年齢を重ねるにつれて、「親孝行」について考える機会も増えてくるのではないでしょうか。親の誕生日、退職や結婚記念日、父の日・母の日など、どこかのタイミングで……とは思うものの、何をしてあげたらいいのか悩んでしまいますよね。

そこでPresious編集部では、読者会員102名(20代〜70代)に「親孝行」についてのアンケートを実施。今まで行ってきた親孝行やかけた金額、印象深いエピソードなどを伺います。

また、自分が子供にされたい親孝行についても併せてリサーチ。すると「子」と「親」で立場が変われば、親孝行への考え方も変わることが明らかになりました。

読者の方が親御さんへ贈ったプレゼントも詳しくご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね。

「親に迷惑をかけないこと」が、子供が考える親孝行

まずは、読者のみなさんがこれまでに行ってきた親孝行について。

■1:あなたはこれまで親孝行をしてきたと思いますか?

あなたはこれまで親孝行をしてきたと思いますか?(%)

「思う」と回答した方が80%に。親孝行をしたいという気持ちを持って、意識して取り組んでいる方が多いといえそうです。では具体的にどんなことをしているのでしょうか。続いて「あなたにとっての親孝行」を伺います。

■2:あなたにとって、親孝行とはどんなことですか?(3つまで)

あなたにとって、親孝行とはどんなことですか?(複数回答)

1位「自分自身が健康でいること」、2位「親に経済的な負担をかけないこと」、3位「自分自身が堅実な暮らしをすること」という結果になりました。これらは親に対して何かをするというよりも、「自分が親の負担にならないように自立したい」という気持ちが反映されているようです。

また、5位には「親の介護や身の回りの面倒をみること」もランクイン。介護や看病はときとしてこれまでの暮らしを一変させるほどの大きな影響を及ぼすことがありますが、それを引き受けようとする覚悟が今回のアンケートでは見られます。また「親に定期的に会いに行くこと」も同票を集めました。

1年以内に贈ったプレゼントの金額は「5000円以下」が最多

普段はなかなか親孝行をする機会がなくとも、親の記念日にプレゼントを贈るという方も多いでしょう。しかし毎年のこととなると、「今年はどうしようかな」と悩んでしまうこともありますよね。

ここからは、読者の方が1年以内に親御さんへ贈ったプレゼントをご紹介します。

■3:1年以内に贈ったプレゼントは?(モノ編)


・気軽に会いに行ける距離には住んでいないので、自分の誕生日には自分の歳の数と同じ本数のバラを母に贈っています。(28歳 男性)

・父への誕生日プレゼントに、父が好きなブランドであるダンヒルのお財布をあげました。(32歳 女性)

・母が50歳前後のころに買い、結局ほとんど着なかったシフォンのワンピース。親族の結婚式で着るものに悩んでいたので、現在の母が着られるようにデパートでリメイクしてプレゼントしました。(55歳 女性)

・普段から、親の趣味についての本や雑誌等を、書店で目に付いたときに購入して送っています。(44歳 女性)

・お正月には前年のお礼として現金5万円をあげています。自由に使ってねと渡していますが、使わずに貯金しておいているようです。(59歳 女性)

★ほかには…… 実家の改築/バック/ゲラルディーニのバック/マッサージ機/お菓子/カタログギフト/発酵フードメーカー(ヨーグルト、甘酒、チーズなどの発酵食品をつくるフードメーカー)


■4:1年以内に贈ったプレゼントは?(体験編)


・誕生日と母の日に、母が好きなお菓子を持って会いに行きます。そのときに近状報告をすると、心からうれしそうにしてくれます。(62歳 女性)

・孫との温泉旅行をプレゼントしました。(34歳 女性)

・父と母、それぞれの誕生日にはホテルを予約してお泊まりでお祝いをします。私はホストとしてふたりを1日中おもてなし。(46歳 女性)

・ふるさと納税の返礼品として選んだ高級和牛を両親の家に届くようにしました。秘密で贈ったので、到着したときには電話で「驚いたよ!」と弾んだ声を聞かせてくれました。自分の節税にもなります!(36歳 女性)

★ほかには……歌舞伎の観劇チケット/国内旅行/誕生日にメール/大相撲観戦/ハワイ旅行


親の趣味や好きなブランドに合わせたプレゼントが多く見られました。特に女性から母親へのプレゼントには、年齢に合わせて服を選んであげたり、コスメ一式をそろえてあげているという声が多数。 大きなプレゼントとしては「実家の改築」という回答がありました。

また体験型のプレゼントは温泉旅行が人気。家族水入らず、のんびりとくつろぐ時間は、贈った側にとってもうれしい思い出として残りますよね。

■5:1年以内のプレゼントにかかった合計金額は?

1年以内のプレゼントにかかった合計金額は?(人)

上記で伺った1年以内のプレゼントに使った金額は5000円以下が最も多く、25%になりました。それ以上から50万円未満までの金額を使った方の割合は、ほとんど均等に分かれる結果に。なお、1年以内に50万円以上の贈り物をしたのは4名。温泉旅行やハワイへの海外旅行、ご両親の実家の改装をプレゼントした方でした。

続いて、1年以内に行った親孝行のなかで、印象深いエピソードを聞いてみましょう。素敵なエピソードがたくさん届きましたが、今回はその中から5つをご紹介します。

■6:これまでの親孝行のうち、印象深いエピソードは?


・母は2018年に古希(70歳)を迎えました。以前から「ハワイへ行ってダイヤモンドヘッドに登りたい」と話しており、足腰を鍛えるためダンスへ通っていたほど。そこでこの夏、ハワイ旅行をプレゼントして一緒にダイヤモンドヘッドに登りました。頂上では70歳になった母の、まるで少女のように喜びに満ちあふれた顔を見ることができ、私自身がとても感動しました。(43歳 女性)

・旅行を予約中です。今までに何度か旅行はプレゼントしていて、「あと1回はハワイに行きたい」と話しているので絶対に叶えてあげたい。その資金50万円を貯めるため、旅行積立をはじめています。(47歳 女性)

・昔の紙のアルバムをスマホスキャンで電子化。クラウド上にアルバムとして保存して、その見方を教えました。両親とも大変喜んで、写真に一緒に写っている親戚筋や友人にも自慢げに話していた様子です。さらに追加の写真スキャンも頼まれるようになり、この電子化作業に追われる親孝行は当面は終わりそうにありません。(46歳 男性)

・伊豆旅行を私がアレンジして贈ったときにとても喜んでくれました。親は旅行というと旅行代理店に頼むことがほとんどの世代なので、代理店が扱わない個性的で素敵な新しいホテルや旅館を知りません。「こんなにいいところがあるんだね」と旅行中、ずっと喜んでくれました。(45歳 女性)

・実家へ泊まりに行ったときに、両親に肩もみをしました。母は素直に喜んでくれましたが、父は全く喜んだ様子を見せませんでした。ところが照れくさかっただけで本当はうれしかったようで、しきりにそのことを話題にしたがると母からこっそり教えてもらいました。(46歳 女性)


「子供の健康と暮らし」が最優先。「介護・看病」を求める声は少数

これまでに読者の皆さんが「してきた」贈り物の数々や素敵な親孝行のエピソードをご紹介しました。では、もし自分が「される」側になったとしたら、どんなことをして欲しいでしょうか? 最後に、「される」の立場となった場合の親孝行への考え方について聞いてみます。

■7:自分の子供にどんな親孝行をされたいですか?(3つまで)

自分の子供にどんな親孝行をされたいですか?(複数回答)

1位「子自身が健康でいること」、2位「子自身が堅実な暮らしをすること」に票が集中しました。その理由は以下の通り。


・元気でいてくれたらそれでいいからです。(50歳 女性)

・健康で充実した生活を営んで欲しい。(54歳 女性)

・自分の時間を大切に生きてくれることが一番の親孝行だと思っているから。(51歳 女性)

・子供は授かりものだと思っています。自立して自分のことが自分でしっかりできる、地に足をつけた人生を歩んでくれれば十分です。(40歳 女性)


Q2「あなたにとって親孝行とはどんなことだと思いますか?」で票が入った「経済的な支援をすること」「介護や身の回りの面倒をみること」は、こちらでは少数派に。自分の親に対してはしっかりとサポートをしたいという反面、自分のことで子供に迷惑はかけたくないという気持ちが表れているのかもしれません。子供の健やかな幸せを第一に願う、親心が伝わってくるような結果となりました。「する側」と「される側」、立場が変われば親孝行への考え方にも大きな変化があるようです。


今回のアンケートから、多くの方がさまざまな工夫を凝らして「親孝行」に取り組んでいることがわかりました。そんな気持ちを受け取った親御さんの喜ぶ様子が、頂いたエピソードからも伝わってくるようでしたね。その笑顔を見ることが、親孝行をする皆さんの喜びにもきっと繋がっているはず。

遠方に住んでいてなかなか会いに行けない……という方は、お菓子やちょっとしたプレゼントを贈るというのも、気軽に出来る親孝行のひとつです。

Precious.jpでは手土産に最適なお菓子や、贈る方の気持ちが伝わるおすすめのプレゼント、ラグジュアリーな気分に浸れるホテルなどを数多くご紹介しています。そろそろ親孝行でも、とお考えの方はぜひご参考ください。

【調査概要】
調査期間:2018年8月10日〜2018年8月17日
対象:Precious.jp 読者102名
調査方法:小学館IDアンケートフォーム

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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
大村実樹(東京通信社)
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