【目次】
【1】小顔をつくるベースメイク
◆ファンデーションの塗り方
クリームファンデーションはいちど手にとってから顔に。
塗りすぎを防ぐため、手の甲にとって指でのせます。手の甲にクルクルなじませることで水分が飛び、指にとってトントンと顔にスタンプすることで必要量がのります。下地やハイライトもいちど手の甲にクルクルしてから塗るのがおすすめ。
顔の中心はしっかりカバー、フェースラインはごく薄く。トーンアップしながら陰影効果で小顔も叶えます。
ほうれい線の窪みではなく、その上の盛り上がった部分に。指の第2関節までをポンとおくだけでOK。
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◆コンシーラーの使い方
ピンポイントでカバーしやすくフィット感があり、くずれにくいので3ポイントの影消しに最適。ファンデーションでは隠しきれなかった「たるみの影」=疲労感を払拭し、錯覚効果で顔全体がグッと引き上がり、いきいきとした表情に変わります。
1:赤ぐすみやたるみの影が広がる【目尻の下】
2:過剰皮脂による赤みが現れる【小鼻脇】
3:影ができてくすみも現れる【口角下】
3ポイントをなじませるときは、力が入りにくい薬指で優しくのばす。「目尻の下」は片手で目尻側を押さえながら、もう片方の薬指で往復させたあとこめかみに向かって引き上げるようにのばす。「小鼻脇」は薬指で上下になでるようにしながらなじませる。「口角下」も薬指を使い、下唇の輪郭に沿って口角を引き上げるようにのばす。
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【2】小顔をつくるアイメイク
◆アイブロウメイク
1.眉尻上側を描き足す
尻すぼみになっている眉尻の上側部分を描き足します。自眉がない部分にも「擬似眉」を描き足す勇気こそが、理想の眉ラインをつくる秘訣です。
2.足りない部分を補う
自眉がまだらで毛が足りない部分にも描き足していきます。
3.ブラウンのパウダーをのせる
眉全体にふんわりとのせて明るさとボリューム感を出します。
◆アイシャドウの塗り方
たるみでぼやけがちな目元をきっちり引き締めるアイライン。ただし太くいれるときつく古い顔になるので、まつげとまつげの間の隙間を埋めて密集まつげに錯覚させる「隠しライン」だけにしておくこと。これをファーストステップにして目元を引き締めておくとアイシャドウは抜け感のある薄塗りで十分なので、ふんわりと仕上がるブラシ塗りがベストです。アイホールには下の画像のDの「ブロンズオレンジ」、目の際には優しい陰影を生むAのトープ色を。仕上げにメリハリを生むパール感の強いCのベージュを目頭側のアイホールに沿ってササッと塗ると光効果で立体感が生まれます。
1. アイラインを最初に仕込む。まつげの下から当てて、目頭から目尻まで、まつげの隙間を埋める。
2. ブロンズオレンジでくすみを飛ばす。ブラシでアイホールにワイパー塗りを。
3. マットトープで陰影を。細めブラシで上まぶたの際に中央から目尻、目尻から目頭の順に動かす。
4. 輝くノーズライトでメリハリ感を演出。目頭からアイホールに沿って光を取り込むシャドウをのせる。
たるみでぼやけがちな目元をきっちり引き締めるアイライン【"無理がないのに新しい"を叶えるメイク アプローチ2】
◆下まぶたメイク
アイメイクのやりすぎは厚化粧になるから“下まぶたにメイクをする、という発想は皆無”という人も多いはず。けれども目元にエイジングの悩みがある人は下まぶたにこの「ブロンズオレンジ」を試してほしい。
チップで下まぶたに5mm幅でのせるだけで目の下のクマや影を飛ばし、涙堂をふっくら見せて目力のある幸福顔に。いつものブラウンアイメイクであっても、このひと技で鮮度アップ。加えて、目から頬までの距離をギュッと縮めてたるみで間延びした顔を小顔に見せるといううれしい錯覚効果も。この若返り&万能「ブロンズオレンジ」、下まぶたにも取り入れない手はありません。
「下まぶたにブロンズオレンジ」でクマ&くすみを飛ばす!【"無理がないのに新しい"を叶えるメイク アプローチ3】
【3】小顔をつくるシェ―ディング
◆チーク&シェーディング
チーク&シェーディングはトーンアップと引き締めが叶う、セット使いが鉄則。ただし濃い色は厳禁。チークは広げすぎるとたるみ増長、赤ら顔に。頬骨の高い位置だけに塗布を。
チークをブラシにとり、頬骨を中心に細めの半月状にのせる。シェーディングもブラシに取り、頬骨の下、耳の手前から頬の中心あたりまで2〜3回、往復させながら塗布。さらにフェースラインはエラからあご先の少し手前まで、サッとのせると輪郭が引き締まる。
【“小顔見せ” メイクメソッド】大人世代が使いやすい「チーク&シェーディング」で印象アップ!
◆チークを使ったシェーディングテクニック
「エイジングが気になり始めた大人におすすめしたいのが、チークを使ったシェーディング。血色感を与えながら、三角形の角がキュッと頬を引き締めてくれるので、げっそり感なくヘルシーな仕上がりに。やや高めの位置に入れると、リフトアップ効果もかない一石三鳥!チークはパール感がなく、肌にのせたときにシアーに発色するものをセレクトして」(ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん)。
1.こめかみ下からスタート
チークを平筆型のチークブラシにとり、こめかみの3㎝下にブラシを置き、頬骨の一番高い部分に向けて斜めに滑らせます。
2.頬に三角形を描く要領で
続いて、頬骨に沿って耳たぶの付け根を目ざし、ブラシを斜め下に滑らせます。フェースラインから頬に向けて、三角形を描くようなつもりでブラシを動かすと◎。
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【4】小顔をつくるノーズシャドウ&ハイライト
◆ノーズシャドウ&ハイライト
ノーズシャドウなんて素人には難しい、と思いがちですが、濃いブラウンシャドウではなくアイブロウパウダーなら違和感なし。眉を描いたら指で、眉頭から鼻の付け根までサッとのせ、彫りをつくるだけ。のせていることに気づかれないくらいの薄さが正解です。
アイブロウパウダーならば浮かずに彫りが描ける|ノーズシャドウ効果でメリハリを。眉頭から鼻の付け根へとぼかす。
◆ハイライト
ハイライトは、パールなしのマットな白パウダーを使用。眉間から鼻筋、唇の山の上、あご先までの一直線にチークブラシでのせます。のせる範囲は狭いほうが中高い美人顔に。広範囲にのせると顔を大きく見せるので注意して。
白のフェースパウダーをブラシに含ませたあと、そのまま肌にのせればいちばん最初につけたところに厚くつき、ムラの原因に。まずはティッシュの上で余分な粉を落とし、眉間から鼻の頭、唇の上、あご先にのせる。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部