年齢を重ねても背筋がピンと伸び、歩き姿が美しい人は若々しい印象。いっぽう、たとえ若くても猫背でトボトボと歩いている人は、老けて見えてしまう…。つまり姿勢が「見た目年齢」を決めているのですが、姿勢が悪くなる原因は膝裏がしっかりとのびていないからかもしれません。実は、微妙に膝が曲がったままの状態で歩いている人が意外に多いのだとか。

実際に膝をちょっと曲げて立ってみるとわかるのですが、この体勢だと肩が内側に入りやすく、猫背になりやすいのです。

特にハイヒールを履く人は、膝が曲がったまま歩きがちなので気をつけて! そこで試して欲しいのが、村木さんが教えてくれる「膝をしっかり伸ばすためのストレッチ法」です。

たった1回やるだけでも、膝小僧のたるみやもたつきを解消して脚のシルエットがすっきりするのに驚くはず!姿勢改善だけでなく、美脚効果もあるので是非お試しを。

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は「50年の人生を通して確立した「美」や「健康」に対する考え方・習慣をまとめた 『おとなの美人習慣』(KKベストセラーズ)。 」Instagram
体験者:武田宏美さん
(38歳・音楽配信サービス会社勤務)
「足を上げて膝裏をのばすだけなのに、すっと立ちやすくなるし、姿勢よく歩けるのを実感します。猫背が解消できるので、肩こり、腰痛も予防できるし、気持ちまで前向きになれそうですね」

 オバサン姿勢が改善! 膝裏のばしストレッチ

■Step1:はじめに太ももの前側の筋肉をほぐして緩める

両手をクロス状に重ねて、上から体重をかけながら小さな円を描くように圧をかけて。1カ所につき、くるくると15回円を描きます。膝上から足の付け根に向かって、手を移動させながら、太ももの前側をほぐしていきましょう。

太ももの前側の筋肉をほぐして緩める
太ももの前側の筋肉ほぐすことで、次の工程の「膝裏のばし」がしやすくなります。

■Step2:椅子に深く座り、足を上げ下げする

膝裏がしっかり伸びるのを感じながら、足を上げ下げします。かかとは90度の状態をキープし、片足ずつ各20回、上げ下げしましょう。

椅子に深く座り、足を上げ下げする
膝裏の筋肉をしっかり伸ばすために深呼吸を忘れずに。足を上げる時は息を吐きながら、行うようにしましょう。

【まとめ|オバサン姿勢が改善!膝裏のばしストレッチ4か条】
1.姿勢が悪くなる原因は、膝が微妙に曲がったまま歩いていることが大きく関与。
2.膝の曲がりは、膝裏をのばすストレッチすることで改善できる。
3.最初に太ももの前側の筋肉をほぐしておくこと。これで膝裏が伸びやすくなる。
4.このストレッチは膝小僧のたるみやもたつきも解消して美脚効果もあり!

以上、オバサン姿勢が改善する、膝裏のばしストレッチを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は3月28日(土)の更新です。お楽しみに!

PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子