千葉・舞浜にあるリゾートホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」。1Fにあるブッフェ・ダイニング「グランカフェ」では、2025年6月30日(月)まで、北陸の山海の恵みが楽しめる「北陸グルメフェア」が開催されています。

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山海の恵みを楽しめる「北陸グルメフェア」

今回のフェアでは、通常のブッフェに加えて、北陸三県(福井・富山・石川)の郷土料理や地元の名産品を使った料理がラインナップ。2024年3月に開業したホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」の総料理長・松山怜氏がフェアの料理を監修しています。

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「北陸グルメフェア」ランチ 平日 大人 ¥5,400、4~12歳 ¥2,700、65歳以上 ¥4,900、土日祝 大人 ¥6,500、4~12歳 ¥3,250、65歳以上 ¥6,000、ディナー 大人 ¥8,000、4~12歳 ¥4,000、65歳以上 ¥7,000(いずれも税・サービス料込み)

本格的な北陸料理を楽しめる「北陸グルメフェア」。今回はPrecious.jpのライターが実際にブッフェを体験してきました。本記事では実食レポートを通して内容をご紹介します。

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル「北陸グルメフェア」実食レポート

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ブッフェ台に北陸グルメが勢ぞろい

開放感のある大きな窓から新緑がのぞく「グランカフェ」。広々としたブッフェ台には、北陸グルメがずらりと並びます。

北陸地方は日本海に面した土地が多いため、海産物を使ったお料理が特に数多くラインナップされていました。前菜からスイーツまで本当にバラエティ豊かに揃っているので、どれを食べようか目移りしてしまいます。

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ホッコクアカエビのバジルマリネ

プリプリとした食感の「ホッコクアカエビ(甘エビ)」を使ったサラダや、塩でいただくサーモンのマリネなど、魚介好きにはたまらないラインナップです。特にエビは口の中でとろけるほどの甘みと食感がやみつきになり、小皿をおかわりしたくなるおいしさでした。

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福井県名物へしこを使用したシーザーサラダ

福井県の名物である「へしこ」を使用したシーザーサラダも。へしことは、青魚を塩漬けにしたうえでさらにぬか漬けにした郷土料理で、厳しい冬を越すための知恵として生まれたのだそう。

シーザーサラダでは、へしこの独特の塩辛さがサラダのアクセントとなっています。魚の臭みなどもなく、新鮮なお野菜との相性がバッチリでした。アンチョビにも似た味わいで、実際によくアンチョビの代用としてへしこを使用している方もいるそうです。

メインにも北陸ならではのお料理が登場

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金沢治部煮

メイン料理にも北陸ならではのお料理が。その中のひとつ「金沢治部煮」は、鴨肉を使った金沢の郷土料理です。かつては加賀藩の武士の間で狩猟の鴨肉をおいしくいただく方法として広まったお料理だそうです。

鴨肉はトロトロに煮込まれており、しっかりと煮汁が染み込んで絶品なんです。すだれ麩という、生地に米粉を合わせた独特の食材も特徴のひとつ。すだれ麩も金沢では身近な食材として多くの料理に使用されています。治部煮は、お好みでわさびを添えたり、熱々のご飯にかけたりしてもおいしいとのこと。

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富山おでん

関東のおでんとは具材の異なる「富山おでん」も、初めていただきました。すす竹と呼ばれる山菜(たけのこの一種)や、富山で親しまれている赤巻きかまぼこや昆布巻きかまぼこ、すり身団子、豆腐などが入っています。

最大の特徴はとろろ昆布をのせて、生姜みそにつけていただくこと。ピリッとした生姜の風味がおでんのうま味を引き立てます。とろろ昆布のやさしい磯の香りも出汁とマッチして◎。ほっこり温まるおいしさです。

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ローストビーフ 越前塩と福井地がらしを添えて

「グランカフェ」名物の、お好みの量を切り分けてサーブされる特製のローストビーフもフェア仕様に。フェア期間中は特別に、越前塩と「地からし」を添えていただけます。

地からしは、福井市にある江戸時代創業のお店「麩市」が作ったもので、マスタードのような見た目ですが、味わいはかなり濃厚。ツンとしたからしの風味と刺激が突き抜けます。ローストビーフにもよく合います。

なお、通常スタイルのローストビーフが食べたい人向けに、バーベキューソースも用意されていました。お腹に余力がある場合は、ソースとからしで食べ比べてみるのも楽しそうですね。

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福井越前鳥のフリカッセ

メイン料理エリアにはほかにも、福井サーモンと北陸産の紅ズワイガニを使った洋風のお料理や、福井越前鳥を煮込んだフリカッセ、富山ポークを使った煮込み料理など、北陸食材を使った料理が目白押しでした。

ご飯ものや麺類も充実

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福井名物焼き鯖寿司

前菜とメインだけでお腹がいっぱいになってしまいそうな量ですが、ご飯ものや麺類も外せません。今回特に筆者が一番楽しみにしていたのが「福井名物焼き鯖寿司」。香ばしく焼いた鯖の押し寿司で、生姜や大葉が挟まれているのが特徴です。

ふっくらとしたご飯にボリュームたっぷりの鯖がのせられた押し寿司は、食べごたえも抜群。食べた瞬間に口いっぱいに鯖のおいしさが広がります。薬味の風味が味わいに変化を加えます。作りたてでほんのり温かいのもうれしいポイントでした。

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富山白エビ素干しだしそうめん

「富山白エビ素干しだしそうめん」は、白エビのうま味がしっかり効いた冷たい出汁を、お好きな麺(そば・うどん)にかけていただけるセルフスタイル。トッピングも自由です。すっきりとしたのどごしの一杯は、これから暑くなる季節にもさっぱりいただけそうです。

デザートも北陸ならではのラインナップ

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棒焙じ茶オペラ

デザートも北陸ならではのラインナップでした。ユニークな「棒焙じ茶オペラ」は、金沢市の「松風園茶舗」の「深煎り加賀棒茶」を使用したケーキで、お茶の風味が広がるクリームと、ほうじ茶でつくられたスポンジが層になっています。和洋が融合した、ほうじ茶の濃厚でしっかりとした苦みや風味を楽しめるひと品でした。

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なつめ七福茶シフォンケーキ

同じくお茶を使用したケーキでも、「なつめ七福茶シフォンケーキ」は比較的お茶の風味がマイルドです。福井県の「なつめ」に加え、黒豆茶など7種類の茶葉をブレンドしたやさしい味わいのお茶なのだそう。シフォンケーキもふわっとお茶が香るひと品に。紅茶にもよく合いました。

ほかにも金沢の名物「じろあめ」を使ったキャラメルムースや、福井のご当地サイダー「ローヤルさわやか」を使ったゼリー、恐竜王国と名高い福井にちなんだ「恐竜のたまごケーキ」など、ユニークなスイーツの数々をいただきました。

和食、洋食、中華などさまざまなメニューが揃う「グランカフェ」では、日替わりで一部メニューが変わるため、訪れるたびに違ったお料理を楽しめます。ランチでもディナーでも同じブッフェが楽しめるので、シーンに合わせてお選びくださいね。


北陸ならではの味と、魚介類のおいしさを堪能できる「北陸グルメフェア」。「コートヤード・バイ・マリオット福井」の総料理長が監修するお料理はどれも絶品でした。

ぜひみなさんも「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」で、知られざる北陸料理の魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
フリーランスの編集者・ライター。グルメやスイーツ、ライフスタイル系の記事執筆・編集を中心として活動中。元システムエンジニア、プログラマの経験を持つ。二児の母。趣味は料理、SNS、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買うご褒美スイーツが特に好き。
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EDIT :
小林麻美