世界遺産である、京都・清水寺の参道に面して建てられたヘリテージホテル「ザ・ホテル青龍 京都清水」。昭和8年に建てられた元清水小学校を保存・活用して建てられたホテルです。
小学校の面影が残るホテル内には、かつての木の質感をそのまま生かした階段や、元講堂を改装して作られたレストランなどがあり、どこかノスタルジックな気持ちにさせてくれます。
そんなザ・ホテル青龍 京都清水のレストラン「restaurant library the hotel seiryu(レストラン ライブラリー ザ・ホテル青龍)」では、つての学校給食からヒントを得たディナーコース「九食」が好評を博しています。
現在は夏メニューを提供中。本記事では気になる夏の「九食」の夏限定メニューをご紹介します。
「ザ・ホテル青龍 京都清水」で楽しむディナーコース「九食」
「九食」は、京料理を軸に伝統的な調理法で作られた、旬の食材、地の物を中心とした全9品のコース料理です。
元学び舎だからこそ提供できる新しい食体験として、今年度よりスタートした「九食」。かつての学校給食での体験をヒントに、旬の食材、調理方法、空間、器にこだわり、ひと品ごとに想いの詰まった至福の味わいが提供されています。
夏メニューのテーマは「京の夕涼み」。3段の木製のボックスに並べられた和前菜では、京都に昔から伝わる食材や料理が、6皿で表現されています。夏の京料理のひとつ「鱧落とし」や、蛇腹の胡瓜と合わせた鰻など、京都ならではの前菜をお楽しみください。
前菜のほかにも、まるで牡丹の花のようにも見える「牡丹鱧」が美しいお吸い物など、京料理の繊細さや味わい深さを随所に楽しめるコースとなっています。
9品のコース料理は見た目の美しさにも注目
「九食」のコース料理は、その見た目の美しさにも注目です。国産牛ロースを使用した肉料理では、3種類の卵が使用されており、色味の違う卵黄や添えられた緑のコントラストがとても美しいひと皿となっています。
「九食」は、このコースのために作られたオリジナルの器で提供されるのも特徴。地元清水焼の「蘇嶐窯」は、実際に窯元のご家族が元清水小学校に通われていたご縁もあるのだとか。
作り手の想いが込められた、目でも楽しめるひと皿ひと皿は、料理に驚きと華を添えてくれます。
コースのために作られた特別なお皿をキャンバスにして、繊細に盛り付け、飾り付けられたデザートは、そのひと皿だけでまるでアート作品のよう。
図書館をイメージしたレストランで思い出をたどりながら、この場所でしか味わえない料理を心ゆくまでご堪能くださいね。
「記憶を刻み、未来へつなぐ」をコンセプトとした「ザ・ホテル青龍 京都清水」。長年地域で愛されてきた学び舎の歴史を大切に受け継ぎ、未来へとつなげていきたいという想いから、ホテルのサービスやホスピタリティは生み出されています。
ぜひみなさんも「九食」を通して、どこか懐かしい夏に想いを馳せながら、ノスタルジックなひとときをお過ごしください。
問い合わせ先
- ザ・ホテル青龍 京都清水
- 提供時間/18:00~21:00
- TEL:075-532-1130(受付時間 9:30~18:00)
- 住所/京都府京都市東山区清水2-204-2
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- TEXT :
- Precious.jp編集部