銀座、南青山、丸の内に店舗を持ち、“日々の果子”を販売している和菓子店「HIGASHIYA(ヒガシヤ)」。看板商品の「ひと口果子」や人気の「棗(なつめ)バター」などのほか、シーズンごとに季節感を感じられる“果子”が取り揃えられています。

伝統的な日本の美意識を進化させ、現代の暮らしに合わせた和菓子作りを続けるHIGASHIYAは、昨年創業20周年を迎えました。そんなアニバーサリーの年を記念して、和菓子とは異なる分野で活躍する4つのブランドとのコラボレーションによる限定仕様の商品が、順次販売されています。

「HIGASHIYA」の20周年コラボレーション第3弾「スパイス羊羹」

和文化_1,スイーツ_1,手土産_1,プレゼント_1,東京_1
「スパイス羊羹」1棹(350g) ¥3,024(税込み)※木箱入、箱サイズ 縦26.5cm×横4.5cm×高さ4cm

第1弾の「アトリエシムラ」、第2弾の「イチローズモルト」に続く第3弾は、オーストラリア・メルボルン発のスキンケアブランド「イソップ(Aēsop)」とのコラボレーション。

イソップは1987年の創業以来、機能と環境を重んじた確固たる考えのもと、優れたスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品の創造を追求し続けているブランドです。

和文化_2,スイーツ_2,手土産_2,プレゼント_2,東京_2
「スパイス羊羹」に使用されているスパイスのイメージ

コラボレーション商品「スパイス羊羹」は、イソップの製品にも使用されているクローブ、カルダモン、ブラックペッパーなどのスパイスを効かせた限定仕様の羊羹です。

和文化_3,スイーツ_3,手土産_3,プレゼント_3,東京_3
イソップの製品ラベルをイメージした包み

洗練された「スパイス羊羹」のパッケージは、イソップの製品ラベルをイメージしています。イソップユーザーにとっては、見慣れたデザインかもしれませんね。

本記事では、Precious.jpライターが実際に「スパイス羊羹」をいただきました。実食レポートを通してその魅力をご紹介します。

イソップの世界観が和菓子に!「スパイス羊羹」実食レポート

和文化_4,スイーツ_4,手土産_4,プレゼント_4,東京_4
「スパイス羊羹」を実際に手に取ってみました

こちらがイソップとのコラボレーション商品「スパイス羊羹」。シンプルで美しいパッケージは、やはりイソップの商品を彷彿させます。ユニセックスで相手を選ばないデザインは、性別を問わない贈り物によさそうです。

紐を解いて、開封します。

和文化_5,スイーツ_5,手土産_5,プレゼント_5,東京_5
切り分けないとお皿に乗らないため、一部カットしています

商品の「スパイス羊羹」は、1棹350g入り。長さは20cm強ほどあるため、手土産としても申し分ない大きさです。つややかな漆黒の羊羹は、モノトーンが印象的なイソップのブランドイメージに通ずるところがあります。

「スパイス羊羹」の新感覚の味わいに驚き!

和文化_6,スイーツ_6,手土産_6,プレゼント_6,東京_6
切り分けた羊羹の漆黒もとても美しいです

まずは、一般的な羊羹の大きさに切り分けて実食。エキゾチックなカルダモンの風味と、爽やかなクローブの芳香が口いっぱいに広がり衝撃を受けます。いわゆる羊羹を想像しながら口にすると、その味の違いに驚いてしまうかもしれません。

舌に残るピリッとした感覚と「羊羹なのにスパイシー」な味わいは、まさに新感覚。なめらかな羊羹の口あたりに加えて、わずかながらシャリッとしたスパイスの舌触りを感じられるのも新しく感じました。

最初は異色の味わいに驚きつつも、食べれば食べるほど味に慣れ、「あとひと切れ……」と手が伸びてしまうのも「スパイス羊羹」の魅力。まさにやみつきになるお味でした。

スパイシーな風味は好みが分かれるかもしれませんが、スパイス好きにはたまらないお味。筆者はとてもおいしくいただきました。

和文化_7,スイーツ_7,手土産_7,プレゼント_7,東京_7
薄めにカットした羊羹とクリームチーズ

「スパイス羊羹」のおすすめの食べ方をお店の方にお伺いしたところ、薄くスライスしてホットミルクや温かいミルクティーと一緒にチャイのような感覚で楽しんだり、スライスしてバゲットにのせたり、クリームチーズと一緒にワインと楽しんだり、アレンジして食べるのもおすすめとのこと。

実際に薄めにカットしてクリームチーズと一緒にいただいたのですが、クリームチーズのコクと羊羹のスパイシーさは相性抜群。しっかりとスパイスが効いた羊羹が、クリームチーズでマイルドな口あたりになり、より食べやすく感じられました。確かにワインなど、洋酒とも合いそうです。

筆者は、お菓子というよりも、甘くてスパイシーなお酒のおつまみという印象を受けました。お酒好きの方への手土産にも喜ばれそうです。

切り分け方は、やはり薄めがおすすめ。薄くスライスした羊羹を毎日少しずついただくのは、HIGASHIYAのブランドコンセプトでもある「日々の果子を楽しむ」という想いにも合っているのではないでしょうか。


和文化_8,スイーツ_8,手土産_8,プレゼント_8,東京_8
HIGASHIYA×イソップ「スパイス羊羹」

常温商品で日持ちも長いため、大人の手土産に好適なHIGASHIYA×イソップの「スパイス羊羹」。銀座「HIGASHIYA GINZA」、南青山「HIGASHIYA man」、丸の内「HIGASHIYA man 丸の内」および公式オンラインショップにて購入が可能です。

なお、2024年5月5日(日)からは、三重県名張の地にて1818年に創業した木屋正酒造の代表銘柄「而今(じこん)」とのコラボレーションによる限定仕様の菓子が予定されています。こちらもお楽しみに。

上質な手土産としてはもちろん、いつもとは違うお酒やお茶のおともに、ぜひ「スパイス羊羹」をセレクトしてみてくださいね。

問い合わせ先

HIGASHIYA

関連記事

この記事の執筆者
フリーランスの編集者・ライター。グルメやスイーツ、ライフスタイル系の記事執筆・編集を中心として活動中。元システムエンジニア、プログラマの経験を持つ。二児の母。趣味は料理、SNS、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買うご褒美スイーツが特に好き。
Twitter へのリンク
EDIT :
小林麻美