【目次】
ベースメイク【4選】
「ピンクオークルのファンデ」で艶めく温もり肌に
年齢を重ねるほどにくすむ肌をどうにか明るく、白く見せたい。そう願って、毎日ベースメイクに勤しんでいる方は多いですよね。でも実は、大人の女性の肌に必要なのは、明るさや白さではないんです!
<Step.1>ピンクオークル系のクッションファンデを手でなじませていく
今っぽい、肌のキメを感じさせるようなフローレスな肌づくりにおすすめなのが、クッションファンデを手でつけるテクニック。パフでつけると顔がのっぺりしがちだけど、手でつけることでリキッドのみずみずしさをそのまま肌に纏わせることができ、ツヤが際立った美しい肌に。
<Step.2>パフは仕上げに使う
パフは、たたき込む用として使います。肌の上を滑らせずに、優しくタッピングしながら薄くフィットさせていきます。
明るい白肌は老けて見える!? 美しい人は知っている「大人のベースメイクの新常識」
「クリームファンデ」でつくるツヤ感のある立体肌
<Step.1>クリームファンデーションに美容オイルを混ぜる
のびをよくして保湿力をアップさせるために、クリームファンデーションに美容オイルを混ぜますが、多く混ぜすぎるとカバー力がダウンするので量に注意を。全顔分のクリームファンデーションの量はあずき粒大。それに対して、美容オイルは1滴が目安。ゆるすぎずしっとりとフィットする最適量です。
<Step.2>生え際、フェースラインには塗らないこと
顔全体に均一の厚さで塗るのはNG。塗るべき場所、塗らなくていい場所があり、プロはそれを意識して自然な美肌に仕上げています。顔の中心とこめかみには塗布して艶と明るさを強調し、厚塗り感が出やすい生え際、フェースラインは塗らないこと。この法則を守るとメリハリ感が生まれ小顔効果も得られます。
<Step.3>”直角のせ”でたるみ、凹みの影を消す
リフトアップ効果が生まれるかどうかは塗り方しだい。まずはくすみと影を消して明るくすべき場所、下まぶたラインとほうれい線のラインに、美容オイルを混ぜたクリームファンデーションをのせる、これが最大のポイント。そしてこするとヨレの原因になるのでNG。指の腹で軽くたたきながらフィットさせて。
<Step.4>目の下の三角ゾーンに重ねづけ
顔の中心を明るくすることで中高い顔になりメリハリ効果が。そこでクリームファンデーションをあずき粒半分の量をとり、目の下の三角ゾーンに重ねづけを。さらに指に残ったもので目尻や小鼻をカバー。
<Step.5>仕上げにフェースパウダー
仕上げにフェースパウダーをテカリやすいTゾーン、生え際、あごにサッと塗布し清潔感を演出して。
クリームファンデーションのムラづきを解決! プロが指南する【塗り方&美容オイル術】
「コンシーラー」で明るくハリのある若々しい目元に
<Step.1>コンシーラーをブラシにとる
コンシーラーをアイシャドウブラシにとります。
<Step.2>コンシーラーを広げる
ブラシにとったコンシーラーを、クマやくすみが気になる目の下に目頭側から目尻に向けて、広げていきます。
コンシーラーをアイシャドウブラシで塗ると、目元のクマやくすみがなかったことに…!
「ハイライト&シェーディング」で自然なメリハリ顔に
<Step.1>シェーディングを入れる
ブラシにシェーディングパウダーをとり、額中央の髪の生え際→左こめかみ→左耳の前→左頬骨の下→あご→あご先へと顔の輪郭をなぞるように塗布を。右側も同様に。
<Step.2>ハイライト細めに入れる
写真で示した白部分にハイライトパウダーを細めに入れて。さらに青線の位置にハイライトスティックを。頬骨のいちばん高い位置、さらに鼻の頭に艶を重ねて。
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チークメイク【3選】
「リキッドチーク」でふっくら自然な血色頬
のせる位置ですが、今まで “にっこり笑ったときにいちばん高くなるところ” と教わってきましたが、これだと真顔になったときに下にズレるため、たるみを強調。正しいのは、頬骨よりも上で、黒目の少し外側の延長線のところ。こんなに上?と思うかもしれませんが、ここを中心に指でぼかし広げていくと頬がキュッと上がったような錯覚効果が。これが大人の正しい位置なのです。
<Step.1>手の甲にとり指で混ぜる
<Step.2>黒目の少し外側の下、頬骨よりも少し上の位置にチョンとのせる
<Step.3>指の腹を使い軽い力でトントンと叩きながらなじませる
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「ピンクのチーク」を丸くのせて可愛くリフトアップ
媚びずに可愛げを演出するピンクチークの塗り方は、小さく丸く高く塗るのがポイント。頬の高い位置に広げずに塗ることで、リフトアップ効果も期待できます。
黒目の下からブラシの幅に「なでおろし」塗り
スモーキーピンクのチークをブラシに取り、黒目の下から小鼻の横のラインまでなで下ろすように塗ります。ポイントは、幅を広げずにブラシの幅に塗ること。広げていいのは、左右5mmまでと心得て。
ピンクチーク、ボカして広げて損してない?「小さく丸く高く」が大人を可愛く見せる新ルール
「茜色チーク」で柔らかさと愛らしさを演出
茜色チークはこう入れる
イエローゴールドをブラシにとり、頬骨上に広めに円形に入れます。その上に、ひと回り小さなオレンジの円を重ねます。「日本人の肌になじみやすいイエローゴールドを広めにふんわりのせると、肌のくすみや色ムラを飛ばすことができます。その上にオレンジを重ねると、自然なグラデーションが生まれて立体感がアップ。円形のチークは、女性らしい柔らかさと愛らしさを引き出し、若見え効果あり。鏡を見て正面から見える位置に円を描くのがポイントです」(ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん)。
「茜色チーク」を丸く入れて運と縁を引き寄せて!【2020大人の開運メイク】
アイブロウメイク【2選】
「アイブロウリキッド」で自然な若々しい太眉メイク
描き方は、眉の真ん中(毛が密集しているところ)から、眉尻の方向へ眉の中心を通るラインをイメージしながら描き足し、止め位置は写真のように眉頭の高さよりもちょっと上が正解です。眉尻がないまろ眉の人は、毛のないところをオリーブ色のリキッドペンで描いて植毛したように見せるのです。ちなみに毛がないところにペンシルで描くのは「描きました」という悪目立ち眉になりがちなので、全体を描くのはパウダーが適任。
<Step.1>眉尻の止め位置を点検。長くなるほど古い顔…
眉尻の終点が決まったら、太さを出す作業も忘れずに。眉の真ん中から眉尻にかけての眉下ゾーンを埋めていきましょう。細くなった自眉に合わせてえぐるようなカーブで描いたり、細く長い線で描くと、一気に老けた印象になるので注意して。
<Step.2>リキッドペンで植毛するように描く
毛のない眉尻部分に、淡いブラウンのパウダーでふんわりと色をのせたら、正しい形に補正を。次にカーキのリキッドペンで毛を描くのですが、毛量を多く見せるポイントはクロスに描くこと。緻密にしなくても、毛と毛の間は大きめに空いているくらいが自然に見えます。
「眉マスカラ」で毛を起こしてふさふさ眉頭に
眉頭は、ヌケ感や空気感が大事。下側を描くのは、眉頭の8ミリ手前まで。ペンシルで描いた後は、指でサッと眉頭方向にぼかすと自然な仕上がりになります。次に眉頭上ですが、ほとんどの人はこの部分に毛がしっかりとあるので、ここをペンシルで描くと「空気感のある太眉」に必要な抜け感をつぶしてしまい、滑稽なベタ眉に。ペンシルは使用せず、毛量感を演出する眉マスカラで、毛にハリ感とふさふさ感を出してください。
<Step.1>眉頭はブラシを左右に動かすと、先端までしっかり塗れる
毛が密集しているところから毛流れに逆らうようにブラシを動かし、根元からしっかりと塗ること。
<Step.2>眉の上辺をはみ出すくらい、毛を立ち上げることでボリューム感を
眉頭の上辺からはみ出すくらい、グイッと立ち上げて。これで眉全体の毛量感がアップしたかのような若見え錯覚効果が生まれます。
アイメイク【3選】
「ピンクのアイシャドウ」を重ねるだけで旬顔に
年齢を重ねるほど気後れしがちなピンクのアイシャドウ。腫れまぶたになる膨張色と避けがちですが、失われた目元の清潔感を取り戻すのに、必要不可欠。選ぶべきは、肌なじみのいいシアーなコーラルピンク。
ブラシで上下のまぶたにフワッとのせる
ブラウンパレットでつくったアイメイクに、この色を上下のまぶたの中央にふわっと重ねるだけ。色よりも輝きが前面に出るタイプで、アイホールの立体感がよみがえり、目元のクマ、くすみを飛ばし、活力のある明るさが生まれるのです。
目元を一気に明るくするベストカラー【シアーピンク】アイシャドウで叶う【印象的な目元のつくり方】
目元を自然で柔らかな印象に仕上げる隠し「アイライン」
年齢と共にどうしても弱くなってくる目力。とはいえ、目元を強調しようとして、アイラインをしっかり引いてしまうと、メイク感が出すぎてしまいます。かといって、まったくアイラインを引かないというのも、プレシャス世代だと目元がぼんやりしてしまうのも事実。そこで提案したいのが、まつげとまつげの隙間を埋めるライン。密集したまつげに見せるための隠しラインです。入れるアイライナーの色を黒ではなく、ブラウンにしておくと、より自然で柔らかな印象に仕上がります。
<Step.1>事前にまつげの根元をアップ
<Step.2>まつげの下からジグザグ埋める
<Step.3>アイシャドウを際に細く入れる
“メイクしてます感”がないのに美しい!目元を自然で柔らかな印象に仕上げる「隠しアイライン」
光を集めて明るい目元になる「下まぶたメイク」
コンシーラーでくすみを消し、ハイライトで凸凹を飛ばす。涙袋があった場所に白系パウダーでうっすらと光を仕込めば、下まぶたは格段に若返ります。また欠かせないのは、上まぶたの強めのアイライン。目の下の難から視線を遠ざけてくれます。
光を重ねるレフ板盛りで若々しさが甦る!
“パッと明るい目元になる「下まぶたメイク」のルールとは?光を重ねる“レフ板盛り”で若々しさが甦る
リップメイク【2選】
「リップライナー」を仕込んでふくよか唇に
リップペンシルは、後退して消えた唇の赤みを描き足し、ふくよかな唇につくり変えるのが役目。唇の地色に近いサーモンピンク系が定番色だと多くの人が思い込んでいるけれど、大人のくすみ唇には明るすぎて引き締まらず、唇の輪郭を描き変えるまでにはいたらない。そこで使用すべきはブラウン。下唇は底辺より1〜2mm下まで描き足せば、簡単に厚みを演出。理想のふくよか唇につくり変える優秀アイテムです。
<Step.1>下唇は約1〜2mm下まではみ出して厚みをつくる
<Step.2>指で優しく擦り、描いたラインを唇と肌になじませて影をつくる
気になるリップを【理想の “ふくよか唇”】に! 唯一無二の「メイクアップフォーエバー」リップペンシルに注目
旬の顔になれるふっくら「リップメイク」
色移りしにくく落ちにくいマットリップ。大人はシワが目立つから、と敬遠している人が多いですが、昨今はテクスチャーが進化し、ほのかな艶のあるものも多く登場しています。とはいえ、色が均一にのりやすくベタッと平面的になるのが欠点。そこでふっくらとした立体唇に仕上げるためのコツを伝授。唇全体に薄く塗ったあとに、上唇の山から下に向かった延長線の2か所、下唇の中央の1か所に重ね塗りすること。これは美容医療の “唇のヒアルロン酸注入” がヒントでこの部分が濃くなることで上唇の山、下唇の底辺が明るく強調されることでふくよかな唇に見せる錯覚効果が!プロが大人女優にメイクするときのとっておきのワザなのです。
唇の山の真下の 延長線の2か所、下唇の中央1か所に重ね塗りを
中心の色が濃くなり上唇の山、下唇の底辺が明るく強調され、立体的なふっくら唇に
“「NARS」リップティントを使って【メイクさんが女優さんに施す “ふっくら唇にするワザ”】を伝授!
- TEXT :
- Precious.jp編集部