効果的。
<STEP.1>坐骨の位置を確認
・坐骨とは、仙骨、尾骨とともに骨盤を形成していて、座った時に椅子に接する部分のことを指します。
・坐骨の模型で解説すると、丸印の部分です。
・丸印のところが坐骨。内側と外側の計4か所をほぐしていきます。
<STEP.2>椅子の座面に坐骨が当たるよう骨盤を立てて座る
・座った姿勢がキープできるよう腕で支えながら、椅子の座面に坐骨が当たるよう骨盤を立てて座ります。
・これが基本姿勢。
<STEP.3>坐骨の外側のキワにテニスボール入れ、足を上げ下げする
・右側坐骨の外側のキワにテニスボール入れ、Step2の姿勢のまま、右足を浮かせ、上げ下げを10回行います。
・そして、右側坐骨の内側のキワ、左側坐骨の外側のキワ、左側坐骨の内側のキワも、同様に行いましょう。
村木宏衣さん指南|たった40秒で腰痛、お尻のコリに効く!テニスボールで骨盤底筋をほぐすワザ
【6】「脚」のマッサージ
■むくみも疲れもスッキリ解消する美脚メソッド
\このメソッドの効果とポイント/
・座りっぱなしの時間が長い人も立ち仕事の人も、どちらも脚への負担が大きくむくみやすい。
・「太ももの前側の筋肉=大腿四頭筋」が硬くなることで、血液とリンパの流れが悪くなりむくみが起こる。
・大腿四頭筋が硬く縮んでしまうと、骨盤の歪みにつながり腰痛を引き起こすことも。
・テニスボールを使うこのメソッドなら、ラクに大腿四頭筋をほぐせてむくみ解消効果絶大。
<STEP.1>うつ伏せになり、テニスボールを前太ももに当てる
・このメソッドは、テニスボールで筋肉に対して垂直に圧をかけてほぐすのが目的。
・うつ伏せになり、テニスボールを前太ももに当てて、印の4カ所をマッサージしていきます。
・ボールが横に逃げないように、しっかりと押さえ込みましょう。
<STEP.2>Step1の体勢のまま、膝を曲げ伸ばしする
・Step1の体勢のまま、膝の曲げ伸ばしを1カ所につき10回行いましょう。
・これをStep1の丸印の計4カ所を行って。反対側の脚も同様に行いましょう。
<STEP.3>Step1の体勢のまま、膝下で円を描く動作を
・つま先で円を描くように、膝下をぐるっとまわします。これを10回。
・同様にStep1の丸印の計4カ所を行って。反対側の脚も同様に行いましょう。
テニスボール1個でむくみも疲れもスッキリ。寝ながらできる美脚メソッドとは?
- TEXT :
- Precious.jp編集部