世界的ラグジュアリーブランドも支持する、金沢箔から生まれたテーブルウエア
日本各地で育まれてきた高度なものづくりの技術と、若き匠たちの美意識や情熱が結びついた「新時代のジャパンラグジュアリー」を体現する逸品を、ギフトという形で提案しているスタイリストの河井真奈さん。
今回ご紹介いただくのは、日本の金箔生産量の98%以上を占める金沢で受け継がれてきた「金沢箔」の可能性を追求し続けている「箔一」の、新たなテーブルウエアコレクション「HAKU LA TABLE(ハク・ラ・ターブル)」です。
「箔一」といえば、金箔紙打製法を用いたあぶらとり紙や、料理用の金箔を開発したことでも知られる会社。伝統技法を進化させ、さまざまな商品や事業を展開しています。
2020年5月から発売がスタートしたデビューコレクションのラインナップは、コースター、ティーマット、テーブルマットの3種類。
どれも箔工芸ならではの雅な風情がありながら、気軽に洗剤で洗える耐久性を併せ持っているのですが、そこには、私たちが意外なところで目にしている「箔一」の技術が生かされているそうです。
食卓をエレガントに彩ってくれる「HAKU LA TABLE」。その魅力と秘密を、河井さんに教えていただきます。
上質な空間を演出する、画期的な建築素材を日常に!
「ラグジュアリーなホテルや旅館、あるいはレストランなどで、ゴールドやシルバーなどのメタリックな装飾が施された壁を見かけたことがあるのではないでしょうか? もしかしたらそれは、箔一が手がけたものかもしれません。
金沢箔工芸の技術を発展させ、常に革新的な取り組みを行っている箔一の『箔壁面加工技術』は、世界的なハイジュエラーやラグジュアリーブランドからもラブコールを受けているもの。モダンな建築やインテリアに、日本の伝統美を感じさせる魅惑的な空間を生み出しています」
「この壁面素材の美しさに惹かれたのが、2019年12月に箔一のクリエイティブディレクターに就任された鶴本晶子さん。そして彼女が思い立ったのが、テーブルウエアに活用するというアイデアでした。
ご存知のように金箔をはじめとする金属の“箔”は、吹けば飛んでしまうほどに薄い素材です。それを、ときには風雨にさらされることもある壁面として使用できるほど耐久性の高いものに変えているのは、箔一独自の技術力があってこそ。
特殊加工でしっかりと保護されている『HAKU LA TABLE』のアイテムは、水にも汚れにも強く、洗剤で洗っても箔がはがれることはありません。しかも軽いので、扱いやすさが抜群なのです」
グラスだけじゃもったいない!ちょっとしたものが素敵に映える最強ツール
「高級木材でできたテーブルなど、水滴のついたグラスをそのまま置くのはご法度という家具は多いですよね。それなのに、素敵なコースターは意外とないものだと常々思っていました。
長年、何にでも合わせられるようなシンプルシックなもので妥協しながら探し求め続けていたので、鶴本さんから「HAKU LA TABLE」のサンプルを見せていただいたときから、できあがりを心待ちに……。完成品は期待以上で、しかもお手頃な価格!
シンプルに箔の美しさを楽しめるものから、ひび割れ加工を施したもの、異なる箔を組み合わせたものなどデザインも豊富なので、テーブルセッティングや気分に応じて使い分けたくなります。
また、グラスだけでなく、日常のちょっとしたものを上に置くのもおすすめです。
たとえば雑誌などの撮影の際、下に敷く背景(バック材と呼びます)によって商品の見え方は変わってきます。それと同じように、ふだん使っている何気ないものが、オブジェのように存在感が増して見えてくるのです。
コースターはもちろん。ティーマットやテーブルマットも、使い方の可能性は無限大。贈りものにする際は、自由な発想で楽しめることも伝えてみてはいかがでしょうか?」
目移り必至!「HAKU LA TABLE」のテーブルウエアコレクション
■思わず全部買いしたくなる、個性豊かな9種のコースター
シンプルな「スタンダードライン」とデザイン性の高い「ハイエンドライン」があり、それぞれどんなテーブルセットに合わせるか、何を上に置こうかと、想像がふくらむコースター。
同じデザインで揃えるのもいいですが、あえて違うデザインをミックスするのも素敵です。
■好みのデザインを取り寄せることもできる、テーブルマットとティーマット
「スタンダードライン」と「ハイエンドライン」から、それぞれおすすめのデザインをセレクトしているテーブルマットとティーマット。
コースターとお揃いにしたい場合など、違うデザインの取り寄せも可能です。
今回は、美意識の高い一流ブランドにも認められた匠の技を、暮らしの中で身近に楽しめる「HAKU LA TABLE」のテーブルウエアをご紹介しました。
もともとあった建築素材を活用するというサステナブルな側面も魅力のひとつ。まさに、今の時代にふさわしいアイテムといえるのではないでしょうか。
※掲載した商品はすべて税抜で、記事公開時のものです。
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- EDIT&WRITING :
- 谷 花生