二重あごになってしまう「6つの原因」から、簡単にできる「解消法6選」、おすすめの「ケアアイテム3選」をピックアップ。この記事を参考に、若いころのスッキリとしたフェースラインを取り戻しましょう。
【目次】
意外? 二重あごを招く【6つの原因】
【1】「舌の筋肉」の衰え

ちょっとうつむくだけであごの下の肉がもたつき、横から見ると完全に二重あご…。若いころはなかったはずだし、太ったわけではないのになぜこんなにタプタプとなってしまったのか…、とがっかりしていませんか?
それは舌の筋肉の衰えが原因。あご下に舌を動かすための「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」という筋肉の集まりがあるのですが、加齢とともに衰えてしまいます。すると血液やリンパの流れが滞ってむくみがおこり、もったりとした二重あごに…。
実は日本語の発音では、この舌の筋肉があまり使われないこともあり、意識して動かさないと劣化しやすいのだとか。
日本人は二重あごになりやすい!?あご下のたるみには「舌の筋トレ」が効く
【2】ストレスによる「食いしばり」

あごのたるみの原因としてまず考えられるのが、加齢などによる表情筋の衰え。そしてもうひとつが、ストレスによる食いしばりです。
食いしばる時間が長いと、口を開けるときに使う開口筋群の出番が相対的に減り、劣化しやすくなります。そしてこの開口筋群、実はあごの下、ちょうど肌のたるみの起きやすい部分にあるのです!
さらに、食いしばりは筋肉が筋肉の緊張状態をつくり、血液やリンパの流れを阻害します。これが表情筋の衰えにもつながっているのです。
二重あご撃退!老化した表情筋がほぐれる1分マッサージ3ステップ
【3】悪い姿勢でスマホを見続ける「スマホ首」
最近よく聞かれるようになった「スマホ首」という言葉。どんな症状になるかというと、スマホを見ることで姿勢がくずれることにより、首や肩がガチガチに固くなってこること。
スマホを見るとき、たいていの場合、首が前に出て、猫背になり、ひじをついたり、脚を組んだりして姿勢に問題が。
しかも、頭の重さは平均で約5kgあるといわれ、正しい姿勢でいるときよりも、姿勢がくずれているときは約3倍もの重みを感じているのだとか。
首・肩コリだけでなく、二重あごの要因にも!
\普段の姿勢をチェック/
【NGな姿勢】全体的に前屈みになり、首にかなりの負担が!

スマホを見るとき、顔はうつむき、首が前に出て、猫背になる、そんな人は要注意! 首の筋肉は緊張状態になり、血流が悪くなるほか、神経にも影響が出てきてしまいます。
【OKな姿勢】骨盤が立ち、こぶしで支えられ、ラクながら理想的な姿勢に!

姿勢をよくして、とはわかっていても、維持するのがなかなか難しいもの。けれど、お尻の下1/3くらいにタオルを挟むだけで骨盤が立って、自然と背筋が伸びるように。
さらに、脇の下にグーにした手を挟むだけでスマホを持つ手がグッと上にきます。支えがあって辛くないので、理想の姿勢をちゃんとキープできるのです。
首・肩こり・二重あごの要因に・・・。「スマホ首」の悪化を防ぐ、ラクで正しい姿勢&解消法とは?
【4】顔の「ゆがみ」
顔のゆがみは、フェイスラインのたるみ、エラはり・ほおのたるみ、口角の下がり、二重あご、あごのシワ、ほおがこける、といった嫌な症状につながる要因。
ゆがみを改善すれば、若々しいフェイスラインを取り戻すことができます。
一生若々しい顔に!テレビを見ながら手軽にできる「フェイスラインのケア」習慣6選
【5】過度な「むくみ」
あご周りのもたつきは脂肪でなく、過度なむくみが大きな要因に!
なぜなら、あごの関節はゆがみの影響を受けやすく、リンパの流れが滞りやすいのです。
ここをしっかり動かしてほぐすと、引き締まって見えます。
ほうれい線、二重あご、目尻の小ジワ…。「スマホたるみ」を解消する顔筋メソッド4選
【6】鎖骨にある「リンパ節のつまり」
疲れがたまると顔がパンパンにむくんで、顔が大きく見える…。ちょっとうつむくだけであご下の肉がもたついて、横から見ると二重あごに…。
これらは、鎖骨にあるリンパ節のつまりが原因のひとつ。
スマートフォンが手放せない私たちは、前のめりの姿勢を続けていますが、その時首だけで約5kgの頭の重さを支えているので、首にも肩にも負担がかかっています。
その影響でリンパ節がつまり、顔に血流がいかなくなり、むくみ、肌荒れ、くすみを引き起こします。
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舌トレ、マッサージ、体操【解消法6選】
【1】舌を動かしてあご下を引き締める「舌の筋トレ」


「舌骨筋群」とあご下のリンパ節=「おとがいリンパ節」にアプローチし、あご下に溜まった老廃物を流しすのが目的。二重あごがすっきりしますよ。
<STEP1>カギ形に曲げた人さし指を使う

・人さし指をカギ形に曲げて、第一関節から第二関節の平らな部分を使う。
<STEP2>あご先の骨から2㎝内側に圧をかける

・あご先の骨から2㎝ほど内側の骨の際に、グッと入り込むくぼみがあるので、STEP1でつくったカギ形に曲げた人さし指で圧をかける。
<STEP3>英語の巻き舌のようにして「ら・り・る・れ・ろ」と発音

・STEP2のようにあご下に指で圧をかけたまま、英語のRの発音のように、巻き舌で「ら・り・る・れ・ろ」と大きく口を動かす。
・これを5回繰り返す。
日本人は二重あごになりやすい!?あご下のたるみには「舌の筋トレ」が効く
【2】顔コリも解消「表情筋マッサージ」
顔の筋肉は全部で20種類以上あり、じつはそのうち日常的に動かしているのは3割程度。
筋肉は動かさなければ劣化し、老廃物がたまり、二重あごや顔コリを招きます。
スキンケア中などに、表情筋をほぐして顔コリを解消するマッサージを取り入れるのがおすすめです。

<STEP1>ストレスによる食いしばりで硬くなった咬筋をほぐす(画像右)
・手をグーにして約30回、頬骨の下にある幅広い筋肉・咬筋部分を、円を描くように動かしながらマッサージ。
・ストレスフルな人ほど、ここが硬くなりがち。
・イタ気持ちいいくらいの圧で行うのがポイント。
<STEP2>二重あごに効くツボを押してフェースラインをほぐす(画像中)
・人さし指と親指であごを挟み、唇下の中心からプッシュしながら、外に向かって耳下まで移動する。
・これを2回、老廃物の流れをイメージして行う。
<STEP3>マッサージで動いた老廃物をリンパ節に流す(画像左)
・人さし指、中指、薬指の第1関節から上の指の腹を使って、耳下から首を通って鎖骨まで撫でるようにマッサージし、老廃物を流していく。
二重あご撃退!老化した表情筋がほぐれる1分マッサージ3ステップ
【3】むくみをケアする「リンパマッサージ」

公式サイト
あごまわりのラインがたるむと「脂肪がついた」と思いがちですが、原因は過度なむくみによる影響が大きいんだとか。
あごの関節はゆがみの影響を受けやすく、リンパ節の流れも滞りやすいため、こちらのケアで深い部分をほぐし、老廃物がたまったリンパを押し流して対策しましょう。
<STEP1>あごの中心からやや外側の骨のきわに反対の手を当てる

・あごの2cmくらい内側にある骨のきわで、顔の中心から約1cm外側のところに、カギ形にした反対の手(左あごのケアは右手、右あごのケアは左手)の人さし指を当てていく。
・カギ形にした人さし指の第一関節から第二関節間の平面を使うことがポイント。
<STEP2>「あぐあぐ」と口を開閉して指をずらしながらほぐしていく

・人さし指をしっかり当てたまま、「あぐあぐ」と口を開け閉めしていく(声は出さなくてもOK)。
・これを1か所で8セットずつ繰り返したら、指の位置を外側にずらしながら、片側6か所を行っていく。
・反対側も同様に行う。
一生若々しい顔に!テレビを見ながら手軽にできる「フェイスラインのケア」習慣6選
【4】あごの筋肉を柔軟にする「筋肉ほぐし」

公式サイト
老化や話し方のクセによって硬直してしまいやすいあごの筋肉。硬直は二重あごの原因にもなります。皮膚を持ち上げながらほぐし、内側からふっくら柔軟にしていきましょう。
肌のハリに必要な周辺の脂肪も加齢でやせ衰えるため、筋肉をしっかりほぐし、内側から柔軟性を取り戻すことが大切です。
<STEP1>あごをはさむように固定して、人さし指で「うにうに」とほぐす

・唇の下側中央から、あごに向かって左右に分かれる「オトガイ筋」を片側ずつほぐしていく。
・カギ形に曲げた人さし指を口の真下に当て、親指はあごの骨に引っかけて、はさむように固定。
・ここから人さし指で「うにうに」と小さな円を描くように10回ほぐす。
「オトガイ筋」とは、口をすぼめるとシワが寄る部分で働くあごの筋肉のこと。話し方のクセや老化によって硬直する人が多く、シワをつくって老け見えの一因になります。
<STEP2>位置を下へずらしながら、あご先までほぐしていく

・人さし指の位置を下にずらし、あご先まで3か所に分けて同様にほぐす。
・反対側も同様に行う。
人さし指の平らな面で骨をほぐすような意識で、あごをはさみながら筋肉をしっかりとらえるのがコツ。
下唇の下からあごにかけて、顔の中心から左右対称の縦の2列を、3段階に分けてほぐしていきましょう
一生若々しい顔に!テレビを見ながら手軽にできる「フェイスラインのケア」習慣6選
【5】首も若返る「押し流しマッサージ」

大人世代がいちばん気をつけたいのが、年齢の出やすい輪郭と首のライン。輪郭はもたついて二重あごになりやすく、首は太くなりがちです。
毎日ひと手間のマッサージをプラスするだけで、すっきりとしたラインがキープ可能に。
\使うのはこの部分/

<STEP1>あご裏の中央から耳の下まで、指をあごに沿わせながら、押し流していく

・クリームや乳液などを塗って滑りをよくする。
・手でカギ形をつくり、あご裏の中央から耳の下まで指をあごに沿わせながら、押し流していく。
・片側ずつ各5回を目安に行う。
<STEP2>耳の下から鎖骨まで、指を沿わせながら押し流す

・カギ形の手のまま、耳の下から鎖骨まで、指を沿わせながら押し流す。
・こちらも片側ずつ各5回を目安に行う。
エステティシャン瀬戸口めぐみさんが習慣にしている「手美容」のひと手間4選
【6】デコルテまですっきり!「鎖骨リセットマッサージ」


いつでもどこでも簡単にでき、むくみだけでなく、くすみ、コリや疲れ解消にもなるので、ぜひ仕事の合間などに実践してみてください!
<STEP1>鎖骨の手前側の4か所をプッシュしてリンパ節に圧をかける

・鎖骨の手前には、大きなリンパ節があり、ここが詰まると顔に血流がいかなくなり、リンパの流れも滞り、むくみやくすみ、肌荒れの原因に。
・のどぼとけ側から外側に向かって4か所プッシュをして圧をかけると、コリがほぐれて、血流もリンパの流れも改善。
・さらにここには頭を傾ける働きをしている斜角筋があり、これがほぐれることで、首こり解消にもいい。
<STEP2>プッシュしながらイヤイヤと首を振り、負荷をかけてしっかりとほぐす

・STEP1でプッシュした4か所のうち、痛みやこりを感じたところをさらにしっかりとほぐしていく。
・中指でしっかりと押さえたまま、「イヤイヤ」というように、小さく首を横に振る。
・これを5回繰り返す。さらに負荷がかかるので、コリがしっかりとほぐれて、リンパの流れがさらによくなる。
<STEP3>プッシュしながらウンウンと縦に首を振り、さらにデトックス効果をアップ

・STEP2と同様に痛みやこりを感じたところをさらにしっかりとほぐす。
・中指でしっかりと押さえたまま、「ウンウン」というように、小さく首を縦に振る。
・これを5回繰り返す。これでさらなるデトックス効果が。
顔に触れないのに小顔効果絶大!むくみ、二重あごに効く「鎖骨リセット」マッサージ
合わせて取り入れたい【ケアグッズ3選】
【1】すっきりしたフェイスラインに導く「引き締め美容液」
クラランス「V コントア セラム」

クラランスは、重力に負けない肌をつくるのに重要な役割を果たしているのが、「18型コラーゲン」というたんぱく質であることに着目。この「18型コラーゲン」は、紫外線や大気汚染などの環境的要因によって70%が減少してしまうそう。
そこで「V コントア セラム」では、このコラーゲンの生成を促進するため、オーガニック シバムギ エキスを採用。使用することでリフティング効果をもたらし、重力に負けない肌に導きます。
また、脂肪代謝にアプローチする植物や、血液やリンパの流れを良くし、むくみを防ぐ植物も配合。二重あごのない、すっきりしたフェイスラインに近づけてくれます。
顔のたるみやむくみに勝つ!クラランスの引き締め美容液が成分強化でリニューアル
【2】二重あごや輪郭のもたつきをリフトアップする「シートマスク」

メナード「オーセント マスクⅡ」(上)
3D構造のマスクなので、フェースラインをグッと持ち上げてくれる高機能マスク。マスクと肌が一体化し、エステ級の効果が味わえる。
パルファム ジバンシイ「ランタンポレル マルチ マスク キット」(下)
フェースラインを引き締めるのに特化した形のマスク&クリームのセット。たった10分で見違えるほどのハリ感が現れる。
たるみやくすみ、小ジワ…気になる顔の「スマホ弊害」に効く名品コスメ11選
【3】簡単に顔下半分の筋トレができる「美顔器」

ヤーマン「メディリフト」
年齢とともに頬の位置や口角が下がったり、ほうれい線ができたり、二重あごになったりと、顔の下半分にたるみのサインが出てきがち。
なぜかといえば、顔には表情筋と呼ばれる30種類以上の筋肉があり、これらの筋肉が使えていないと衰えてしまうから。
でも、いくつになっても筋肉は鍛えることができるもの。とはいえ、すべてを鍛えればいいわけでもなく、リフトアップのために鍛えたい筋肉、鍛えてはいけない筋肉をきちんと分け、装着するだけで表情筋の筋トレができるのが、この『メディリフト』。
しかもつけているだけだから簡単。なのに、5歳若返ったかのようにリフトアップが実現。
リフトアップの名品といえば!顔下半分の筋トレが簡単にできるヤーマン「メディリフト」
※商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部