【目次】
大人のメイク直しは「どの色が足りないか」をチェックして
大人のメイクの基本は「清潔感をつくる」こと。ハリ、ツヤ感が失われていく大人の肌は「清潔感」を出すのが意外に難しく、それを上手く引き出してくれるのが「白・黒・赤」を使ったメイクなのだそう。具体的には、白は明るい肌色、黒は瞳まわり、赤はリップやチークなどの血色。この3つを意識するだけで顔にメリハリがついて清潔感が一気にアップします。「大人の肌にはメイク直しはとても重要で、まずはどの色が足りないか自分の顔をチェックします。黒が足りなければマスカラかアイライン、赤ならチーク、白ならハイライト。その程度でも、白・黒・赤のコントラストをちょっとつけるだけでツヤが増します」(山本さん)。ただし「白・黒・赤」の効きすぎには要注意。たとえばアイシャドウは今の時代、つけすぎると古臭くなってしまうのだとか。大人は「やりすぎ」も「やらなさすぎ」もNGなのです。
「疲れ顔」を払拭する、大人のためのメイク直し
「血色カラー」の力で、疲れ顔を生き生きとした表情に
自然光ではちょうどよかったコーラルベージュチーク、ベージュリップは、レストランの白熱灯の光には色が飛んでしまい顔色が悪い疲れ顔に…。会食前のリタッチには、赤みのあるコーラル系のチーク&リップを足して、血色感の演出を忘れずに。リキッドファンデーションの場合はクリームチーク、パウダリーファンデーションの場合はパウダーチーク、と質感を合わせて重ねるほうがムラづきする失敗がありません。また、丸くのせるとおてもやんになるし、幅広にのせると赤ら顔になるのでのせ方にも注意を。頬骨を中心に楕円形にのせるのが正解です。そして、リップはベージュメイクになじむ、コーラルレッドを。しっかり艶があるのに、食事をしても落ちにくい最新処方のリップがおすすめです。
会食前のリタッチに。生命感につながる「赤みコーラルチーク」
【自然な血色感をつくるチークの塗り方2ポイント】
<POINT1>
頬骨を中心に細めの楕円形状にのせる。幅広にのせると赤ら顔になるので要注意。
<POINT2>
クリームチークの場合、指の腹を使って軽い力でトントンとたたきながらなじませる。
リップはベージュメイクと相性がよく、白熱灯の下でもくすまず華やかさを演出できるカラーを選んで。
夕方の貧相に見える「疲れ顔」を回避する、メイク直し方法とは?
メイクのヨレは、オイル含浸綿棒で保湿しながら拭って
「メイク直しのときに、目尻にたまってしまったアイメイクや目の下に落ちたマスカラなどは、オイルを含ませた綿棒で優しく拭き取ります。直したい部分だけをピンポイントに落とせるうえ、潤い補給にもなって一石二鳥なのです」(五十嵐さん)。
乾燥、メイクのヨレ…美のプロが頼りにする「オイル美容」のひと手間3選【Preciousビューティディレクター五十嵐享子編】
「肌タイプ別」メイク直しで、乾燥or皮脂くずれをカバー
メイク直しは、くずれの原因を把握することが重要
【乾燥くずれのメイク直し方法】
\乾燥くずれしやすいのはこんな人/
・肌が乾燥しやすい、または敏感肌である
・エアコンの効いた室内で仕事していることが多い
・午後になると乾燥や小じわが気になる
・時間が経つと、メイクが粉を吹くことがある
<STEP.1>美容液成分配合のコンシーラーをオン
保湿効果の高い美容液コンシーラーを少量指にとり、くずれが気になる部分にのせて、指で軽くタッピングしながらなじませます。
<STEP.2>パウダーを重ねる
フェイスパウダーをパフにとり、余分な粉を落としてからコンシーラーの上にそっと重ねます。パフを折り曲げてピンポイントでのせると、よりナチュラルな仕上がりに。
【皮脂くずれのメイク直し方法】
\皮脂くずれしやすいのはこんな人/
・オイリー肌、または乾燥肌
・日中は外出して動き回ることが多い
・Tゾーンから化粧くずれを起こす
・アイラインやマスカラがにじみやすい
<STEP.1>皮脂をティッシュオフ
まずは、メイクくずれの原因となっている皮脂をティッシュかあぶらとり紙でオフします。こすらず、そっと押さえるのがポイント。
<STEP.2>オイルフリータイプのコンシーラーをオン
オイルフリータイプのコンシーラーを指にとり、くずれが気になる部分になじませます。毛穴が気になる場合は、埋め込むように軽く叩き込んで。
<STEP.3>ブラシでフェイスパウダーをオン
フェイスパウダーをブラシにとり、コンシーラーの重ねた上にふんわりと重ねる。くすみを飛ばす効果のあるタイプを選べば、透明感のある仕上がりに。
乾燥くずれVS皮脂くずれ!肌タイプ別・正しいメイク直しテクニック
【毛穴が気になる時の化粧直し4ステップ】
<STEP.1>とにかく乾かさないこと!
毛穴肌が乾くと、ひとつひとつの毛穴のフチにファンデーションがたまり、縁どったかのような微妙な状態に。常に肌を潤わせておくためには、こまめな水分補給が必須です。保湿成分がたっぷりと含まれたミストタイプの化粧水を常備して、肌を乾かさないように心がけましょう。
<STEP.2>目立ちだしたらBBをなじませて
毛穴が目立ちだした部分にファンデーションを重ねると、より毛穴の存在感が増す悪循環にはまるリスクが。そこで使いたいのは、ゆるめテクスチャーのBBクリームです。ほんの少しを指先で押さえるようにつけることで、毛穴にたまったファンデーションが溶けるようになじみ、美しい肌が復活します!
<STEP.3>テカリだしたらブラシでお粉を薄く均一に
テカリは、本格的にくずれだす直前にあるというサイン。テカりだす予感がしたら、プレストパウダーで押さえましょう。使うのはムラづきしがちなパフではなく、ひたすらに薄く均一につくブラシを。本格的にテカってしまったら、お粉の前に、スポンジで皮脂をとり去ると美しく仕上がります。
<STEP.4>皮脂はこまめにスポンジで押さえる
汗をかいたと思ったら、わずかでも皮脂が出ているはず。メイクに影響を及ぼす前に、こまめにスポンジでとり去りましょう。メイク用のスポンジには、必要な皮脂までとりすぎず、浮いたメイクを再び落ち着かせる効果もあるのです。擦るのではなく、押さえるようにとり去るのがポイントです。
メイク直しにおすすめの「パウダー」3選
1:NARS ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー
特別なオイルコントロール技術が過剰な皮脂を抑える効果と潤い成分の融合により、テカリを阻止しながら、乾きも粉っぽさも感じさせない。たるみ毛穴をぼかす効果で、シルクのようななめらか肌が長時間続く。
感激するほどメイク崩れなし! NARS『ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー』に注目!
2:SUQQU リタッチ プレスト パウダー 02(左)
オレンジのリタッチパウダー×赤みのある4色で、血色感と艶を補うことができる秀逸品。
3:ゲラン メテオリット コンパクト 3(右)
あの名品『メテオリット』がコンパクトに。明るさと透明感を演出しつつ、テカリも防止。
化粧くずれをリタッチするときに、マットなプレストパウダーなどで直してしまうと、急に朝の肌感と変わってしまうことが。そこでオススメなのが、光感のあるプレストパウダーを使うこと。「ゲラン」は4つのシェードを混ぜることで明るさと透明感をオンでき、「SUQQU」は健康的で艶のある仕上がりがそれぞれかないます。
これさえあれば「若見え肌」に!最強の脇役ベースメイクアイテム11選
\「プレストパウダー」を使った簡単キレイなメイク直し3ステップ/
<STEP.1>メイク崩れした部分にコンシーラーをのせる
皮脂浮きしやすい小鼻、涙目の影響を受ける目尻が、特にメイク崩れしやすい部分です。ここにチョンチョンとコンシーラーをのせていきます。
<STEP.2>スポンジでトントンとたたき込み、なじませる
強い力でぐいぐいとこすると、せっかくのコンシーラーがはがれ落ちてしまいます。皮脂や油分を吸着させる程度の、軽いタッチでなじませます。
<STEP.3>Tゾーンと小鼻にフェイスパウダーを重ねる
たいていの人は、夕方にもなればTゾーンと小鼻がテカっているもの。ティッシュで皮脂を押さえたあとに、フェイスパウダーをサッとのせると美肌印象が復活します。
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部