【目次】
「ひとつ結び」6選
【1】タイトにまとめたひとつ結び
シャープな印象を与える顔周りをタイトに抑えたローテールは、顔のラインがくっきり出やすいのが難点。サイドの髪を耳の上部にボーダー状にかぶせることで、目線拡散効果とこなれ感アップを狙うことができます。
■アレンジ方法
うねりが出やすい顔周りは、アイロンで根元からしっかりクセを伸ばしておく。束ねたあと、耳上の毛を少量引き出して耳にかぶせ、表面全体にジェルをつけてタイトに抑える。
40代に似合う“ひとつ結び”【顔周りをタイトに抑えたローテイル】仕上げるポイントは?
【2】立体感で華やぐひとつ結び
結ぶ高さや全体のフォルム、顔周りのニュアンスが仕上がりの印象を大きく左右するひとつ結び。若づくりに見えないよう低い位置で結び、くずしを加えて立体感とニュアンスを出すことで、シンプルなまとめ髪のなかに洗練や大人の色香が生まれるのです。
■アレンジ方法
STEP1:大人のまとめ髪はツヤが命!
STEP2:分け目をぼかしておく
STEP3:束ねる位置は「ぼんのくぼ」
STEP4:後れ毛を引き出す
STEP5:後頭部を引き出し立体感を
STEP6:襟足・トップ・耳上を引き出す
STEP7:後れ毛に毛束感を出す
これが【大人女性を美しく見せる「ひとつ結び」完全プロセス】野暮ったく見えないテク大公開
【3】ウエットヘアで洗礼されたひとつ結び
髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。
■アレンジ方法
STEP1:オイルを10滴ほど手にとる
STEP2:髪全体にオイルをなじませる
STEP3:コームを使ってタイトにまとめる
STEP4:おくれ毛をつまんで毛束感を出す
忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】
【4】ひと手間でボリュームアップして華やぐひとつ結び
「きっちりまとめると老けた印象になってしまうので、ふんわりとしたボリュームを出すことが大切です。手軽にボリュームを出すには、一度ハーフアップをつくっておくのがオススメ。自然とボリュームが出せるうえ、ふんわり感がキープできますよ」(PearL 代表 MATSUさん)。
■アレンジ方法
STEP1:スタイリング剤を全体になじませる
STEP2:ハチ上の髪をハーフアップに
STEP3:ひとつにまとめて結ぶ
STEP4:結び目に毛束を巻きつけて留める
STEP5:トップを引き出して整える
ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【5】うねりも活かす!後れ毛がおしゃれなひとつ結び
「カールアイロンで髪の中間から毛先を内巻きにして髪全体にバームをなじませたら耳より前の髪と耳の後ろの髪を後れ毛に残してひとつに束ね、結び目から放射状に毛束を引き出します。最後に手に残ったバームで後れ毛に束感をつくる5つのステップでうねりがニュアンスになるまとめ髪のできあがりです」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 店長 山本真実さん)。
■アレンジ方法
STEP1:カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておく
STEP2:パール1粒大のバームを髪全体になじませる
STEP3:耳より前の髪と耳のうしろの髪を残してひとつに束ねる
STEP4:ひとつまみずつ、放射状に毛束を引き出す
STEP5:後れ毛を束ねるようにバームをなじませる
うねった毛束がおしゃれニュアンスに! 後れ毛ありのままのまとめ髪の作り方
【6】少し高めで束ねるエレガントなひとつ結び
簡単に完成するひとつ結びですが、結ぶ高さや顔周りのニュアンスづくりなどポイントをおさえておかないと、若づくりな印象を与えてしまったり、ただの貧相なひっつめに見えてしまったりするので注意が必要です。
■アレンジ方法
STEP1:カールアイロンで巻いておく
STEP2:ひとつに束ねる
40代に似合う“ひとつ結び”【カジュアルになりすぎない“高い位置での束ね方”】エレガントに決めるには?
「ポニーテール」3選
【1】巻いてまとめるだけ大人のポニーテール
髪の量が多くても、髪が太くて硬くても、パサついて広がりやすい髪でも大丈夫。耳から下は毛先を内巻き、耳から上は根元から外巻き、顔周りは中間から毛先を内巻き、という具合にパーツごとに巻く方向を変えれば、広がりやすい髪もまとまりやすくなります。
■アレンジ方法
STEP1:耳から下の髪を毛先だけ内巻きに1カール
STEP2:耳から上の髪は外巻きに
STEP3:髪をひとつに束ねる
STEP4:顔周りともみあげは毛束の中間から毛先にかけて内巻きに
STEP5:結び目にヘアカフを引っかける
【2】ゴム一本でできる簡単大人のポニーテール
「何も手を加えない後れ毛は疲れた印象に見えてしまうので、カールアイロンやスタイリング剤で形を整えて『無造作風』に見せるのがポイントです」(FIX-UP銀座店 ディレクター 高橋紀衣さん)。
■アレンジ方法
STEP1:耳の先端より下の毛束をひとつに束ねる
STEP2:耳の先端より上の毛束と下の毛束をひとつにまとめる
STEP3:結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す
STEP4:生え際が隠れるように耳より前の髪を引き出す
STEP5:耳より前の髪は中間から毛先にかけて内巻きに
STEP6:巻いた毛束にヘアオイルをなじませる
STEP7:ゴムを隠すように結び目にヘアアクセサリーを装着
【3】スクリューピンを使った簡単大人ポニーテール
毛束を巻き付けることによってゴムを隠しつつ、メタルメッシュのスクリューピンで毛先を留めることで、おしゃれ見えするポニーテールのできあがり。低い位置でまとめることで、大人の女性でも素敵に楽しめるポニーテールに。そして、髪表面の毛束を引き出したり、耳上の髪をピタッとせずに耳に少しかぶせるというひと手間も、こなれた印象に仕上げるポイントです。
■アレンジ方法
\詳しくは動画でチェック/
STEP1:髪全体を後ろでひとつに集める
STEP2:集めた髪の耳下から襟足までの髪を取り分ける
STEP3:耳の上の髪は上の髪にまとめる
STEP4:上半分をゴムで結ぶ
STEP5:次に、下におろした髪をひとつにまとめ、上のまとめたゴムの根元に巻き付ける
STEP6:巻き付けた髪の毛先をスクリューピンで毛先を巻き込みながら、ゴムに目がけてクルクル回しながら留める
STEP7:後頭部、両サイドの髪表面の毛束を少しずつ引き出す。頭頂部を高く、サイドの髪は出しすぎないように、少量ずつ引き出して
STEP8:仕上がったら、耳上の髪をすこ少し引き出して、耳の上部分にかぶせて完成
髪が広がる梅雨時も乗り切れる! スクリューピンを使った「大人ポニーテール」の作り方
「ハーフアップ」4選
【1】ゴムだけでくるりんぱハーフアップ
「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもオススメ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(LANVERY オーナー 菅野太一朗さん)。
■アレンジ方法
STEP1:ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ
STEP2:結んだ毛束でくるりんぱ
STEP3:ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ
STEP4:結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ
STEP5:頭頂部の毛束をつまんで引き出す
使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」でつくる、ボブスタイルのハーフアップ
【2】広がる髪をおしゃれにまとまるハーフアップ
「耳より前にある髪は後れ毛として残しておくと、顔まわりが華やかに見えます。全部束ねてしまうとスッキリしすぎて、寂しい印象になるので耳にかけず、ふわっと垂らしておくといいです」(FIX-UP銀座店 店長 西村直人さん)。
■アレンジ方法
STEP1:耳より上の髪をひとまとめにして、ゴムで束ねる
STEP2:束ねたゴムを挟んだ左右から各1束ずつ毛束をとる
STEP3:ゴムを隠すように2本の毛束を交差させる
STEP4:2本の毛束の先端をアメピンで留める
STEP5:結び目を抑えながらひとつまみずつ毛束を引き出す
【3】くるりんぱするだけ!エレガントなハーフアップ
いつものひとつ結びやハーフアップなどのシンプルなアレンジを、ストレートアイロンひとつであか抜け。おくれ毛や毛先のあしらいで雰囲気がガラリと激変するうえに、仕上げに、ストレートアイロンでニュアンスを加えることで、グッと洗練された雰囲気にシフトチェンジすることができます。
■アレンジ方法
STEP1:いつものハーフアップをする
STEP2:くるりんぱをして毛先にカールを
髪のプロが指南! 若々しくエレガントに変身「ハーフアップ」スタイル
【4】くせ毛を活かしたパーマ風ハーフアップ
「うねりやクセをそのまま活かせるのがハーフアップアレンジの利点。アレンジ前にスタイリング剤をしっかりとなじませれば、ツヤとまとまりが生まれ、広がりやボリューム感を抑えることもできます。ハチ上の髪は、できるだけゆるくまとめ、根本から少し離した下めの位置で結ぶと一気に今っぽい雰囲気になります。あとは、シンプルなヘアアクセを利用するとアレンジ上級者の装いに。ゴテゴテしたアクセサリーではなく、バレッタなどシンプルなものを選んでください」(GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。
■アレンジ方法
STEP1:髪全体にスタイリング剤をなじませる
STEP2:髪表面の髪をざっくりと取って結ぶ
STEP3:ゴムを持って後頭部の毛束を引き出す
STEP4:こめかみの後れ毛を整える
STEP5:前髪にもスタイリング剤をつけて束感を出す
いや〜なくせ毛が「パーマ風」に激変!梅雨時期におすすめのハーフアップアレンジ
「お団子ヘア」2選
【1】ゴムひとつでぱっとまとまるお団子ヘア
「シニヨンの場合、きっちりまとめ過ぎてしまうと老けた印象になることも。後頭部の髪をゆるっと引き出したり、こめかみの後れ毛を残すことで、今っぽい、こなれ感のある印象に仕上がります」(GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。
■アレンジ方法
STEP1:スタイリング剤を髪全体になじませる
STEP2:お団子をつくる
STEP3:後頭部の毛束をランダムに引き出す
STEP4:残しておいた毛先をお団子に巻きつける
STEP5:巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
STEP6:耳元の毛束をゆるめる
STEP7:こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」
【2】まとめた髪にヘアマスカラを塗るだけの洗練お団子ヘア
顔周りに多めにおくれ毛を残すまとめ髪は、おくれ毛の根元から毛束感を出すことが、お疲れ顔とは無縁の仕上がりを叶える秘訣に。根元から毛束感を出すのに活躍するのが、アホ毛用のヘアマスカラ。マスカラのコンパクトなブラシがおくれ毛の根元にフィットし、ペッタリさせることなく、絶妙な毛束感を演出することができるのです。
■アレンジ方法
STEP1:まとめた髪にオイルをつける
STEP2:マスカラでおくれ毛に濡れ感を
読者が挑戦!大人女性に似合う【旬のウェットヘア】ロングヘアを “洗練まとめ髪ウェット” に!
「シニヨン」2選
【1】ゴムひとつでできる簡単シニヨン
1分以内にできるアレンジなので、ブローする時間がないときにもササっとできて便利。お団子を作った後の毛束のニュアンスづけが、おしゃれに見せるポイントに。
■アレンジ方法
\詳しくは動画でチェック/
STEP1:髪全体を後ろで低い位置にまとめる
STEP2:集めた髪をクルクルとひねりながら、根元に巻き付けてお団子をつくる
STEP3:巻き付けた毛先を根元に当て、ゴムで結ぶ
STEP4:結んだ後は、後頭部、両サイドの髪を少量ずつ引き出し、立体感とニュアンスをプラス
美容室に行けなくてもOK! ゴムひとつでできる「簡単シニヨン」の作り方
【2】ロングヘアの簡単ハーフアップ風シニヨン
「今っぽく仕上げるためには、『ゆるっとした部分をつくること』『後れ毛をうまく活用する』ことが大切になります。髪をまとめる時はしっかりと崩す、後れ毛は引き出し過ぎると疲れた感じになってしまうので程よく引き出す、この2点がポイントですね」(ZACC GINZA テクニカルマネージャー 賀山博之さん)。
■アレンジ方法
STEP1:襟足で髪をひとつ結びに
STEP2:後頭部の毛束をゆるめる
STEP3:結んだ毛束の一部をねじる
STEP4:ねじった毛束をゴムに通す
STEP5:団子を指で崩す
- TEXT :
- Precious.jp編集部