メイク直しの際、やみくもにファンデーションを重ねるだけでは、余計に残念肌になりかねない大人世代。そんな大人のために、仕上がりに差がつくメイク直し方法をまとめました。
肌別のメイク直しテクや、便利なパウダーやコンシーラーなどのおすすめアイテムもご紹介します。ぜひこの機会に、メイク直し方法をおさらいしてみてください。
【目次】
「疲れ顔」を払拭する、大人のためのメイク直し
レストランの照明も怖くない!血色カラーの力で、疲れ顔を生き生きとした表情に

血色感をプラスして 疲れ顔を回避。夜シーンのベージュをドラマティックに
自然光ではちょうどよかったコーラルベージュチーク、ベージュリップは、レストランの白熱灯の光には色が飛んでしまい顔色が悪い疲れ顔に…。会食前のリタッチには、赤みのあるコーラル系のチーク&リップを足して、血色感の演出を忘れずに。
リキッドファンデーションの場合はクリームチーク、パウダリーファンデーションの場合はパウダーチーク、と質感を合わせて重ねるほうがムラづきする失敗がありません。また、丸くのせるとおてもやんになるし、幅広にのせると赤ら顔になるのでのせ方にも注意を。頬骨を中心に楕円形にのせるのが正解です。
そして、リップはベージュメイクになじむ、コーラルレッドを。しっかり艶があるのに、食事をしても落ちにくい最新処方のリップがおすすめです。
会食前のリタッチに。生命感につながる赤みコーラルチーク

■粉っぽさのない特殊なパウダーでキメ荒れ肌がなめらかに「SHISEIDO インナーグロウ チークパウダー 06」
超微粒子でしっとりとした特殊パウダーが肌と一体化して自然な血色感に。キメ荒れ乾燥肌にもキレイになじむ。
【自然な血色感をつくるチークの塗り方】


リップはベージュメイクと相性がよく、白熱灯の下でもくすまず華やかさを演出できるカラーを選んで。
【照明の下で映える赤リップ】


夕方の貧相に見える「疲れ顔」を回避する、メイク直し方法とは?
大人のメイク直しは、「どの色が足りないか」をチェックして

大人のメイクの基本は「清潔感をつくる」こと。ハリ、ツヤ感が失われていく大人の肌は「清潔感」を出すのが意外に難しく、それを上手く引き出してくれるのが「白・黒・赤」を使ったメイクなのだそう。具体的には、白は明るい肌色、黒は瞳まわり、赤はリップやチークなどの血色。この3つを意識するだけで顔にメリハリがついて清潔感が一気にアップします。
「大人の肌にはメイク直しはとても重要で、まずはどの色が足りないか自分の顔をチェックします。黒が足りなければマスカラかアイライン、赤ならチーク、白ならハイライト。その程度でも、白・黒・赤のコントラストをちょっとつけるだけでツヤが増します」(メイクアップアーティスト・山本浩未さん)
ただし「白・黒・赤」の効きすぎには要注意。たとえばアイシャドウは今の時代、つけすぎると古臭くなってしまうのだとか。大人は「やりすぎ」も「やらなさすぎ」もNGなのです。
肌タイプ別のメイク直しで、乾燥or皮脂くずれをカバー
メイク直しは、くずれの原因を把握することが重要
【乾燥くずれのメイク直し方法」
\乾燥くずれしやすいのはこんな人/
・肌が乾燥しやすい、または敏感肌である
・エアコンの効いた室内で仕事していることが多い
・午後になると乾燥や小じわが気になる
・時間が経つと、メイクが粉を吹くことがある
【乾燥くずれのメイク直しにはこの2アイテムを】

1.美容液成分配合のコンシーラーをオン

保湿効果の高い美容液コンシーラー(レ・メルヴェイユーズ ラデュレ)を少量指にとり、くずれが気になる部分にのせて、指で軽くタッピングしながらなじませます。
2.パウダーを重ねる

フェイスパウダー(エレガンス)をパフにとり、余分な粉を落としてからコンシーラーの上にそっと重ねます。パフを折り曲げてピンポイントでのせると、よりナチュラルな仕上がりに。
【皮脂くずれのメイク直し方法】
\皮脂くずれしやすいのはこんな人/
・オイリー肌、または乾燥肌
・日中は外出して動き回ることが多い
・Tゾーンから化粧くずれを起こす
・アイラインやマスカラがにじみやすい
【皮脂くずれのメイク直しにはこの2アイテムを】

1.皮脂をティッシュオフ

まずは、メイクくずれの原因となっている皮脂をティッシュかあぶらとり紙でオフします。こすらず、そっと押さえるのがポイント。
2.オイルフリータイプのコンシーラーをオン


オイルフリータイプのコンシーラー(ローラ メルシエ)を指にとり、くずれが気になる部分になじませます。毛穴が気になる場合は、埋め込むように軽く叩き込んで。
3.ブラシでフェイスパウダーをオン

フェイスパウダー(SUQQU)をブラシにとり、コンシーラーの重ねた上にふんわりと重ねる。くすみを飛ばす効果のあるタイプを選べば、透明感のある仕上がりに。
乾燥くずれVS皮脂くずれ!肌タイプ別・正しいメイク直しテクニック
毛穴が気になる時の化粧直しのポイント
1:スプレー化粧水を携帯し、とにかく乾かさないこと!

毛穴肌が乾くと、ひとつひとつの毛穴のフチにファンデーションがたまり、縁どったかのような微妙な状態に。常に肌を潤わせておくためには、こまめな水分補給が必須です。保湿成分がたっぷりと含まれたミストタイプの化粧水を常備して、肌を乾かさないように心がけましょう。
2:安易にファンデーションを重ねず、目立ちだしたらBBをなじませて

毛穴が目立ちだした部分にファンデーションを重ねると、より毛穴の存在感が増す悪循環にはまるリスクが。そこで使いたいのは、ゆるめテクスチャーのBBクリームです。ほんの少しを指先で押さえるようにつけることで、毛穴にたまったファンデーションが溶けるようになじみ、美しい肌が復活します!
3:テカリだしてしまったら、ブラシでお粉を薄く均一に

テカリは、本格的にくずれだす直前にあるというサイン。テカりだす予感がしたら、プレストパウダーで押さえましょう。使うのはムラづきしがちなパフではなく、ひたすらに薄く均一につくブラシを。本格的にテカってしまったら、お粉の前に、スポンジで皮脂をとり去ると美しく仕上がります。
4:皮脂はこまめにスポンジで押さえる

汗をかいたと思ったら、わずかでも皮脂が出ているはず。メイクに影響を及ぼす前に、こまめにスポンジでとり去りましょう。メイク用のスポンジには、必要な皮脂までとりすぎず、浮いたメイクを再び落ち着かせる効果もあるのです。擦るのではなく、押さえるようにとり去るのがポイントです。
メイク直しにおすすめのパウダー
持ち運びにも便利な「光感パウダー」

化粧くずれをリタッチするときに、マットなプレストパウダーなどで直してしまうと、急に朝の肌感と変わってしまうことが。そこでオススメなのが、光感のあるプレストパウダーを使うこと。「ゲラン」は4つのシェードを混ぜることで明るさと透明感をオンでき、「SUQQU」は健康的で艶のある仕上がりがそれぞれかないます。
これさえあれば「若見え肌」に!最強の脇役ベースメイクアイテム11選
プレストパウダーを使った簡単キレイなメイク直し方法
美肌を復活!簡単キレイな化粧直し3ステップ
1:メイク崩れした部分にコンシーラーをのせる

皮脂浮きしやすい小鼻、涙目の影響を受ける目尻が、特にメイク崩れしやすい部分です。ここにチョンチョンとコンシーラーをのせていきます。
2:スポンジでトントンとたたき込み、なじませる

強い力でぐいぐいとこすると、せっかくのコンシーラーがはがれ落ちてしまいます。皮脂や油分を吸着させる程度の、軽いタッチでなじませます。
3:Tゾーンと小鼻にフェイスパウダーを重ねる

たいていの人は、夕方にもなればTゾーンと小鼻がテカっているもの。ティッシュで皮脂を押さえたあとに、フェイスパウダーをサッとのせると美肌印象が復活します。
メイク直しに差がつく、ハイライター付きのパウダーファンデーション
![エスティ ローダー ダブル ウェア ブライトニングパウダー メークアップ/ソフト ブラー パウダーSPF25/PA+++ 全6色 各¥6,700 [Precious2018年5月号156ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/-/img_b44db1c944716e33a3c35b2bff68feb481177.jpg)
\化粧直しで圧倒的な差をつける、ハイライターを持ち歩く!/
いくらベースメイクがくずれにくくなったといっても、朝から夜までまったく手をかけないでいいというわけではありません。テカりやすいTゾーン、くすみやすい頬、シワにヨレやすい目尻や下まぶた、ほうれい線…、つまり顔のほとんどの部分にリタッチが必要になります。
もちろん今どきのファンデーションは、重ねても昔のようにひび割れしそうなほど、厚塗りの印象にはなりません。とはいえ化粧直しを繰り返した肌は、微妙な違和感がつきまとうものです。外出先に持ち歩くコンパクトは、ほとんどの人がひとつだけ。たったひとつのコンパクトで多くをすまそうとするため、肌色はもちろん顔そのものが、立体感に欠けた人工的な印象になってしまいがちなのです。
『ダブル ウェア』の新ファンデーションは、なめらかでスルスルとのびるパウダーファンデーションと、ラベンダー色のハイライターがひとつのコンパクトに。だから化粧直し用としてもかなり優秀。いつもの感覚でファンデーションを直したら、鼻筋に額に目の下に、ハイライターをつけたパフをスーッと滑らせる。それだけで、立体感と艶感と透明感を、いつでも簡単に演出できます。
いちばんキレイでいたいときに、きちんとキレイでいるために…。わずかな投資と手間を惜しんではいけません。色ムラ、毛穴、くすみなどの欠点を軽やかにカバーして、美しい仕上がりを長時間保つパウダーファンデーション。ほんのりライトなラベンダー色のハイライターは、単色ではもちろんファンデーションと混ぜてもきれい。付属のスポンジは、しっかりつくパウダー用スポンジ面と薄づきのハイライター用パフ面のデュアルタイプです。
化粧直し用にかなり優秀!エスティ ローダーのパウダーファンデーション&ハイライター
ペンタイプのコンシーラーなど、持っておきたい化粧直しアイテム
アイメイクの簡単お直し術&おすすめアイテム
1:スポンジでしわやキメにたまった油分と粉をふき取る

目元肌のメイク直しのポイントは、夜が近づくにつれ目立ってきたしわの存在感を消すこと。そのためには、しわやキメの縁と溝の奥に不自然にたまったベースメイクの油分・粉の攻略が効果的です。
まずは、肌を素に近い状態に戻しましょう。ファンデーション用のスポンジを用意し、粉類がついていない面をしわに当て、軽く押さえて油分を吸わせます。次に、しわに沿ってスポンジを軽く滑らせ、溝の奥に筋状にたまった粉類を拭います。これだけで、クレンジグをしたかのような素に近い肌に戻せます。
2:ペンタイプの「ゆるコンシーラー」をしわに沿ってつける

素の肌に戻したら、しわやキメをなぞるようにコンシーラーをつけ、指先で軽くたたくようにのばします。華やかな会食なら「アルビオン」のような明らかなパール感のあるものを、華やかすぎないほうが好ましい場合は「シスレー」のような程よい光沢があるものがベター。
食事中は化粧直しができないことを前提に、待ち合わせ前に目の下と目尻はすべてやり直すつもりでリタッチしましょう。このとき、白熱灯ではなく細かい部分もきちんと見える蛍光灯の下で直すのが理想です。

【左】シスレー「フィト サーンズ エクラ 1」は、ゆるコンシーラー効果があるアイクリーム。目尻よりも目の下の色ムラとキメの乱れが気になる人にオススメです。
【右】アルビオン「エクシア AL ライティング コンシーラー 00」は、ふわりときらめくパール感が絶妙。くすみを払い目元肌を華やかに演出してくれます。
わずか90秒で目元がよみがえる!アイメイクの即効・簡単お直し術2ステップ
イプサの「クリエイティブ オイル(エアリーホワイト)」

皮脂固化パウダー配合したエアリーホワイトは、ふんわりとやわらかな表情に仕立てます。イプサの「リテクスチャリング ファウンデーション」と混ぜたり、下地の後に仕込むことで透明感を格上げします。繊細なゴールドとシルバーパールのブレンドでフォギーな質感に適した輝きをプラス。
さらに、日中Tゾーンや小鼻のテカリの目立つ部分に少量重ねると、さらりとした質感がよみがえります。肌全体を覆ったあとは、不要なオイル成分は揮発しベタつきを残さないので、仕事中のお直しにも活躍します。
ベースメイクに「ちょい足し」するだけ!史上最高の肌へ導く、イプサの「オイルカスタマイズ」
ランコムの「ブラン エクスペール トーンアップ クッションコンパクト」

\ランド自慢のツヤ肌×くすみを飛ばすカラーコントロール機能/
コンパクトを開けると、ローズ色の血色カラーと、明るいトーンアップカラーのふたつのシェードがイン。血色カラーは、内側からにじみ出るような健康的でいきいきとした肌に仕立てます。エステルオイルとグリセリンのふたつの保湿成分を配合することにより、肌にうるおいを与え、つややかな印象に仕上げてくれます。右側のトーンアップカラーは、ポリマーのジェルテクスチャーにより毛穴が目立たなくなり、なめらかで均一な肌にメイクします。白浮きすることなく、タップすることで透き通るような美しい透明感が生まれます。
「ツヤ生肌」と呼ばれるランコム自慢のぷるんとしたフレッシュ感と、サラリとした質感。これを実現するのが、揮発性オイルを配合した水溶性のフォーミュラです。保湿効果に優れツヤ感のある印象ながらも、肌にのせた瞬間に揮発性オイルが蒸発し、薄いヴェールが肌表面を包み込みます。
\ハイライター、プライマーとして活躍/
使い方は簡単です。ファンデーションをつけた後の仕上げやお化粧直しの際、くすみの気になる目の下や、頬骨、Tゾーンにタップします。そのほか、部分的にツヤを見せたい箇所や乾燥の気になる箇所に使用することで、表情の影を一掃してくれます。
プライマーとして使用することも可能です。ファンデーションの前に薄く全体的にタップすることで、肌トーンをアップします。
ランコム「ブラン エクスペール トーンアップ クッションコンパクト」は、疲れもくすみもなかったことにしてくれるクッションタイプのハイライター
RMKの「グローミスト」

配合成分には、厳選された植物性保湿エキスがたっぷり。セイヨウナシ果汁発酵エキスやセージ葉エキス、アンズ果汁、ラズベリーエキスなどの美容成分が、角質層のすみずみにまで浸透し、潤いの膜をキープします。透明感のある活き活きとした肌に整えてくれます。
肌に潤いを与えるだけでなく、メイク仕立てのような肌をキープしてくれる機能も。メイクの仕上げにひと吹きすることで、肌の上に透明ヴェールを形成して化粧崩れを防いでくれます。また、ツヤを出したい頬骨の周りやデコルテなどにスプレーを重ねることで、輝くようなグロー肌に仕上がります。
50mlというサイズ感とシンプルなボトルは、携帯しやすく旅行先や出張でも活躍。メイク直しはもちろん、心地よい香りで仕事中のリフレッシュにも最適です。今年の夏は、「乾燥に悩む前に、潤いチャージ」が、賢い選択です。
美しいツヤ肌をキープ!マルチな化粧水「RMK グローミスト」が新登場
シャネルの「サブリマージュ ラ ブリューム」

旅行先や飛行機の中でもいつでもどこでもシュッとひと吹きできるミストタイプの美容液が、シャネルで人気のアンチエイジングライン「サブリマージュ」より登場。素肌にもメイクの上からでも使用できるので、メイク直しはもちろん、仕事中のリフレッシュにも。いつでもどこでも好きなときに使えるスキンケアアイテムです。
サブリマージュ ラ ブリュームはどんなときも、肌を守りながらなめらかに整えてくれる美容液。そのフォーミュラの核として、特筆すべきは3つの有用成分。
マダガスカル島で栽培されるヴァニラ プラニフォリアから得られる濃縮ウォーターは抗酸化作用にすぐれ、素晴らしい保護効果を発揮。乾燥に長時間晒されるフライトや、旅先でも肌の生活リズムへの適応力を取り戻します。さらに、高い生命力を宿すネムノキエキスがクマやむくみ、くすみといった疲れの兆しを一掃、3つのヒアルロン酸のコンプレックスが、ふっくらとした弾力とみずみずしさを瞬時にもたらし、気になる小じわもなめらかに整えます。
シャネルのミストタイプのアンチエイジング美容液は旅先や飛行機内で超便利
※商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部