夏に食べたい果物といえば、みずみずしいスイカではないでしょうか。スイカは日本各地でつくられており、さまざまな地域にブランドスイカや高級スイカがあります。エリアによって特色がある高品質なスイカを、夏のギフトとして贈りませんか?
そこで本記事では、高級スイカの選び方や、見た目が珍しい豪華なスイカ、ハイクオリティなスイカを使ったスイーツギフトのおすすめをご紹介します。
■旬を迎える「高級スイカ」はギフトにおすすめ
スイカの旬は、やはり夏時期の6月中旬から7月にかけて。この時期のスイカは、味がいいのはもちろんのこと、ひんやりとした口当たりや涼し気な食感が暑さを和らげてくれるため、夏時期のギフトに最適です。まずは、スイカの選び方について解説していきます。
■【高級スイカの選び方1】見た目にこだわる
高級スイカを贈るなら、とびっきり甘くておいしいものを選びたいですね。それにはまず、見た目をチェックしましょう。その詳しい方法をご紹介します。
ギフトには「大玉スイカ」を
スイカには、サイズによって「大玉種」と「小玉種」に分けられます。大玉種は一般的なスイカで、小玉種には、「ひとりじめ」や「うり坊」といった品種があります。
ギフトでスイカを贈る際、大玉であればインパクトがあり、サプライズ感を演出できます。また、贈る相手のご家族が少人数の場合は、小玉種もおすすめです。贈る相手のことを考慮して、大きさを選びましょう。
模様やへそ、ツルを見る
おいしいスイカを選ぶには、「模様」「へそ」「ツル」をチェックします。
模様のチェック法
スイカの皮には、縦に黒い模様が入っています。この模様がはっきりしていていること、スイカの表面に触れたときに、模様部分が少しへこんでいて、模様のない部分が少し盛り上がっているものがおいしいスイカです。このデコボコがはっきりしているスイカほど、甘く、良く熟しているといわれています。
へそのチェック法
スイカのお尻の部分の中央にあるのが「へそ」です。へそは熟すにつれて大きくなるという特徴があります。ですので、へそが大きなものを選ぶようにしましょう。ただし、5円玉より大きいへその場合、過熟の可能性があるので注意してください。
ツルのチェック法
販売されているスイカにはツル付きのものもあります。その場合、ツルの色や鮮度を確認してください。緑色をしているなら新鮮ですが、枯れている物は鮮度が落ちています。
■【高級スイカの選び方2】食べ頃にこだわる
スイカの食べ頃はどのように見極めるとよいのでしょうか。また、冷やし方にポイントはあるのでしょうか。それらを解説していきましょう。
完熟を見極めて食べる
スイカが完熟しているかどうかを見極めるには、2つの方法があります。
音で見極める
ひとつ目は、「スイカを指で弾いて音を聞く」というよく知られている方法です。完熟したスイカは指ではじくと「コンコン」という澄んだ音がします。未熟だと高い音、反対に熟れすぎている場合は低く、鈍い音がするので、しっかり耳をすませ、澄んだ音のものを選ぶようにしてください。
ツルの根元で見極める
ふたつ目は、スイカのツルの付け根を確認する方法です。この付け根が少しくぼんでいて、その周辺が盛り上がったように見えるのが熟しているといわれています。
スイカは収穫後に追熟できないフルーツです。ですので、スイカ選びが重要となります。購入するときは、ご紹介したふたつの完熟の見極めと、糖度の表示などを参考にするとよいでしょう。
カット前のスイカは冷蔵庫に入れない
スイカは冷やして食べたほうが美味しいといわれていますが、実は冷蔵庫に入れて冷やすのはNG。というのも冷やしすぎると美味しさが落ちてしまうからです。
スイカがもっとも美味しく感じる温度は8〜10℃。ですので、食べる1時間前に、バケツや桶にスイカを入れ、スイカの上にタオルを被せて水道水を垂らすようにして冷やすようにしましょう。
また、スイカをカットした場合には、切り口にぴっちりラップをかけて、冷蔵庫の野菜室で保存します。冷蔵庫で保存したスイカは、早めに食べるようにしてください。
ご紹介した食べ頃や、冷やし方のポイントを、贈る相手に教えてあげるといいですね。
■【高級スイカの選び方3】産地や種類にこだわる
高級スイカを選ぶときには、産地や種類にこだわってみてはいかが? ここでは、名産地のブランドスイカや、さまざまあるスイカの種類をご紹介していきます。
名産地のスイカを選ぶ
日本各地で生産されるスイカ。生産量が多いのは、熊本や千葉、山形、鳥取です。それぞれの地域ごとにブランドがあるので、ご紹介していきましょう。
名産地1:熊本県植木町
熊本県内でも特に有名スイカの産地は「植木町」です。地区、市町村規模でも全国1位の生産量を誇るこの地は、全国からのスイカのプロが集まる町としても有名。「植木」と名のつくスイカは高値で取引され、1玉、10,000円程度することもあります。
名産地2:千葉県富里市
千葉県で有名なスイカの生産地は、富里市です。ここでつくられる「富里スイカ」は、皇室献上品となったことから有名になりました。また「富里市すいかまつり」や「富里スイカロードレース」を開催するなど、スイカを使った町おこしをしているのも特徴的です。
名産地3:山形県尾花沢市
山形県尾花沢市は、夏スイカ日本一の産地。こちらでは「尾花沢すいか」をつくっています。このスイカは特大で甘く、果肉のシャリッとした歯ごたえが楽しめる逸品。大きく甘いスイカが食べたいという方には特におすすめです。
名産地4:鳥取県北栄町(旧大栄町)
鳥取県で有名なスイカの産地が、北栄町(旧大栄町)。シャリッとした食感、みずみずしさが味わえる「大栄スイカ」が有名です。
色や形、模様の目新しさで選ぶ
スイカには、さまざま大きさ、果肉の色、形、皮の色・模様があり、それぞれを組み合わせた品種が栽培されています。
大きさ
スイカの大きさは、大玉と呼ばれる大きなサイズがメジャーです。そのほかに小玉タイプもあります。
果肉の色
果肉の色には、赤肉種と黄肉種の2種類あります。赤肉種は果肉が赤いもの。黄肉種には、果肉が黄色やオレンジ色のものです。
形
スイカの形は、一般的には球形が多いですが、ウリのような長楕円形のものもあります。また、四角や三角、ハート型といった箱に入れて育てられるスイカも登場しています。
皮の色や模様
皮の色や模様は、緑の皮に黒の縞模様が入ったものや、皮が真っ黒な「黒皮種」、模様がほとんどない緑色のもの、模様がない黄色い皮のもの、細かい模様が入ったものなどがあります。
色や形、模様の目新しさからスイカを選ぶのもおすすめです。
■夏の風物詩!定番の高級スイカのおすすめギフト
スイカといえば、緑と黒の縞模様、真っ赤な果肉が魅力。暑い日に食べれば、体をすーっと冷やしてくれるフルーツです。ここでは、ギフトにおすすめの高級大玉スイカを4つピックアップしました。
「最優秀賞受賞 大玉 すいか 植木スイカ 1玉」(モノックショップFRUITS・熊本)
スイカ作りのプロが集う生産量全国1位の名産地、熊本県植木町。そのなかでも最高級品質の「特秀」スイカです。その味わいは、糖度12度以上の甘み、シャリシャリ感が美味。甘くて美味しい果肉がぎっしり詰まった新鮮スイカは、贈り物に最適です。
「高知県夜須産 金時すいか」(果実庵・高知)
高知県の夜須とは、メロンやスイカの栽培が盛んな地域。その夜須で「金時スイカ」は栽培されています。「高知県夜須産 金時すいか」は、糖度12度以上。高いものになると14度の糖度を計測することもあるのだとか。しかも、果肉が繊細でとっても食味がいいのも特徴です。
「大栄 スイカ だいえい 西瓜 鳥取県産 秀品4Lサイズ(約9.5kg)1玉入り」(日本ロイヤルガストロ倶楽部・鳥取)
スイカの販売量が全国第4位の鳥取県。その中でも、北栄町(旧大栄町)の「大栄スイカ」は、糖度が高くとても甘いのが特徴。そのすばらしい美味しさから、輸出先のドバイでは1玉3万円の高級フルーツとして販売されており、ドバイ王室にも献上され、王様も絶賛したセレブ御用達スイカです。
「すいか 北海道富良野産 富良野スイカ 3Lサイズ 7.5kg以上 1玉」(スイートベジタブルファクトリー・北海道)
富良野市で育てられた「富良野スイカ」は、寒暖差が大きい環境のもと、根にストレスを与えない有機肥料で育てているので、極上の甘みを持っています。その甘さはなんと糖度12度以上! この糖度はメロン並みです。シャリっとした歯ごたえとじゅわ〜と広がる甘い果汁を味わえます。
■見た目が珍しい高級スイカのおすすめギフト
見た目が珍しい高級スイカをギフトにすると、素敵なサプライズを演出することができること請け合い。ここでは4つのスイカをご紹介します。
「でんすけすいか」(北海道四季工房・北海道)
「でんすけすいか」は、真っ黒な皮に、糖度11~12度のさっぱりとした甘さが特徴的。果肉が締まり、シャリシャリ感を堪能できます。当商品のランクは第一等級の秀品なので、どなたにでも満足してもらえる美味しさ間違いなしです。
「福井県産 金福すいか」(越前名産工房・福井)
幸せを呼ぶ!? 幻の黄色すいかが「金福すいか」です。中身は真っ赤な果肉で見た目通りに爽やかな甘み。また、種なしで食べやすく、皮が薄いうえ身が柔らかいため、皮近くまで甘みが楽しめます。「金福」と名付けられた縁起のいいスイカは贈り物にぴったりです。
「ゴジラのたまご」(吉粋・北海道)
「ゴジラのたまご」は、まっ赤なえくぼの様なタマゴ形をしています。生産数も少ないため希少価値が高く、平均糖度は11度以上。後味が爽やかでフルーティな味わいが楽しめます。
「おつきさま西瓜」(浜中屋・北海道)
北海道月形町で栽培されている「おつきさま西瓜」。果皮が黒く、果肉が鮮やかな黄色で、とても珍しいスイカです。糖度は約11度で、さっぱりとした上品な甘さがあります。
見た目のインパクトと確かな食味で人気が高まってきていますが、まだまだ生産者が少なく、主に北海道と首都圏の一部にしか出荷されていないため、ギフトで贈ると喜ばれそう。
■高級スイカのおすすめスイーツギフト
スイカを使った、ビジュアルもかわいいスイーツや、夏の時期にぴったりのひんやりデザートなどのギフトをセレクトしました。
「まるごとスイカアイス 6個」(やまがた特産屋)
箱をあけた時に驚くこと間違いなし! スイカをくりぬいた皮をそのまま器にした贅沢なビジュアルの「まるごとスイカアイス」です。種のような黒い粒はぷりっとした食感のこんにゃくを使用。爽やかなスイカの甘さとマッチします。「まるごとスイカアイス 6個」のようなひんやりスイーツなら、夏の暑い時期に喜んでもえらそうです。
「あんこ堂のタピオカスイカゼリー 国産 8個 」(創味菓庵)
和菓子屋さんがつくった、創作スイカゼリー。すいか果汁が使われているから、すいかのすっきりとした甘みが感じられます。また、シャリシャリとしたすいかの食感や、マンナンタピオカを種に見立てているのもポイントです。スイカ1玉が食べきれないご家庭へのプレゼントにいかがでしょうか。
「すいかバウム」(お菓子のたいよう)
「すいかバウム」は、バームクーヘン&ムースで作られており、見た目がすいかそっくりで、インパクトがあります。しかも、バウムには千葉県産コシヒカリ100%米粉を使用し、もちもち、しっとり。スイカ味のムースが中に入っていて、思った以上にスイカっぽさを感じられます。こんなバームクーヘンをギフトで贈れば、相手を驚かせることができるはず。
「千葉県 富里すいか スイカジュース」(食文化)
千葉県産「富里すいか」を、特許技術ですり搾り&急速冷凍したスイカジュースです。酸化防止剤を一切加えず、加熱処理もしていない100%のスイカ果汁が味わえます。すいかに含まれるシトルリンもリコピンも丸ごと摂れるプレミアムジュースです。
夏の贈り物に、高級スイカという“涼”を贈る
本記事では、高級スイカの選び方や、見た目が珍しいゴージャスなスイカ、スイカのスイーツギフトのおすすめをご紹介しました。 食べれば涼しさが感じられることから、スイカは夏にぴったりのフルーツです。夏の贈り物には、高級スイカという“涼”を贈ってみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部