【目次】
- 「洗顔」するときに意識すべきこと
- 皮脂バランスを整えるために行う「保湿」3つのポイント
- ファンデーションを浮かせない「ベースメイク法」3選
- ファンデーションが浮いてしまった時の「お直しテク」2選
- 脂性肌の女性におすすめの「スキンケアアイテム」5選
- 脂性肌の女性におすすめの「コスメアイテム」3選
「洗顔」するときに意識すべきこと
【1】洗顔は皮脂の多い「Tゾーン」から洗う
CMの影響からか、頬から洗うのがクセになっているという方が多いよう。「洗顔は、皮脂分泌の多いTゾーンから洗うのが鉄則です。なぜなら、脂分を落とすのがいちばん大変なので、ほかの部位が洗い終わるまで泡をのせておいても肌への負担が少なくてすみます。皮脂腺のほとんどない頬は乾燥しやすいので、なるべくササッと洗いたいもの。泡のクッションの上から優しく洗って、こすらないようにだけ注意してください」(友利さん)
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【2】Tゾーンだけではなく「角質ケア」を意識する
Tゾーン(写真の青線部分)をしっかり洗うクセはついていても、ほかは適当、という人が少なくないのでは? しかし、大人肌は、角質が全体に溜まりがち。それだけでは不十分なんです。ゴシゴシと擦る必要はありませんが、頬やUゾーンもきちんと意識して洗いましょう。たるみ始めた大人の毛穴は、額は下へ、それ以外の場所は斜め下に向いているので、たっぷりの泡を下から上へ行き渡らせることがポイントです。
皮脂バランスを整えるために行う「保湿」3つのポイント
【POINT1】「プレ美容液」で肌をほぐし、水分の入りやすい肌に
肌の水分がなくなってくると、肌は硬くゴワつき、くすんだ印象になってしまいます。そんな肌にローションで水分を与えても、なかなか入っていきづらいのが現実…。そこで、まずはプレ美容液で肌をほぐしながら潤し、水分が入っていきやすい通り道をつくってあげることが先決です。いつものスキンケアに取り入れやすい、洗顔後すぐに使うアイテムでもあるので、ぜひ毎日のお手入れに組み込んで、肌をほぐす習慣づくりを。
<STEP.1>手のひらに出し、のばし広げておく
<STEP.2>顔の内から外へ塗り広げる
【POINT2】「サラサラ化粧水」で肌の水分量を満タンに!
プレ美容液で水分の通り道ができたら、あとは化粧水で水分をたっぷりと与えていくだけなのですが、ここでは化粧水のタイプが重要なポイントに。保湿力の高いとろみタイプが40代・50代女性には人気ですが、水分にこだわるとそれでは足りないのです。そこで選ぶべきはサラサラとした水っぽい化粧水。水を感じながら、肌がたっぷり水分を含むまで、何度でも重ねづけをしてみてください。コットンよりも手のほうが肌がモチッと水分を含むのが確認しやすいので、オススメです。
<STEP.1>顔全体にローションを塗布
<STEP.2>重ねづけしてから押し込む
<STEP.3>手の甲で満タンになったかチェック
【POINT3】「オイル」で疑似皮脂を増やし、やわらかさ&艶をアップ
たっぷりと水分を含んだ肌に、次はオイルで油分をチャージ。年齢とともに水分だけでなく、皮脂量も減ってくるので、オイルはアラフォー・アラフィフ女性が積極的に取り入れたいアイテムのひとつです。オイルの油分は瞬時に疑似皮脂となって肌をやわらかく、艶やかに見せてくれる効果が。化粧水のあと、また乳液のあとなどにも使えるので、いつものスキンケアのなかで使いやすい順序で取り入れてみてください。
<STEP.1>適量は全顔で1~2滴
<STEP.2>指先に塗り広げてスタンバイ
<STEP.3>「塗る」のではなく「おく」のがコツ
肌の水分と油分のバランスが整うと、肌のコンディションがよくなるので、透明感やハリ感もアップ。水分をたっぷり与えて、栄養をプラスする、そんな土壌を整える基本的なケアがいくつになっても重要なのです。
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ファンデーションを浮かせない「ベースメイク法」3選
【1】2種のフェイスパウダーを使い分けてくずれ知らずに
「ほとんどの方が、1種類のフェイスパウダーでメイクを仕上げていると思いますが、メイクくずれが気になるようなら、『塩』と『砂糖』の2種類のパウダーの使いわけを。『塩』パウダーは、粒子が細かくサラサラで肌に溶け込むタイプ。いわゆるフェイスパウダーやおしろいに分類されるもの。『砂糖』パウダーはミネラルが主成分でしっとりとした質感が特徴です。ミネラルパウダー=『砂糖』パウダーとして覚えていただいてOKです」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)。
【2種のフェイスパウダーを使い分けるメイクプロセス】
<STEP.1>塩パウダーをTゾーンに
・ファンデーションを塗った肌に、パウダーをのせる。
・まずはサラサラタイプの塩パウダーをパフに揉み込み、皮脂の多いTゾーンにオン。
<STEP.2>2.塩パウダーを目の下にも
・続いて塩パウダーをアイシャドウブラシにとり、目の下を2往復。
・これが、アイメイクのにじみやくずれを予防する防波堤に。
<STEP.3>砂糖パウダーをブラシにとる
・しっとりタイプの砂糖パウダーをブラシにとる。
・まず余分な粉を落とし、その後ブラシの先を上に向けてトントンと粉をブラシの中に入れ込む。
<STEP.4>Uゾーンと首筋に砂糖パウダーを
・乾燥しやすいUゾーンに、ブラシに含ませた砂糖パウダーをオン。
・ファンデーションがよれないよう中央は点置き、フェイスラインのみ軽く払うようにのせるのがコツ。
・ブラシに残ったパウダーを首筋にものせる。
<一日中くずれないメイクの完成>
1日中メイクがくずれないと噂の「塩」パウダー&「砂糖」パウダー使いとは?
【2】いっそファンデーションを省いてしまうのも手!
メイクが厚塗りだと、ひび割れを起こし、大幅に崩れたあとでは修復も困難になってしまいます。それならば、もっとメイクを簡略化してしまえばいいのです。そのために編み出したのが、メイクのあり方を今までとは違う視線で捉えた「ゴーグルゾーンメイク」。この「ゴーグルゾーン」とは、眉下から頬骨下の範囲を示す、まさにゴーグルをしたときに覆われる範囲のこと。なぜこの範囲に特化するかというと、ここは他人の視線が集中する場所であり、「肌の印象を決める場所」、と言われているからです。「ゴーグルゾーン」でのベースメイクの特徴は、ファンデーションの代役としてコンシーラーを使用すること。さまざまなタイプがありますが、活用すべきはテクスチャーがやわらかくてのびがよく、加齢トラブルのすべてに対応できる汎用性の高いスティックタイプです。今回は、ファンデーションなしでも美肌が完成する、スティックタイプのコンシーラーを使ったベースメイクをご紹介します。
【コンシーラーを使ったベースメイクプロセス】
<STEP.1>肌の濁りを消すメイク下地を塗布する
・紫外線対策、濁り消し、保湿の3役を兼ねたメイク下地を全体に塗布します。
・その後、手のひらでフィットさせるようにすると密着力が高まります。
<STEP.2>上まぶたと頬の中央にCCクリームをのせる
・明るくして艶を出したいところには、CCクリームを。
・上まぶたにのせたものは目周りに、頬にのせたものは頬全体にのばす。
・薄くのばす程度なので、量はあずき粒大で十分。
<STEP.3>コンシーラーをクルクルとなじませて濃いシミを消す
・ここでコンシーラーの出番! 目立つシミがあれば、垂直に立てて塗りつぶしていきましょう。
・最後に、はがれ落ちないよう、スポンジで軽くたたいてなじませます。
<STEP.4>クマ、目尻のくすみを覆うようにカバーする
・写真の目尻の部分を、コンシーラーでカバーして明るくすると、疲れや老けた印象を払拭。
・スッスッと1〜3cmほどライン状にのせたら、指で優しくのばす。
<STEP.5>長めにのばしてぼかし、頬の色ムラ、点在ジミを消去
・頬の赤み、くすみ、点在ジミが消えると、顔全体が一気に明るく!
・頬骨下まで指でぼかすように長めになじませたら、スポンジで塗りムラをなくして。
・毛穴が目立たなくなる効果も。
<STEP.6>Tゾーン、小鼻脇にパウダーをのせて崩れ防止
・仕上げに、透明ラメ入りで白浮きせずに自然な艶を生むパウダーを小鼻に。
・皮脂崩れを防止するだけでなく、立体感も強調させて完成。
【3】仕上げにミストを投入してファンデーションをフィックス
仕上げやリタッチの際にミストでファンデーションを密着させれば、粉浮きや毛穴&シワ落ちが抑えられます。
【おすすめのミスト&使い方】
肌の内側には潤いを送り込み、表面はサラスべの艶肌に整える高機能ミスト。特に乾燥やくすみが気になるときは顔から20cmほど離し2~3回スプレーを。ファンデーションの粉浮きが落ち着き、艶、潤いを高めるし、毛穴&シワ落ち予防にも。
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ファンデーションが浮いてしまった時の「お直しテク」2選
【1】リタッチ前にはティッシュオフ&潤い補給を
大人の世代は、潤い保持力がダウンしているので、午後には乾燥ジワが現れ、そのシワの動きによって、メイクが剥がれ落ちるのが早い。だからつい何度もパウダリーファンデーションを重ねてしまい、夕方には厚塗りシワ肌に…。パウダリーファンデーションが悪いのではなく、いきなり重ねるのを繰り返すことがNG。「パウダリーファンデーションを塗る前に潤い補給し、肌の土台をなめらかに補正して。リタッチには下地を搭載したコンパクトが便利だし、くずれにくくなるからメイク直しの回数が激減します。夏場は特に、重ねるほど大きくくずれるのが宿命。いきなり塗らずに皮脂浮きはティッシュで押さえ、潤い補給をして土台を整えてから重ねるのが鉄則です」(美容愛好家・野毛まゆりさん)
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【2】3ステップで素早くきれいに美肌を復活
\皮脂くずれしやすいのはこんな人/
・オイリー肌、または乾燥肌
・日中は外出して動き回ることが多い
・Tゾーンから化粧くずれを起こす
・アイラインやマスカラがにじみやすい
【皮脂くずれしたときのメイク直しプロセス】
<STEP.1>皮脂をティッシュオフ
まずは、メイクくずれの原因となっている皮脂をティッシュかあぶらとり紙でオフします。こすらず、そっと押さえるのがポイント。
<STEP.2>オイルフリータイプのコンシーラーをオン
オイルフリータイプのコンシーラーを指にとり、くずれが気になる部分になじませます。毛穴が気になる場合は、埋め込むように軽く叩き込んで。
<STEP.3>ブラシでフェイスパウダーをオン
たいていの人は、夕方にもなればTゾーンと小鼻がテカっているもの。ティッシュで皮脂を押さえたあとに、フェイスパウダーをサッとのせると美肌印象が復活します。
フェイスパウダーをブラシにとり、コンシーラーの重ねた上にふんわりと重ねる。くすみを飛ばす効果のあるタイプを選べば、透明感のある仕上がりに。
脂性肌の女性におすすめの「スキンケアアイテム」5選
【1】イプサ「ザ・タイムR アクア」
「肌の表面に水の層をつくり、うるおいをしっかりと届けるイプサのロングセラー薬用化粧水です。肌の乾燥はもちろん、うるおいバランスを整えることによりテカリにくくもしてくれるので『肌質を選ばない化粧水』と高い評価をいただいています。また、アルコールフリー・油分フリー・無香料なところも人気の理由の1つで、最近ではシェアコスメとして男性からの支持も得ています」(イプサ・PR担当)
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【2】クレ・ド・ポー ボーテ「ローションイドロC n」
さっぱりした使用感がお好みの方におすすめなのが、こちらの「ローションイドロC n」。拭き取るようになじませることで、不要な角質や皮脂を取り除き、明るく清らかな肌に導く化粧水です。みずみずしい潤いが肌を満たし、毛穴目立ちや、肌荒れ、乾燥などを防ぎます。
クレ・ド・ポー ボーテの新作スキンケア7選|乾燥・小ジワ・・・使うほどに肌を土台から綺麗に!
【3】ディオール「プレステージ ローション ド ローズ」
グランヴィル ローズから抽出されたローズミネラル22種、特に亜鉛と銅、マグネシウムが豊富に含まれています。皮脂のバランスを整え、皮膚常在菌を保護する「亜鉛」、殺菌効果により表皮を清らかに保つ「銅」、エネルギーを生成し、細胞を適正に機能させる「マグネシウム」。グランヴィル ローズが持つミネラルのパワーが、肌の潤いバランスを整えてくれます。さらに、肌バリアを修復するローズオイルが配合されています。親水性のローズミネラルに、相反する性質のローズオイル。同時配合するために開発されたディオールの新しい技術によって、ローズオイルは極小のドロップに変わり配合されています。その大きさは、「プレステージ ユイル ド ローズ」に含まれるマイクロパールの1/4サイズ。100万粒が1本の化粧水に閉じ込められています。肌を潤しながらも、つけ心地は軽く、表面にべたつきを残しません。つけた瞬間、みずみずしさが広がる心地よい化粧水です。
ディオールの「プレステージ ローション ド ローズ」は季節の変わり目に頼りたい、理想の潤いバランスに整えるローズ化粧水
【4】アユーラ「オイルシャットデイセラム」
くるくる塗るだけで毛穴をフラットにする、毛穴専用の練り美容液。化粧下地やファンデーションの前に使用することで、毛穴などの凹凸をカバー。皮脂や汗、乾燥による化粧崩れを防ぎ、さらりとなめらかな肌へ導きます。
【40代の最新毛穴ケア特集】人気ブランドの新作から名品までおすすめコスメ14選
【5】ローラ メルシエ「マティファイング オイルフリー モイスチャライザー」
「マティファイング オイルフリー モイスチャライザー」は、肌の水分バランスを整え、過剰な皮脂の分泌に対応する、オイルフリータイプのモイスチャライザー。オイルコントロール成分が余分な皮脂を吸着し、さらりとしたクリーンな肌状態に整えます。メイクアップが密着しやすく、ヨレや崩れに怯えない肌をゲット。
「ローラ メルシエ」から、メイク映えする肌を作る新スキンケアが登場!
脂性肌の女性におすすめの「コスメアイテム」3選
【1】コスメデコルテ「コンプリートフラットプライマー」
肌を美しく見せるピュアな光だけを透過させ、カバー力と素肌感を両立するプライマー(化粧下地)。毛穴やくすみ、色ムラなどの肌悩みをカバーしながら、生肌のような土台をつくってくれます。肌の潤いを逃さない保湿力がありながら、皮脂にもくすまずに美しい仕上がりが持続します。「コンプリートフラットプライマー 」の美肌に見える光だけを透過させる力を利用して、首のエイジングサインを目立たなくすることも可能!
Panasonic&慶應義塾大学と共同研究!コスメデコルテから最高に「気持ちいい」ベースメイクが登場
【2】ランコム「タンイドル ウルトラ ウェア リキッド」
「汗や皮脂にも崩れにくい『ウルトラファンデ』※は、コロナ禍でのマスク生活においてさらなるニーズが高まり、なんと昨年を上回る年間販売個数を記録しました。肌にピタッと密着して色むらや毛穴をカバーしてくれるのに薄くて心地良い使用感は、発売以来リピーターが絶えない大人気ファンデーションです。日本人の肌色に合わせた、全13色ものカラー展開の豊富さも人気の理由です」(ランコム・PR担当)
ポーラ 、ランコム、ラ・プレリー…人気ブランド別、2020年売り上げランキングBest5を発表
【3】SUQQU「リタッチ プレスト パウダー」(右)
厚塗り感ゼロで薄く軽やかな仕上がり。皮脂によるテカリを一掃しながら、透明感のある洗練肌に導いてくれる。
乾燥くずれVS皮脂くずれ!肌タイプ別・正しいメイク直しテクニック
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部