ストレスで唾液が減る?耳下腺マッサージで口腔トラブルを防ぐ
唾液とは口の中を潤し、食べ物の消化を助けるだけでなく、虫歯、口臭を防ぐ役割があるため唾液をしっかり分泌させることは健康維持に欠かせません。けれどもストレスや緊張が続くと唾液の分泌は減少し、口の中が乾燥することで口腔環境が悪化。噛む回数を増やすのも有効ですが、特に忙しい大人は唾液の分泌を促す「耳下腺(じかせん)マッサージ」がおすすめです。

1日に分泌される唾液は約0.5~1.5リットル。意外と多いですが、その源は「唾液腺」。耳下腺・顎下腺・舌下腺の3種類があり、今回ケアするのは耳下腺です。
耳の前、頬の上部にある耳下腺を刺激すると、さらさらとした唾液が分泌されます。消化を助け、口腔内の細菌繁殖を抑え、虫歯や口臭を予防。さらに、自律神経のバランスを整え、ストレスを和らげる効果も期待できます。
エイジングデザイナーの村木宏衣さんいわく「口をポカンと開けて、後ろから前に円を描くようにマッサージするのがコツ」で、心地よさを感じながら、唾液ジュワッと出てくるのを実感できるはず。仕事の合間にもこまめに行えるので、健康維持のためにもぜひ、続けてみてくださいね。
■耳下腺を優しく円を描くようにマッサージ
耳の前、頬の上部にある耳下腺を優しく刺激するようにマッサージします。口はポカンと開けて、力を抜きます。そして指の腹を使って後ろから手前に向かって、円を描くように、30秒行いましょう。

【まとめ|ストレス対策&口臭予防に!唾液分泌を促す耳下腺マッサージ4か条】
1) ストレスや、疲労、生活習慣の乱れで唾液の分泌は減少する。
2)唾液は消化を助け、口腔内の細菌繁殖を抑え、虫歯や口臭を予防。
3)さらに自律神経のバランスを整え、ストレスを和らげる効果も。
4)忙しい大人やドライマウスの自覚がある人は「唾液腺マッサージ」を取り入れるのがおすすめ。
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以上、「ストレス対策&口臭予防に!唾液分泌を促す耳下腺マッサージ」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は3月22日の更新です。お楽しみに!


- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT :
- 荒川千佳子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子