銀座、南青山、丸の内に店舗を持ち、“日々の果子”を販売している和菓子店「HIGASHIYA(ヒガシヤ)」。看板商品の「ひと口果子」や人気の「棗(なつめ)バター」などのほか、シーズンごとに季節感を感じられる“果子”が取り揃えられています。
伝統的な日本の美意識を進化させ、現代の暮らしに合わせた和菓子作りを続けるHIGASHIYAは、昨年創業20周年を迎えました。そんなアニバーサリーの年を記念して、和菓子とは異なる分野で活躍する4つのブランドとのコラボレーションによる限定仕様の商品が、順次販売されています。
「HIGASHIYA」の20周年コラボレーション第3弾「スパイス羊羹」
第1弾の「アトリエシムラ」、第2弾の「イチローズモルト」に続く第3弾は、オーストラリア・メルボルン発のスキンケアブランド「イソップ(Aēsop)」とのコラボレーション。
イソップは1987年の創業以来、機能と環境を重んじた確固たる考えのもと、優れたスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品の創造を追求し続けているブランドです。
コラボレーション商品「スパイス羊羹」は、イソップの製品にも使用されているクローブ、カルダモン、ブラックペッパーなどのスパイスを効かせた限定仕様の羊羹です。
洗練された「スパイス羊羹」のパッケージは、イソップの製品ラベルをイメージしています。イソップユーザーにとっては、見慣れたデザインかもしれませんね。
本記事では、Precious.jpライターが実際に「スパイス羊羹」をいただきました。実食レポートを通してその魅力をご紹介します。
イソップの世界観が和菓子に!「スパイス羊羹」実食レポート
こちらがイソップとのコラボレーション商品「スパイス羊羹」。シンプルで美しいパッケージは、やはりイソップの商品を彷彿させます。ユニセックスで相手を選ばないデザインは、性別を問わない贈り物によさそうです。
紐を解いて、開封します。
商品の「スパイス羊羹」は、1棹350g入り。長さは20cm強ほどあるため、手土産としても申し分ない大きさです。つややかな漆黒の羊羹は、モノトーンが印象的なイソップのブランドイメージに通ずるところがあります。
「スパイス羊羹」の新感覚の味わいに驚き!
まずは、一般的な羊羹の大きさに切り分けて実食。エキゾチックなカルダモンの風味と、爽やかなクローブの芳香が口いっぱいに広がり衝撃を受けます。いわゆる羊羹を想像しながら口にすると、その味の違いに驚いてしまうかもしれません。
舌に残るピリッとした感覚と「羊羹なのにスパイシー」な味わいは、まさに新感覚。なめらかな羊羹の口あたりに加えて、わずかながらシャリッとしたスパイスの舌触りを感じられるのも新しく感じました。
最初は異色の味わいに驚きつつも、食べれば食べるほど味に慣れ、「あとひと切れ……」と手が伸びてしまうのも「スパイス羊羹」の魅力。まさにやみつきになるお味でした。
スパイシーな風味は好みが分かれるかもしれませんが、スパイス好きにはたまらないお味。筆者はとてもおいしくいただきました。
「スパイス羊羹」のおすすめの食べ方をお店の方にお伺いしたところ、薄くスライスしてホットミルクや温かいミルクティーと一緒にチャイのような感覚で楽しんだり、スライスしてバゲットにのせたり、クリームチーズと一緒にワインと楽しんだり、アレンジして食べるのもおすすめとのこと。
実際に薄めにカットしてクリームチーズと一緒にいただいたのですが、クリームチーズのコクと羊羹のスパイシーさは相性抜群。しっかりとスパイスが効いた羊羹が、クリームチーズでマイルドな口あたりになり、より食べやすく感じられました。確かにワインなど、洋酒とも合いそうです。
筆者は、お菓子というよりも、甘くてスパイシーなお酒のおつまみという印象を受けました。お酒好きの方への手土産にも喜ばれそうです。
切り分け方は、やはり薄めがおすすめ。薄くスライスした羊羹を毎日少しずついただくのは、HIGASHIYAのブランドコンセプトでもある「日々の果子を楽しむ」という想いにも合っているのではないでしょうか。
常温商品で日持ちも長いため、大人の手土産に好適なHIGASHIYA×イソップの「スパイス羊羹」。銀座「HIGASHIYA GINZA」、南青山「HIGASHIYA man」、丸の内「HIGASHIYA man 丸の内」および公式オンラインショップにて購入が可能です。
なお、2024年5月5日(日)からは、三重県名張の地にて1818年に創業した木屋正酒造の代表銘柄「而今(じこん)」とのコラボレーションによる限定仕様の菓子が予定されています。こちらもお楽しみに。
上質な手土産としてはもちろん、いつもとは違うお酒やお茶のおともに、ぜひ「スパイス羊羹」をセレクトしてみてくださいね。
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- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- 小林麻美