【目次】
4STEPで簡単!塗り方のポイントをおさらい
最大限にブロックする! 日焼け止めの塗り方
ちゃんと塗っているつもりでも、意外とムラになったり、薄すぎたりときちんと塗れていないことが多いUV。塗りムラをつくらない必須テクをご紹介。
<STEP.1>塗りムラを防ぐため、量はとにかくたっぷりと!
SPF値は、皮膚1平方cmに対して2mgの日焼け止めを塗ったときの数値として評価されるもの。かなり厚く塗った状態です。そのため、薄くのばしすぎると数値以下の効果しか発揮されないので、量をたっぷりととることが大事。
<STEP.2>日焼けしやすい「こめかみ」も含めた7点置きに
日焼けしやすい部分は特に厚めに塗るのがポイントに。額や頬骨の高い部分、そしてこめかみは日焼けしやすいので、重点的にUVを塗っておくとシミやシワ予防に。ピタッと密着するタイプのUVなら、1点置いてはのばすを繰り返して。
<STEP.3>塗るときは、指2本の往復塗りでムダなく、ムラなく密着させて
のばす指にUVアイテムがたくさんついてしまうと、それだけ日焼け止め効果が薄れてしまうので、手につく範囲を最小限にして肌にのばすのがコツ。中指と薬指の2本の第1関節までを使って、往復させながら塗り、しっかり密着させて。
<STEP.4>目や口周りなど細かい部分も抜かりなく!
最後に、眉間、まぶた、目尻、口の周り、小鼻などの細かい部分にも塗れているかどうかを確認し、忘れやすい部分にも抜かりなく塗っておきましょう。
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日焼け止めを重ねる順番も重要
スキンケア効果のあるUVカット乳液などと、色補正効果つきUVカット下地。基本的には無色のものが下、その上に色補正のものを重ねるのがセオリー。ですが、SPF値の高いほうを下に塗ったほうがプロテクト効率がよいといわれています。自分に合う重ね方を、工夫してみてくださいね。
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まめに塗り直し&塗り残しに注意
【1】ファンデ下地もまめに塗り直す
「日焼け止めは1年中塗っていても、お化粧直しをまめにする、という方は少ないかもしれません。汗や水などでヨレやすくなる方は、お化粧直しをまめに行い、UVケアできるファンデやファンデ下地を、塗り直すくらいがちょうどいいと思います」(美容ジャーナリスト・永富千晴さん)。
【2】首・デコルテ・手元は塗り残しやすい!
「日焼け止めを塗り残しやすいのは、首、デコルテ、そして手元。あごを上にぐいっと上げて、あご下からデコルテ周りにも塗るのをおすすめします。手元は塗り忘れると、顔や首との肌色の差も出やすく、差があると自分でも気になって仕方なくなるので要注意。顔と一緒に首、デコルテ、手元も光老化ケアをしましょう」(永富さん)。
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日焼け止めの効果が半減!「5つのNG行動」
間違った塗り方&使い方をしていないか見直しを
【1】昨年使い残した日焼け止めを使用するのは×
「昨年の使い残した日焼け止めの使用はNG。基本的に化粧品の消費期限は適切な環境で保存されていれば、未開封で3年、開封後1年ほど。しかし開封後は、中身が酸化し劣化するので、できるだけ3か月以内には使い切るようにしましょう。日焼け止めの効果も低下しています。ワンシーズンで使い切れない場合は量が少ない、きちんと塗り直しをしていないサインかもしれません」(美容皮膚科医・矢沢真子さん)
【2】少量を伸ばして塗るのは×
「日焼け止めを塗る際に一番重要なのはその量です。しかし、実はほとんどの方が推奨されている量の半分以下しかつけていません。日焼け止めに表記された紫外線防御効果を得るためには皮膚1㎠あたり2mgが必要(※1)といわれています。これは顔全体に塗るとすると500円玉くらいの量です。これは思っているよりかなり多い量なので、塗りすぎかな?と思うくらいを意識しましょう」(矢沢さん)。
【3】1か所から全体に塗り広げるのは×
「日焼け止めは、細かいパーツごとに分けて、何か所かに日焼け止めをのせてから塗りましょう。パーツごとに分けることで塗りムラや、塗り忘れを防げます。ポイントは、ムラにならないように伸ばし、塗り広げる際にあまりこすらないようにすることです。特に頬の高い部分や鼻などは紫外線が当たりやすいので、塗りもれがないように2度塗りが必要です。また、首や手の甲、つむじや耳、上まぶたなどは塗り忘れがち! 唇も日焼けするので、UVカット機能のあるリップなども使いましょう」(矢沢さん)
【4】外出前に一度塗ったきりにするのは×
「日焼け止めは2〜3時間おきに塗り直すことが大切です。SPFの効果が高いから、ウォータープルーフだからと気を抜いている方もいるかもしれませんが、塗り直しはマスト。出勤前とランチで外に出る前は日焼け止めを塗るようにしましょう。部屋の中にいても窓から日差しが入る場合は、その間も数時間おきに塗り直しが必要です。その理由はふたつあります。ひとつは、汗や水、擦れで日焼け止めが落ちることもあるから。もうひとつは日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は、一定量の紫外線を吸収すると効果が弱まるものがあるからです。メイクの上から塗り直す場合は、UVカット機能のあるパウダーファンデーションやフェイスパウダーを重ねるとベター。特にUVカットの表示がなくても、粉の成分が紫外線を跳ね返すため紫外線防止効果があるといわれています。肌への負担が気になる方には特にパウダー系がおすすめです」(矢沢さん)
【5】「飲む日焼け止め」だけを使うのは×
「最近メディアでよく取り上げられている“飲む日焼け止め”。これは、塗る日焼け止めの代わりにはなりません。なぜなら塗る日焼け止めのように、肌の上で紫外線を遮断するわけではないからです。飲むタイプは日焼けした後に体内で発生した活性酸素を除去し、日焼け後のダメージを軽減する抗酸化サプリメントです。SPFで言うと、SPF2もありません。あくまで、日焼け止めの基本は塗ること。物理的遮光が大切ですのでご注意ください!」(矢沢さん)。
おすすめの日焼け止めアイテム
化粧下地としても使える日焼け止め【3選】
【1】ポーラ「ホワイトショット スキンプロテクター DX」
日焼けを引き起こす、9種類もの刺激因子を一斉にストップさせるという画期的な処方。根本から日焼けしにくい肌に変えてくれるという頼もしい機能あり。ブライトアップ効果にも優れ、瞬時に肌が白く明るく整うのも嬉しいポイント。
【テクスチャー】
硬く乾いた肌をふわっとほぐすような、柔らかなクリーム状で、しっとりとしたなめらか肌に。
【スキンケア効果】
メラニン生成、炎症をストップさせる機能により、日に日に透明感がアップする。また汗に反応してUVカット力が高まる効果も。
【UVカット効果】
SPF50+・PA++++
新たな名品誕生の予感! ポーラ「ホワイトショット スキンプロテクター DX」|美プロ厳選・UVプロテクション下地
【2】クラランス「UV-プラス 5P モイスチャライジング マルチ デイスクリーン」
大気汚染、ブルーライト、酸化ストレス、花粉などの外的ストレスから徹底的にプロテクトする植物成分をたっぷり配合。このラベンダーカラーは加齢による黄ぐすみを瞬時に消し去り、透明感がアップする効果も期待できます。
【テクスチャー】
カバー力のある淡いラベンダー色のクリーム。こっくりとしながらベタつきがない快適な使用感。
【スキンケア効果】
汚染物質から肌を守り、エイジングをくい止めるオーガニックマンゴーリーフをはじめ、厳選された植物成分を高配合。
【UVカット効果】
SPF50・PA+++
期待以上のプロテクト力とメイク効果!「クラランス」UVプロテクション下地
【3】パルファン・クリスチャン・ディオール「スノー UVシールド トーンアップ」
透明感を演出するローズ色でメラニンぐすみを一掃。3種類のイルミネーティングパウダー入りで、茶ぐすみ、色ムラをカバーし美肌演出効果が高い一品です。
エーデルワイスエキス入りでブルーライト、赤外線からも肌を保護し、酸化ストレスの悪影響も阻止する作用も。
【テクスチャー】
のびのいい軽やかな乳液タイプ。まるで塗っていないようなみずみずしい感触で薄膜仕上がりに。
【スキンケア効果】
8時間継続して保湿する機能を搭載し、バリア機能が高まる効果も。外的刺激から肌を保護し、シミ、小ジワができにくい肌に。
【UVカット効果】
SPF50+・PA+++
「ディオール」のUVプロテクション下地は【マスク移りなし、トーンアップ&エイジングケア】が叶う!
塗り直しが簡単な日焼け止め【2選】
【1】(左)クラランス「サンケア オイルミスト」【2】(右)クラランス「サンケア ローションスプレー」
外出先やスポーツ時に便利なスプレータイプ。しかも、クラランスの2品はスリムで軽量なので携帯に便利です。左のオイルタイプは日常使いにおすすめ。潤いを与えながら瞬時になじみ肌をやわらかく整えます。ボディのほか髪にも使用できるので屋外にいる時間が長い日にぜひ。右の乳液タイプは、強い紫外線からも守ってくれるのでレジャーやスポーツ時に重宝。ヒマワリ種子油配合のやわらかいタッチで素早く肌になじみ、しっかり保湿してくれます。
【スキンケア効果】
(左)潤いを与えながら瞬時になじみ肌をやわらかく整える。
(右)やわらかいタッチで素早く肌になじみ、しっかり保湿。
【UVカット効果】
(左)SPF30・PA+++
(右)SPF50・PA+++
40代に人気の「日焼け止め」15選|乳液、スプレー、敏感肌にもおすすめのタイプまで一挙ご紹介!
スティックタイプの日焼け止め【3選】
【1】SHISEIDO「クリア サンケア スティック」
手早く簡単に塗布できる、繰り出し式のスティックタイプ。ウォータープルーフ効果に優れ、さらに、このブランドの独自技術で熱、汗、水で防御膜が強まる処方に。薄膜のなめらか仕上がりでメイクの上から塗布もOKです。
【テクスチャー】
肌に直接フィットさせるタイプで、なめらかに塗布できるが、後肌はベタつきなし。
【スキンケア効果】
潤いを高めるスキンケア成分を50%も配合し、乾燥ダメージから肌を保護。キメ荒れをケアし艶を高めて、ハリ肌を演出する。
【UVカット効果】
SPF50+・PA++++
HACCI、カネボウ、資生堂…美プロが試した注目の新作「UVプロテクション下地」
【2】資生堂 ベネフィーク 「リュクス フォルミング バー」
頬に、目の下に、額に。サッと塗るだけでハリが仕込める「ベネフィーク」のスティックUVコスメ。ゆるみ肌をギュッ引き上げるように密着してハリを高めるUV下地。フェースライン、頬、目の下のたるみを引き上げるように下から上に塗布を。
持っていると便利です! キリッと端正に整える、「働く肌」の仕込み&化粧直しアイテム8品
【3】アルビオン 「フロスティング クリエイター」
さらっとひんやり、「アルビオン」のスティック下地で拡大たるみ毛穴をひと塗りでカバー。クールな感触で、毛穴の凹凸をなめらかに補正するスティック下地。過剰な皮脂も汗もコントロールして、まるですりガラスのようなきめ細かなサラサラ肌に。
持っていると便利です! キリッと端正に整える、「働く肌」の仕込み&化粧直しアイテム8品
化粧直しに便利なUV効果のあるパウダーファンデーション【2選】
ファンデーションの粉の粒子には、物理的に光を反射する力がもともと備わっているもの。そのため、紫外線を跳ね返す力があるのです。初夏以降のファンデーションはリキッドよりもパウダリーを用い、さらにこまめに化粧直しをしていくことが、UVカット力を存分に発揮させるコツです。
今夏はシミをつくらせない!紫外線から全身を守るために知っておきたい5つの豆知識
【1】SHISEIDO「シンクロスキン セルフリフレッシング カスタムフィニッシュ パウダーファンデーション」
しっとりとしたパウダーでフィット感が高く、表情の動きにも崩れず、リタッチが最小限ですみます。自然な光沢感で毛穴や小ジワの凹凸を目立たなくする効果も。しっかりカバーしたい場合は水ありでの使用がおすすめ!
【スキンケア効果】
独自のアクティブフォース(TM)テクノロジーで、汗や皮脂をコントロールし、化粧崩れを防いで美肌仕上がりをキープする。
【肌印象】
薄いシミなら完璧に隠せるくらいのカバー力がありながら、キメをつぶさずナチュラルな仕上がりに。
【色展開】
全5色
【紫外線防止力】
SPF35・PA++++
【2】ポーラ「ディエム クルール カラーブレンドファンデーションN」
点描画発想のカラートリック設計を採用したパウダリーがリニューアル! 白の色素を加えることで、発光したような透明感のある仕上がりに。ふんわりとぼかす手法で、素肌っぽさを損なわず、シミや濃い色ムラを消し去ります。
【スキンケア効果】
美容成分を含み、時間が経っても乾かない。一方で余分な皮脂を吸着する機能もあり、しっとりしながらもメイク崩れも阻止する処方。
【肌印象】
まるで美肌アプリを使ったような発光感で凹凸もシミもくすみも一掃。明るくつるんとした肌に。
【色展開】
全4色
【紫外線防止力】
SPF15・PA++
カバー力と透明感が続く!マスクに負けないノンストレスタイプの「パウダリーファンデーション」8選
※掲載した商品はすべて税込み価格です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部