【目次】
そもそも顔がざらつく原因は?
■毛穴が詰まる
「角栓とはたんぱく質と皮脂が混ざり合い硬くなり毛穴を塞ぎます。放置しておくとざらつきの原因になるし肌の代謝もダウン。上質なコスメを使っても浸透しにくくなりますが、この問題は加齢肌こそ実は深刻。大人肌にはダメージを与えずにリセットできる機能的な洗浄コスメを。特にデリケートに傾きやすい人は、皮脂が出やすい額や鼻部分だけに使用するといいですよ」(ビューティ エディター 國藤 直子さん)。
すぐスタート“美肌再生計画”|まずは【洗浄コスメ】で毛穴の大掃除から!
■古い角質が溜まる
お手入れをちょっとサボるとすぐに溜まってしまうのが古い角質。その集積は、物理的なザラつきだけではなく、スキンケアのなじみも妨げます。そして、同じように蓄積されていく毛穴の黒ずみや皮脂汚れは、見た目がよくないのはもちろん、肌トラブルの原因に。
【THREE】角質ケアしながらメイクオフ「バランシング クレンジング バーム」が登場
■間違ったスキンケア
「摩擦レス美容がプチブームとなりましたが、“摩擦レス”を取り違えて丁寧なケアを怠り、毛穴の詰まりや、ざらつきに悩む方が増えていると聞きます。摩擦が悪なのではなく、顔の構造を無視して闇雲に刺激を与えることが良くないのであって、正しいマッサージは年齢とともに鈍っている肌に必要と考えます。
いつものスキンケアタイムに、サイエンスコスメの力を存分に発揮できるように正しいマッサージで顔の筋トレをプラスして、肌が活性化させてあげましょう。手順や詳細は各ブランドのホームページなどでも紹介されています。より高みを目指すために、ぜひ取り入れて見てください」(美容ジャーナリスト 安倍佐和子さん)。
美容ジャーナリスト・安倍佐和子さんの【正しい顔マッサージ】!生き生きとした表情をつくる顔の筋トレとおすすめコスメ
顔のざらつきを取る方法
■角層を整える角質ケアを行う
潤いが失われがちな大人の肌には、与えた潤いをしっかりとキープできるよう、肌の基礎力を育てるアプローチも重要になってきます。というのも、潤い力が弱いと、いくら保湿をしても、水分が蒸発してしまい、すぐに乾燥してしまう、負の乾燥スパイラルに陥ってしまうからです。それではどうしたら良いかというと、潤い力=肌のバリア力を育てるためのケアが大切になってきます。それが、肌の一番表面にある角層を整える『角質ケア』です。
角層には肌の保湿を担う3大要素が存在。中でも、角質細胞の隙間で水分を抱え込み、肌を健やかに保つ『細胞間脂質(セラミドなど)』と、角質細胞内部の保湿成分である『天然保湿因子(NMF)』の2つの成分が潤い力=バリア力に大きく関与しています。これらの潤い物質は、ターンオーバーの過程で作られていて、角層が整うと、良質な潤い物質が十分に産生されるため、バリア機能も高まり、潤い力もアップするというわけです。これらの潤い物質は、ターンオーバーの過程で作られていて、角層が整うと、良質な潤い物質が十分に産生されるため、バリア機能も高まり、潤い力もアップするというわけです。
ターンオーバーも整うので、古い角質も剥がれ落ち、くすみやごわつきなども解消。なめらかで透明感溢れるツヤ肌も手に入ります。ピーリンクなどの角質ケアは肌に刺激を与え、潤いを奪い、乾燥を招くといった誤った認識をされている方も多いのですが、美容医療の分野では、ピーリングを行うと肌の水分量がアップするという確かなデータもあり、その効果はすでに実証されています。もちろん、やりすぎは良くありませんが、期間や回数などを守って行えば、モチっとしたツヤツヤの肌が手に入ります。大人の肌には、冬だけでなく、肌の水分量を上げるためにも、定期的な角質ケアが有効です」(皮膚科専門医 慶田朋子さん)。
皮膚科専門医が解説! 乾きがちな大人の肌こそ「角質ケア」が必要な理由
「肌への摩擦はご法度ですが、年齢とともにターンオーバーが遅くなるので、代謝を上げるため、角質ケアは大人肌にも必要です。最近では、昔のゴマージュやスクラブとは違う刺激の強くない、大人肌でも使いやすい、優しいタイプが出てきているので、そういったものを用い、月に1度を目安に取り入れてみてください。ただ全顔行うのではなく、ごわつきやザラつきの気になる部分だけ、穏やかに行って」(内科、皮膚科医 友利 新さん)。
それって正解? 肌断食、ゴマージュ、日焼け止め…今気をつけたいスキンケア方法3選
■ざらつきやくすみをオフする洗顔方法
「ホルモンバランスが変化する40代以降の女性の肌は、ターンオーバーが乱れ、乾燥やカサつき、くすみなどの悩みが現れやすくなります。異なる3か国の洗顔メソッドを肌の状態に合わせて取り入れることで、肌に潤いやハリ、透明感を取り戻すことができるはずです。ターンオーバーが乱れ、ざらつきやくすみが気になる40代以降の女性は、週に1〜2回角質オフ洗顔を取り入れることで、肌の調子が上向きになります」(銀座ケイスキンクリニック 慶田朋子さん)。
加齢によりターンオーバーが乱れると、不要な角質が肌にたまり、くすみやざらつきなどの原因に。拭き取りローションやゴマージュ、酵素洗顔を投入して定期的な角質除去を行うのが有効です。肌へのよけいな負担を軽減するために、ざらつきや毛穴詰まりが気になる部分だけにポイント使いを。物理的に落とそうとすると摩擦を与えてしまうので、、洗顔料の力で溶かすよう、ゆっくり丁寧になじませて。


1.ローションタイプはゆっくり滑らせる
中指と薬指の腹に置いたコットンをローションでひたひたにしてから肌へ。擦らないよう、内から外に向けてゆっくりとコットンを動かして。
2.ゴマージュはポイント使いを
ゴマージュや酵素洗顔は、毛穴詰まりやざらつきが気になる部分だけに使用して。力を入れずに表面をなでるようになじませるのがコツ。
韓流スターのような “毛穴レスな光沢肌” を目指すなら! シャネル、ディオールなど…【韓国式角質オフ洗顔】BEST5
■化粧水を角質オフ効果のあるものに
ざらつきは、乾燥やターンオーバーの乱れなどが原因で引き起こされやすくなります。長く同じスキンケアをお使いとのことですが、ざらつきが気になるときは、化粧水だけ角質オフ効果のあるものに置き換えてみてください。
角質オフをしたあとは、肌が敏感になることもあるので、ベースメイクは肌に負担がかからないように、擦らずのせていくことが大切。ポンポンと優しくスタンプ塗りするだけで、肌にフィットするクッションファンデが最適です。

「ざらついてファンデのノリが悪い…」そんなときの対処法とおすすめファンデ
顔のざらつきを取るおすすめのアイテム
■THREE「バランシング クレンジング バーム」

メイク汚れをオフすると同時に、古い角質や毛穴の汚れもすっきりと洗い上げます。やわらかなバターのようにとろけるテクスチャーで、肌の上になじませればするりとオイル状へと変化。ゆるゆるとほどける心地よさと精油の香りが肌と心をリラックスさせていきます。
美容ジャーナリスト・安倍佐和子さんの【正しい顔マッサージ】!生き生きとした表情をつくる顔の筋トレとおすすめコスメ
■シャネル「LL プロ リテクスチャライジング ピール」

プロによるフェース ピーリングから着想を受けて誕生。付属のブラシでジェルを塗り広げて使用。高濃度に配合されたAHAが小ジワを含めた肌表面のトラブルをなめらかに整え、グリコール酸とクエン酸が穏やかに角質をオフ。高い効果を誇りながら使用感はマイルド。肌の曇りを取り去り、気品に満ちた艶やかな肌へ。
韓流スターのような “毛穴レスな光沢肌” を目指すなら! シャネル、ディオールなど…【韓国式角質オフ洗顔】BEST5
■アルビオン「薬用スキンコンディショナー エッセンシャルN」

誰もが認める化粧水の名品は清々しいテクスチャーで肌を気持ちよくクールダウンさせながらスピーディに保湿する。ハトムギのエキスが肌のざらつきも一掃。
大人世代は化粧水を “W使い” して潤み肌に!【スキンケアの強化&見直しレッスン】
■DIOR「カプチュール トータル レチショット」

肌の再生を促進し肌質を整えることで、毛穴やざらつきのない、なめらかでくすみのない均一な美しい肌を目指します。
【DIOR】カプチュール トータルから純粋レチノール夜用美容液『カプチュール トータル レチショット』が誕生
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部