【目次】

「ひとつ結び」5選


【1】タイトにまとめたひとつ結び

完成

完成

シャープな印象を与える顔周りをタイトに抑えたローテールは、顔のラインがくっきり出やすいのが難点。サイドの髪を耳の上部にボーダー状にかぶせることで、目線拡散効果とこなれ感アップを狙うことができます。

■アレンジ方法

うねりが出やすい顔周りは、アイロンで根元からしっかりクセを伸ばしておく。束ねたあと、耳上の毛を少量引き出して耳にかぶせ、表面全体にジェルをつけてタイトに抑える。

うねりが出やすい顔周りは、アイロンで根元からしっかりクセを伸ばしておく。束ねたあと、耳上の毛を少量引き出して耳にかぶせ、表面全体にジェルをつけてタイトに抑える。

40代に似合う“ひとつ結び”【顔周りをタイトに抑えたローテイル】仕上げるポイントは?

【2】立体感で華やぐひとつ結び

完成

完成

シンプルなまとめ髪のなかに、洗練や大人の色香が生まれるのです。

シンプルなまとめ髪のなかに、洗練や大人の色香が生まれるのです。

結ぶ高さや全体のフォルム、顔周りのニュアンスが仕上がりの印象を大きく左右するひとつ結び。若づくりに見えないよう低い位置で結び、くずしを加えて立体感とニュアンスを出すことで、シンプルなまとめ髪のなかに洗練や大人の色香が生まれるのです。

■アレンジ方法

STEP1: 大人のまとめ髪はツヤが命!

少量のヘアオイルを髪全体になじませ、ドライヤーの温風を斜め上から当てるとキューティクルが整いツヤ感がアップ。束ねる前のこのひと手間が、仕上がりを大きく左右する。

少量のヘアオイルを髪全体になじませ、ドライヤーの温風を斜め上から当てるとキューティクルが整いツヤ感がアップ。束ねる前のこのひと手間が、仕上がりを大きく左右する。
STEP2: 分け目をぼかしておく

束ねる前にコームで分け目をジグザグにつけていつもの分け目をぼかしておく。ぱっくり分け目は老け見えの原因になるのでNG。

束ねる前にコームで分け目をジグザグにつけていつもの分け目をぼかしておく。ぱっくり分け目は老け見えの原因になるのでNG。
STEP3: 束ねる位置は「ぼんのくぼ」

髪全体を手ぐしで「ぼんのくぼ」(襟足のくぼんだ部分)に集めて黒ゴムで結ぶ。ここからくずしていくので結ぶときはややきつめに。太すぎるゴムは悪目立ちするので、中細を。

髪全体を手ぐしで「ぼんのくぼ」(襟足のくぼんだ部分)に集めて黒ゴムで結ぶ。ここから崩していくので、結ぶときはややきつめに。太すぎるゴムは悪目立ちするので、中細を。
STEP4: 後れ毛を引き出す

ニュアンスプラスに顔周りの後れ毛は必須。ロングの場合は、顔周りの髪をひと筋、顎ラインでカットしておくといい塩梅に仕上がる。

ニュアンスプラスに顔周りの後れ毛は必須。ロングの場合は、顔周りの髪をひと筋、顎ラインでカットしておくといい塩梅に仕上がる。
STEP5: 後頭部を引き出し立体感を

まず、後頭部中央を指の腹でやや太めにつまんで1cmほど引き出し、奥行きと丸みを出す。その後、その両サイドを3か所ずつ指先で細くつまんで5mm程度引き出し、ニュアンスを。

まず、後頭部中央を指の腹でやや太めにつまんで1cmほど引き出し、奥行きと丸みを出す。その後、その両サイドを3か所ずつ指先で細くつまんで5mm程度引き出し、ニュアンスを。
STEP6: 襟足・トップ・耳上を引き出す

襟足の両脇をやや細めに引き出し、少したるませる。耳上もやや細めにつまみ、耳の上部にほんの少し髪がかかるよう下に引く。トップはバランスを見ながら4〜5か所指先で細くつまみ、毛流れと反対側に押すよう引き出す。

襟足の両脇をやや細めに引き出し、少したるませる。耳上もやや細めにつまみ、耳の上部にほんの少し髪がかかるよう下に引く。トップはバランスを見ながら4〜5か所指先で細くつまみ、毛流れと反対側に押すよう引き出す。
STEP7: 後れ毛に毛束感を出す

せっかくの後れ毛もパサパサでは、だらしない印象に。米1粒大のワックスをのばした指先で後れ毛をよるようにつまんで毛束感を。

せっかくの後れ毛もパサパサでは、だらしない印象に。米1粒大のワックスをのばした指先で後れ毛をよるようにつまんで毛束感を。

これが【大人女性を美しく見せる「ひとつ結び」完全プロセス】野暮ったく見えないテク大公開

【3】絶妙な毛流れでこなれた印象を与えるひとつ結び

完成
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サイド
サイド
バック
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■アレンジ方法

長いわけでも短いわけでもない肩ラインのボブスタイル。アレンジしにくい長さですが、後れ毛を上手に活用すれば、こなれ感のあるアレンジを楽しむことができます。「後れ毛をそのままにしていたら疲れたオバさんですが、コテで巻いてワックスをなじませれば“狙ったオシャレ感”が出るんです。ボブは他のレングスとは違い後れ毛が短め。あえて多めに引き出すことで、ラフさとこなれ感のあるスタイルになります」(ROI デザイナー 小西浩純さん)。

STEP1:手ぐしでゆるっとまとめてひとつ結びにする
手ぐしでざっくりと集めた髪をひとつ結びにする。
手ぐしでざっくりと集めた髪をひとつ結びにする。
STEP2:頭頂部の毛束をつまんで引き出す
トップに高さを出すイメージで引き出す。毛束は全方位へ細かくつまむイメージで。
トップに高さを出すイメージで引き出す。毛束は全方位へ細かくつまむイメージで。
STEP3:生え際に沿って後れ毛を細かく出す
結んだ毛束を抑えながら、耳裏、襟足を少しずつつまんで引き出す。生え際に沿って引き出していくと綺麗にまとまる。
結んだ毛束を抑えながら、耳裏、襟足を少しずつつまんで引き出す。生え際に沿って引き出していくと綺麗にまとまる。
STEP4:コテで後れ毛にニュアンスをつける
コテは19mmを使用。25mm以下のできるだけ細いものを使って。後れ毛の中間から毛先にかけて外巻き、内巻きとMIXに。
コテは19mmを使用。25mm以下のできるだけ細いものを使って。後れ毛の中間から毛先にかけて外巻き、内巻きとMIXに。
STEP5:毛先をワックスで散らす
ワックスは硬めのキープ力のあるものを使用。量は少し多めに、親指の爪くらいの大きさがベスト。まとめた毛先をつまみながらワックスをつけて動きを出す。仕上げに、後れ毛にもワックスをつけて。
ワックスは硬めのキープ力のあるものを使用。量は少し多めに、親指の爪くらいの大きさがベスト。まとめた毛先をつまみながらワックスをつけて動きを出す。仕上げに、後れ毛にもワックスをつけて。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「せっかく後れ毛を引き出しても、毛先がパサパサしていたり広がっていると台無し。疲れた印象に見えてしまうので、毛先や後れ毛にはしっかりとワックスを揉み込んで。たっぷりつけると、みずみずしさやツヤがプラスされ、老け見え防止になります。狙ったところにニュアンスをつけるなら、後れ毛をしっかりと巻くのが正解。できるだけ細めのコテで、毛先を外ハネ、内巻きワンカールと交互に巻きましょう。毛先に動きが加わって絶妙な毛流れになります」(小西さん)。

老け見え防止!疲れたおばさんに見えない「簡単ひとつ結び」

【4】ひと手間でボリュームアップして華やぐひとつ結び

完成
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サイド
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■アレンジ方法

髪がボリュームダウンしがちな40代のひとつ結びは、全体がペタッとしないことが重要です。「40代のひとつ結びは、きっちりまとめると老けた印象になってしまうので、ふんわりとしたボリュームを出すことが大切です。手軽にボリュームを出すには、一度ハーフアップをつくっておくのがオススメ。自然とボリュームが出せるうえ、ふんわり感がキープできますよ」(PearL 代表 MATSUさん)。

STEP1:スタイリング剤を全体になじませる
グロスジェルタイプのスタイリング剤を手のひらになじませ、オールバックになるように手グシで根元からなじませる。
グロスジェルタイプのスタイリング剤を手のひらになじませ、オールバックになるように手グシで根元からなじませる。
STEP2:ハチ上の髪をハーフアップに
ハチ上の髪をゆるくまとめ、ハーフアップにする。
ハチ上の髪をゆるくまとめ、ハーフアップにする。
STEP3:ひとつにまとめて結ぶ
ハーフアップにした髪と、残りの髪をまとめてひとつに結ぶ。
ハーフアップにした髪と、残りの髪をまとめてひとつに結ぶ。
STEP4:結び目に毛束を巻きつけて留める
ひとつに結んだ髪から細く毛束を取り、ゴムの上に巻きつけてピンで留める。
ひとつに結んだ髪から細く毛束を取り、ゴムの上に巻きつけてピンで留める。
STEP5:トップを引き出して整える
トップの毛束を少しずつ引き出し、ふんわりボリュームを出して整える。
トップの毛束を少しずつ引き出し、ふんわりボリュームを出して整える。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはオススメです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)。

ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」

【5】うねりも活かす!後れ毛がおしゃれなひとつ結び

完成

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サイド

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バック

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■アレンジ方法

髪がうねってどうにも収まらないとき、束ねるスタイルはとっても便利。とは言っても、束ねるときには注意が必要のようです。「うねりが目立たないようにキツく束ねると、ただの引っ詰め髪になってしまいます。ちょっと多めに後れ毛をつくって、顔まわりに遊ばせるだけで、表情のある大人のアレンジになります」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 チーフスタイリスト 山本真実さん)。ポイントは後れ毛に動きが出るように、束ねる前にカールアイロンで巻いておくことがポイントです。「仕上げに後れ毛に毛束感が出るようにバームをなじませるとこなれ感が演出できます」(山本さん)

STEP1:カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておく

カールアイロンで顔にかかる髪は外巻き、そのほか全体を内巻きに巻いておく。

カールアイロンで顔にかかる髪は外巻き、そのほか全体を内巻きに巻いておく。
STEP2:パール1粒大のバームを髪全体になじませる

使用量はパール1粒大。

使用量はパール1粒大。

両手のひらにバームを広げ、髪の表面と毛先を中心なじませる。

両手のひらにバームを広げ、髪の表面と毛先を中心なじませる。
STEP3:耳より前の髪と耳のうしろの髪を残してひとつに束ねる

耳より後ろの髪は1~2つまみ分の毛束を残す。束ねるときは襟足よりやや上を目安に。

耳よりうしろの髪は1~2つまみ分の毛束を残す。束ねるときは襟足よりやや上を目安に。
STEP4:ひとつまみずつ、放射状に毛束を引き出す

片手で結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す。

片手で結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す。
STEP5:後れ毛を束ねるようにバームをなじませる

手指に残っているバームで後れ毛をつまみ、束感をつくる。

手指に残っているバームで後れ毛をつまみ、束感をつくる。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

アレンジ前と仕上げに使っているのは、『プロダクト』。「これはハンドクリームにもなる万能バームで、サロンのスタッフたちも愛用しています。アレンジ前になじませておくとパサつきが抑えられて、自然なツヤも出せます。ただ、つけすぎるとペタ~っとして重たい仕上がりになるので、後れ毛になじませるときは手に残った量で十分です」(山本さん)。

うねった毛束がおしゃれニュアンスに! 後れ毛ありのままのまとめ髪の作り方

「ポニーテール」3選


【1】抜け感のある後れ毛を活かした大人のポニーテール

完成
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■アレンジ方法

今回提案するのは、抜け感を意識したポニーテール。「抜け感は、引き出した毛束のルーズ感や後れ毛で表現します。きっちりとまとめたアレンジは、一昔前の古い印象になるだけでなく、顔が大きく見えてしまう原因にも。トップはふんわり、後れ毛でゆるっと、このニュアンスが40代のアレンジには必須です」(ABBEY スタイリスト 小口瑛李奈さん)。「髪を結ぶ」→「トップと後れ毛を引き出す」という簡単2ステップですが、大人の優雅さ、色気、可愛らしさがギュギュッと凝縮された、とっておきのポニーテールです。自宅でも簡単に再現できるので、ぜひトライしてみて!

STEP1: 耳うしろでポニーテールをつくる
結ぶ位置は耳後ろがベスト。高すぎると若作りに、低すぎるおばさんっぽく見えるので注意。
結ぶ位置は耳うしろがベスト。高すぎると若作りに、低すぎるおばさんっぽく見えるので注意。
STEP2: 結んだ毛束をゴムに巻きつけてピン留め
結んだ毛束から少しだけ取って、ゴムに巻きつける。毛先はピンで根元に留めて。
結んだ毛束から少しだけ取って、ゴムに巻きつける。毛先はピンで根元に留めて。
STEP3: 3箇所だけ後れ毛をつくる
こめかみ、耳裏、襟足から毛束を細く引き出す。
こめかみ、耳裏、襟足から毛束を細く引き出す。
STEP4: 頭頂部の毛束を引き出す
爪で頭頂部の毛束をつまみ、上に引き出す。少しゆるっとするくらいでOK。頭頂部の両サイドも引き出すとよりルーズ感がアップ!
爪で頭頂部の毛束をつまみ、上に引き出す。少しゆるっとするくらいでOK。頭頂部の両サイドも引き出すとよりルーズ感がアップ!

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「後れ毛はこめかみ、耳裏、襟足の3箇所だけ!この3点ポイントを守っていただければ理想の抜け感をつくることができます。爪でつまんで細く引き出すのがポイント。後れ毛が多いと疲れた印象になるので気をつけてください。頭頂部も引き出しすぎると崩れてしまうので、ゆるっとさせるくらいを意識して。この一手間で抜け感だけでなく、頭の形も綺麗に見えます」(小口さん)。

「古臭い」「若作り」と言わせない!40代からのポニーテールとは?

【2】ニュアンスの効いたツイストポニーテール

完成
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■アレンジ方法

耳上の毛束を斜めに分けてツイストさせるポニーテール。「毛束を中央で分けるとツイストした時に後頭部がくぼんでしまいますが、斜めに分けてツイストさせることで、後頭部の毛束が盛り上がり、自然と高さが生まれます。結ぶ位置は盆の窪のちょっと下を意識すると頭の型が綺麗に見えます」(ZACC vie スタイリスト 宮川勇人さん)。

STEP1:耳上の毛束を斜めに分ける
耳上の髪を二つに分ける。分ける際に分け目が斜めになるように分けるのがコツ。
耳上の髪を二つに分ける。分ける際に分け目が斜めになるように分けるのがコツ。
STEP2:左右に分けた毛束をツイストさせる
2回くらいツイストさせればOK。
2回くらいツイストさせればOK。
STEP3:ツイストさせた毛束をひとつにまとめる
毛束をひとつにまとめてゴムで結ぶ。位置は盆の窪のちょっと下。
毛束をひとつにまとめてゴムで結ぶ。位置は盆の窪のちょっと下。
STEP4:襟足の毛束をねじってゴム付近にピンで留める
襟足の毛束を左右に分けたら、右の毛束をねじる。ねじりながら持ち上げてゴム付近にピンで留める。
襟足の毛束を左右に分けたら、右の毛束をねじる。ねじりながら持ち上げてゴム付近にピンで留める。
逆サイドも同様に。
逆サイドも同様に。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

スタイリング剤は髪の表面だけでなく、根元からまんべんなくつけるのがコツなのだそう。「生え際、後れ毛にもしっかりなじませると、落ちてきた毛束にニュアンスが生まれ仕上がりに差が出ます。いつもは疲れた印象に見えていた後れ毛が、こなれ感のある印象になりますよ」(宮川さん)。

ツイストしてピンで留めるだけ!老け見えしない「ポニーテール」の作り方

【3】サイドのねじりでこなれ感をプラスしたポニーテール

完成
完成
完成
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■アレンジ方法

40代にこそ、ポニーテールがオススメだと言います。結ぶ位置は「少し高めで元気に見える位置」、気をつけるポイントは「耳上にボリュームを出す」ことだそうです。「長めのミディアムヘアの場合、結ぶ位置は耳半分の上部分くらいが理想。結ぶ位置を下げすぎるとフェイスラインが野暮ったく見えたり、疲れた印象、おばさん見えに直結します。〝少し高めで元気に見える〟くらいの位置が若づくりに見えない、ギリギリのラインです。あとは、耳周りのボリューム感も大事。耳上が寂しいと、一気に貧相な印象になってしまいます。耳上にボリュームが欲しいときは、毛束をねじるのが一番。その方法をご紹介します」(Joemi by Un ami トップスタイリスト 赤井希望さん)。

STEP1:耳前と耳うしろで髪を分ける
逆サイドも同様に分ける。
逆サイドも同様に分ける。
STEP2:耳うしろの髪をひとつ結びにする
位置は耳半分の上部分くらいがベスト。後れ毛は作らず、すべて結んで。
位置は耳半分の上部分くらいがベスト。後れ毛は作らず、すべて結んで。
STEP3:耳前の髪をねじりながらうしろへ持っていき、毛先をゴムに巻きつける
ねじりがゆるいとボワっとした印象になるので、しっかりとねじって。
ねじりがゆるいとボワっとした印象になるので、しっかりとねじって。
STEP4:巻きつけたらピンで留める
ピンはゴムの根元に固定するイメージで。逆サイドも同様に。
ピンはゴムの根元に固定するイメージで。逆サイドも同様に。
STEP5:後頭部の毛束を引き出す
ゴム付近を持ちながら後頭部の髪を引き出す。高さを出したいので、しっかりと引き出してOK。ボリューム感が足りないときは、引き出した両隣の毛束も同様に引き出して。
ゴム付近を持ちながら後頭部の髪を引き出す。高さを出したいので、しっかりと引き出してOK。ボリューム感が足りないときは、引き出した両隣の毛束も同様に引き出して。
STEP6:ねじった毛束もゆるっと引き出す
耳にゆるっとかかるくらいを目安にねじった毛束からも、髪を引き出して。出しすぎると疲れて見えるので、耳が透けて見えるくらいを意識すると◎。
耳にゆるっとかかるくらいを目安にねじった毛束からも、髪を引き出して。出しすぎると疲れて見えるので、耳が透けて見えるくらいを意識すると◎。
STEP7:前髪を外巻きにする
前髪を外巻きにすることで華やかさが加わる。
前髪を外巻きにすることで華やかさが加わる。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「髪の豊かさ、若々しさを叶えているのが、後頭部の丸いフォルムです。毛束を思い切り引き出して高めにつくるのがポイントです。あとは前髪をリバースすることで、肌の露出が増えて、上品さ、色っぽさも際立ちます。襟足の後れ毛は老け見えの根源なので、不要! 絶対につくらないでください」(赤井さん)。

【40代×ポニーテール】若づくりに見えない!こなれ感のあるポニーテールのやり方7ステップ

「ハーフアップ」5選


【1】ゴムだけでくるりんぱハーフアップ

完成

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サイド

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バック

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■アレンジ方法

「ボブの長さでくるりんぱする場合は、頭頂部と耳上のラインで毛束を分けるとうまく仕上がります」と話すのは、LANVERY代表の菅野太一朗さん。「髪を分けないで一気にまとめてしまうと、ひっつめた印象になってしまったり、顔まわりの短い毛束が落ちて疲れた印象になってしまうことも。結ぶパーツを分けることで、短い髪もフォローできますし、結び目が重なることで頭頂部や後頭部に自然な丸みが生まれて、頭の形も綺麗なシルエットになります。また、頭頂部の毛束をバランスよく引き出すことで、頭の形がより綺麗なシルエットに。束感やニュアンスを出すことで、ただ結ぶだけよりも、こなれた印象になります。さりげなくインナーカラーを仕込むと、メリハリ、立体感も生まれ、より今っぽくなりますよ」(菅野さん)。

STEP1:ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ

ゴムで結ぶときは根本から離した位置で結ぶ。

ゴムで結ぶときは根本から離した位置で結ぶ。
STEP2:結んだ毛束でくるりんぱ

結んだ毛束の中心を裂いて、その穴に毛先を上から通す。

結んだ毛束の中心を裂いて、その穴に毛先を上から通す。
STEP3:ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ

2でくるりんぱした毛束の上に結んでOK。

2でくるりんぱした毛束の上に結んでOK。
STEP4:結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ

くるりんぱが上下に重なるようなイメージで。

くるりんぱが上下に重なるようなイメージで。
STEP5:頭頂部の毛束をつまんで引き出す

結び目を片手で抑えながら、頭頂部の毛束をつまんで引き出す。ランダムに引き出すのがポイント。

結び目を片手で抑えながら、頭頂部の毛束をつまんで引き出す。ランダムに引き出すのがポイント。

「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもオススメ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもオススメ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。

使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」でつくる、ボブスタイルのハーフアップ

【2】ピンだけつくる上品なねじりハーフアップ

完成
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■アレンジ方法

ねじってピンで留めるだけと簡単ですが、耳上の毛束をねじることでサイドに程よいボリュームができ、輪郭や頭の型が綺麗に見えるメリットがあるのだそう。もちろん小顔効果も抜群なので、ぜひチャレンジしてみてください。

STEP1:右耳上の毛束をねじりながら後頭部へ
耳上の毛束をねじりながら後頭部に持っていく。こめかみの毛束を少し残しておくのがポイント。毛束の中間くらいまでねじるイメージで後頭部へ持っていく。
耳上の毛束をねじりながら後頭部に持っていく。こめかみの毛束を少し残しておくのがポイント。毛束の中間くらいまでねじるイメージで後頭部へ持っていく。
STEP2:後頭部の中央にピンで留める
ねじった毛束を後頭部の中央でピン留め。ピンを数本使って留めてもOK。
ねじった毛束を後頭部の中央でピン留め。ピンを数本使って留めてもOK。
STEP3:左耳上の毛束をねじりながら後頭部へ
逆サイドも耳上の毛束をねじりながら後頭部へ。
逆サイドも耳上の毛束をねじりながら後頭部へ。
STEP4:ねじった毛束を後頭部の中央でピン留めする
右と同じ位置でピン留めする。
右と同じ位置でピン留めする。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「後頭部の凹みが気になる方は、後頭部の毛束を少し引き出してボリュームを出すと頭の型が綺麗になります。引き出し過ぎると若作りに見えるので注意しましょう。ピンで留めた部分にヘアアクセサリーをつけても素敵です」(Joemi by Un ami 副店長 大久保瞳さん)。

たった3分で完成!ピンだけでつくる簡単ハーフアップ

【3】ざっくりまとめても綺麗なくるりんぱハーフアップ

完成
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■アレンジ方法

髪が硬い、ボリュームがありすぎる…という髪質でも、まとめ髪にする前段階で、毛先を揉み込んでカール感とツヤ感を出しておけば、軽さはつくれます。くるりんぱしてボリュームを抑えたハーフアップの方法を紹介します。

STEP1:毛先を揉み込むようにドライヤーをあてる
髪の中間から毛先にかけてクシュクシュと握りながらドライヤーをあてる。
髪の中間から毛先にかけてクシュクシュと握りながらドライヤーをあてる。
STEP2:ドライヤーを当てた部分にツヤを出すスタイリング剤をなじませる
ウェット感やツヤ感がでるようなミルクやオイルを、髪の中間から毛先になじませる。
ウェット感やツヤ感がでるようなミルクやオイルを、髪の中間から毛先になじませる。
STEP3:耳の先端より上にある髪を手ぐしでまとめて束ねる
 
ブラシやコームを使わず、手ぐしでざっくりとまとめるのがポイント。
ブラシやコームを使わず、手ぐしでざっくりとまとめるのがポイント。
STEP4:結び目の上に、くるりんぱ用の穴を開けて毛束を通す
結び目の上に開けた穴から毛束を通す。
結び目の上に開けた穴から毛束を通す。
STEP5:くるりんぱが終わったら、必ず毛束を左右に引っ張る
毛束を左右に引っ張って、緩んだ結び目を引き締めることを忘れずに!
毛束を左右に引っ張って、緩んだ結び目を引き締めることを忘れずに!
STEP6:結び目を抑えながら、数カ所から2~3㎜の毛束を引き出す
くるりんぱをした部分から、ひとつまみの毛束を左右3~4箇所ずつ引き出す。
くるりんぱをした部分から、ひとつまみの毛束を左右3~4箇所ずつ引き出す。
STEP7:結び目の上、頭頂部からも2~3㎜の毛束を引き出す
ハーフアップにした結び目を抑えながら、結び目の上からひとつまみの毛束をバランスを見ながらまんべんなく引き出す。
ハーフアップにした結び目を抑えながら、結び目の上からひとつまみの毛束をバランスを見ながらまんべんなく引き出す。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「くるりんぱが上手くできないのは、毛束を穴に通した後に毛束を左右に引っ張って結び目を引き締めなかったり、結び目から毛束を引き出さず、ルーズ感をつくらないのが原因です。このポイントさえ抑えれば、思い通りのスタイルになるはずです」(DIFINO akasaka 副店長 根本将平さん)。

髪が硬くて多い剛毛でもキレイに決まる、大人の「くるりんぱ」はこれ!

【4】サッとまとまるお手軽なジグザグハーフアップ

完成
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■アレンジ方法

気をつけるべきポイントは、顔にかかる髪をハーフアップにするとき、一直線に分け目を付けたり、ゆるみを持たせずに結ぶとおばさんぽく見られてしまうこと。「ジグザグに分け目を付けたり、結び目から髪を引き出すなど、遊びをもたせると大人の女性にふさわしいヘアアレンジになります」(air-GINZA central 副店長 藤本麻衣さん)。アメピン2本でできるハーフアップを紹介します。

STEP1:額から後頭部に向かって親指をジグザグに動かしながら、頭頂部の毛をまとめる
こめかみのやや上あたりからスタート。ジグザグに動かして分け目を一直線にしない。
こめかみのやや上あたりからスタート。ジグザグに動かして分け目を一直線にしない。
STEP2:頭頂部の髪をまとめたら、毛束の根元を一ねじり
束ねた髪がバラバラにならないようにねじっておく。
束ねた髪がバラバラにならないようにねじっておく。
STEP3:ねじった部分を持ち上げながら、トップに高さをつくる
鏡を見ながらトップの髪をどれだけ立たせるのか、バランスを見ながら調整を。
鏡を見ながらトップの髪をどれだけ立たせるのか、バランスを見ながら調整を。
STEP4:根元を抑えながら束ねた髪を引き出す
トップに動きを出すようにバランスよく、5か所くらいを目安に毛束を引き出す。
トップに動きを出すようにバランスよく、5か所くらいを目安に毛束を引き出す。
STEP5:ねじった部分を固定するようにアメピンで固定
ねじった毛束と引き出した毛束をアメピン2本でしっかり固定する。
ねじった毛束と引き出した毛束をアメピン2本でしっかり固定する。
STEP6:スタイリング剤をなじませながら、毛先を外ハネに
ミルクタイプのスタイリング剤を手のひらになじませ、手ぐしでとかすようにして毛先が外ハネになるように整える。
ミルクタイプのスタイリング剤を手のひらになじませ、手ぐしでとかすようにして毛先が外ハネになるように整える。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

アレンジの仕上げにミルクタイプのスタイリング剤を毛先になじませて、ツヤを出すことも忘れずに。
「外はねになるように毛先を握りながらスタイリング剤をなじませると、まとまり感が出て自然なツヤも出せます」(藤本さん)。

ボリュームが多くて硬い髪の人、必見!ハーフアップで抜け感のあるスタイルに

【5】小顔効果も狙えるアメピンだけでつくるお団子ハーフアップ

完成
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サイド
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■アレンジ方法

ハーフアップはゴムを使わず、ねじった毛束をアメピンで留めるだけでOK。シンプルなのに華がある、簡単ハーフアップをご紹介します。「毛束をねじっていくと自然と丸まってお団子になります。今回のハーフアップは、その原理を利用しています。ぶきっちょさんでも簡単にできるので、髪のうねりや広がりが気になる日は、ぜひお試しください」(Rougy ヘアデザイナー 二階堂雪さん)。

STEP1:アレンジ前に髪全体にワックスをなじませる
髪の根元からもみこむようになじませておくと、毛束のまとまり感が出せる。
髪の根元からもみこむようになじませておくと、毛束のまとまり感が出せる。
STEP2:眉尻から上の髪を束ねる
はちの下あたりの髪をひとつにまとめたら、手でしっかり束ねる。
はちの下あたりの髪をひとつにまとめたら、手でしっかり束ねる。
STEP3:毛束を手で押さえながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す
ペタンコになりがちな頭頂部をふっくらさせるよう、バランスを見ながら毛束を引き出す。
ペタンコになりがちな頭頂部をふっくらさせるよう、バランスを見ながら毛束を引き出す。
STEP4:毛束の根元をねじり、アメピンで固定
 
ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。
ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。
STEP5:毛束を2つに分け、そのひとつを自然に丸まるまでねじり、アメピンで留める
 
3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。
3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。
STEP6:もう一方の毛束も同様にねじって、アメピンで固定
最初のお団子と並ぶように丸めてアメピンで崩れ名内容に固定する。
最初のお団子と並ぶように丸めてアメピンで崩れ名内容に固定する。
STEP7:残った髪の毛先が外はねになるように手ぐしで整える
下ろしてある髪の毛先を握るようにして、外はねをつくる。
下ろしてある髪の毛先を握るようにして、外はねをつくる。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「きっちりねじりすぎるとお団子が小さくなります。ルーズにねじって、お団子から遊び毛が出ているくらいがベスト。お団子が大きくなるので、固定するアメピンが目立たなくなります」(二階堂さん)。

ゴムは不要!うねりを押さえて小顔効果も狙える「簡単ハーフアップ」

「お団子ヘア」3選


【1】ロングヘアの簡単ハーフアップ風シニヨン

完成

完成

サイド

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バック

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■アレンジ方法

「今っぽく仕上げるためには、『ゆるっとした部分をつくること』『後れ毛をうまく活用する』ことが大切になります。髪をまとめる時はしっかりと崩す、後れ毛は引き出し過ぎると疲れた感じになってしまうので程よく引き出す、この2点がポイントですね」(ZACC raffine スタイリスト 賀山博之さん)。

STEP1:襟足で髪をひとつ結びに

結ぶ位置は襟足くらいの低い位置がベスト。高すぎると若作りに見えるので注意。

結ぶ位置は襟足くらいの低い位置がベスト。高すぎると若作りに見えるので注意。
STEP2:後頭部の毛束をゆるめる

握るように崩し、毛束をゆるめて後頭部に丸みを出す。

握るように崩し、毛束をゆるめて後頭部に丸みを出す。
STEP3:結んだ毛束の一部をねじる

毛束の一部をつまみ、ねじっておく。

毛束の一部をつまみ、ねじっておく。
STEP4:ねじった毛束をゴムに通す

まとめた毛束のゴムにねじった毛束を通して団子にする。

まとめた毛束のゴムにねじった毛束を通して団子にする。
STEP5:団子を指で崩す

団子の毛束を指でつまみ、適度にゆるませてほぐす。

団子の毛束を指でつまみ、適度にゆるませてほぐす。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「下準備として、髪を巻いておくとよりニュアンスのある雰囲気に仕上がります。巻かなくても、アレンジ前にシュシュなどでお団子を作り、髪に動きをつける方法も手間がかからないのでおすすめです」(賀山さん)。

顔まわりと襟足の後れ毛を出すだけ!ロングヘアの簡単アレンジ

【2】ゴム1つでぱっとまとまるお団子ヘア

完成
完成
サイド
サイド
バック
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■アレンジ方法

「シニヨンの場合、きっちりまとめ過ぎてしまうと老けた印象になることも。後頭部の髪をゆるっと引き出したり、こめかみの後れ毛を残すことで、今っぽい、こなれ感のある印象に仕上がります」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト 本木亜美さん)。忙しい朝にさっとできる手軽さも魅力の簡単シニヨンを紹介します。

STEP1:スタイリング剤を髪全体になじませる
スタイリング剤はバームやクリームなど柔らかいテクスチャーでツヤの出るものを使用。全体のボリュームを抑えることでまとめやすくなる。
スタイリング剤はバームやクリームなど柔らかいテクスチャーでツヤの出るものを使用。全体のボリュームを抑えることでまとめやすくなる。
STEP2:お団子をつくる
髪をざっくりとまとめて襟足付近の下めの位置でお団子にする。
髪をざっくりとまとめて襟足付近の下めの位置でお団子にする。
毛先は抜けきらない状態で結んで。
毛先は抜けきらない状態で結んで。
STEP3:後頭部の毛束をランダムに引き出す
表面の髪ではなく、内側の髪をつまんでランダムにゆるめるのがポイント。後頭部に丸みをつくるイメージで引き出して。
表面の髪ではなく、内側の髪をつまんでランダムにゆるめるのがポイント。後頭部に丸みをつくるイメージで引き出して。
STEP4:残しておいた毛先をお団子に巻きつける
毛先をねじりなら、お団子に巻きつけるときれいに仕上がる。
毛先をねじりなら、お団子に巻きつけるときれいに仕上がる。
STEP5:巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
毛束を結んでいたゴムの中に、巻きつけた毛先を入れて固定する。毛先が広がる場合は、さらにピンで留めると◎。
毛束を結んでいたゴムの中に、巻きつけた毛先を入れて固定する。毛先が広がる場合は、さらにピンで留めると◎。
STEP6:耳元の毛束をゆるめる
お団子の根元を抑えながら、もう片方の手で耳元の毛束を引き出す。耳の半分が隠れるくらいゆるませて。
お団子の根元を抑えながら、もう片方の手で耳元の毛束を引き出す。耳の半分が隠れるくらいゆるませて。
STEP7:こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
後れ毛がパサついていると疲れた印象に。ツヤとまとまりを与えるのが正解。
後れ毛がパサついていると疲れた印象に。ツヤとまとまりを与えるのが正解。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップします。

【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」

【3】ラフな毛束で抜け感を出したお団子ヘア

完成
完成
サイド
サイド
バック
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■アレンジ方法

カジュアルでラフな印象のお団子ヘアを紹介します。「後頭部に高さを出すと上品な印象になりますが、ざっくりとした毛束感があればカジュアルさもプラスできます。また、低い位置でシニヨンをつくると、老け見えしがちなので要注意。少し高めの位置でつくることで、全体がリフトアップして見えますよ」(MINX銀座五丁目店 副店長 トップデザイナー 河野沙耶佳さん)。

STEP1:髪全体にバームをもみこむ
固めのバームを手のひらにのばし、全体にもみこむ。
固めのバームを手のひらにのばし、全体にもみこむ。
STEP2:耳の高さで結ぶ
耳の高さで髪をまとめてゴムで結ぶ。襟足はタイトになるように意識して。
耳の高さで髪をまとめてゴムで結ぶ。襟足はタイトになるように意識して。
STEP3:毛束を輪っか状に結び、上下に分ける
さらにもうひと結びする際、毛先を抜かず毛束を輪っか状にする。輪っかは上下に分けておく。
さらにもうひと結びする際、毛先を抜かず毛束を輪っか状にする。輪っかは上下に分けておく。
STEP4:ピンで留めてシニヨンをつくる
上下に分けた輪っかを、ゴムが隠れるようにピンで留めていく。少量の毛束を、ゴムの結びめの根元に押し込むようにピンを隠しながら留めて。
上下に分けた輪っかを、ゴムが隠れるようにピンで留めていく。少量の毛束を、ゴムの結びめの根元に押し込むようにピンを隠しながら留めて。
STEP5:後頭部の毛束を引き出す
シニヨンの根元を押さえながら、後頭部に高さが出るように毛束を引き出す。
シニヨンの根元を押さえながら、後頭部に高さが出るように毛束を引き出す。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「顔が縦長で老け見えしやすかったり、他の顔型よりきちんとした印象が強い面長さんは、まとめ髪にラフな抜け感をつくることが大切です。それには、全体にニュアンスが出るように、髪全体にスタイリング剤をなじませておくことと、ざっくりとした毛束感を残すことが重要。これが全体に抜け感をつくってくれます」(河野さん)。

面長を柔らかい印象に!老け見えしない「シニヨン」アレンジ

ギブソンタック


【1】簡単にクラシカルな雰囲気を演出するギブソンタック

完成
完成
フロント
フロント
サイド
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バック
バック

■アレンジ方法

低めの位置で髪をまとめる「ギブソンタック」。「首筋が美しく見える」「上品でエレガント」と大人世代から支持されています。凝ったアレンジに見えますが、くるりんぱに手を加えるだけで簡単にできるアレンジ方法を紹介します。

STEP1: 髪全体を低い位置でひとつ結びにする
髪の毛は手ぐしでざっくりと集めて。まとめたらゴムで結びます。
髪の毛は手ぐしでざっくりと集めて。まとめたらゴムで結びます。
STEP2: ひとつ結びをくるりんぱする
ひとつ結びの中央に穴を作り、結んだ毛先を穴に通してくるりんぱする。
ひとつ結びの中央に穴を作り、結んだ毛先を穴に通してくるりんぱする。
STEP3:くるりんぱした毛先を、2と同じ穴にもう一度通してピンで留める
くるりんぱした毛先を2と同じ穴にもう一度通して、ゴムの付近にピンで留める。
くるりんぱした毛先を2と同じ穴にもう一度通して、ゴムの付近にピンで留める。
STEP4: まとめた髪から毛束を引き出す
お団子にした毛束から細かく毛束を引き出す。引き出しすぎると崩れるので、少しゆるっとさせる程度に出すのがポイント。
お団子にした毛束から細かく毛束を引き出す。引き出しすぎると崩れるので、少しゆるっとさせる程度に出すのがポイント。
STEP5:こめかみに後れ毛をつくる
こめかみの髪をひとつまみして引き出せば完成。
こめかみの髪をひとつまみして引き出せば完成。

〈まとめ!スタイリングのコツ〉

「後れ毛はこめかみ部分にだけつくるのがオススメ。さりげなく上品で、色っぽい印象にも繋がります。後れ毛がパサついたり広がっていると、疲れた印象に直結してしまうので、オイルやシアバターをなじませて、みずみずしく仕上げてください」(Cocoon スタイリスト 泰斗さん)。

上品ヘアの定番!若作りに見えない「ギブソンタック」の簡単やり方5ステップ

この記事の執筆者
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