【目次】

40代のきれいな人の共通点


■ヘアスタイルやメイク、服装が整っている

戸田 久実さん
研修講師
(とだ くみ)大学卒業後、民間企業にて営業、社長秘書として勤務。研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師として活躍する。対象は新入社員から管理職まで幅広く、相互信頼をベースにした「伝わるコミュニケーション」をテーマに「アンガーマネジメント」「アサーティブコミュニケーション」「クレーム対応」「プレゼンテーション」「インストラクター養成」「女性リーダー研修」など多岐にわたる研修や講演を実施。講師歴は26年。登壇数は3000を超え、指導人数は10万人に及ぶ。
全身くまなくチェックすることが重要
全身くまなくチェックすることが重要

人前に出るとき、人は鏡の前でヘアスタイルやメイクを直し、トップスを整えるもの。しかし、ちょっと待ってください。そのチェックは全身まで行き届いていますか? 他人の目線はあなたの正面ばかりではなく、後姿や横のライン、足元や頭のてっぺんまでチェックする可能性があります。「つま先から、頭のてっぺんまでチェック。自分からは見づらいのですが、足元は意外に相手の目に入るものです。汚れはもちろん、靴のかかと、つま先まですり減っていないか?を、自分の目で確かめてください。

髪のカラーリングをしている場合は、頭の上を鏡で映し、根元に染めていない部分が出てしまっていないかもこまめに確認しましょう。洋服は、ほつれ、シミ、シワ、毛玉、などはないかはもちろん、着たときに全体のラインがどう見えるか、後ろや横からも、360度の視点でチェックしてみます。これは洋服を買うときから気をつけたいポイントです。いくらお気に入りの服でも、身体にフィットしていないと素敵に見えません」(戸田さん)

また、着ているものが体にフィットしていておかしなところがないか?だけでなく、着ているものがこれから向かう相手先にふさわしい服装かどうかを確認することも、大切です。

訪問先の企業が華美な服装やネイルなどが禁止、という場合であれば、訪問する側も配慮する必要があります。特に相手が女性の場合は、アウェイの状況をつくってしまう恐れもあるので、身だしなみには配慮しなければいけません。出かける際には、ドレスコードにも配慮しながら、全身を360度チェックする習慣を持ちましょう。そうすれば、あなた自身も自信を持って人前に出ることができます。

本当に美しい人はココが違う!品格が下がるのでやめた方がいい「NG習慣」6選

■知的な雰囲気を纏っている

齋藤 孝さん 
明治大学文学部教授
(さいとう たかし)1960年生まれ。東京大学法学部卒業。専攻は教育学、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『子どもの日本語力をきたえる』(文藝春秋)、「これでカンペキ!マンガでおぼえる」シリーズ(岩崎書店)など多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導も行っている。

みなさんは普段、自分がどんな日本語を使っているのか意識していますか?

言葉は、相手によって、また場面によって、それぞれ適したかたちで使い分けるもの。ひとつのことを伝えるのにも、いろんな言い方ができると「よく言葉を知っている、知的な人」と一目置かれることになります。

信頼感が劇的アップ!使うと相手に賢い人だと思われる「品格のある知的な日本語」5選

■姿勢が美しい

PROFILE
ワタナベ薫さん
1967年5月30日生まれ。株式会社WJプロダクツ代表取締役。美容、健康、メンタル、自己啓発、成功哲学など、女性が内外面からキレイになる方法を、独自の目線で分析して配信しているカリスマメンタルコーチ。
背筋を伸ばしてみよう
背筋を伸ばしてみよう

思考のコツだけではなく、品格を感じさせる立ち居振る舞いもまた重要なポイントです。なかでも、胸を美しい姿勢は輝く気品を演出してくれます。「パソコン仕事や歩き方の癖で、猫背になっている人も多いかもしれません。そうした習慣を変えるには、急がば回れでとにかく反復練習が必要です。たとえば、部屋の目立つ場所に『姿勢』と書いた紙を貼っておけば、意識する機会を増やすことができます。また、隙を見つけて、壁に頭から踵をつけて3分間と時間を決めて、正しい姿勢を作ってみることも有効かもしれません」。

また、正しい姿勢は品格を手に入れるうえでは欠かせないもの。そのため、プロに一度習うこともおすすめだそう。「メイクやブランドとかにお金をかける人が多いですが、どんなに装っても姿勢が悪ければ台なしです。美姿勢は一生ものなので、プロに学んでみるのも手です。姿勢がよくなれば、自信もみなぎってくるはずです」。

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40代がきれいになるために意識したいこと【5選】


【1】腹八分のバランスの良い食事

飛田砂織さん
「クリニックシュアー銀座」院長/医学博士
(とびた さおり)美容皮膚科・美容内科を中心に、健やかに美しくなる最新のアンチエイジング医学を実践している。また、救急医としての経験から、局所的な悩みに対しても全身の状態やバランスをみながら安全で効率のよい治療情報を発信。美しく、若々しく、充実した健康な人生を歩むためのライフスタイルを提案している。

まずは、食事内容の総エネルギー量が多くならないように気をつけたいもの。活動量の少ない成人女性の目安は、1400〜2000kcalです。また、脂肪や炭水化物、塩分の摂りすぎに注意することで、高血圧、メタボリックシンドローム、肥満を未然に防ぐことができます。また、高齢になって炭水化物を摂りすぎると、余った糖が体内のさまざまな細胞にくっつき、細胞の糖化を起こします。これが健康寿命にあまりよくない作用をもたらすとされています。タンパク質やビタミン、ミネラルなどを十分に摂り、炭水化物や脂肪の摂取を少なめにした腹八分目の量の食事が、アンチエイジング効果のある食事といえます。

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【2】適度な運動をする

武田 淳也先生
「整形外科 スポーツ・栄養クリニックⓇ」理事長
(たけだ じゅんや)アメリカへのスポーツ医学留学時に、医療現場で活用されているピラティスと出合い、日本で初めて医療としてピラティスを取り入れたクリニックを開業。「姿勢とカラダの使い方不全」が絡む疾患に、動きからアプローチ。ピラティスに関する著書多数。
 

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血行促進や新陳代謝を高める効果があるので、美肌効果があるといえます。筋トレなどの無酸素運動に比べると少ないですが、有酸素運動でも美肌作用をもたらす成長ホルモンが分泌されます。体重あたりの筋肉量が多いほど、シミやシワが少ないというデータも。

姿勢・呼吸・適度な運動…ゆるく、心地よく、心身のバランスを整えるボディメンテナンス3つ

【3】ストレスを溜めない

戸田 久実さん
研修講師
(とだ くみ)大学卒業後、民間企業にて営業、社長秘書として勤務。研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師として活躍する。対象は新入社員から管理職まで幅広く、相互信頼をベースにした「伝わるコミュニケーション」をテーマに「アンガーマネジメント」「アサーティブコミュニケーション」「クレーム対応」「プレゼンテーション」「インストラクター養成」「女性リーダー研修」など多岐にわたる研修や講演を実施。講師歴は26年。登壇数は3000を超え、指導人数は10万人に及ぶ。
余計なストレスをためないように
余計なストレスをためないように

うまくいかないことは、なぜか重なるもの。「新規提案が通らない」「顧客からのクレームが続く」「体調を崩す」など、忙しい日々の中でいくつかの悪い要素が重なると「私のやり方が悪かったのだろうか」「私が何か悪いことをしたのだろうか」と悩んでしまう人がいるものです。しかしこれは、大きな間違い。悪い事象にばかり目を向けたために、余計なストレスがたまり、前向きに物事を捉えられなくなっているのです。そのために注意が散漫になり、新たなミスを生むということも…。

「もちろん、自分に明らかに非があるなら別ですが、そうでないなら、うまくいかないことが立て続けに起こっても気にしない。というのも、逆にラッキーな出来事が続いたからといって、そこで原因を深く考えたりはしませんよね。これと同じことです。そうは言っても、実際は、そんなふうに上手に切り替えられないときもあるでしょう。そんなときは、逆にうまくいっていること、いいことに目を向けてみましょう。小さな成功体験、ラッキーだと感じたことに目を向けてみるのです。それを書き留めておくのも効果的です。

そうすると、うまくいかないことばかりでなく、いいことも起きているのだと実感できますよ。もちろん、無理にうまくいかないことから目をそらす必要もありません。失敗も後々の自分に必要な経験だと思うと、また違った感じ方もできるのではないでしょうか?」(戸田さん)。大切なのは、トラブルを解決し、失敗を今後のために生かすこと。過ぎたことをうじうじ悩まず、同じことを繰り返さないためにできることはないのか、再発防止策を考えておきましょう。トラブルをひとつ解決することで、あなたの経験値は上がっていくのです。

本当に美しい人はココが違う!品格が下がるのでやめた方がいい「NG習慣」6選

【4】自分を磨き続ける

朝倉千恵子さん
株式会社新規開拓 代表取締役社長
(あさくら ちえこ)働く女性の地位向上と真の自立支援を目指した、女性のための仕事塾TSL「トップセールスレディ育成塾」を主宰。どんな業種業界でも必要な働く女性の「心・技・体」を習得し、自分の中にブレない軸を作ることを目指します。近著に、「仕事も人生もうまくいっている女性の考え方」(あさ出版)などがある。
美は一日にしてならず
美は一日にしてならず

「美しくない女性はいない、怠惰な女性がいるだけです」。これは世界的な化粧品ブランドの創業者である、ヘレナ・ルビンスタイン氏の言葉です。この言葉ほど、女性を表すものとして的を射ていると思ったものはありません。大人の女性の美しさとは、顔の造作でもスタイルでもなく、全体が醸し出すものです。その人がもつ「美意識」の表れともいえるでしょう。

体に気を使い、健康的な食生活や適度な運動を心がけているのか、ゴロゴロ寝っ転がって食べ物ばかり食べているような生活をしているのか、そんなことも見た目には表れてきます。美しくあり続けるためには、規則正しい生活を心がける、バランスのよい食事をとる、適度な運動を心がける、保湿する…などの積み重ねをしていくことです。努力は無駄になることはありません。美は一日にしてならず。日々、自分に磨きをかけて、美しさを増やしていきましょう。

忘れてはいけないのは、内面の美しさも見た目に表れるということ。私が内面を磨くうえで大切にしているのは、「本物に触れる」ことです。美しい写真や絵、景色、トップモデルの姿を見たり、高級ホテルのラウンジやバーでお茶を飲んだり、ラグジュアリーなお店でスタッフの方の接客に触れたりすることーーなどを、美意識を磨くために実践しています。

姿勢・呼吸・適度な運動…ゆるく、心地よく、心身のバランスを整えるボディメンテナンス3つ

【5】美しい所作を心掛ける

マダム由美子
エレガンシスト
(まだむ ゆみこ)社団法人日本ハイヒール協会理事長、ハイヒール研究家、中世西洋文化研究家。6才よりクラシックバレエをはじめ、ジャズダンス、アルゼンチンタンゴを習得。ライフテーマは、西洋のクラシックでエレガントな文化・芸術(バレエや香水、ファッションなど)から受け継がれる、女性本来の美しさの追究と新しいエレガンスの創造。外見・内面・ライフスタイルなどの幅広い分野で、中世西洋のエレガントな「美しさ」を 見つめ直し、現代の日本でも違和感のない形で取り入れ、 各メディアで「美しい生活」の提案を行っている。

仕事に集中するあまり、所作や姿勢がおろそかになっている、ということはありませんか? 忙しいと、そこまで気にしていられない、というのが本音かもしれません。しかし、意外に人からはちょっとした仕草を見られているものです。それで、うっかり自分の印象を下げてしまう可能性も…。具体的には、どんな動きが品がないと思われやすいのでしょうか? 本記事では、日常のさまざまな分野でエレガンスを追究・実践する“エレガンシスト”のマダム由美子さんから、仕事中にやってしまいがちだけれど、上品に見えない8つの所作と、上品に見えるために気をつけるべきポイントを教えていただきました。

マダム由美子さんによると、仕事中も品のある所作をするためには「鼻呼吸を意識するといい」とのこと。実はこれが、美しい所作の最大原則なのだそうです。普段あまり意識していないかもしれませんが、意外と人は鼻呼吸ができていません。そのため、口からため息のような息を吐いている人が少なくないのだそうです。ただ鼻呼吸を意識するだけで、落ち着いて行動することができるようになってゆきます。また、美しい所作のために手、上半身、下半身、それぞれの基本形があるとのこと。手の基本形はまず、手を開いて、親指と中指を常にピンと伸ばし、人差し指はアクセサリーのように少し離す。

同じく上半身の基本形は、首・胸元・脇の3点を縮こめないこと。首の下にリンゴが1個入っているような気持ちで胸元を開き、脇にもリンゴ1個を意識すると、美しく見えるそう。そして下半身の基本形は腰・膝・足首の3点を伸ばすこと。立っていても座っていても、美しい姿勢はとても大事だということです。

仕事中にやりがちだだけれど「上品に見えない」8つの所作|背中を丸める、足が開いている、大きな音を出して歩くなど

この記事の執筆者
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