【目次】
- 年齢とともに「顔の余白」ができる
- 【1】「たるみ」を目立たせない、ハイライトの入れ方
- 【2】顔重心を「引き上げる」ハイライトの入れ方
- 【3】メリハリのある「立体フェイス」をつくるハイライトの入れ方
- 【4】「埋もれた鼻」を掘り起こすノーズシャドウ&ハイライトの入れ方
- 【5】顔全体を「リフトアップ」させるチーク&ハイライトの入れ方
- 「大人のためのハイライト」おすすめ
年齢とともに「顔の余白」ができる
■顔の余白はメイクで埋めることができる!
ふと客観的に見る写真や動画で、なんか顔が大きくなった気がする…なんて感じることはありませんか? 年齢とともに、顔筋の衰えや肌のたるみなどによって、顔はどうしても四角くのっぺりと間延びしてくるもの。でも、顔にできるそんな「余白」はメイクで埋めることができるのです。大人の世代ともなると、フェイスラインのもたつきやほうれい線などの形状変化が気になるものですが、もう少し引いて顔全体を見てみると、実は顔が四角く大きくなっているのです。
7歳若返る!「顔の余白」を埋めて、キュキュッと小顔になるベースメイク
【1】「たるみ」を目立たせない、ハイライトの入れ方
■ファンデの厚塗りで平面顔に!ハイライトで立体感強調&華やか顔に
ファンデーションで肌色を均一に整えれば、厚塗りになるし、間延び顔が強調されるだけで、たるみで下がった目尻や頬が目立つ老け地味顔のまま。そこでトッピングしてほしいのがハイライト。高さを出したい鼻筋、頬骨の高い部分だけにピンポイントで使うと、メリハリ感が。間延び顔を解消し、一目おかれる華やかさが倍増します。


【使用アイテム】


上からのライトが原因で目立ってしまう「たるみ」の解決方法とは?ハイライトで立体感強調&華やか顔に
【2】顔重心を「引き上げる」ハイライトの入れ方

■眉上ハイライトで顔重心を引き上げる!
「年齢とともに眉毛の上の部分がこけてくることが。その部分にハイライトを入れるひと手間を行うと、光でハリ感を演出できるだけでなく、他人の目線が上がって、輪郭のもたつきやほうれい線なども目立たなくなる相乗効果も得られます」(近藤さん)。

美のプロが追求した「たるみ返上」のひと手間とは?【美容ジャーナリスト近藤須雅子さん編】
【3】メリハリのある「立体フェイス」をつくるハイライトの入れ方
■6点ハイライトでメリハリのある輝き肌に

ベースの70%は下地でつくる、その意識づけが輝き肌を成功に導く秘訣です。下地で素肌をトーンアップして、ファンデーションは最小限に。さらに、ファンデーションのあとにハイライトで光をプラスし、最小限のお粉で崩れを予防する。黒田流ベースは下地がメインです。
【メリハリのある輝き肌をつくるメイクプロセス】
<STEP.1>下地の濃淡塗りでトーンアップ
・輝き顔でトーンアップしたいのは、顔の中心部。
・両頬、両まぶた、鼻先、眉間、あご先の7か所に少量をおき、顔の中心から外側へなじませます。
・下地をしっかり使うことでファンデーションの量が少なくて済みます。

<STEP.2>6点ハイライトで立体感をプラス
・ファンデーションをつけたら、立体感と輝きを盛るため、ハイライトをプラスします。
・目尻周りのCゾーン、ほうれい線の上、鼻すじ、あご先の6か所に、ごく少量を軽くなじませて。

<STEP.3>ミニマルお粉でTゾーンの崩れ防止
・お粉のつけすぎは、マットになるだけでなく、小ジワを目立たせる原因に。顔の中心部ほどお粉は最小限に。
・余分を十分に落とした状態で、フェースラインからなじませていき、余ったぶんで皮脂や毛穴が気になるTゾーンを押さえます。

艶めく【輝き肌】に仕上げるためのテクニックをヘア&メイクアップアーティスト・黒田啓蔵さんがレクチャー!
【4】「埋もれた鼻」を掘り起こすノーズシャドウ&ハイライトの入れ方
■脱・平面顔!鼻の立体感を引き出す
意外に思うかもしれませんが、軽量マスクであっても着用し続けると鼻は圧迫され、押しつぶされます。加えて鼻周りの筋肉が凝り固まることでリンパの流れが悪くなり、鼻がむくむと小鼻が横に広がり、もったりとした平面顔に。これはマスク生活を続けていた人、全員に起こっている鼻の変化。この埋もれた鼻を掘り起こすには、ノーズシャドウ&ハイライトによるメイクならではの錯覚効果が効きます。
ノーズシャドウなんて素人には難しい、と思いがちですが、濃いブラウンシャドウではなくアイブロウパウダーなら違和感なし。眉を描いたら指で、眉頭から鼻の付け根までサッとのせ、彫りをつくるだけ。のせていることに気づかれないくらいの薄さが正解です。そしてハイライトは、パールなしのマットな白パウダーを使用。眉間から鼻筋、唇の山の上、あご先までの一直線にチークブラシでのせます。のせる範囲は狭いほうが中高い美人顔に。広範囲にのせると顔を大きく見せるので注意して。
【埋もれた鼻を掘り起こすメイクプロセス】
<STEP.1>眉頭下〜目頭には眉パウダーを
・ベージュのアイブロウパウダーで、眉頭の下から鼻の付け根へと指でぼかす。
・「のせている」ことがわかっては作為的な厚化粧に見えるので、色がわからないぐらいがちょうどいい。

<STEP.2>鼻筋には白パウダーを
・白のフェースパウダーをブラシに含ませたあと、そのまま肌にのせればいちばん最初につけたところに厚くつき、ムラの原因に。
・まずはティッシュの上で余分な粉を落とし、眉間から鼻の頭、唇の上、あご先にのせる。

【使用アイテム】


【お悩み別】鼻を際立たせる “メリハリ” メイクを伝授!ノーズシャドウ&ハイライトで鼻に立体感をもたらすメイクメソッド
【5】顔全体を「リフトアップ」させるチーク&ハイライトの入れ方

■たるみを隠して顔全体をリフトアップさせる

「頬に色鮮やかなチークが入っていれば、人の目は必ずチークのほうに誘導されます。だから、ほうれい線のギリギリ上にチークを入れて、それを目くらましに使う。具体的には、まず、入れる位置をほんの少しだけ下げること。みなさんはチークは笑ったときに頬骨の最も高い位置に入れると習いましたよね。
でも、頬の下半分がボリューミーになってきた40~50代は、その余白を減らすためにも、頬骨の高い位置より少し下の位置に入れるといい。それだけで顔が小さく見えてきます。NGなのは、頬骨の上からこめかみに斜め上に入れる、昭和のチーク。逆に、余白が目立って、顔が大きく見えてしまいます。次に、チークは耳の手前まで幅広く入れること。たるみは横顔にも現れています。正面顔ばかり見ていてはダメ。頬骨の上にポンと乗せたチークでは、たるみをカバーできないのです。年齢を重ねた頬のチークは、耳前まで横長に入っているのがベストです」(黒田さん)。
【顔全体をリフトアップさせるメイクプロセス】
<STEP.1>使うのはブラシの側面、頬に当てるのも側面


<STEP.2>頬骨の下から耳前まで水平に色をのせる

<NGメイク例>

<STEP.3>光をプラスしてさらに「上げ」

【使用アイテム】

美容の匠・黒田啓蔵さん流「チークメソッド」|上げも下げもしないフラットチークで、たるみもほうれい線もカバー
「大人のためのハイライト」おすすめ
グッチ ビューティ「グッチ グロウ ハイライター」

『グッチ グロウ ハイライター』は、革新的なパウダージェルのなめらかなテクスチャーに微細なパールを高濃度に配合。肌なじみがよくしっかりとフィットし、素肌のように一日中軽やかでソフトな仕上がりが続きます。重ね付けもできるので、よりリッチにゴージャスに仕上げることもできます。目もと、頬、鼻、唇、そしてボディにも手軽に洗練された輝きをプラスできる、マルチユース ハイライターです。
パステルカラーの輝きが夜明けを思わせる「サンライズ ゴールド」から、サンセットの深みのある輝きの「ウォーム ブロンズ」まで、そのラインナップは5色。遊び心あるカラーで、誰でもその人に合った輝きが纏えます。
【グッチ ビューティ】究極の輝きを与えるマルチユースの「グッチ グロウ ハイライター」が誕生
ボビイ ブラウン「クリーム グロウ ハイライター」

クリーム グロウ ハイライターのパールのような透明感とツヤ感のある輝きが、モダンで洗練された肌質を演出しながらも、がんばりすぎていない自然なこなれ感を叶えてくれます。
【ボビイ ブラウン】マルチタスクアイテムでエッジを効かせたクールでモダンな仕上がりへ

資生堂 インウイ「ハイライター 01」
(左)とろけるように肌になじみ立体感を演出する。
シャネル「ボーム エサンシエル スカルプティング」
(右)みずみずしい潤いのある煌めきをプラス。
艶めく【輝き肌】に仕上げるためのテクニックをヘア&メイクアップアーティスト・黒田啓蔵さんがレクチャー!
コスメデコルテ「ディップイン グロウ クリームハイライター」

数ある名品の中で、愛用中なのは「コスメデコルテ」の『ディップイン グロウ クリームハイライター』。ファンデの層を乱さず、とろけるように心地よくフィット! クリームとジェルのハイブリッドのような感触で、Cゾーンや頬上部など、あえかな光で肌を染め、内側から照り映える肌印象に。
夕方になってもフレッシュ感と潤いがキープされるのも感動もの。みずみずしい艶で、顔立ちの印象までランクアップし、大人のモード感を醸し出す出色の一品。(ビューティエディター 栗原 緑さん)。
美容賢者が「5歳は若返り見え!」と推す『コスメデコルテ』のハイライターに注目
イプサ「キャッチライトスティック ピンク 」

レフ板並みに肌の濁りを飛ばすホワイト層、赤の光を反射させて血色感をプラスするピンク層の2色をマーブル状に仕上げたのがこちら。血行不良のグレー濁りが解消され、イキイキとした生命力のある肌印象に導いてくれます。
ツヤンとした光が生まれ、目の下~頬骨の高い位置につけると、頬高の印象に。下まぶたの目頭にチョンと入れると潤み目の印象になるし、唇の山に入れるとぷるんと立体感も。1本でいろいろ使えて重宝。(ビューティ エディター 國藤直子さん)。
ルナソル「ラディアントスティック 01」

ファンデーションと同じカラーオイルに加え、バランスよく繊細なパールを配合した、みずみずしい艶にこだわった処方。粉っぽさや白さが出ないように計算しているので、スキンケアでつくったような艶肌に仕上がります。
肌の色に溶け込む自然な色で、「ハイライターつけてます」と、主張しすぎない。肌が内側から発光しているかのように、エレガントな艶感が美しいし、細身のスティックで、狙った位置に塗ることができる。ビューティ エディター 國藤直子さん)。
美の賢者が試して厳選!40代のための「ハイライター」カタログ|疲労感やくすみがこれひとつで一気に明るく、若々しい印象に!
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部