【目次】
「ベースメイク」2選
【1】影を消すラインでノーファンデーションでも美肌映え
[目の下]シワやクマは、光感で自然にとばして若々しい印象に
目の下のクマはもちろん、シワ、キメの乱れもミクロな影となってくすんだ印象に。そこで、リキッドコンシーラーで目頭の下から3方向にラインを引き、範囲を広げないようにしながら、スポンジでトントンと優しくなじませて。
[ほうれい線]ほうれい線の影は深い小鼻脇からしっかりとカバー
ほうれい線の影は小鼻脇がいちばん深くなっているので、小鼻脇の上の方から順にのせていきます。ほうれい線と垂直になるように、短めにラインを引くのがコツ。厚めに塗るとヨレやすくなり、たまってしまうので、薄く塗ります。小鼻の丸みに沿って、スポンジでよくたたき込んで。
[眉間]眉間の縦ジワには横ラインでさりげなくプレスしつつトーンアップ
表情によって現れる眉間の縦ジワ。この縦ジワに対しても、ほうれい線と同様に、垂直になるようにラインを引きます。表情でシワが動くので、ヨレないように、スポンジで上に向かってなじませながら、よくたたき込んで。鼻筋の立体感も出てメリハリ顔に仕上がります。
最後にベージュのフェースパウダーで清らかな統一感のある肌に
ノーファンデーションでも美肌映え!「影を消すライン」で立体的な美人顔に
【2】セミマットなのっぺり顔から、「ツヤ感」を味方につけたメリハリ顔に
「まず、顔をすっきり見せるためには、マット肌から脱することがマストです。シェーディングで引き締めるよりも、艶やかに仕上がるクッションファンデとハイライトの投入を。ツヤ感を上手に味方につけること立体感が生まれ、顔全体がキュッと引き締まった印象に。輪郭まですっきりシャープに見えるんです」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)。
[丸顔をシャープに見せるベースメイクプロセス]
<STEP.1>ベースで肌をフラットに整える
ベースを肌全体に薄くのばしたあと、目尻や小鼻のワキなど小じわや毛穴が気になる部分のみに少量を重ねづけして、土台をフラットに整えておきます。
<STEP.2>クッションファンデで艶やかな肌に
パフにファデーションを適量とり、パフを滑らせながら薄くのばします。パフを折り、目の下のCゾーンのみにトントンと叩き込んで重ねづけを。
<STEP.3>頬になじみカラーのハイライトを
ハイライトコンパクトの下2色のコーラルを二本の指でとり、手の甲で混ぜて。頬骨上からこめかみに向けて、ハイライトを入れます。肌となじむカラーをチョイスして、ツヤ感のみを出すのがポイント。
<STEP.4>目頭、目尻、上唇の山に明るいハイライトを
ハイライトカラーをブラシにとり、目頭・目尻・上唇の山部分にのせます。光が当たる部分にハイライトを効かせて、立体感を演出。
<STEP.5>頬骨上にチークをオン
チーク2色を混ぜて、頬骨の上に「く」の字にチークを入れる。先に入れたハイライトとコントラストがつき、顔全体を引き締め輪郭もシャープに。
すっきりとしたフェイスラインが印象的なあか抜けメイクに
丸顔をすっきり見せる骨格矯正テクニック|クッションファンデ+ハイライトで大変身!
「アイブロウメイク」3選
【1】大人に似合う「眉マスカラ」の使い方
[垢抜け眉マスカラプロセス]
<STEP.1>眉尻から眉頭に向かって毛を起こしていく
<STEP.2>眉頭は上に向けて立たせるのがポイント
眉頭は眉の立体感を出し、若々しさを演出する要。下から上へブラシを動かし、眉幅からはみ出るくらいにしっかりと毛を立たせて毛流れも整えておく。
<STEP.3>最後は毛流れをさばきながら整えて
眉頭から自然につながるように、眉山まで斜め上に上辺から毛が出るくらい立ち上がらせて整える。眉山から眉尻は斜め下に向かって梳かす。ただし、眉尻側は眉幅より下に毛がはみ出しそうなときは平行に流して。
眉マスカラの使い方は簡単!毛を立たせて、流して、整えるだけ|大人におすすめのアイテムもご紹介
【2】眉メイクが苦手なら描く必要なし。コンシーラーと透明マスカラだけで眉は際立つ
[立体感と抜け感が出る眉メイクメソッド]
眉は抜け感や空気感が大事。ペンシルで描くと滑稽なベタ眉になりやすく、眉を描くのが苦手…という人におすすめなのが、眉毛の周りを明るくし、地の眉を際立たせるコンシーラー使いです。眉毛につかないように、約1mm空けて眉の上下に中央から眉尻にかけてスッスッと描き、指でササッとぼかすだけ。さらに透明眉マスカラで眉毛をグッと立ち上げて、毛並みを強調すれば自然と際立つので、あとは足りない眉尻を描き足すだけでOK。地眉を最大限に生かし、ふっさりとした立体感を演出できる裏技です。
<STEP.1>眉頭の上下部分は外し、眉を囲むように描く
<STEP.2>眉頭をぐっと立ち上げてふさふさ感を演出する
【眉メイク】に悩んだら…「ディオール」眉マスカラ &「ヴィセ」コンシーラーで叶う【立体眉のつくり方】
【3】麻呂眉から美人度アップの「ふんわり眉」へ
「自眉と描き足した部分の境目がくっきりしていて、いかにも『描きました感』が強い眉だと残念です。アイブロウパウダーを上手に使いこなして、もっと自然なふんわり眉に変えると、美人度がさらにアップしますよ」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)。
[ふんわり眉プロセス]
<STEP.1>ダークカラーで眉尻を描き足す
ダークカラーのアイブローパウダーをブラシにとり、自眉のない眉尻部分を描き足します。毛の生えている方向とブラシの向きを合わせることで、自眉の延長のような仕上がりが実現。
<STEP.2>ミドルカラーで眉頭を描き足す
ミドルカラーのアイブロウパウダーをブラシにとり、眉頭部分を描き足します。眉頭の端から描かず、毛が密集している部分から描くとナチュラルな仕上がりに。
<STEP.3>ミドルカラーを眉の中に入れ込む
ブラシにミドルカラーを含ませ、眉の中に入れ込んでいきます。毛流れに逆らうように小刻みにブラシを動かすと、眉の根元にパウダーが入り込み、ふんわり感が出ます。
<STEP.4>スクリューブラシで眉をとかし、ペンシルで仕上げる
スクリューブブラシで眉をとかし、毛流れを整えながら、描き足したパウダーを肌に定着させます。最後に足りない部分のみ、ペンシルで1本ずつ植毛するように描き足せば完成!
ナチュラルなふんわり眉へ
「アイメイク」6選
【1】顔印象が更新できる「赤みアイメイク」
もしかして、まだ黒のアイラインと黒のマスカラを使っていませんか? 今は黒を使わずに赤やブラウンなどの肌色の延長にある色を使ってメイクするのが当たり前。ただ目をハッキリさせる目的のために、黒に固執し続けるのは危険です。あなたの目元は自分で思っているより、怖くて古くさい仕上がりになっているかも。今旬の抜け感があってこなれて見える目元には、重量感のある黒はまったくもって不要です。最旬の目元に更新するには、ズバリ黒を使わないこと! 大人にふさわしい若見え&優しげ見えが叶う、“脱・黒”アイメイクに今すぐシフトしましょう。
[おしゃれに見える脱・黒アイメイクプロセス]
<STEP.1>クマやくすみなどのネガティブを光色で消す
アイメイクの準備段階として、目周りの色の不均一を調整します。Aの光色をまぶたの上と目の下に広くなじませ、色ムラや凹凸の影を光で飛ばします。仕上がりに大きな差が出る、はずせないステップです。
目の際から上に向かって、ブラシを左右に往復させながらなじませます。目の下は目尻から目頭へなじませて。
<STEP.2> 黒の代わりに影色で骨格を強調し目力アップ
シェードカラーで目の際とアイホールのくぼみに影をつけ、目元の印象を強化します。この影色を仕込む工程は、〝脱・黒〟では非常に重要な作業です。Bの影色を目の際からアイホールのくぼみにぼかします。
<STEP.3>赤み色の華やかさでメイクがきまる
今回の主役となるのは黄みのある赤み色。Cの色を、二重の人は二重のラインより少し出るところまで、奥二重や一重の人は目を開けたときに色が見えるところまで、ぼかします。目の下にも約2mm幅で入れます。
目の下は細いチップに替えて、目尻から目頭へなじませて。目の下の目頭側5mmは何も塗らないのが抜け感を出すポイント。
<STEP.4>さらに赤みをプラスして眼差し印象を強化
STEP.3まででアイカラーは完成しているけれど、さらにDのピンクよりの赤みを上まぶたに重ねて、強さを出してもいい感じに。Dの色をCと同じ範囲にプラスします。初めに色をおいたところが最も発光するので、上まぶたの中央から周囲に広げていく重ね方がおすすめです。
<STEP.5>アイラインも黒は使わない。赤み色でしっかり締まる
アイラインはシックな赤紫ニュアンスのプラムカラーを選択。目の上の際を全体的に埋めたら、目尻から先は、下げたり上げたりせずに、水平に約5mm伸ばします。目の下には入れなくてOK。
目尻はフラットに5mmで若々しい印象に。目の下にラインを入れると、目が締まってかえって小さく見えるので入れません。
<STEP.6>赤み系のマスカラでも生え際と黒目は強調できる
マスカラももちろん黒は使わない。赤みのアプリコットカラーでしっかり目力をアップします。まつげはそもそもが黒いので赤みの色でもフレーム強化できます。根元にしっかり差し込んで立ち上げます。
下まつげを塗るときは、ブラシを縦にして左右に振りながら、根元から毛先まで1本1本に丁寧に塗ります。
マスクを取ったら最旬メイクに更新!“脱・黒アイメイク” で顔印象をブラッシュアップ
【2】「ブラウン」で目力増強メイク
目を大きく見せようと、昔のデカ目メイクのように、黒ラインを太く入れたり、ダークなアイシャドウで目を囲んだりしていませんか。それ、すべて「シジミ目(大人の加齢による小さな目)」には逆効果。目を大きく印象付けるには、明るい色で目を大きく拡張しつつ、まつげと黒目をブラウンで強化する「ホタテ目メイク(小さい目をグッと大きく見せる」が有効です。
肌になじむブラウントーンで目を360度拡張し、130%強化する
「シジミ目」を目を大きく印象付けるには、第一に、アイシャドウの範囲を今のシジミ目に合わせるのではなく、もうひと回り大きく、目のエリアを360度拡張する意識で塗ること。プラスαでヘア&メイクアップ担当のAYAさんがおすすめするのは、眉頭から目頭にかけてノーズシャドウをひとはけすること。「大人が気になる、目と眉の間の余白を埋め、目元の間延び感を解消してくれます」(AYAさん)。
第二に、まつげと黒目を130%強化すること。黒いアイラインで200%盛る必要はありません。黒で囲むと、かえって目が小さく見えてしまいます。まつげの生え際をインサイドから埋めて、まつげが増えたように見えればOK。AYAさんのインサイドラインのおすすめはダークブラウン。「まつげが細く少なくなってきた大人の目の際に、黒のアイラインは悪目立ちすることも。ダークブラウンなら、自然にまつげの密度が上がったように見えます」AYAさん。ふたつの意識改革で、目はもっと華やかに、大きく印象付けることができます。
左:小さい目をグッと大きく見せる【ホタテ目メイク】
〇明るいベージュで目のエリアを大きく拡張
〇ダークブラウンのアイラインでまつげと黒目を内側から強調
右:小さい目をさらに小さく見せる【シジミ目メイク】
×黒いアイラインが悪目立ち
×締め色で目の周りを囲んで目が縮む
[メイクポイント1:ベージュのアイシャドウで目のエリアを拡張する]
アイシャドウの範囲は今のシジミ目に合わせてはダメ。もうひと回り大きく押し広げるように塗りましょう。
<STEP.1>目と眉の距離を近づけるためノーズシャドウを
年と共に離れていく眉と目を近づけ、目元の間延び感を解消。ノーズシャドウにはこんな効果もあるのです。肌色よりもやや濃いアイブロウパウダーの色を、眉頭から目頭に向かってひとはけするだけ。
<STEP.2>くぼみの影を消すだけで目尻が不思議と上がって見える
年齢を重ねると目周りには想像以上の赤みやくすみが。特に、目尻のくぼみは、くすみが際立つところ。ここをコンシーラーで埋めるだけで、レフ板効果で影が飛び、目尻がグッと上がって見えます。
<STEP.3>アイシャドウは塗ったところまでが目!
アイシャドウ(A)は最大で眉尻の手前まで拡張してOK。目の下も同じベージュで拡張します。黒目の終わりから目尻までは、もうワントーン明るい色(B)をのせると、目が上向きフォルムに。
[メイクポイント2:ブラウンのアイラインで目の存在感を強化する]
まつげと黒目を強調するならインサイドライン。ダークブラウンでまつげの根元を埋めるだけで目力アップ。
<STEP.1>ビューラーはアイラインの前にするのがいい
いつもはマスカラの前にするビューラー、これからはぜひインサイドラインの前にして。まつげの根元が見えやすくなり、インサイドラインを入れやすくなります。
<STEP.2>インサイドラインでまつげを増やし黒目を大きく
苦手という人も多いインサイドライン。一筆書きの必要はなく、まつげの生え際を裏側から点で埋めるだけ。指でまぶたをしっかり持ち上げると描きやすくなります。色はダークブラウン。
<STEP.3>インサイドの次はアウトサイド。眼差しをグッと印象的に!
今度はまぶたの表から目の際に細くダークブラウンのアイシャドウ(C)でラインを。Wラインにすることで、インサイドラインのガタつきが解消され、一体感がアップ、目のフレームも強化されます。
目力増強メイク【黒は逆効果、ブラウンこそ大きく見せる色】メイクテクを伝授!
【3】光を集めて若々しい「下まぶたメイク」
コンシーラーでくすみを消し、ハイライトで凸凹を飛ばす。涙袋があった場所に白系パウダーでうっすらと光を仕込めば、下まぶたは格段に若返ります。また欠かせないのは、上まぶたの強めのアイライン。目の下の難から視線を遠ざけてくれます。
[光を重ねるレフ板盛りで若々しさが甦る!]
若々しさは光となめらかさが、老け感はくすみと凸凹が醸し出します。目元全体のくすみを払い、目の下のシワシワ部分の凸凹を光で飛ばし、消えた涙袋をつくれば完璧。
(A)くすみ払い|パルファン・クリスチャン・ディオール「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー 0N」
なめらかな使用感でまぶたのくすみ感を消す下地として最適。
(B)凹凸飛ばし|スック「シマー リクイド ハイライター01」
(C)涙袋再建|アディクション「ザ アイシャドウ パール 001P」
さりげなくきらめくソフトベージュは、涙袋があった部分にブラシで重ねて。足りないかなと思うくらいで止めるのがコツ。
パッと明るい目元になる「下まぶたメイク」のルールとは?光を重ねる“レフ板盛り”で若々しさが甦る
【4】黒を着る日の「カーキ・ブラウン」で華やぎと洗練を
着るシーンや合わせるカラーを選ばず、コーディネートを引き締めてくれる「黒」は、いつでも頼りたいカラー。でも肌のくすみなどのエイジングサインが気になる大人の女性の場合、黒の服を着たときに、ふと「あれ、何だか地味に見えるかも…」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。「大人の女性が黒を素敵に、センス良く着こなすためには、メイクからある色を引くことが大事」と小田切さんは言います。「メイクを強調したいときに、黒のアイライナーや黒のマスカラなどで、目元に『黒』を盛るという方は多いですよね。しかし、黒の範囲が多いアイメイクは古い印象になりがちです。さらに服まで黒となると、トータルで見たときに、重苦しくて野暮ったい印象に見えてしまうことも。『黒の服』を着る日は、アイメイクから黒を排除しましょう。そうすることで、こなれ感や華やかさなどの好印象が叶います。
今は黒に近い発色のカーキやブラウン、ネイビーやボルドーなどのカラーがたくさん発売されています。カラーコスメなんて目元がちゃんと引き締まらなさそう、若い子が使うものでしょ、なんて思わないで。大人の女性こそ、こういったニュアンス系の締め色を使ったほうがぐっとこなれて見えますよ」(小田切さん)。
[黒を着る日のアイメイクプロセス]
<STEP.1>カーキのアイライナーを太く、大胆に引く。
「今回はカーキのアイライナーをセレクト。カーキはくすみが気になる大人の目元になじみやすく、でもちゃんと引き締めて洗練された印象の目元を叶えてくれます。カラーライナー初心者の方にもおすすめですよ。目頭を3mm空けて、目尻に向かって太く大胆に引きましょう。目尻のラインはスッと横に引き抜くように5mm程度伸ばします」(小田切さん)。
<STEP.2>まつげは上げすぎず、盛りすぎず。丁寧に仕立てて。
「40歳からの大人の女性のまつげに、過度なカール感は不要。まつげがくるんと上がっていると、古臭く見えたり、無理している感が出やすくなります。マスカラの力だけに頼るか、アイラッシュカーラーを使う場合は根元を自然に立ち上げる程度に。ブラウンマスカラを根元から二度塗りしたら、コームで上からも下からも丁寧にとかして、毛先を綺麗に整えましょう」(小田切さん)。
黒の服を着た大人の顔に華やぎと洗練が宿る
黒の服を着たら、何だか地味…はメイクのせい!ヘア&メイク小田切ヒロ流・「黒を着る日」の洗練メイク
【5】コンサバな「グラデーションアイ」をやめれば、垢抜け目元に
「アイホールにミディアムカラー、目の際にシェイドカラー、眉下や目頭にハイライトカラー…と、まぶたにグラデーションをつけたアイメイクは、抜け感が出にくく、堅苦しい印象になりがち。アイメイクで雰囲気を出すなら、アイシャドウは単色使いがおすすめです。今回はブラウン感覚で使える、くすんだモーヴカラーをチョイスして単色で使用します。目元を引き締めながら、眼差しにほんのり色気を宿すことができる大人世代にぴったりなカラーです。ペンシルタイプを選べば、テクニックいらずで洗練された目元が完成」(長井さん)。
[洗練された目元に仕上げるプロセス]
<STEP.1>上まぶたの際にダスティモーヴを
パール感のあるくすみモーヴのペンシルシャドウを上まぶたの際、二重のラインの内側にのばし、その後、指で上向きにぼかします。
<STEP.2>下まぶたの目尻側にもダスティモーヴをのせて
目の下の際、目尻から1/3にもくすみモーヴをのばし、指で目頭側に向けてぼかします。
<STEP.3>下まぶた目頭側にハイライトを
下まぶたの目頭側に、パールピンクのペンシルシャドウをハイライトとして薄くのせます。
<STEP.4>上まぶたの際にアイラインを引いてリフトアップ
ディープブラウンのペンシルライナーで、目尻側からアイラインを。一気に引くのではなく、小刻みに少しずつ引くのがコツ。目尻は、片手でまぶたを引き上げてから少しはね上げ気味に引き、目元をリフトアップさせます。
<STEP.5>アイラインを綿棒でぼかす
引いたアイラインの上を綿棒でなぞってぼかしてアイシャドウとなじませることで、よりナチュラルな仕上がりが実現。
すっきりと垢抜けた印象のこなれEYEに
コンサバなグラデーションアイはもうおしまい!単色アイシャドウで抜け感のある目元に
【6】令和のブラウンメイクは「マットな赤茶アイシャドウ」が鉄板
「パール感のある黄みブラウンのアイシャドウを使ったメイクは、定番ですがマンネリ感が出てしまいます。あか抜けたブラウンメイクを目ざすなら、ぜひマット寄り赤みブラウンへのシフトを。目元に赤みブラウンをプラスすると、ブラウンメイクならではの陰影はそのままに、くすみ飛ばし効果やフェミニンさもたずさえた仕上がりに」(長井さん)。
[使いたいブラウンアイシャドウはコレ!]
[赤みブラウンアイメイクプロセス]
<STEP.1>アイホールにトープをオン
パレット右下のトープを指にとり、アイホールに薄く広げます。鏡を見ながら、目を開けたときにチラリと色が見えるところまでのばすのがポイント。
<STEP.2>グレージュを重ねる
パレット左上のグレージュをチップにとり、二重のラインから少しオーバー気味にのばします。
<STEP.3>目のキワにレッドブラウンを
パレット左下のレッドブラウンをチップにとり、目の上のキワ目尻側2/3と、目の下のキワ目尻側1/4に重ねます。
[大人の色香が漂う赤みブラウンEYEに]
令和のブラウンメイクは「シャネル」のマットな赤茶アイシャドウが鉄板です!
「リップメイク」3選
【1】血色感のあるベージュリップの「直塗り」で垢抜け顔に
「血色感のないヌーディなベージュリップは、大人女性の肌をくすませてしまいがち。大人が選ぶべきベージュリップは、ほんのり赤みを帯びたピーチベージュ。肌に血色感を与えながら、口元を上品に彩ることができます」(長井さん)。
【垢抜け&引き締めが叶うベージュリップの塗り方プロセス】
<STEP.1>面を使って上下唇にラフにオン
リップの平らな面を使って、上下唇にリップを塗ります。はみ出さないように、輪郭より少し内側を意識して塗ると◎。
<STEP.2>リップの角を使って輪郭をとる
リップの先端の角を使い、ラフに輪郭どりを。口角と上唇の山のラインをきっちりとっておくと、口元が引き締まった印象に。
ベージュリップは色選びでここまで印象が変わります!
【2】ふっくら唇に見える「リップティント」の塗り方
唇のヒアルロン酸注入がヒントに。中央部分に重ねづけしてボリュームを錯覚させるプロのワザ
[立体的な唇に仕上げるためのコツ]
<POINT.1>唇の山の真下の 延長線の2か所、下唇の中央1か所に重ね塗りを
色移りしにくく落ちにくいマットリップ。大人はシワが目立つから、と敬遠している人が多いですが、昨今はテクスチャーが進化し、ほのかな艶のあるものも多く登場しています。とはいえ、色が均一にのりやすくベタッと平面的になるのが欠点。そこでふっくらとした立体唇に仕上げるためのコツを伝授。唇全体に薄く塗ったあとに、上唇の山から下に向かった延長線の2か所、下唇の中央の1か所に重ね塗りすること。これは美容医療の “唇のヒアルロン酸注入” がヒントでこの部分が濃くなることで上唇の山、下唇の底辺が明るく強調されることでふくよかな唇に見せる錯覚効果が!プロが大人女優にメイクするときのとっておきのワザなのです。
<POINT.2>中心の色が濃くなり上唇の山、下唇の底辺が明るく強調され、立体的なふっくら唇に
「NARS」リップティントを使って【メイクさんが女優さんに施す “ふっくら唇にするワザ”】を伝授!
【3】カジュアルでラフな印象を与える「赤リップ」の塗り方
悲しいかな、年を重ねるごとに肌はくすみ、フェイスラインも崩れてきます。そんなときに助けてくれるのが赤リップ。なかでも茶色みを帯びたブラウンレッドのリップは、ひと塗りで、鮮やかに発色して、肌をパッと明るく華やかに見せてくれます。赤といえば、パーティやイベントなど、「キメ色」のイメージがあるけれど、大人はあえてカジュアルに、デイリーに使うのがおすすめです。ラフに塗ることで、いかにも塗っています、という感じにならず、むしろ「肌きれい」「女らしく見える」と言われること間違いなし。まだチャレンジしていない人は、自分の肌で「赤の効果」を確かめて!
[ナチュラルな赤リップの塗り方プロセス]
<STEP.1>リップは直塗りで。山を取ってから、唇全体を塗っていく
赤リップを塗るときは、ブラシやリップペンシルなどは使わずに直塗りで。そのとき、上唇の山がつぶれてしまうと、唇がぼやけてしまうので、山はしっかり取りましょう。山を取ったら、あとはリップをするすると滑らせて、唇全体を塗っていきます。
<STEP.2>上下唇を「うんぱっ」と合わせて、色をなじませる
唇全体に色はのせたいけれど、色が均一になりすぎるのも老けて見えてしまう原因です。リップは何度も重ね塗りせず、上下唇を合わせて、軽くなじませるだけでOK。
<STEP.3>綿棒をくるくる回しながら、輪郭をぼかす
唇の輪郭を綿棒でぼかします。唇と肌の境目を曖昧にすることで、多少ガタついても自然な印象に仕上がります。赤リップを塗ってみて、派手だな、合わないな、と思ったら、輪郭をぼかしてみると、印象がやわらかなります。
<STEP.4>最後に下唇の中央にリップを重ねて、立体感アップ!
くすんだ肌に透明感と女らしさを与えてくれる赤リップ
くすみが目立ち始めた40代、「赤リップ」さえあれば、顔立ちまで華やかに!
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部