【目次】

「前髪あり」のグラデーションボブ【6選】


【1】自然なボリュームとツヤが手に入る菱形シルエット

完成

髪が細く、ボリュームが出にくいモデルさんの髪。「耳まわりと顔まわりにレイヤーを入れ丸みを持たせたグラデーションボブがおすすめです。菱形のフォルムになるよう丸みを持たせると、ボリュームが欲しいトップがふっくらするので、ご自身でスタイリングするときも簡単に形が決まるはずです」(SUN VALLEY みち子さん)。

<スタイリング方法>

低温のアイロンで丸みをつくるように、ゆっくり通す。

スタイリング前
スタイリング前

■1:ストレートアイロンを140℃の低温に設定し、毛束をゆっくり通す

毛先はやや内向きになるように髪を軽く引っ張りながら通す。
毛先はやや内向きになるように髪を軽く引っ張りながら通す。

■2:頭頂部の毛束は根元を立ち上げるようにしてアイロンを通す

毛先はやや内向きになるようにすること。
毛先はやや内向きになるようにすること。

■3:バームを髪の内側から揉み込むようにしてなじませる

内側から揉み込んだあと、手に残ったバームを髪の表面になじませる。
内側から揉み込んだあと、手に残ったバームを髪の表面になじませる。

「スタイリング剤を髪の表面からなじませると、せっかくふわっと立ち上げたスタイルがつぶれてしまいます。内側からなじませ、表面は手に残った分だけで十分です」(みち子さん)。

SUN VALLEY副店長・みち子さん。5~6年前からキャンプにハマっているとか。「年にⅠ回は必ず女友達三人でキャンプへ行きます。自然の中で食べる料理は格別です!」Instagramアカウント@sunvalley_michiko
SUN VALLEY みち子さん。

ツヤボブが手に入る、髪を傷めない「低温」アイロンテクニック

【2】ふんわりエレガントなショートボブ

完成

「程よくボリュームアップするには、グラデーションカットでウエイトを引き上げるのがおすすめです。女性らしい丸みが生まれ、短くても華やかさが出せます。ふんわり感が大切なので、髪を乾かす時はドライヤーの風を根元にしっかりとあてて、ボリュームを出しましょう。でもパサついて見えるのはNGなので、毛先にはツヤ感が出るスタイリング剤を馴染ませて」(imaii scaena × colore ディレクター 佐藤博樹さん)。

<スタイリング方法>

根元からふんわり乾かしてボリュームアップ!

スタイリング前

■1:根元からしっかり乾かす

ドライヤーの風を根元に当て、分け目をつけずに根元を立ち上げながらしっかり乾かす。
ドライヤーの風を根元にあて、分け目をつけずに根元を立ち上げながらしっかり乾かす。

■2:襟足ともみあげはタイトに

襟足ともみあげ部分は、タイトになるように手で押さえながら乾かす。
襟足ともみあげ部分は、タイトになるように手で押さえながら乾かす。

■3:スタイリング剤で整える

髪全体にツヤが出るスプレーを吹きかけたら、軽めのワックスで毛先に束感と動きを出す。
髪全体にツヤが出るスプレーを吹きかけたら、軽めのワックスで毛先に束感と動きを出す。

「スタイリング剤は、セット力がありつつ軽めのワックスをチョイス。重いものだとボリュームダウンしやすいので気を付けましょう」(佐藤さん)。

imaii scaena × colore ディレクター 佐藤博樹さん。

ボリュームアップも、丸顔カバーも叶う!上品で華やかなショートボブ

【3】しなやかにまとまる品格ボブ

ミディアムヘア_1,40代 髪型_1

「毛髪にコシがなくなりボリュームが出にくいというお悩みと同じくらい、剛毛でまとまりが出にくいというお悩みも40代50代には実は多いんです。髪が硬く毛量が多い方こそ、毛質的に立体感が出しやすいのでボブがおすすめです。髪が硬い方は毛先にボリュームが出やすいので、すそにはグラデーションを入れ、少しウェイトを上に持ってきて菱形シルエットになるようにカット。重心が上がることで、フェースラインがキュッと引き締まった印象に見せる効果も! スタイリングは扱いやすく巻きやすいストレートアイロンを使うのがおすすめです。生えグセをのばしながら内巻きにすることで、剛毛の方でもしなやかなまとまりが簡単に出せます」(SUNVALLEY みち子さん)。

<スタイリング方法>

ストレートアイロンの熱でクセをのばしながら、しなやかさ&柔らかな動きのあるスタイルに。

スタイリング前
スタイリング前

■1:前髪は流したい方向に流しながら内巻きに

ミディアムヘア_4,40代 髪型_4
前髪は流したい方向にスーッとアイロンを動かしながらゆるく内巻きに。

■2:トップは上に持ち上げてふんわり感を

ミディアムヘア_5,40代 髪型_5
トップ部分の髪は上に持ち上げながら、根元から毛先にスーッとアイロンを動かします。ペシャッとしがちなトップの毛もふんわり。

■3:内側の毛は引っ張るように熱を加えしっかりとのばす

ミディアムヘア_6,40代 髪型_6
表面だけでなく、内側の毛にもアイロンの熱を加えしっかりとのばすことで、しなやかなまとまりのある髪に。クセが出やすい毛は、ややうしろに引くようにして引っ張りながらのばすのがコツ。

■4:中間から毛先にかけてワックスをなじませてニュアンスづけ

ミディアムヘア_7,40代 髪型_7
指先にワックスをとり、中間から毛先にかけての毛にもみ込むようになじませます。

「スタイリング剤はワックスがおすすめです。トップにはつけず、中間から毛先にもみこむようになじませて。固めずに、しなやかな動きのあるスタイルをキープしてくれます」(みち子さん)。

40代 髪型_8
SUNVALLEY 副店長 みち子さん。

40代に似合う【しなやかにまとまる品格ボブ】リフトアップも叶える菱形シルエットとストレートアイロン使いが決め手!

【4】こなれ感際立つしなやかな丸み×くびれショートボブ

40代 ショートヘア_1,40代 髪型_1

「長さを残してバランスをとればシャープになりすぎず、しなやかで華やかな印象をキープすることができます。丸みを出すようなカットを施しているので、絶壁で後頭部がペタッとしてしまう方でも自然とふんわり、グラデーションでメリハリを出すことで、リフトアップ効果も狙えます」(ABBEY 副店長/スタイリスト 久保園 翔さん)。

<スタイリング方法>

前髪からトップはカーラーで。毛先はアイロンでさらに美フォルムキープ。

40代 髪型_4
スタイリング前

■1:前髪からトップはカーラーでセット

40代 髪型_5
>前髪からトップにかけての髪は、カーラーを4つ使ってボリューム感を出していく。頭頂部まで前向きに巻き(3つのカーラーは前向き)、一番うしろのみうしろ向きに。カーラーを巻く毛束は黒目の幅のモヒカンライン、根元から自然な立ち上がりをつくって。

■2:中間から毛先にスッとアイロンを通して

40代 髪型_6
サイドやうしろの髪はストレートアイロンでスタイリングを。中間から挟んで毛先にスッと軽く内巻きにして抜くくらい、まとまりとさりげない動きを出すイメージで。こなれ感をキープしたいので、くるっと巻かないこと。

「スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。まとまり感とツヤを出して」(久保園さん)。

40代 髪型_7
ABBEY 副店長/スタイリスト 久保園 翔さん。

40代に似合う【しなやかな丸み×くびれショート】かっこよくも柔らかくこなれ感際立つスタイル

【5】絶妙カット×ハイライトでエアリー軽快ショートボブ

ミディアムヘア_1,40代 髪型_1

「ボリュームが出にくくなる40代以上の方にショートヘアは人気ですしおすすめのスタイルですが、髪質やフォルムによってはミセス感が出すぎ、改まった印象に見えてしまうことも…。特に多毛で毛質が硬く、1本1本が太めという方は、ショートやボブなどの短めのスタイルに動きが出にくいんです。そんな方におすすめなのが、ある程度柔らかさや軽さをカットで出し、さらに表情が出やすくなるよう表面にハイライトをプラスしたスタイル。カット×カラーのハイブリッドで、こなれ感が劇的にアップします」(kakimoto arms二子玉川店 店長 細畑久寿さん)。

<スタイリング方法>

前髪からトップはカーラーで。毛先はアイロンでさらに美フォルムキープ。

スタイリング前
スタイリング前

■1:頭頂部は分け目をまたぐようにカーラーを

ミディアムヘア_4,40代 髪型_4
ペタッとしがちでボリュームが出にくい頭頂部は、カーラーでふんわり感を。カーラーにドライヤーの温風をあてて温めてから、頭頂の後部はうしろに向かって、前部は前向きに、分け目をまたぐように髪を巻き込んで。よりふんわり仕上げたい後部は、やや太めのカーラーを使うのがポイント。

■2:すそはアイロンで外ハネに

ミディアムヘア_5,40代 髪型_5
すその髪は外ハネに。太めのアイロンでやや多めに毛束をとって巻いていくと、自然な仕上がりに。長めの前髪はサイドへと自然に流れるように、アイロンで軽く内巻きに。

■3:少量のバームを根元にもみこんで空気感を出す

ミディアムヘア_6,40代 髪型_6
指先にヘアバームをのばし、髪の根元をくしゅくしゅするようになじませて空気感のあるスタイルに。

「スタイリング剤はオーガニック系のバームがおすすめ。毛に自然な束感&立ち上げをつくりつつ、しっとりとした質感に。ワックスよりも軽やかな印象に仕上がります」(細畑さん)。

40代 髪型_7
kakimoto arms二子玉川店 店長 細畑 久寿さんとカラーリストチーフ 坂口 綾菜さん。

40代に似合う【エアリー軽快ショート】絶妙カット×ハイライトで、剛毛でもやわらかな印象に!

【6】ふんわりこなれマッシュショートボブ

40代 髪型_1

「マッシュベースのショート。表面、顔周り、トップに適度にレイヤーを入れ、自然なボリュームとふんわりエアリーな雰囲気を演出しています。もともとボリュームが少ないので、レイヤーはバランスが肝。程よくレイヤーを入れることで、アイロンなどで巻かなくても、時短スタイリングでふわっとしたひし形シルエットに整えることができます。前髪はサイドからうしろに自然に流れるようにレイヤーを入れながら長めにつくっているので、前髪あり、前髪なし、シーンに合わせてアレンジが効くのもポイントです。ちなみにカラーは明るめのマロンベージュ。明るさがあるので、多少の白髪なら目立たせずなじませることができます」(EMMA GINZA トップスタイリスト MARIAさん)。

<スタイリング方法>

トップのみカーラーでボリューム出し。サイドの毛先は手ぐしブローでニュアンスを。

スタイリング前

■1:トップ部分は前向きにカーラーを巻く

40代 髪型_4,40代 ショートヘア_3
分け目がぺったりしがちなトップ部分の毛は、カーラーを巻いてボリュームアップ。頭頂部から前髪にかけてのトップの毛をカーラーで前向きに巻き、ドライヤーの熱をあてて。カーラーは35~38mmくらいが程よい。

■2:サイドの毛先は手でくしゅくしゅさせながらスタイリング

40代 ショートヘア_4
毛先は手でくしゅくしゅさせながらドライヤーの熱をあて、エアリーなニュアンスを出していって。

3:カーラーをはずしてオールバックに

40代 ショートヘア_5
トップ部分のカーラーはずし、うしろ向きになじませながらボリューム調整を。

「スタイリング剤はパウダーワックスや固まらないスプレーなど、トップのボリュームや前髪のニュアンスを自然にキープできるものを」(MARIAさん)。

EMMA GINZA トップスタイリスト MARIAさん。

40代に似合う【ふんわりこなれマッシュショート】ぺったりしやすい髪にもボリューミーなニュアンスを

「前髪なし」のグラデーションボブ【6選】


【1】重心高めの「菱形」ボブでリフトアップが叶う!

40代 ショートヘア_1,40代 髪型_1,ヘアアレンジ_1

「重めの台形ボブは、髪質がダイレクトに現れるのでボリュームやフォルムの調整が困難に。さらに、ウエイトが毛先にきてしまうことで、顔のパーツやフェースラインまで下がって見えてしまいます。リフトアップさせるなら、髪のウエイトを上げ、ひし形にシフトを」(ABBEY 代表取締役 松永英樹さん)。その際のポイントは3点。まずトップとサイドにボリュームが出るように顔型や髪質に合わせて、顔周りにレイヤーを入れること。ウエイトは全体の長さに対し、トップから2/3の位置にもってくること。そしてバックは毛先にグラデーションを入れ、襟足にくびれをつくること。

<スタイリング方法>

乾かしながらフラットに整えてから、トップの根元を立ち上げ、顔周りのボリュームはアイロンでプラス。仕上げに、オイルを使うのがポイント。

■1:頭頂部から放射状に乾かす

タオルドライ後、頭に対して垂直に温風を当てながら、頭頂部から放射状に乾かすと、生えグセやうねりがおさまりやすく、フラットな状態に整う。髪の根元を揺らしながら熱を分散させ、毛先ではなく根元を中心に乾かすのが、パサつきや広がりを抑えるコツ。
タオルドライ後、頭に対して垂直に温風をあてながら、頭頂部から放射状に乾かすと、生えグセやうねりがおさまりやすく、フラットな状態に整う。髪の根元を揺らしながら熱を分散させ、毛先ではなく根元を中心に乾かすのが、パサつきや広がりを抑えるコツ。

■2:前髪は分け目と反対側に倒して温風を

全体が乾いたら、いつもの分け目と反対側にトップの毛を倒し、手ぐしを入れてかき上げた根元の立ち上がりに対して垂直に温風を当てる。つぶれやすいトップの根元をふんわりと立ち上げるこのひと手間は、奥行きのあるひし形フォルムの土台をつくるうえで必須。
全体が乾いたら、いつもの分け目と反対側にトップの毛を倒し、手ぐしを入れてかき上げた根元の立ち上がりに対して垂直に温風をあてる。つぶれやすいトップの根元をふんわりと立ち上げるこのひと手間は、奥行きのあるひし形フォルムの土台をつくるうえで必須。

■3:アイロンでボリュームと動きをプラス

ヘアアイロンでサイドの中間部分を挟んで、毛先に向けてゆっくりと滑らせながら手首を内側に返し、毛先を軽く内巻きに。ひし形の肝であるサイドのボリュームを自然に出すことができる。
ヘアアイロンでサイドの中間部分を挟んで、毛先に向けてゆっくりと滑らせながら手首を内側に返し、毛先を軽く内巻きに。ひし形の肝であるサイドのボリュームを自然に出すことができる。
バックは軽く外ハネに。そうすると襟足のくびれが強調され、ひし形ボブの効果を実感しやすくなる。
バックは軽く外ハネに。そうすると襟足のくびれが強調され、ひし形ボブの効果を実感しやすくなる。

■4:全体にヘアオイルをなじませる

仕上げに使用するのは軽いテクスチャーのヘアオイル。少量を手のひら全体に広げ、手ぐしを入れる要領でサイドの髪になじませると、艶を出しながら、まとまりのあるひし形に整う。
仕上げに使用するのは軽いテクスチャーのヘアオイル。少量を手のひら全体に広げ、手ぐしを入れる要領でサイドの髪になじませると、艶を出しながら、まとまりのあるひし形に整う。
襟足は、前から手ぐしを入れて毛束を前に引っ張り、タイトに抑える。くびれによりひし形が際立つ。
襟足は、前から手ぐしを入れて毛束を前に引っ張り、タイトに抑える。くびれによりひし形が際立つ。
松永 英樹さん
ABBEY代表取締役
(まつなが ひでき)サロンワークのかたわら、ファッション誌の撮影、講習、商品開発などをこなす。洗練されたカット技術と穏やかな人柄に、女性誌内にもファンが多い。

断然若見え!たるみ顔を引き上げる「ひし形ボブ」のつくり方とは?

【2】自然な菱形バランスであか抜け!王道ストレートボブ

完成

「表面の角を取るレイヤーとグラデーションカットで、自然な丸みを持たせたボブスタイル。髪が弱り、ボリュームが減ってくる年齢層では毛量調整は適度にとどめ、バサバサに見えないように注意を」(GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 塩見勇さん)。

<スタイリング方法>

自然な菱形バランスであか抜ける!王道ストレートボブ。

スタイリング前
スタイリング前

■1:耳横に空間をつくるイメージでストレートアイロンをかける

真下に伸ばすのではなく、少し横へ引き出すようにストレートアイロンを通す。

■2:ハチ上(頭頂部と耳までの間で出ている骨部分)の髪をワンカール

頭のハチ(頭頂部でカーブが強い部分)の上の髪にもストレートアイロンを通す。ややカールさせるように丸みをつけるのがポイント。

■3:耳うしろはおさえる

耳のうしろの髪は、真下に向けてアイロンを通す。この部分は膨らまないようにおさえるのがコツ。

■4:トップからうしろは持ち上げるようにアイロンをかける

トップの髪は、アイロンを通しながら上に持ち上げ、ふんわりと立ち上げる。

■5:バームをなじませる

手のひらにバームをつけ、全体になじませる。最後はかきあげるようにして菱形シルエットに整えれば完成。

「耳うしろをしっかりおさえるとキレイな菱形になります。あごラインや首元がすっきりとした印象になるので、面長カバーに最適です」(塩見さん)。

GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 塩見 勇さん。

40代に似合う【あか抜けボブスタイル】若々しく明るい印象が叶う“シンプルボブ”に挑戦

【3】毛先グラデーションでするっとまとまる美ショートボブ

40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1

「Precious世代の方は特に毎日多忙でいらっしゃるので、なるべく時間をかけずにスタイリングをすませたい、というニーズがとても多いです。今回は手軽なスタイリングでまとまりやすく、適度な丸み&ボリュームのある柔らかな雰囲気のショートボブをご紹介します。ショートヘアだと月イチでメンテナンスしなければスタイルが保てない、というお悩みも多いのですが、毛先を重めに残し、適度なグラデーションで丸みのあるシルエットかつまとまりやすさを出しているので、メンテナンスの頻度も少なく、思い通りのスタイルが保てます」(nuu代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻 唯さん)。

<スタイリング方法>

毛先と顔周りを軽く巻くだけでOK。

スタイリング前

■1:トップはカーラーでふんわり感を

40代 髪型_4,40代 ショートヘア_4
ぺったりしがちなトップ部分は、カーラーで巻いてふんわり感を出す。50mmくらいの太めのカーラーで巻くとより自然なボリュームが出せる。

■2:サイドはストレートアイロンで丸みを出すように

サイドからうしろの毛は、ゆるやかな弧を描くようにストレートアイロンでニュアンスをつけていく。寝ぐせもリセットして、よりするっとまとまるツヤ髪に。

「スタイリングにはトリートメント効果のあるミルクがおすすめ。保湿しながら、よりまとまりのあるスタイルに」(竹ヶ鼻さん)。

nuu代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻 唯さん。

40代に似合う【するっとまとまる美ショートボブ】絶妙なグラデーションで女性らしいしなやさかを

【4】ワンレン気味のしなやかこなれボブ

40代 髪型_1,ボブ_1

「ベースはあごくらいの長さのグラデーションボブ。レイヤーは全体的に少なめ。毛先は微妙にグラデーションを入れることで、毛先に丸みを出しながらもつるっとした面をつくり、ツヤ髪に見えるよう仕上げています。ワンレンっぽく見えますが、顔周りに少しだけ短い毛を仕込み、動きと軽やかさプラス。シャープな切りっぱなしボブとはひと味違う、丸み&しなやかな動きのあるやわらかい雰囲気に」(marr中目黒店 スタイリスト 土田麻美子さん)。

<スタイリング方法>

ベースはブローでやわらかな動きを。サイド~顔周りのみアイロンでササッとニュアンスづけ。

スタイリング前

■1:トップ部分は根元から髪をふんわり立ち上げるようにブロー

40代 髪型_4,ボブ_4
ぺったりしてボリュームが出づらいトップ部分は、生え際から後頭部に向かってブラシを通しながらドライヤーの熱を与えてブロー。左右の生え際どちらからも、分け目をまたぎながらブラッシング&ブローして、エアリーな毛流れをつくって。

■2:毛先もブラシでブローして内巻きに

ボブ_5
毛先もブラシでブローしながら内巻きに。面を整えツヤを出しながらブローしていって。

■3:サイド~顔周りはリバース巻きで華やかな動きをプラス

サイド~顔周りの左右2束は、中間から毛先にかけてリバース巻きに。ふんわりとした動きをプラスして、よりこなれた雰囲気に。アイロンは32mmを使用すると巻きやすい。

「スタイリング剤は髪質で使い分けを。硬い髪にはツヤを出すバームやオイルを、柔らかい髪ならクリーム系ワックスがおすすめです」(土田さん)。

marr中目黒店 ストアマネージャー スタイリスト 土田麻美子さん。

40代に似合う【ワンレン気味のしなやかこなれボブ】分け目ふんわり、気になる生え際も自然にカバー

【5】丸顔がキレイな卵型に!王道菱形ボブ

完成

「表面が動くようにレイヤーを入れつつ、グラデーションカットで丸みもプラス。後頭部に丸みが生まれるので、ボリュームアップが叶います。正面からの印象には丸みを与えず、頭のかたちをキレイに見せられますよ」(GARDEN aoyama スタイリスト 塩見勇さん)。

<スタイリング方法>

スタイリングでメリハリを強調して菱形に!

スタイリング前
スタイリング前

■1:毛先を内巻きにワンカール

26mmのヘアアイロンを使用。ハチ下の髪を持ち上げながら、毛先からワンカール巻く。
26mmのヘアアイロンを使用。ハチ下の髪を持ち上げながら、毛先からワンカール巻く。

■2:顔周りをフォワードに巻く

ハチ上の顔周りの髪は、前に引き出して、毛先から1回転半内巻きにする。
ハチ上の顔周りの髪は、前に引き出して、毛先から1回転半内巻きにする。

■3:トップを毛先からワンカール

黒目の幅で髪を取り、上に引き出して毛先からワンカールさせる。2・3回に分けて、後ろまで同様に。
黒目の幅で髪を取り、上に引き出して毛先からワンカールさせる。2~3回に分けて、うしろまで同様に。

■4:スタイリング剤を塗布

スタイリングバームを親指爪半分くらい取り、手のひらでのばして、髪全体になじませる。顔周りは、根元を前向きにしてから、外に開くイメージ。
スタイリングバームを親指爪半分くらい取り、手のひらでのばして、髪全体になじませる。顔周りは、根元を前向きにしてから、外に開くイメージ。

■5:耳うしろはタイトに

手に残ったバームを、耳後ろの髪の根元からリバースになじませ、タイトに仕上げる。
手に残ったバームを、耳うしろの髪の根元からリバースになじませ、タイトに仕上げる。

「顔周りは、根元を前に、毛流れをうしろに動かすイメージ。耳うしろは、根元がうしろに向かいつつ毛流れは前へ。根元が一度逆方向に動くことで、もたつきが解消できます」(塩見さん)。

GARDEN aoyama スタイリスト 塩見勇さん。

丸顔がキレイな卵型に!レイヤーで全お悩みを解消する王道菱形ボブ

【6】丸顔がキレイな卵型に!王道菱形ボブ

完成

「顎ラインのグラデーションボブ。ウエイトをしっかりとつくり、自然なボリューム感を出しています。カラーリングは、中明度のグレーベースに、彩度のあるピンクをプラス。グレーは髪を柔らかく見せてくれて、ピンクは髪に透明感とツヤ感を演出してくれます」(AntiOurs シニア エグゼクティブ ディレクター IKEさん)。

<スタイリング方法>

根元が立ち上がるように意識して乾かして!

スタイリング前
スタイリング前

■1:タオルドライ後、根元からブラッシング

タオルドライしたら、頭皮用ブラシで根元から全体をブラッシングして、自然な立ち上がりをつける。
タオルドライしたら、頭皮用ブラシで根元から全体をブラッシングして、自然な立ち上がりをつける。

■2:オイルを髪全体に塗布

保湿力の高いオイルを手のひらにのばし、髪の内側→表面の順になじませる。
保湿力の高いオイルを手のひらにのばし、髪の内側→表面の順になじませる。

■3:根元から乾かす

髪の根元に風が当たるようにしてドライヤーで乾かす。仕上げにワックスorオイルをつけて手グシで整える。
髪の根元に風が当たるようにしてドライヤーで乾かす。仕上げにワックスorオイルを付けて手グシで整える。

「最後につけるスタイリング剤は、束感とツヤを出したいならオイル、動きもしっかりつけたいならワックスをチョイス。髪のクセが気になる人は、ストレートアイロンで顔周りだけ軽くのばしてあげても◎」(IKEさん)。

AntiOurs シニア エグゼクティブ ディレクター IKEさん。

顔周りに丸みをつくって面長に柔らかさをプラス!すぐにでも真似したい上品ショートの完成

「面長さん」に似合うスタイル【5選】


【1】横幅広めの「菱形シルエット」で縦長感を軽減する

完成

「グラデーションボブベースで、前髪を内側につくっています。アウトラインは角を取り、なめらかなフォルムに。フェイスラインに合わせて前下がりラインにカットすることで、リフトアップ効果も。全体に入れたハイライトで、白髪カバーと立体感アップが叶います」(imaii scaena x colore ディレクター 石原治和さん)。

<スタイリング方法>

ボリュームの出し方、前髪の流し方に注意!

スタイリング前
スタイリング前

■1:ヘアアイロンで毛先を巻く

太めのヘアアイロンで、毛先にワンカールをつける。
太めのヘアアイロンで、毛先にワンカールをつける。

■2:ヘアアイロンでトップを立ち上げる

トップの髪の根元を起こすように、太めのヘアアイロンを当てて、ボリュームを出す。
トップの髪の根元を起こすように、太めのヘアアイロンをあてて、ボリュームを出す。

■3:ワックスで整える

クリームワックスを手のひらにのばし、表面になじませる。少し束感を出しながら、前髪をななめに流し、サイドは耳にかけてボリュームをコントロール。
クリームワックスを手のひらにのばし、表面になじませる。少し束感を出しながら、前髪をななめに流し、サイドは耳にかけてボリュームをコントロール。

「毛先をワンカール巻いておくと、耳にかけるだけでボリュームが出て、フォルムの調整がしやすいです。キープ力が欲しい人は、最後に軽めのキープスプレーを」(石原さん)。

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imaii scaena x colore ディレクター 石原治和さん。

面長に似合うボブは、輪郭カバーの菱形シルエットが正解!

【2】小顔に見える菱形ショートボブ

完成

「ベースはフラットなグラデーションボブ。耳うしろのふくらみやすい部分は、セクション毎にレイヤーを入れて骨格や頭の形が綺麗に見えるようにカット。前髪は頬骨下に設定し、サイドへつなげるように調整しています」(Cocoon銀座店 店長 SHUNさん)。

<スタイリング方法>

根元を立たせてボリュームアップ。

スタイリング前
スタイリング前

■1:根元をこすりながらドライヤーをあてる

まずは下を向いた状態で上からドライヤーをあてる。

■2:手ぐしでうしろに髪を流しながらドライヤーをあてる

ドライヤーは前方からあてるのがコツ。

■3:髪全体にワックスをなじませる

髪の内側からつける。

■4:最後に根元の毛束をほぐして完成

トップの毛束を持ち上げるようにつまんでほぐす。

「スタイリング剤はミルクタイプのワックスがおすすめ。少量を手のひらに伸ばし、髪の内側から全体になじませるとボリュームが出やすく、スタイルの持ちもよくなります」(SHUNさん)。

Cocoon銀座店 店長 SHUNさん。

40代に似合う【小顔に見えるショートボブ】“小顔見せ” スタイリング術を伝授!

【3】全方向・美シルエットの前下がりボブ

完成

「レザーで前下がりのシルエットにカット。後頭部に自然な丸みが出るように、グラデーションカットをして高さをつくります。ほどよく重さを残すことで、ボブでもほんのりエレガントに。髪質が少し硬めなので、全体にデジタルパーマをかけて、柔らかさと色っぽさを出しています」(Double 店長 西村光太郎さん)。

<スタイリング方法>

ドライヤーを上手に使ってボリュームアップ!

スタイリング前
スタイリング前

■1:根元を擦りながらハンドドライ

髪全体を乾かしていく。指先で地肌を擦りながら乾かすことで、根元全体が起きて自然なふんわり感が出る。
髪全体を乾かしていく。指先で地肌を擦りながら乾かすことで、根元全体が起きて自然なふんわり感が出る。

■2:うしろから風をあてる

ドライヤーの風を後ろから当て、前に向かって乾かす。全体のおさまりがよくなる効果が。
ドライヤーの風をうしろからあて、前に向かって乾かす。全体のおさまりがよくなる効果が。

■3:前から風をあてる

髪全体をかき上げるように、ドライヤーの風を前から当てて、毛先の動きを作る。
髪全体をかき上げるように、ドライヤーの風を前からあてて、毛先の動きをつくる。

■4:ワックスをつけて整える

ソフトワックスを手のひらにのばし、中間から毛先につけて整える
ソフトワックスを手のひらにのばし、中間から毛先につけて整える。

「髪がつぶれやすくなるので、スタイリング剤は少量でOK。根元にはつけないようにしましょう」(西村さん)。

Double 店長 西村 光太郎さん。

面長顔が似合うのは、菱形シルエットの前下がりボブ

【4】ふんわりパーマが大人可愛い!面長補整菱形ショートボブ

完成

「レザーでカットしたグラデーションボブベース。トップのレイヤーは、ハチ下と切り離してカットしているので、よりボリュームが出やすくなっています。パーマは、13~17mmのロッドで全体を毛先から1回転半平巻きに。直毛に柔らかさを出してあげることで、スタイリングもしやすく、かわいらしい印象になります」(Cocoon銀座店 ディレクター 泰斗さん)。

<スタイリング方法>

重要なのは根元のボリューム!分け目をつけず、ふんわり仕上げて。

スタイリング前
スタイリング前

■1:根元を起こしながらドライ

根元を擦りながら乾かし、ボリュームを出す。
根元を擦りながら乾かし、ボリュームを出す。

■2:ライトハードワックスをもみ込む

ライトハードワックス4プッシュを手にのばす。
ライトハードワックス4プッシュを手にのばす。
根元からしっかり全体になじませる。
根元からしっかり全体になじませる。

■3:束感を整える

全体をラフにおろし、前髪や毛先に束感が出るようにつまんで整える。
全体をラフにおろし、前髪や毛先に束感が出るようにつまんで整える。

「スタイリング剤を毛先からつけてしまうと、重さでペタッとしてしまう原因に。根元からしっかりなじませることで、ふんわりとした動きを出すことができます」(泰斗さん)。

Cocoon銀座店 ディレクター 泰斗さん。

レイヤー×パーマで大人かわいく!面長顔を骨格補整する菱形ショートボブ

【5】女性らしい丸みと柔らかさが手に入る菱形ショートヘア

完成

「丸みのあるグラデーションカットで、襟足は締めすぎず、もみあげは少し長めに残しています。頬の高さにボリュームを出して、横から見てもうしろから見ても美しくなるようにカット。ブロックカラーで立体感をプラスすれば、さらに柔らかな雰囲気に!」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 店長 栗原貴史さん)。

<スタイリング方法>

ポイントで細い毛束に動きを出して、ニュアンスをプラス!

スタイリング前
スタイリング前

■1:トップは根元を起こしてドライ

後頭部に丸みがつくように、トップの髪の根元を起こしながら乾かす。
後頭部に丸みがつくように、トップの髪の根元を起こしながら乾かす。

■2:サイドも根元に風をあててドライ

横にボリュームが出るように、サイドの根元に指を入れて起こしながら乾かす。
横にボリュームが出るように、サイドの根元に指を入れて起こしながら乾かす。

■3:ストレートアイロンで内巻きに

ストレートアイロンを使用。全体がワンカールの内巻きになるように、ザクザクと大きく毛束を取り、中間から毛先に向かってアイロンをすべらせる。
ストレートアイロンを使用。全体がワンカールの内巻きになるように、ザクザクと大きく毛束を取り、中間から毛先に向かってアイロンをすべらせる。

■4:ポイントで毛先を外巻きにする

表面から細い毛束を取り、毛先が外巻きになるようにストレートアイロンを当てる。
表面から細い毛束を取り、毛先が外巻きになるようにストレートアイロンをあてる。

■5:スタイリング剤で仕上げる

オイルとクリームワックスを1:1で手のひらにのばし、襟足からトップに向かって手グシを通してなじませる。整えて完成。
オイルとクリームワックスを1:1で手のひらにのばし、襟足からトップに向かって手グシを通してなじませる。整えて完成。

「40代になると髪が乾燥して広がりやすくなるので、ワックスだけだと束感がつきにくくなります。オイルをプラスすれば、束感も出せて保湿効果もアップ。表面につくとボリュームダウンにつながるので気を付けて」(栗原さん)。

PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 店長 栗原貴史さん。

40代・面長の「頬こけ」は、髪に丸みと柔らかさをプラスしてカバー!

「丸顔さん」に似合うスタイル【5選】


【1】輪郭をシャープに見せるサイドバングのふんわりショート

完成

「髪が細くペタッとしやすい方には、動きが出やすくボリュームアップできるショートボブはおすすめ。トップにレイヤーで動きを出しながら裾までグラデーションでつなぐと、しっとり大人っぽさもありつつボリュームもアップします。前髪は狭く取って、毛先が流れるようにカット。サイドバングは頬にかかる長さに切ると顔型カバー効果アップ!」(K-two Esola IKEBUKURO トップスタイリスト 藤井ひかるさん)。

<スタイリング方法>

ボリュームは出してOK!ふんわり乾かせば小顔効果も。

スタイリング前
スタイリング前

■1:根元にボリュームを出す

地肌を擦りながら乾かして、ふんわりボリュームを出す。
地肌を擦りながら乾かして、ふんわりボリュームを出す。

■2:前髪をマジックカーラーで巻く

サイドバングは外して、前髪のみ38mmのマジックカーラーで毛先から巻き込む。
サイドバングは外して、前髪のみ38mmのマジックカーラーで毛先から巻き込む。

■3:サイドをワンカール

32mmのヘアアイロンで、サイドを毛先からワンカール内巻きにする。
32mmのヘアアイロンで、サイドを毛先からワンカール内巻きにする。

■4:トップをワンカール

トップの髪を持ち上げて、毛先を後ろ向きにワンカール巻く。
トップの髪を持ち上げて、毛先をうしろ向きにワンカール巻く。

■5:ヘアオイルを揉み込む

マジックカーラーをはずしたら、ヘアオイルを手のひらになじませて、下から手を入れて髪全体に揉み込む。襟足、もみあげはタイトに整えて完成。
マジックカーラーをはずしたら、ヘアオイルを手のひらになじませて、下から手を入れて髪全体に揉み込む。襟足、もみあげはタイトに整えて完成。

「巻き過ぎると老けて見えるので、毛先ワンカールくらいでOK。丸みのあるショートボブは子供っぽくなりやすいので、必ずスタイリング剤をつけて質感で大人に仕上げましょう!」(藤井さん)。

K-two Esola IKEBUKURO トップスタイリスト 藤井 ひかるさん。

髪型で丸顔に角をつくる!?輪郭をシャープに見せるサイドバングのふんわりショート

【2】「前下がり」ラインで首を長く、輪郭もシャープに!

完成

「あごラインの前下がりグラデーションボブ。前髪はチークラインから耳たぶくらいに流せるようにカットすることで、リフトアップ効果が期待できます。レイヤーで髪表面に動きをつけると、簡単にスタイリングでふんわり感が出せますよ」(BEAUTRIUM南青山店 マネージャー 相沢美沙さん)。

<スタイリング方法>

根元に空気を入れるように、ふんわり仕上げるのがカギ。

スタイリング前
スタイリング前

■1:根元に空気を入れるように乾かす

下から風を当て、髪の根元に空気を入れながら全体を乾かす。
下から風をあて、髪の根元に空気を入れながら全体を乾かす。

■2:トップにカーラーを巻く

前髪からトップの髪を3か所、毛先から根元まで後ろに向かってカーラーで巻く。
前髪からトップの髪を3か所、毛先から根元までうしろに向かってカーラーで巻く。

■3:ワックスをもみ込む

バームタイプのワックスを手にのばし、髪の内側に空気を入れながら全体に揉み込む。
バームタイプのワックスを手にのばし、髪の内側に空気を入れながら全体に揉み込む。

「トップのボリュームダウンを解消するには、スタイリングが不可欠。毛先に柔らかな動きをつけると、輪郭は補整しつつ目線を散らす効果もありますし、華やかに見えます」(相沢さん)。

BEAUTRIUM南青山店 マネージャー 相沢美沙さん。

首長効果&骨格補整が叶う、エレガントな前下がりショートボブ

【3】輪郭&うねりをパーマでカバー!扱いやすいショートボブ

完成

「グラデーションボブをベースに、表面のみレイヤーをオン。チークラインにボリュームが出るようにしてリフトアップ。丸顔をカバーするため、一番丸みの出る部分に前髪がかかるようにしています。パーマはエアウェーブを使用。髪が軟らかいので、根元からしっかりかけてふんわりと。トップは大きなロッドでワンカール、残りはワンカールとSカールをミックス。隣の毛束と違う動きをつくることで立体感がアップします」(MAGNOLiA デザイナー HINATAさん)。

<スタイリング方法>

パーマを活かしてふんわりボリュームキープ!

スタイリング前
スタイリング前

■1:根元を起こしながら乾かす

トップの髪を少し引っ張って起こしながら、根元を前後左右に向けて乾かす。
トップの髪を少し引っ張って起こしながら、根元を前後左右に向けて乾かす。

■2:毛先を持ち上げて乾かす

毛先を手のひらにまとめて、持ち上げるようにしながら乾かして、パーマを出す。
毛先を手のひらにまとめて、持ち上げるようにしながら乾かして、パーマを出す。

■3:内側を中心にスタイリング剤をつける

オイルクリームを手のひらにのばし、耳うしろをメインに髪の内側になじませる。手のひらに残った分を、全体になじませて整える。
オイルクリームを手のひらにのばし、耳うしろをメインに髪の内側になじませる。手のひらに残った分を、全体になじませて整える。

「スタイリング剤は、クリームワックスとオイルを混ぜてもOK。ワックスは単品だとパサつくので、オイルでツヤを出すと◎。オイルは、しっとりタイプよりも、サラッと軽いもののほうがボリュームをキープしてくれますよ」(HINATAさん)。

MAGNOLiA デザイナー HINATAさん。

顔の丸み&髪のうねりをパーマでカバー!扱いやすさ抜群のショートボブ

【4】パーマヘア×アシメフォルムで丸顔印象を解決!

完成

「グラデーションボブベースにレイヤーを少し入れて、ボブだけど軽さのあるスタイルに。パーマは大きめのロッドで放射状に巻いて、毛先だけ動きが出るようにしています。動きをつけやすいスタイルなので、ボリュームダウンが気になる方、華やかに見せたい方にもおすすめです」(PEEK-A-BOO銀座並木通り店 ディレクター 寺岡 幸紘さん)。

<スタイリング方法>

パーマを出してアシンメトリーなシルエットに。

スタイリング前
スタイリング前

■1:パーマを出しながら乾かす

毛先をもみ込むように握りながら乾かしてパーマを出す。
毛先をもみ込むように握りながら乾かしてパーマを出す。

■2:襟足をなでつけながら乾かす

襟足はボリュームが出ないように、首に沿わせるように手でなでつけながら乾かす。
襟足はボリュームが出ないように、首に沿わせるように手でなでつけながら乾かす。

■3:トップを立ち上げる

トップはつまんで、根元を立ち上げながら乾かす。
トップはつまんで、根元を立ち上げながら乾かす。

■4:髪全体にワックスをなじませる

ミルク系のワックスを手のひらにのばし、髪の内側から手を入れて全体にまんべんなくなじませる。整えて完成。
ミルク系のワックスを手のひらにのばし、髪の内側から手を入れて全体にまんべんなくなじませる。整えて完成。

「オイルはベタッとするのでNG。トップがぺたんとしないように、下から持ち上げながらワックスをつけて。最後に整えるときは、分け目をつけずアシンメトリーなシルエットを意識しましょう」(寺岡さん)。

PEEK-A-BOO銀座並木通り店 ディレクター 寺岡幸紘さん。

大人におすすめ「ふんわりショートボブ」|パーマヘア×アシメフォルムで丸顔印象を解決!

【5】丸顔をシャープに。柔らかストレートタッチのグラボブショート

完成

「グラデーションボブベースで、サイドは内側の毛をしっかり取ってボリューム調整。トップに短い毛をつくることで、ふんわりするようにカットしています。ショートヘアは、横と斜めうしろから見たときのシルエットが重要。サイドからバックにかけてのグラデーションカットは、骨格補整効果があり、頭のかたちまでキレイに見えます。シャープさがポイントになるので、髪に強いクセが出ている場合は、髪質改善効果のあるストレートパーマもおすすめです」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 店長 栗原貴史さん)。

<スタイリング方法>

トップはふんわり、サイドはタイトに仕上げて!

スタイリング前
スタイリング前

■1:前髪を左右に振って乾かす

トップ~前髪に分け目がつかないように、指で根元を左右に擦りながら乾かす。
トップ~前髪に分け目がつかないように、指で根元を左右に擦りながら乾かす。

■2:襟足はタイトに締める

襟足は、手で押さえながらドライヤーの風を上から当てて、ボリュームが出ないように乾かす。
襟足は、手で押さえながらドライヤーの風を上からあてて、ボリュームが出ないように乾かす。

■3:ストレートアイロンでボリュームダウン

全体の表面の髪を、ストレートアイロンで中間から挟んで毛先まで滑らせる。サイドのボリュームを抑え、ツヤを出す効果がある。
全体の表面の髪を、ストレートアイロンで中間から挟んで毛先まで滑らせる。サイドのボリュームを抑え、ツヤを出す効果がある。

■4:スタイリング剤で整える

グロスとオイルを手のひらにのばし、襟足から上に向かって指をとおしてなじませる。軽く整えて完成。
グロスとオイルを手のひらにのばし、襟足から上に向かって指をとおしてなじませる。軽く整えて完成。

「スタイリング剤をつけるときは、襟足から髪の内側をとおすこと。こうすると、襟足と内側にしっかりなじみ、表面の髪は毛先だけにスタイリング剤がつきます。襟足と髪内側はタイトに、表面はふんわり仕上がりますよ」(栗原さん)。

PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 店長 栗原貴史さん。

丸顔をシャープに見せる、柔らかストレートタッチのグラボブショート

「ベース顔さん(四角/エラ張り)」に似合うスタイル【5選】


【1】ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ

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「髪のうねり、広がりが気になるようになってきたというお悩み。とはいえ、髪が細くなり、ボリュームも出づらくなるので、立体感は欲しい。ぼわっとした広がりは抑えたいけれど、柔らかい動きや自然な立体感のあるスタイルはキープしたいというご要望が多いです。でも”広がり”と”立体感”って、紙一重なんですよね…。そんな一筋縄ではいなかいニーズに対応するのが、ハイライトです。カットはあくまでもシンプル、ハイライトははち上の表面のみにうっすらと。白髪ぼかしとしてハイライトは昨今大人気ですが、本当にさりげないハイライトなので、全体に入れるのには抵抗がある方、ハイライト初心者の方にもおすすめです」(Sui OMOTESANDO 副店長 中西雄二さん)。

<スタイリング方法>

ペタッとするトップはアイロン×ピン留め×スプレーの3段階でしっかりホールド。サイドはアイロンでふんわり内巻きに。

スタイリング前
スタイリング前

■1:トップの髪は根元から持ち上げるようにアイロンを通し、自然なふんわり感を出す

40代 髪型_4,40代 ショートヘア_4
ぺったりしがちなトップの髪は分け目をまたぐように毛束をとり、根元から真上に持ち上げるようにカールアイロンをスーッと通します。2~3回熱を加えると、トップに自然なふんわり感が。

■2:サイドは内巻きにワンカール

40代 髪型_5,40代 ショートヘア_5
サイドの髪はカールアイロンで内巻きに。38mmくらいのやや太めのカールアイロンでラフに巻くのがおすすめ。細めのアイロンしか持っていない場合は、毛束を多めにとってゆるく巻けばOK。

■3:分け目をまたぐようにダッカールで留め、ソフトハード系スプレーでキープ

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くちばしのような形のピン”ダッカール”をトップの分け目をまたぐようにして差し込み、毛の根元を立ち上げた状態でソフトハード系スプレーを吹きかけて毛流れをキープ。

「トップ部分には固まりすぎずに程よくホールド感のあるソフトハード系スプレーを、サイドには毛先を中心にオイルをなじませてしっとりとしたツヤ感を出して」(中西さん)。

40代 髪型_7
Sui OMOTESANDO 副店長 中西雄二さん

40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!

【2】前下がりラインで輪郭カバー!知的ショートボブ

完成

「低い位置にグラデーションカットを施したショートボブがベース。白髪が少ない黒髪なので、肌が出る面積を考え、前髪はつくらずセンターパートに。襟足は首が長く、キレイに見えるように、タイトに仕上げています。サイドの前下がりのカットラインで、横顔が美しく、頭も小さく見えるように」(いつくし 代表 才田とおるさん)。

<スタイリング方法>

ブローするだけで簡単に決まる!

スタイリング前
スタイリング前

■1:全体をハンドブロー

後ろから前に向かってドライヤーの風を当てながらハンドブロー。襟足はタイトに押さえて。
うしろから前に向かってドライヤーの風をあてながらハンドブロー。襟足はタイトに押さえて。

■2:表面のみブラシでブロー

内側からブラシを入れ、表面にドライヤーを当ててブローしてツヤを出す。
内側からブラシを入れ、表面にドライヤーをあててブローしてツヤを出す。

■3:オイルワックスをなじませる

O-WAY シャビィマッドを使用。ワックスを手のひらにのばし、中間から毛先を中心になじませて整える。
O-WAY シャビィマッドを使用。ワックスを手のひらにのばし、中間から毛先を中心になじませて整える。

「スタイリング剤は保湿力&ツヤが出るオイル系がおすすめですが、重いタイプは時間が経つとベタっとしたり、酸化しやすくなるので、できるだけ軽めのものが◎。ふんわり感がキープできるように、スタイリング剤は根元につけず、前髪はきっちり分けないで」(才田さん)。

いつくし 代表 才田 とおるさん。

肌と髪のバランスでエラがカバーできる!横顔まで美しい知的ショート

【3】リフトアップが叶う、透けバングの菱形ショート

完成

「ボブをベースに、グラデーションカットで立体感をプラス。軽く毛量を調整して、ふんわり仕上げました。前髪は厚くならないようにカットしています。髪色はハイライトを入れて柔らかいベージュブラウンを重ねると、顔色が明るく見えて白髪カバーの効果も絶大です」(MINX shibuya smart salon 取締役/ディレクター 大山幸也さん)。

<スタイリング方法>

しっかりブローをしてボリューム感を出す。

スタイリング前
スタイリング前

■1:トップを起こすようにドライ

トップの髪を持ち上げ、根元にドライヤーの風を当てて乾かす。
トップの髪を持ち上げ、根元にドライヤーの風をあてて乾かす。

■2:毛先を内巻きにブロー

サイドは根元から内巻きにブラシを通し、毛先にドライヤーの風を当ててブロー。
サイドは根元から内巻きにブラシを通し、毛先にドライヤーの風をあててブロー。

■3:オイルをつける

軽めのオイルを手のひらにのばし、毛先を中心に全体になじませる。最後に手のひらに残ったオイルで前髪をつまみ、束感を作って透け感を演出。
軽めのオイルを手のひらにのばし、毛先を中心に全体になじませる。最後に手のひらに残ったオイルで前髪をつまみ、束感をつくって透け感を演出。

「ベース顔をカバーしてくれるので、トップのふんわり感は必須! スタイリング剤はつけすぎないように注意して、軽めのオイルでツヤとまとまりをプラスする程度にしましょう」(大山さん)。

MINX shibuya smart salon 取締役 ディレクター 大山 幸也さん。

【小顔ヘア】四角いフェイスラインをキュッと上げる!透けバングの菱形ショート

【4】エラ周りの華やかな動きで輪郭を柔らかに!

完成

「前上がりのグラデーションボブに、頭頂部のみレイヤーを入れて表面に軽さと動きをオン。前髪とつながるようにレイヤーを入れることで、リフトアップ効果が出せます」(kakimoto arms六本木ヒルズ店 エグゼクティブスタイリスト 林 麻美さん)。「表面のレイヤーに合わせて、ハイライトでデザインしました。細くハイライトをブレンドすることで、顔周りの白髪も目立たなくなります」(kakimoto arms麻布台ヒルズ店 トップカラーリスト 太田桂子さん)。

<スタイリング方法>

前髪とトップのボリュームがカギ!風を含んでふんわりと。

スタイリング前
スタイリング前

■1:前髪とトップにカーラーを巻く

頭頂と前髪中央の毛束をとり、毛先から根元まで巻き込む。
頭頂と前髪中央の毛束をとり、毛先から根元まで巻き込む。

■2:毛先全体を内巻きにする

32mmのヘアアイロンで、全体の毛先のみ内巻きにワンカールさせる。
32mmのヘアアイロンで、全体の毛先のみ内巻きにワンカールさせる。

■3:スタイリング剤をもみこんでほぐす

ドライヤーの風を根元に当てながら、ハチ上はこめかみから上に向かって、頭皮に指が沿うようにして根元からほぐす。トリートメントクリームを下から持ち上げるようにもみこんで完成。
ドライヤーの風を根元にあてながら、ハチ上はこめかみから上に向かって、頭皮に指が沿うようにして根元からほぐす。トリートメントクリームを下から持ち上げるようにもみこんで完成。

「レイヤーが入っているので、毛先を巻くだけで動きが出せます。ふんわり感が重要なので、スタイリング剤は柔らかいテクスチャーが◎。トリートメント効果のあるものだと、ほんのりツヤも出ておすすめです」(林さん)。

kakimoto arms六本木ヒルズ店 エグゼクティブスタイリスト 林 麻美さんとkakimoto arms麻布台ヒルズ店 トップカラーリスト 太田桂子さん

エラ張りをごまかしながらリフトアップ!「軽やかボブ」で理想の卵型に

【5】モード感漂うフレンチショートボブ

40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1

「華やかさはもちろん、おしゃれ感もアップさせ “変わり映えのしない髪形から脱出したい” という方にもおすすめしたいのが、フレンチショートボブ。ふんわりとした動きが出やすいようボリューム調整をし、顔の印象度が上がるような前髪&サイドのバランスにこだわってカットを。大人のナチュラルなかわいらしさがありながらも程よいモード感が漂う、パリジェンヌのような雰囲気を目指しました」(Sui Tokyo スタイリスト 塩田 勝樹さん)。

<スタイリング方法>

前髪&トップはカーラーで、毛先のニュアンス出しはストレートアイロンで手軽に。

スタイリング前
スタイリング前

■1:前髪&トップはカーラーでふんわり感を

40代 髪型_4,40代 ショートヘア_4
ふんわりとした軽さ&動きを出したい前髪、さらにペタッとしがちでボリュームが出にくい頭頂部には、カーラーを。前髪には25mmくらい、頭頂部には30mm以上のカーラーを使うのがおすすめ。ドライヤーの温風をあてカーラーを温めてから使うと、よりホールド感がアップします。

■2:サイドは前にひっぱるようにして、ストレートアイロンで毛先をワンカール

40代 髪型_5,40代 ショートヘア_5
すその髪はストレートアイロンを使ってカールのニュアンスを。中間から毛先に向かってスーッとすべらせるように、少し前に引っ張るようにしながら巻くと、適度なボリュームが出ながらふんわり動きのある仕上がりに。

「スタイリング剤はバームを使うのがおすすめ。毛先の動きを適度にキープしながら、こなれ感のあるウェットなスタイルに仕上がります」(塩田さん)。

40代 髪型_6
Sui Tokyo スタイリスト 塩田 勝樹さん。

40代に似合う【モード感漂うフレンチショートボブ】ペタッとしがちな髪に軽やかなニュアンスを!

この記事の執筆者
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