【目次】
顔型別【3選】
「丸顔」に似合う
\joemi by unami トップスタイリスト 羽田 拡さんがレクチャー!/
丸顔のショートヘア代表:大西和子さん(48歳/会社員)場合
丸顔さんが気になる輪郭の丸み、ショートヘアにすると目立ちそう…。そんなお悩みをjoemi by unamiのトップスタイリスト 羽田 拡さんが解決!「サイドの髪で頬を隠したくなりますが、それはNG。輪郭すべてを隠すのではなく、サイドの髪を耳にかけたとき、頬骨に少し髪がかかる程度がおすすめです。輪郭を目立たなくしつつ、奥行きと抜け感が生まれます」(羽田さん)。
さらに全体を菱形フォルムにカットするのもポイントなのだとか。「トップはふんわり、中間はキレイな頭の丸みを演出できるようにカット。耳下から襟足は首になじむようにカットすれば、メリハリのある菱形フォルムに。前髪はやや流れるように設定し、耳前には頬にかかる毛を作って輪郭をカバーしています。トップのボリュームが気になる方は、根元パーマもおすすめです」(羽田さん)。
<スタイリング方法>菱形フォルムは「トップふんわり」がカギ
「年齢とともに髪が細くなり、トップがペタッとしやすくなることも。ふんわりするようにカットしていますが、朝のスタイリングではトップだけでも濡らしてブローしましょう。根元が立ち上がり、よりふんわりします」(羽田さん)。
<STEP.1>トップを濡らして根元を起こすように乾かす
<STEP.2>ストレートアイロンで内巻きにする
<STEP.3>スタイリング剤をなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- トップはふんわりとした印象に
- 襟足ははねないように、首に沿わせてなじませる
- 菱形フォルムを意識する
「スタイリング剤は、つけすぎ注意。硬毛さんなら小指の爪程度のバームとオイルを1:1で、軟毛さんならバームのみでOK。下からなじませるとトップがペタッとしません」(羽田さん)。
【丸顔カバーヘア】乾かすだけでふんわり!サイドバングで丸顔を補整する菱形ショート
「卵型」に似合う
\BEAUTRIUM Aoyama St.副店長 大野愛郎さんがレクチャー!/
卵型のショートヘア代表:石原愛子さん(37歳/主婦)の場合
「40代は髪の悩みだけでなく、こまめに手入れする時間がないという方も多い。そんな方々におすすめなのが“スタイリングに手間をかけず、何もしなくてもラフに決まるショートヘア”。年齢とともに髪質が変わるのは自然なこと。その変化を受け入れ、向き合い、その上でおしゃれを楽しむことができるショートスタイルを提案します」(大野さん)。
今回、大野さんに伝授していただくショートヘアの特長は3つ。「手間なくラフに決まる」「若々しい印象に欠かせない隙間のある前髪」「アレンジ次第でモードも女性らしさも楽しめる」、これらを併せもつショートヘアです。「ポイントは束感のある前髪。ベタッと重すぎても扱いづらいし、薄すぎても寂しい印象になるので、その間をとった絶妙な量に調整しています。耳にかけられる長さにすることで、モードにも、女性らしい印象にも変幻自在。アレンジの幅も広がります」(大野さん)。
<スタイリング方法>たった2分と手間いらず。ドライヤーとワックスでさっと仕上がる!
「このスタイルのいいところは、スタイリングに時間がかからないところ。ドライヤーでトップに高さを出しながら襟足を抑え、ワックスで仕上げるだけ。2分もあれば完成します」(大野さん)。
<STEP.1>トップの根元をドライヤーで乾かす
<STEP.2>襟足は抑えながら熱を与える
<STEP.3>ワックスで束感をつくる
<スタイリングのコツ3か条>
- つくり込みすぎない! 時間をかけずパパッと!
- トップは空気を入れるようなイメージでドライヤーを当てる
- 前髪に束間を出して隙間をつくる
「隙間のないベタッとした前髪は、重く暗い印象になりがち。隙間をつくることで、ラフさ、無造作な印象に仕上がります」(大野さん)。
【卵型×ショートヘア】モードも女性らしさも楽しめる。手間なく決まる大人のショートヘア
「ベース型」に似合う
\いつくし 代表・才田とおるさんがレクチャー!/
ベース型のショートヘア代表:HINOさん(42歳/モデル)の場合
エラ張りが気になるベース型さんの場合、フェイスラインが出てしまうショートヘアに、苦手意識を持つ人も多いもの。そこで、ショートスタイルを得意とするヘアサロン いつくしの代表 才田とおるさんに、ベース型をカバーできるショートヘアを提案していただきました。「ショートヘアを作るときに大切なのが、髪と肌の面積のバランスです。エラを隠そうとすると髪の面積が増え、肌の分量が減ってしまうので、少し野暮ったい雰囲気になりがち。エラは気にせず、全体のバランスを重視して作ってあげたほうが、意外と顔型も目立たなくなるんですよ」(才田さん)。
髪と肌のバランスを考えて作られたシンプルなショートヘアには、もちろん輪郭カバーにつながるカットテクも。「やや前下がりのカットラインで切ると、後ろから前へ毛が流れるので、耳当たりにボリュームが出てきます。エラ上に縁取りが生まれるので、輪郭をカモフラージュしつつ、頭のかたちがコンパクトに見えるんです」(才田さん)。
<スタイリング方法>ブローするだけで簡単に決まる!
「ブローすれば収まるようにカットしているので、スタイリングはとても簡単。襟足は、できるだけタイトに仕上げると、メリハリが生まれて頭が小さく見えます。とくに耳の後ろ辺りを押さえるようにブローして」(才田さん)。
<STEP.1>全体をハンドブロー
<STEP.2>表面のみブラシでブロー
<STEP.3>オイルワックスをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 根元付近にはスタイリング剤がつかないようにする
- 襟足は押さえてブローし、コンパクトに仕上げる
- 前髪のパートはきっちり取らず、あいまいに
「スタイリング剤は保湿力&ツヤが出るオイル系がおすすめですが、重いタイプは時間が経つとベタっとしたり、酸化しやすくなるので、できるだけ軽めのものが◎。ふんわり感がキープできるように、スタイリング剤は根元につけず、前髪はきっちり分けないで」(才田さん)。
肌と髪のバランスでエラがカバーできる!横顔まで美しい知的ショート
お悩み別【7選】
「前髪の割れグセ」防止ができる
\ACQUA omotesando 総店長 熊谷安史さんがレクチャー!/
ショート代表:小田志津香さん(43歳/主婦)の場合
年齢を重ねると髪にクセやうねりが出て、前髪が割れやすくなるばかりか、トップもペタンコになりがち。特に【ショートヘア】は、そんな複雑な髪悩みが如実に現れてしまいます。このお悩みに応えてくださるのが、ACQUA omotesandoの総店長、熊谷安史さん。「ショートヘアは、短めの前髪にして分け目を作らないスタイルにすると、割れグセが気にならなくなりますし、トップにボリューム感も生まれます。また、トップに白髪のある方は、前髪とトップを長めにすることで白髪をカバーしている方が多いと思います。実はそれが前髪の割れが目立つ原因。前髪とトップを短くすると“割れ”が目立たなくなりますし、根元が立ち上がりやすくなるので白髪が目立たなくなります」(熊谷さん)。
<スタイリング方法>仕上げのワックスは髪をわしづかみにしてムラなくつける!
スタイリングの仕上げに使うワックスは、髪全体になじませるのがポイント。「指先で少しずつ…ではなく、両手のひらにワックスを広げたら、はち(頭頂部とサイド間の最も出っ張っている骨の部分)より上の髪をわしづかみにして毛束を上に持ち上げてください。この方法だとムラなくなじんで、トップのふんわり感も生まれます」(熊谷さん)。
<STEP.1>頭皮に対して90度にドライヤーをあて、毛穴の向きをフラットにする
<STEP.2>はちより上の髪は、毛先を内巻きにする
<STEP.3>両手のひらに広げたワックスをはちより上の髪になじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 前髪を短くして割れグセを目立たなくする
- 短めのトップで根元からふんわり立ち上がらせてボリュームをつくる
- ワックスは髪全体に広げ、根元には決してつけない
「ワックスが根元についてしまうと、立ち上がりにくくペタッとしたスタイルになってしまうので注意してください。今回は毛先を内巻きにして毛流れをつくりましたが、その日の気分に合わせて毛先をつまんでハネさせるスタイルも楽しめます」(熊谷さん)。
40代に似合う【ショートヘア】前髪の割れグセ防止&トップのボリュームUPを叶えるには?
トップの「ふんわり」キープ
\air-GINZA店長 長門政和さんがレクチャー!/
ショート代表:相原悠希さん(49歳/イメージコンサルタント)の場合
はちのあたりはうねって広がりやすいのに、トップはペタッとなりやすいショートヘア。そんな複合的な髪悩みは、「はちまわりはカットで削って短くしておくと、広がりが抑えられます。トップは、ストレートアイロンで根元を立ち上げるのがおすすめですが、問題はその方法。みなさんトップの毛束をまとめて1回で立ち上げようとするから、すぐにペタッとへたってしまうんです。前、右サイド、左サイド、後ろの4つに小分けしてから立ち上がりをつくると、ボリューム感が長持ちします」(長門政和さん)。髪の1本1本がしっかりしていて、全体的にボリュームがあるけれどトップがペタッとなりやすいモデルさんの髪。「ボリュームが多いので、はちのあたりが膨らまないように短くしていますが、全体的に短くし過ぎると老けた印象を与えてしまいます。サイドや襟足の長さを残すことで、女性らしさや若々しさを演出できます」(長門さん)。
<スタイリング方法>ボリュームの欲しいトップは4ブロックに分けて根元を立てる
「頭頂部の根元を立ち上げるようにストレートアイロンをあててボリュームを出します。仕上げにはちから上にワックスを揉み込んでおくと、広がりを抑えたいはちから下が締まって見えます」(長門さん)。
<STEP.1>頭頂部のやや前寄りの毛束をとり、根元からストレートアイロンをあてる
<STEP.2>頭頂部の右サイドの毛束をアイロンに挟んだら、根元を起こしながら右に引っ張る
<STEP.3>頭頂部のやや後ろ寄りの毛束を取り、前に引っ張るようにアイロンを動かす
<STEP.4>バームタイプのワックスをはちから上に揉み込む
<スタイリングのコツ3か条>
- トップは一気に立ち上げず、毛束を4つに分けてスタイリングすること
- トップの毛束は根元を起こしながら、前と後ろの毛束は前へ、右は右へ、左は左へ、それぞれの方向に引っ張って立ち上がりをつくる
- 全体的に短くすると老けた印象になるので、サイドや襟足に長さを残す
「このスタイルは分け目をつくらないので白髪が気になる方や、クセやうねりをコントロールしたい方、全体的にボリューム不足の方にも向いています。ボーイッシュにならないよう、短くし過ぎないのがポイントです」(長門さん)。
ストレートアイロンでトップをふんわり!若見えショートヘアの作り方
「硬い・多い・太い」髪もまとまる
\MINX銀座二丁目店 代表 木俣翔さんがレクチャー!/
ショート代表:大西和子さん(46歳/会社員)の場合
毛量が多いうえに太くて硬い髪質は、ショートヘアにすると髪が広がるため頭でっかちな印象になるというのは誤解のようです。「菱形のシルエットを作りながらメリハリのある形に仕上げれば、頭が小さく見えるショートスタイルになります。このスタイルはハンサムな雰囲気なので、スーツスタイルやフォーマルな場面でもよく似合います」(木俣さん)。1本1本が太くて硬く、毛量が多い大西さんの髪。「直毛で硬い髪なので、ツンツンと横に張り出しやすい髪質です。カットで丸みを作り、360度どの角度から見てもメリハリのある菱形になるようにすると収まりがよくなります」(木俣さん)。
<スタイリング方法>髪の内側からオイルをなじませてふんわり感を演出
スタイリング剤のオイルは髪の表面からなでつけるのではなく、内側からなじませること。「内側からなじませることでふんわりとした自然な丸みがつくれます。また、耳に髪をかけることで耳から下の髪が引き締められ、メリハリが生まれます」(木俣さん)。
<STEP.1>たっぷりのオイルを髪の内側からかき上げるようになじませる
<STEP.2>髪を耳にかけてサイドの髪をコンパクトにまとめる
<スタイリングのコツ3か条>
- 丸みのある菱形シルエットをつくる
- サイドの髪は耳にかけてコンパクトにまとめる
- オイルはたっぷり4プッシュを使用
ツヤ感を出すにはスタイリング剤のオイルはたっぷり使うのがポイント。「表面からなじませると髪がペタ~っとしてしまうので、内側からなじませてください。(木俣さん)。
髪が「硬い・多い・太い」、この三重苦も丸みのあるシルエットで小顔ヘアに
「エイジング」で細くなった髪もボリュームキープ
\ACQUA aoyama ディレクター 伊藤和明さんがレクチャー!/
ショート代表:渡辺理美さん(38歳/会社員)の場合
年齢を重ねるごとに髪にコシがなくなり、スタイリングに時間と手間がかかっていませんか。そんな髪悩みには、スタイリングの最初のステップが重要なようです。ACQUA aoyamaのディレクター伊藤和明さんは「本当は朝、シャンプーをしてからスタイリングするのが望ましいのですが、それはちょっと…という方が多いですよね。それならば、スタイリング前に髪を濡らすときは、根元からしっかり湿らせてください。ドライヤーをかけるときは、根元を中心に髪を逆立てるように手ぐしでかき上げながら乾かすのがポイントです。こんなにぐちゃぐちゃにしていいの!?というぐらいがベストです」と教えてくれました。髪が細くて柔らかいので、ボリュームが出にくい渡辺さんの髪。「40代になると髪が細くなるエイジング毛が増えてきます。渡辺さんの場合、フェイスラインにエイジング毛が多いので、どうしても寂しい印象になってしまいます。前髪をつくっておくとエイジング毛の多い生え際をカバーでき、雰囲気も明るくなります」(伊藤さん)。
<スタイリング方法>「立ち上げすぎ?」と思うくらい根元を立ち上げる
「すぐにペタッとしてしまう髪をスタイリングするのは大変。朝、スタイリングをする前に髪を根元からしっかり濡らしてから、手で地肌を擦るように乾かしてください。『髪が爆発しているみたい!』と思うくらいが、実はちょうどいいんです。あとは落ち着かせたい部分を手ぐしで整えれば、時間が経っても頭頂部がペタッとしません」(伊藤さん)。
<STEP.1>髪の根元をしっかり濡らす
<STEP.2>根元を立ち上げることを意識してドライヤーをあてる
<STEP.3>トップをつぶさないようにして、バームやワックスをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 顔まわりの髪が細くなったら前髪をつくる
- スタイリング前に髪を根元から濡らす
- 『立ち上げすぎ』と感じるほど、根元からしっかり立ち上げる
「立ち上がりをキープしながらツヤ感も出すには、スタイリングもできるクリームやバームがおすすめです」(伊藤さん)。
時間が経っても髪がヘタレない、ドライヤーでの乾かし方2ステップ
伸びた「白髪」が目立たなくなる
\六本木美容室 白金店の副店長・田島沙智子さんがレクチャー!/
ショート代表:森安信子さん(41歳/アパレル)の場合
髪の根元をカバーしにくいショートヘアは、せっかくカラーリングをしてもすぐ白髪が目立つため、月1回のペースで染めないと…という人もいらっしゃるのではないでしょうか? ショートヘアは空気感を出しやすく、スタイリングしやすいのが魅力。とは言え、ボリューム不足や白髪の目立ちをカバーしにくいデメリットもあります。
六本木美容室 白金店の副店長・田島沙智子さんは、「ボリュームがほしい部分にレイヤーを入れておけば、乾かすだけでスタイリングしやすくなります」と言います。「モデルさんの髪はストレートなので、カットで丸みをつくらないとペタッとつぶれやすい髪質。そこで後頭部はグラデーションカットにして、ボリュームを出しています。レイヤーは耳の下に入れて、全体のスタイルが菱形になるようにしました」(田島さん)。カットで丸みとボリュームが出やすいスタイルをつくっておけば、テクニックがなくてもスタイリングしやすくなるそうです。
<スタイリング方法>分け目と逆の方向に髪を乾かせばトップの地肌が隠れる!
髪が乾いてから分け目を隠そうとしても、なかなか思い通りにいかないもの。「髪が濡れているときに、分け目とは逆方向にドライヤーをあてると、自然と分け目の見えないスタイルになります」(田島さん)。
<STEP.1>髪を根元から濡らし、分け目と逆方向に手ぐしでとかしながらドライヤーをあてる
<STEP.2>頭頂部の中央をカーラーで内巻きにし、その前と後にひとつずつカーラーで内巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- 分け目を見せないスタイルにして白髪とボリューム不足をカバー
- ふんわり見せたい頭頂部はカーラーで根元を立たせる
- 後頭部と耳のあたりを膨らませるスタイルで立体感を出す
「髪の表面だけ濡らしてドライヤーをかけても、分け目は隠れません。根元からしっかり濡らして、いつも右分けなら左方向から、左分けなら右方向へ手ぐしでとかしながらブローしてください。根元から髪が立ち上がるので分け目が目立たなくなりますよ」(田島さん)。
ショートでも「白髪を染める回数を減らせる」ヘアスタイルがある!?
「クセ」を活かしたアシンメトリーヘア
\pinceau(パンソー)代表・山岸亜由美さんがレクチャー!/
ショート代表:前川洋子さん(40歳/パーソナルトレーナー)の場合
年齢を重ねるたびクセがひどくなってきた…と感じませんか? しかも毛量が多いと、ボリュームを抑えるのが大変!今回ご紹介するのはこのクセを生かして、広がりを抑えるスタイル。毛量は表面ではなく、内側でコントロールするのが正解のようです。「モデルさんの髪はとってもボリュームがあるので、毛量を減らしています。ただ表面をすいてしまうと、よけいに膨張してツヤも出にくくなるので、内側で調整しています」(山岸さん)。
左右の髪の長さを変えてアシンメトリーにしているのも、うねり対策だとか。「髪がうねって広がるとき、左右バランスよく同じように広がる…なんてこと、ありませんよね? スタイルで左右非対称にしておけば、多少うねりが出ても、気にならないはず」(山岸さん)。
<スタイリング方法>広がりを抑えるために手ぐしでクセを伸ばしたら、毛先はクセを復元!
せっかくのクセを生かさなくてはもったいない!ただ、クセがある部分はツヤが出にくいのが難点。「髪を引っ張りながら乾かしてツヤを出したら、毛先を揉み込むように握ってクセを戻してください」(山岸さん)。
<STEP.1>髪を根元から引っ張りながらドライヤーで乾かす
<STEP.2>手ぐしでとかしつけるように、髪全体にヘアオイルをなじませる
<STEP.3>片側だけサイドの髪を抑えるように耳にかける
<スタイリングのコツ3か条>
- 毛量を減らすには表面ではなく内側で調整
- もっとツヤが欲しいときはオイルをなじませる
- アシンメトリーなスタイルでうねりを生かす
「手ぐしで髪を引っ張るように伸ばしながらブローすると、髪が真っ直ぐになるのでツヤも出やすくなります。このとき、髪をピンと張った状態にしてドライヤーをあてるのがポイントです」(山岸さん)。
クセが出やすい40代の髪。むしろ「クセを活かす」とおしゃれヘアに
「湿気で広がらない」メリハリシルエット
\美容室enfleurage青山 マネージャー 生井貴行さんがレクチャー!/
ショート代表:山田里実さん(40歳/会社員)の場合
いつの間にか髪の1本1本が細くなり、頭頂部のあたりにボリュームが足りない…と感じていませんか? 同時に髪が細くなるとうねりやクセが出やすくなり、「こんなところにボリュームはいらない!」という部分が膨らんだり、広がったり。年齢を重ねるごとに、髪悩みが複雑に絡まりあってしまうもの。そんな多重苦のお悩みをスッキリ解決してくれるのが、美容室enfleurage青山のマネージャー、生井貴行さん。「うねりやクセは、1カールしてCの字を描いたところでカットすれば納まりがよくなります」とアドバイス。
もともとのクセもあり、汗や湿気で広がりやすいモデルさんの髪。「Cの字を描くところでカットすると、ちょうど毛先が内巻きになるので納まりがよくなります。S字を描く長さになると毛先がはねて、広がりやすくなるんです」(生井さん)。さらにボリュームを出すところと絞るところとで、メリハリをつくるのもポイントなのだとか。「トップから後頭部にかけてボリュームを出し、襟足部分を絞っています。このメリハリ効果で正面はもちろん横から見ても、フェイスラインが引き締まって見えるんです」(生井さん)。
<スタイリング方法>トップと前髪を巻くだけで、メリハリのある立体的なスタイルに
太めのカーラー2本あればスタイリングはOK。「うねりが出やすいつむじの髪を巻き込むように、頭頂部の髪を内巻きに。このとき、毛束を前に引っ張るようにカーラーで巻くと、髪が根元からフワッと立ち上がります。前髪は横から見ても立体的になるように、毛先を内巻きにすれば完成です」(生井さん)。
<STEP.1>太めのカーラーでつむじの毛を巻き込みながら、頭頂部の髪を毛先から内巻きに
<STEP.2>太めのカーラーで前髪を毛先から巻く
<スタイリングのコツ3か条>
- クセやうねりはCカールに揃える
- ボリュームが不足しがちなトップの髪は根元から立たせる
- 襟足部分はボリュームを抑えてメリハリをつける
「年齢を重ねると頬骨の下あたりが窪んだり、ハリ具合が変わってきますよね。頬にかかる髪をつくっておくと、その窪みが目立たなくなるので若々しい印象になります」(生井さん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部