「猟虎」ってどんな動物? 意外!ジビエとはまったく関係ない生き物です
皆さま、本日2月16日から、日本全国が狩猟禁止期間に入りました。滋味あふれる国産食材のジビエ料理とは、秋までお別れですね。
といことで、本日は、「猟」という字の入った意外な生き物の難読漢字と、「実はこの時期、美味しい高級食材」の難読漢字クイズをご用意してみました。
【問題1】
「猟虎」とは、どんな生き物のことでしょうか? 読み仮名をお答えください。
ヒント:陸に住む生き物ではありません。「猟」をして食事をしている姿が印象的、という事かも?
さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 猟虎(らっこ) です。
こんな字を書くとは意外ですよね?「猟(りょう)」という読みがラ行であるので、「虎(こ)」と合わせて、「らっこ」と読めなくもないですが。
考えてみれば、猟虎は1日の半分くらいは食事をしている動物ですので、野生の猟虎でも、貝などを獲って食べている姿が最も目につきやすいでしょう。立派な毛皮が生えていることも合わせると、「猟虎」という漢字が使われても、おかしくないのかもしれません。
2問目は、「虎」つながりで、この時期、実は美味しい、と噂の高級食材に関する難読漢字です。
【問題2】「虎魚」ってなんと読む?
「虎魚」の読み方をお答えください。
ヒント:こちらは、完全に「恐ろしい姿」を表現した当て字のようで、漢字本来の音(とら、さかななど)とは関係ありません。
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は・・・ 虎魚(おこぜ) です。
姿はゴツゴツと恐ろしい魚ですが、上品な白身がとても美味しいですよね?
「冬のフグ、夏のオコゼ」と言われるくらい、フグに並ぶ味の良さを称えられる高級魚で、お刺身にしても、煮ても焼いても揚げても美味しいお魚です。
一般的に虎魚の旬は夏と言われていますが、「実は冬にもおいしい。冬の方が美味しいくらい」と、産地の方にお聞きしたことがあります。冬の虎魚は身がしまり脂が乗って、特に肝は、夏より大きく美味しくなるのだとか。
背びれに猛毒があって扱いの難しい魚ですので、プロの手で調理していただくのが安心ですね。和食屋さんで見かけたら、冬の間に、ぜひいただいてみたいですよね!
本日は、「虎」という字の入った生き物
・猟虎(らっこ)
・虎魚(おこぜ)
の読み方と、トリビアをお送りしました。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱