花粉症シーズンを快適に乗り切る!ツボ押しメソッドで不快感をスッキリ
花粉症は免疫システムの過剰な反応によって引き起こされるため、ツボ刺激による自律神経の調整がつらい症状の軽減に有効、といわれています。特に、仕事のストレスが多い方は自律神経の乱れが花粉症の悪化要因となることも。このことを踏まえて、村木宏衣さんが提案してくれたのが、花粉症の症状を緩和させる「合谷」のツボ押しメソッドです。

「合谷」とは手の甲の親指と人差し指の間、少しへこんだ部分に位置するため、探しやすく、いつでもどこでも簡単に押せるツボ。
東洋医学では「万能のツボ」とも称され、古来より痛みや炎症を和らげる効果で知られています。特に、頭部や顔面の症状改善に優れており、花粉症による鼻づまりだけでなく、目のかゆみや顔のむくみなど、この季節特有の不快な症状が緩和。さらに自律神経が整い、免疫バランスの調整にもつながるため、ストレス緩和や内臓ケアにも役立ちます。
手軽に押せるツボですが、村木さんいわく、押し方にちょっとしたコツがあります。次のステップで詳しく紹介しますので、ぜひ覚えて試してみてくださいね。
■Step1:「合谷」のツボの位置を確認
「合谷」は手の甲の親指と人差し指の付け根の少し下の、へこんだ部分にあります。

■Step2:右手親指を使って、合谷のツボを「人さし指側に向かって」押す
右手の親指と人さし指で挟むようにしてプッシュします。
そして重要なポイントは、合谷のツボは真上から押すのではなく、人差し指側に向かって圧をかけること。これでより深くツボに刺激を届けることができるからです。そして「イタ気持ちいい」と感じる程度の圧で押すことで、血流が促進され、自律神経のバランスが整いやすくなりますし、実際に、プロの施術者もこのような押し方を推奨しています。
この押し方で、5秒かけてじんわりと圧をかける、5秒かけてゆっくり力を抜きながらはなす、を3〜5回を繰り返します。右手側の合谷のツボも同様に行いましょう。

【まとめ|花粉症×ストレスにダブルで効く!ツボ押しセルフメンテナンス法4か条】
1)花粉症の症状は集中力の低下や疲労感を引き起こし、パフォーマンスにも悪影響が。
2)花粉症の症状を和らげる「合谷」のツボ押しメソッドがおすすめ。
3)「合谷」はストレス緩和、胃もたれの改善、便秘解消にも効果があるとされる万能のツボ。
4)人さし指側に向かって押すと深く刺激ができて、より効果アップが期待できる。
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以上、「花粉症×ストレスにダブルで効く!ツボ押しセルフメンテナンス法」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は3月15日の更新です。お楽しみに!


- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子