パソコン作業やスマホに集中すると、あごが前に突き出る姿勢で長時間過ごしてしまいがち。すると首がガチガチに固まり、さらに肩や背中の筋肉が前に引っ張られ、動きが鈍くなることで姿勢が悪くなるだけでなく、顔のむくみやたるみを引き起こすことも!
首と背中の筋肉は連動していますので、同時に緩めるのが効果的。そこで、村木さんが教えてくれるのが、バスタオルを2枚使ってくるくると棒状にしてストレッチポール代わりに活用するメソッド。頚椎を含む背骨を緩めて、首の横にある胸鎖乳突筋をプッシュするだけ。ガチガチに固まった「スマホ首」が解消されてラクになるだけでなく、リンパの滞りも改善することでむくみ、たるみ解消にも効果的ですよ。
「スマホ首」を50秒で解決。寝ながらできる首コリ解消メソッド
■Step1:バスタオルを3枚用意。2枚を棒状に巻き、1枚は枕として使用
バスタオル2枚をきつめに巻いて棒状にし、ストレッチポール代わりに使用。頭が下がりすぎないように、1枚はたたんで枕として使用します。
■Step2:両手で首を挟み、胸鎖乳突筋を親指で押さえる
棒状のバスタオルに、尾骨からゆっくり背骨に沿うように仰向けにのります。足は腰幅に開き、つま先は上に向けてください。これが基本姿勢。そして、両手で首を挟み、胸鎖乳突筋を親指で押さえましょう。
両手の指の位置は、首の後ろ側にある凸凹した真ん中の骨。両手の親指以外の4本指をひっかけるようにしておいてください。
■Step3:つま先を上下に動かし、体全体を上下に小刻みに動かす
Step2の体勢のまま、つま先を上げ下げすると、体全体が上下に小刻みに動きます。これによって、頚椎を含む背骨、胸鎖乳突筋に心地いい刺激が伝わり、マッサージ効果が得られることに。手の位置をずらして、胸鎖乳突筋をまんべんなく刺激するとより効果的です。
後頭部と鎖骨をつなぎ、首の前で頭の重さを支える「胸鎖乳突筋」は首を回すときに使う筋肉。特に丸印の5カ所を10秒ずつ親指でプッシュして緊張をゆるめると、首が正しい位置に戻り首全体の筋肉もほぐれますよ。
【まとめ|「スマホ首」を50秒で解決。寝ながらできる首コリ解消メソッド4か条】
1.パソコン作業やスマホに集中して、あごが前に突き出る姿勢で長時間過ごしているとガチガチに固まった「スマホ首」に。
2.姿勢が悪くなり、コリがひどくなるだけでなく、顔のむくみやたるみを引き起こすことも。
3.首コリ解消にはバスタオル2枚でつくったストレッチポールを活用すると簡単。
4.頚椎を含む背骨全体を緩めながら、胸鎖乳突筋をほぐすのが効果的。
以上、「スマホ首」を50秒で解決。寝ながらできる首コリ解消メソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は8月22日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子