【目次】

「顔の余白」を埋める、小顔に見せるハイライトの入れ方


■年齢とともに「顔の余白」ができるという事実が!

ふと客観的に見る写真や動画で、なんか顔が大きくなった気がする…なんて感じることはありませんか? 年齢とともに、顔筋の衰えや肌のたるみなどによって、顔はどうしても四角くのっぺりと間延びしてくるもの。でも、顔にできるそんな「余白」はメイクで埋めることができるのです。7歳若返って見えるテクニックをご紹介します。大人の世代ともなると、フェイスラインのもたつきやほうれい線などの形状変化が気になるものですが、もう少し引いて顔全体を見てみると、実は顔が四角く大きくなっているのです。

■のっぺりとした顔を立体的に見せるのがコツ

正面から見比べると・・・
正面から見比べると・・・
横顔を見比べると・・・
横顔を見比べると・・・

年齢とともに頬骨の位置が下がり、輪郭も曖昧になってくる顔。なんの意図もせず、若いころのベースメイクをしていると、のっぺりとした印象が拭えず、余白がそのままの顔に。そこで、ぜひ意識してほしいのが艶や光感をプラスして、顔を立体的に見えるようにベースメイクを施すこと。頬骨や眉間、鼻筋など、本来、高いところはしっかり高く見せるだけで、仕上がりの印象はまったく変わってきます。それは練りタイプのハイライトをプラスすることで手軽にかないます。

また、ファンデーションを均一に全顔に塗らないのもポイントに。塗る部分と塗らない部分をつくると、自然なシェーディング効果が得られ、より立体的で余白が埋まったベースが完成します。

【顔の余白を埋める艶ハイライト&メイクプロセス】

左から/みずみずしい水のような艶と明るさを演出できるスティック型のハイライト。モデル使用色。カネボウ化粧品 ルナソル ラディアントスティック ¥3,300、自然で上品な艶感がオンできる、大人肌にぴったりのスティック型フェースカラー。一瞬で艶やかに。シャネル ボーム エサンシエル スカルプティング ¥6,600
左から/みずみずしい水のような艶と明るさを演出できるスティック型のハイライト。モデル使用色。カネボウ化粧品 ルナソル ラディアントスティック ¥3,300、自然で上品な艶感がオンできる、大人肌にぴったりのスティック型フェイスカラー。一瞬で艶やかに。シャネル ボーム エサンシエル スカルプティング ¥6,600
<STEP.1>ファンデーションは、全顔に塗らないのが鉄則!
肌の色と同じファンデーションを選び、頬骨の下あたりからエラの部分は塗らず、ほかの部分は通常どおりに塗っていく。これだけでシェーディングカラーをのせるよりも簡単に余白が埋まる。
肌の色と同じファンデーションを選び、頬骨の下あたりからエラの部分は塗らず、ほかの部分は通常どおりに塗っていく。これだけでシェーディングカラーをのせるよりも簡単に余白が埋まる。
<STEP.2>ハイライトを上品に入れるには、面積を小さく
練りタイプのハイライトを薬指にとり、眉間、鼻筋の上から1/3まで、目頭の脇、頬骨の高いところより内側に斜めに、あご先にそれぞれおく。目頭の脇以外は、その場でトントンとなじませる。
練りタイプのハイライトを薬指にとり、眉間、鼻筋の上から1/3まで、目頭の脇、頬骨の高いところより内側に斜めに、あご先にそれぞれおく。目頭の脇以外は、その場でトントンとなじませる。
目頭の脇においたハイライトは、指でまぶたにのばすようにしてなじませる。黒目上の手前までで止めるのが上品に魅せるポイント。
目頭の脇においたハイライトは、指でまぶたにのばすようにしてなじませる。黒目上の手前までで止めるのが上品に魅せるポイント。
<STEP.3>フェイスラインのスマホゾーンにパウダーをオン
ファンデーションを塗っていない頬骨の下、エラの部分(スマホゾーン)から額まで、フェースラインをぐるっと1周するようにフェースパウダーをパフで滑らせるようにしてのせる。
ファンデーションを塗っていない頬骨の下、エラの部分(スマホゾーン)から額まで、フェイスラインをぐるっと1周するようにフェイスパウダーをパフで滑らせるようにしてのせる。

7歳若返る!「顔の余白」を埋めて、キュキュッと小顔になるベースメイク

「メリハリ」を効かせて小顔をつくる、ハイライトの入れ方


長井かおりさん
ヘア&メイクアップアーティスト
多くの女優やモデルからの指名を受ける人気ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌や広告など第一線で活躍する傍ら、メイクレッスン講師としても活躍。ひとりひとりの個性や魅力を引き出す、上品なメイクテクニックにファン多数。Precious.jpでは、大人のリアルな肌や骨格の悩みをメイクだけで見事解決。

■ナチュラルな「コントゥアリングメイク」でメリハリ小顔に

顔の下半分のがなんとなくもたついて見えるセルフメイクから、フェースラインが引き締まったメリハリ長井メイクへ。
顔の下半分のがなんとなくもたついて見えるセルフメイクから、フェイスラインが引き締まったメリハリ長井メイクへ。

「コントゥアリング…と聞くと、難しそう、手間がかかりそう…と思う方も多いと思いますが、大人のコントゥアリングはナチュラルであるべきなので、プロセスもとてもシンプルです。おすすめは『THREE』のシマリング グローデュオ。ウォームカラーとハイライトカラーの2色パレットなのですが、ウォームカラーチークをシェーディングとして頰下に、ハイライトを目の下に入れるだけで、自然にフェイスラインを引き締め、顔にメリハリをもたらしてくれます」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)。

【メリハリ小顔をつくるアイテム&メイクプロセス】

チークベースとしても使用できるウォームカラーと、淡いシャンパンカラーのハイライトカラーを1パレットに。クリーミーなテクスチャーから肌にのび広がるとパウダリーな質感に変化。光を味方につけたみずみずしい肌感に仕上がります。THREE シマリング グローデュオ 02 ¥4,950
チークベースとしても使用できるウォームカラーと、淡いシャンパンカラーのハイライトカラーを1パレットに。クリーミーなテクスチャーから肌にのび広がるとパウダリーな質感に変化。光を味方につけたみずみずしい肌感に仕上がります。THREE シマリング グローデュオ 02 ¥4,950
<STEP.1>頬骨下にシェーディングを

・パレット(THREE)の左のチークベースを指にとり、耳前の頬骨の下から斜めにラインを入れます。
・ラインを真下に伸ばしなじませます。
・この2ステップでフェイスラインをナチュラルに引き締めることができるのです。

耳前に口を開閉したときに動く骨を拠点に、骨の下のくぼみに沿って斜めにラインを入れると◎。
耳前に口を開閉したときに動く骨を拠点に、骨の下のくぼみに沿って斜めにラインを入れると◎。
ラインが完全に肌になじむまで、下向きに指を動かします。
ラインが完全に肌になじむまで、下向きに指を動かします。
<STEP.2>目の下から斜めにハイライトを

・パレット右のハイライトを指にとり、目の下に置き、こめかみに向けて斜め上に指を滑らせます。
・目元の立体感とハリ感がグッとアップします。
・光が集まり、シミやしわなどが目立たなくなり、目元がリフトアップして見える効果も!

目尻下の少しくぼんだ部分を拠点にします。
目尻下の少しくぼんだ部分を拠点にします。
そのまま目元を引き上げるようにこめかみに向けて指を滑らせます。
そのまま目元を引き上げるようにこめかみに向けて指を滑らせます。

キュッと引き締まったメリハリ小顔の完成

コントゥアリングによって、フェースラインのもたつきを感じさせない立体感のある小顔に。
コントゥアリングによって、フェイスラインのもたつきを感じさせない立体感のある小顔に。

メリハリ小顔を目ざすなら「THREE」のあの名品でコントゥアリングメイクを

「洗練」された引き締め顔をつくる、ハイライトの入れ方


小田切ヒロさん
ヘア&メイクアップアーティスト
ラ・ドンナ所属。確かなメイクアップテクニックと豊富な美容知識をベースに、独特かつ卓越したセンスを生かして幅広いジャンルで活躍中。

■ハイライト&ローライトの「ストライプ塗り」で全方位小顔に

引き締まった顔立ちで、どこから見られても小顔美人に!
引き締まった顔立ちで、どこから見られても小顔美人に!

「顔立ちをすっきりと、全体の印象もお洒落に洗練させるとっておきの方法があります。

それはハイ&ローライトを使った「ストライプ塗り」。その名のとおり、顔の凹凸に合わせてハイライトとローライトを顔に入れます。ただそれだけで、フェイスラインがシュッと、鼻筋もスッと綺麗に見えて小顔印象が一気にアップ。顔まわりに影感=ニュアンスも生まれて、ぐっとこなれた印象に見えるという、良いこと尽くめのテクニックです! 小顔メイクは、若い女性のためだけのものではありません。顔まわりのたるみ感や、ファンデーションや下地で肌を白く塗って膨脹させてしまいがちな大人の女性にこそ、ぜひ取り入れてみて欲しいテクニックです」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)。

【凛と引き締まった小顔を叶えるメイクプロセス】

<STEP.1>顔の高い位置にイライトを入れる

・まずは顔の中心と頬の高い部分にハイライトをON。
・眉間~中央あたりまでと上唇の山部分、顎、頬の高い部分に入れます。

顔の高い位置にポイントでハイライトを入れる。
顔の高い位置にポイントでハイライトを入れる。
<STEP.2>外側にローライトを入れる

・ローライトは『側面』を意識して塗ります。
・フェイスラインと鼻筋、小鼻の側面の影を深めるようにスッと縦に入れましょう。

ローライトをパーツの側面に入れる。
ローライトをパーツの側面に入れる。
<STEP.3>境目をぼかす

・ハイライトとローライトを指でぼかしたら、さらにスポンジで優しくおさえてなじませます。
・ハイライトもローライトも、入れているのが見た目でわかるほど残っていたらアウト。
・あくまでもニュアンスとして感じる程度に。

ハイライトとローライトの境目を丁寧にぼかす。
ハイライトとローライトの境目を丁寧にぼかす。

ボリュームニットで「デカ顔化」していませんか?全方位小顔な美人になれる簡単テクニック

※掲載した商品はすべて税込みです。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。