仕事と3人の子育ての多忙な日々を乗り切る「効率化メソッド」とは?
現在、中高生からも「神アプリ」と称されるほど人気の製品や、プロのクリエーターの9割が利用する高性能製品まで、幅広い製品を展開しているIT企業「アドビ(Adobe)」。
そのアドビでバイスプレジデントとして、マーケティング戦略を統括し、約100名をマネジメントしているのが、秋田夏実さんです。子育てをしながらの管理職という立場、忙しい日々をどのように乗り切っているのでしょうか? 効率化のコツや、リーダーとしての想いについて詳しくお話をお聞きしました。
東大卒、米・ケロッグ経営大学院MBA取得、マスターカード日本副社長を経てアドビに入社
Precious.jp編集部(以下同)――秋田さんの経歴を教えてください。
東京大学経済学部を卒業後、1994年に三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行、その後、米・ケロッグ経営大学院でMBAを取得し、帰国後はシティバンク、新生銀行、HSBC、そしてアドビに入る前は、2014年から3年間ほどマスターカード日本の副社長をしておりました。2017年からアドビで働いています。
――各金融機関では具体的に何をされていたのでしょうか?
ずっとマーケティング業務に従事してきました。金融機関でマーケターとして、クリエイティブな仕事をさせていただいておりましたが、「もっとクリエイティビティの翼を広げたい」と思い、20代の頃から大ファンだったアドビに入りました。
――東大の経済学部をご卒業されたということは、もともと経済に興味があり、そちらの方面でお仕事をなさりたいと思っていらしたのでしょうか?
いえ、実は、高校生の頃はエモーショナルなものをつくる仕事、特に、「映画に携わる仕事をしたい」と考えていて、その世界で著名な蓮實重彦先生の元で、映画を専門に学びたいと思っていました。年に200本くらい観るほど、映画が好きだったんですよね。
蓮實先生が東大の教養学部の教授でいらしたので、東大の文三に入学したのですが、いざ映画について学び始めると「職業として極めていくには、自分はきっと何かが足りないんだろうな」と思ったんです。
映画をつくる仕事でないとしたら、何がしたいだろう?と悩み「経済学部」を選びました。小さいころから、父と「会社四季報」などを一緒に読んだり、学生時代もアルバイトでいただいたお給金で、株を買ったりしていました。
個人的には「人を感動させる何かをつくりたい」と思いながらも、早い段階で「映画に携わる仕事」という夢がついえてしまったので、耳学問でかじっていた経済を選びました。
もうひとつ、理由があって、実は18歳からお付き合いしていた、現在の主人と離れたキャンパスに行きたくなかったんです(笑)。主人は法学部にいましたので、同じ学部ではなく、違う学部で同じキャンパス、くらいの距離ならいいかな、って。
――その後新卒で銀行に就職した後に、米・ケロッグ経営大学院MBAに行かれたとのことですが、勉強がお好きなんですか?
どうなんでしょう…。何かに突出して優れているものはないんですよね、ただ、「好奇心が旺盛」なのと、「目標を定めたらそこに向かって頑張れる能力」だけはあるな、と自分では思います。また、空白の期間ができるのが怖いので、空き時間ができないように、常に何かをしています。
自分らしいリーダーのやり方を見つけられたのは、40歳を過ぎてから
――現在約100名の部下を抱えてお忙しい日々だと思うのですが、リーダーとしての心構えはありますか?
若い頃からリーダーとして仕事をすることもあり、ずっとリーダーとしての形を構築できずに葛藤していました。
特に30代前半頃に仕えていたインド人の上司から「上司とは、強いものでなくてはならない」と言われていたからです。「あなたはリーダーとしてソフトすぎる」「もっとパワーを見せつけてリードしていくべきだ」「リーダーとは孤独に耐えられなければならない」とか。
自分に自信がないときは、「ミーティングでは、絶対に自分が付加価値のあることを言わなければならない」「自分がもっとリーダ―らしいことを言わなれば、リスペクトされない」と、上司に言われたように頑張ってみたけれど、そのスタイルは自分には向いていない、と気がつきました。
私はそういうタイプではないので、「自分はリーダーとして不適格なんだな」って30代は揺れましたね。でも40歳過ぎてから、肩の力が抜けるようになりました。
「リーダーひとりが持っている能力なんてたかが知れている。同僚や部下の能力を最大限に引き出す」
――今は、どういうリーダーだとご自身で思いますか?
そうですね、あえて言うなら「指揮者」みたいなものです。
自分のチームメンバーたちは、私よりよっぽどうまく、それぞれの楽器を弾けるわけで、そのそれぞれのきれいな音を出せる部分をうまく引っ張り出して、それを最終的にまとめて、ひとつの形にする。
幸いにして、チームメンバーがとても優秀な方ばかりなので、それぞれの判断で進めていただきたい。そして、そこの先で起こることの結果は、全部自分で責任を持たなければならない、と考えています。
自分一人が持っている能力なんてたかが知れているので、働いている人たちの能力を最大限に引き出して、最後は自分が責任を引き受ける覚悟さえあればいいと。
飲めなかったのに、ワインエキスパートの資格を取得
――ワインエキスパートの資格をお持ちとお伺いしていますが、お酒がお好きなんですか?
私は全然お酒飲めなかったんですけど、前の会社の上司が料理やお酒にこだわりがある方で、B to Bのイベントや会食などで、先方に合わせた料理やお酒を出すことに、非常にこだわる方だったんです。先方がどこの出身かとか、どこに住んでいたかとかを考慮して。
上司に「徹底したこだわりをもって、飲み物や食べ物をセッティングして欲しい」みたいなこと言われて、それはどうすればいいんだろうと思ったんですよね。なので、奮起して「飲めるようになろう」と。でもただ単に飲めるようになるだけでは、期待値に応えられないので、資格を取ろうと思ったんですよ。
接客業に従事していないとソムリエやワインアドバイザーは受けられないので、自分でも受けられるエキスパートを目指しました。
週末、塾に通って、飲んで飲んで、覚えて覚えて、楽しいか楽しくないかではなく、授業は夕方から夜にかけて行われるんですけど、前半の授業は座学が3時間。土壌、日照量、降雨量など、テスト向けの勉強ですよね。知識を詰め込んで、休憩を挟んで、あとはひたすら飲むわけです。
最初はよくわからなくて、少しは感覚が磨かれるかしらと思って、ワインの有名な漫画『神の雫』を大人買いしてみて、一生懸命読んでも、「ちっとも分からない」っていうレベルだったんです。
でもその資格の勉強している最中に、少しずつ品種がわかるようになると面白くなってきて、単純に白ワインとしか思えなかったものが、「あー、これがあのソーヴィニヨンブランなんだ」「この香りの特徴なのか」とわかってきたら、次は「これに確かに合う食事はこれなのか」などの発見があって、すごい楽しくなってきて。
以来、お酒が好きになってしまって、飲まない日はないぐらいです。
もともと、乾杯で普通のコップの半分ビール飲んだだけでも、けっこう具合悪くなったりしてたので、最初は勉強の度に酔っぱらって、ふらふらになっていました。
今でも相変わらず弱いので、ちょっと飲むと真っ赤になっちゃうんですけど、気持ちがとても楽しいので、会社のパーティーの時にもよく飲んでいます。
仕事上のコミュニケーションで、相手の方が日本酒を好きだった場合などにも備えて、日本酒も少し勉強しました。やっぱり食事とお酒のマリアージュって大切ですよね。自分で多少わかるようになってくると、 お相手のお好みに合わせて一緒に選んだりするのも、コミュニケーションのひとつで楽しいなって思うんです。
シャンパンなども好きで、特にペリエ ジュエのグラスがとってもかわいいので、シャンパンとセットで買って、グラスもいっぱい集めたりしています。
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美の秘訣は「食生活」「運動」「基礎化粧」にあり
――秋田さんは48歳という年齢には見えない美しさをお持ちですが、何か秘訣があるのでしょうか?
食事はものすごい気をつけていますね。医食同源。
もともと低体温で、体温を上げないと免疫力が下がるで、漢方を取り入れ、食生活を見直しました。プロの漢方指導を受けて、自分で漢方の生薬を煎じたり、食べるものについても、なるべく白い物を摂らないようにして、ご飯だったら玄米にする、根菜を食べる、南国系のフルーツは控えて、なるべく体の温度が上がるものを、と意識をして摂るようにしました。
もうひとつ気をつけたのが、筋肉をつけることです。筋肉がないと気力も湧かないですし、朝の通勤もつらくなるので、筋力をつけるために一時期は、朝にマラソンをしていました。
金融機関に勤務していた30代後半のころ、ストレスをなくすためにも、ストレッチを30分してから30分、走るようにしていました。朝日を浴びるとやっぱり体調ってよくなりますし、リズム運動って一番ストレスを消してくれるのに効果があるので。無理しない程度のランニングですけど、走って帰ってきて、なるべく熱いシャワーを浴びてプロテインを飲んでいました。
でも、そのぐらい徹底してやると、体質も変わって筋肉もついて、体も全体的に状態が良くなりました。
身体が疲れていると、気持ちもどんどん負の方向に向いていっちゃうじゃないですか。身体の調子が良くなると、気持ちも前向きに変わっていってね。気持ちに余裕がない時って、自分の職場でも周りの人に対しても、優しい言葉とかかけられないんですよね。自分のことだけでいっぱいだから。
でも体が整ってくると、その負のループから抜けて、プラスのループに持っていくことができるんです。肉体の健康だけじゃなくて、精神の健康を保つためにすごく意識して、子供たちをしょっちゅう抱きしめていました。
そして、ゴーヤ、プチトマト、ハーブ系、ブルーベリーなど、食べられる野菜や果物を庭で育てています。成長が見られるし、大きくなって、花が咲く、花が咲くとは都会でもミツバチが来るんだとか、それ自体に、すごい癒されます。とても幸せな気分になれるんですよね。
休みの日には、自宅で作ったプチトマトを、いっぱい取って食べてみるとかっていうことをすると、なんとなく、自分で自分にいいことしていると思えます。植物や動物を育てることはメンタルにいいですね。
――心と身体の健康は、仕事にも影響していますか?
心と体に余裕ができると、より周りと調和が取れるようになります。今申し上げたような、物事を近視眼的に見ず、ちょっと俯瞰することができるようになりました。
そうすると、仕事でも「なぜあの人はそういうのか?」と思う人を俯瞰したところから見ることができ、「あの人がそういうふうに言っているのには、こういう背景があって、ここの部分が譲れないから、そういう風に言っているのね」とわかるんですよね。
――お肌もお綺麗ですが、お化粧品は何を使われていますか? また、美容で心がけていることは?
夏場はクリニーク、乾燥する時期はドゥ・ラ・メールのローションとクリーム、それでもダメなくらい疲れている時は、SK-IIのフェイシャルマスクパックを使います。
子供たちにすごく笑われるのですが、家でもマルチタスクなので、フェイシャルマスクしたまま、ドライヤ―で髪を乾かし、メールを確認して、耳は2倍速で流している録画のテレビ聞きながら、ふくらはぎのストレッチをしたり。
最初はふたつぐらいしか並行してできなかったことが、ゲーム感覚で、「これも同時にできる」って、どんどん同時並行できるようになって、もっと楽しくなって、「ほかにも同時に何かできるかな」と楽しんでやっています。
ファッションのこだわりは「着心地のよさ」「使い勝手の良さ」
――愛用しているファッションアイテムを教えてください。
時計はずっとカルティエを使っています。
洋服は「kay me」というブランドのものを良く着ています。元コンサルタントの方が会社を興されて、現在服をつくっていらっしゃって、着ていて楽なんですよね。出張のときなども疲れないですしね。
また、靴は沢山歩くので、HOSHINOさんというところで最近、つくってもらうようになりました。ノートパソコンを持ち歩くので、バッグは主にメンズのバックパックです。収納力とデザインにこだわって、ディスカバリー・バックパックを愛用しています。
昔はもっとブランドにこだわっていたんですけど、今は、本当にその時々の用途でファッションも変えて、デニムで会社に来ていることも多いです。マニッシュなジャンパーにリュックを合わせたりして、ファッションも楽しんでいます。
仕事と家庭の両立のコツは「見える化」すること
――お忙しい仕事とプライベートの両立で、何をすることが、一番効率化につながっていますか?
「見える化」することです。「見える化」すると、「ここで山がくる」というスケジュールが見えるんですよね。
例えば私の2月に入るであろう出張と、子供の予定が重なるとかっていうこととか。最低でも2か月先まで「見える化」しています。
エクセルで家族の予定表をつくっていて、それをクラウドに置いて、主人や息子も見える形にしておき、彼らの予定が変わった際に、アップデートするとすぐに見えるわけです。
家族5人分入れてます。6歳と3歳の下の2人分はさすがに私が入力しますが、情報の共有が大切です。紙でも出力しておいておくので、6歳の子供は自分でその紙をみて、家族の予定を把握しています。
――「見える化」のきっかけは?
昔、息子が小学2年生のときに、学校の3者面談を忘れてしまったことがあって、母親失格だなってすごく落ち込んだんですよね。失敗の後からどうしたらよいか、と、やり方を色々試行錯誤して、エクセルというフォーマットとして落ち着いたのは、5年くらい前です。
また、週末の予定については金曜日の夜にTODOリストを書きます。リラックスできる金曜の夜に、ジャーナリング(思いつくことを書き出すこと)します。でも、その時のポイントとしては、終わりかかったたものもすべて書く。そして終わったものを全部消すんです。そうすると、「こんなに終わってる」って、気持ちが楽になるんです。
「睡眠は毎日3時間」という日々
――ご主人も東大法学部を出られたということで、きっと共働きでお忙しいと思うのですが、その忙しい中、3人の小さいお子さんを育てながら、仕事に邁進できるコツを教えてください。
一部の家事のアウトソース化がコツです。でも、アウトソースもある一定の枠の中だけに決めているんです。
プロの方にお願いしているのは、月2回の「床の水拭きとキッチンの清掃」です。あと、基本は、月曜から木曜まで、夕方の子供たちの保育園のお迎えをお願いしています。良く見極めて「この方がやっぱり一番信頼に足る方」と思った方に、長年お願いしています。子供たちも半分、おばあちゃんのようになついていますね。
夕食は毎日、私が下ごしらえだけしておいたものに、「最後味付けして、温めて出してください」、とお願いしています。子供たちに冷たいものをの食べさせたくないですよね。子供たちが食べているころに帰宅します。
アメリカ西海岸に本社がある会社なので、カンファレンスコールなどが、夜中の2時や3時頃にあるんです。そういうのを一通り終えて、仮眠が取れたら仮眠を取るし、取れない時は、寝ずに朝ご飯をつくって、主人のお弁当をつくって、子供を送っていきます。
睡眠は大概、夜11時から翌2時の3時間ですね。年末年始の休みが長いので、その時に寝だめします。
「毎日毎日でその日が最後だったとしても、後悔がないように生きたい」
――秋田さんの、その仕事と家庭へ向けた日々の原動力は、どこから来るのでしょう?
明日、死んでしまうかもしれない、という思いです。
高校、大学と一緒だった友人がいるんですけど、某外資系証券会社の東京支店で、当時としては史上最年少でパートナーになって、40代初めに病気で亡くなったんです。本当にすごい人で、あの輝いていた彼女の影響を受けた部分というのは、すごくあるかなと思っています。
あの時代に、あれだけ優秀だった彼女が早く亡くなってしまって、平凡だった自分はまだ生きている。彼女は後悔はないと言って亡くなったけれども、きっと何かしら後悔はあったと思うんです。
そうだとすると自分は、「毎日毎日で、その日が最後だったとしても後悔がないように生きたいな」って。
まだ自分は生かされている。たまたま生きているんだったら、生かしてもらっていることに感謝して、意味のあることを成し遂げたい、人に対してプラスの影響、プラスのパワーを与えられる人でありたいし、それは仕事において、家庭においてもそう考えて生きています。
人生は永遠のβ版
――秋田さんの座右の銘はなんでしょうか?
昔は「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」だったんですけど、今は、「人生は永遠のβ版」です。
後悔しないように、自分の人生って、「改善しなきゃいけないことは、いくらでもある、もっと成長できる」と思うんですよね。まだここが私の到達点ではなくて、今まで出来てなかったことも、きっとできるようになるはずだし、常にアップデートです。
40歳を過ぎてからも、できなかったことができるようになる。趣味で空手をやっているのですが、真夏の空手の合宿で、正拳突き1万回を達成することができました(笑)。
――今後の夢は?
最近、人前でお話をさせていただく機会が増えてきて。先日は東京大学で講演させていただきました。
先ほども申し上げたように、なるべく多くの人にポジティブなエネルギーを与えられるようになりたいと思います。プラスのエネルギーって、人にあげられるものならあげたいじゃないですか。どうやったら、人の気持ちが温かくなるようなものを増やせるのか、ということを常に思っているんです。
私ができることなんて、たかが知れていますけど、「もっとチャレンジしてみたい」と思う人達が、「もっとやれる!」と思えるようなパワーを、あげられたらいいなって思っています。
――今、アドビで働いていて幸せですか?
とっても幸せですね。20代の頃からアドビのファンでずっと製品を使っていたので、内部の人になれて「なんてラッキー!」って。
自分が好きなものをプロモートできるなんて、恵まれていますし、幸せだと思います。金融からITって珍しいと思うんですけど、不思議なご縁でこの会社にきました。
ただ、一応自信を持って言えるのは、どこでも、入社したすべての会社で、全力でその会社のために尽くしてきたという自負はあったので、その取り組みが巡り巡って、この会社とのご縁につながったのかもしれません。
――それでは、今後のキャリアはアドビで終わらせる予定でしょうか?
みんながハッピーに働ける場所にしていくために心を砕いていますし、私に何かがあったとしても、その次のリーダーがちゃんと導いていけるような、環境整備は常に行っています。
それは単にビジネスの成長っていうことだけではなくて、もっと多くの人に製品を使ってもらって、愛される会社になっていくために、必要な段階が来たら、次の人にバトンタッチをしていきたいし、バトン渡す人をどんどん育てていきます。
自分より、もっと優秀な人たちが、この会社で自己改革をしていくわけですよ。この会社のトランスフォーメーションのスピードってものすごく早いので、「私よりもっと優秀なリーダーが、次を引っ張っていける」と思ったら、その人に渡していくための準備をしなきゃいけないと思っていますし、そうしたいですね。
いつでも身を引く覚悟はできています。今は日々全力ですが、多分その時が来て、会社を離れたとしても、この会社のファンであることはずっと変わりありません。
※
以上、アドビのバイスプレジデントの秋田夏実さんにお話をお伺いしました。輝くご経歴をお持ちの秋田さんですが、それは、秋田さんご自身が「何事に対しても、どの会社に対しても、常に全力で邁進」してきた結果だと感じました。
また、「いつ死んでも後悔のないように」という、強い前向きなパワーが、現在の睡眠3時間の生活を維持させているようにお見受けしました。
インタビューの間、ずっとにこやかに楽しそうにお話しして下さり、その押し付けではない、柔らかながらもパワーあふれる秋田さんの魅力に、筆者も心を動かされるものがありました。
秋田夏実さん、お忙しい中、お時間を頂戴し本当にありがとうございました。「ポジティブなエネルギーを多くの方に」という、秋田さんの夢が沢山の人に届きますよう、陰ながら応援しております。
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- TEXT :
- 岡山由紀子さん エディター・ライター
公式サイト:OKAYAMAYUKIKO.COM
- EDIT&WRITING :
- 岡山由紀子