【目次】
ボリュームを抑える「ショート」スタイル【5選】
【1】ストレートアイロンでうねって広がるエイジング毛を解消
<スタイリング方法>
首に沿わせるようにアイロンを動かして、その流れでスッと毛束を抜いて。しっかり巻いたスタイルは不自然で、ちょっと古く臭くなるので注意してください。
◆1:ストレートアイロンに毛束をはさみ、首に沿わせながら毛先を外ハネにする
◆2:髪をわしづかみするようにして、ワックスをなじませる
ツヤを出すためにオイルを選んでいる人も多いと思いますが、オイルをたくさん塗ってもツヤは出ません。しかもオイルを塗った後にアイロンを使うと、油が髪に焼き付いてカールがキレイにつかないことも。オイルはスタイリングの最後に、適量だけなじませてください。束感や動きを出すならワックスがおすすめです。
40代に似合う【ショートヘア】うねって広がる“エイジング毛”を解消!スタイリング術を伝授
【2】パサついて広がる髪を抑えるコンパクトショート
<スタイリング方法>
前髪とトップは根元をしっかり起こし、襟足部分はタイトにまとめてメリハリをつくってください。
◆1:前髪の根元にドライヤーをあて、立ち上がりをつくる
◆2:分け目を挟んで左右から毛束をつかみ、バームをなじませる
◆3:タイトにしたい襟足部分を手のひらで抑える
広がりを無理に抑え込むのではなく、メリハリをつくって動きのあるコンパクトなシルエットにするのがポイント。
40代に似合う【最旬コンパクトショート】忙しい大人女性に最適!気になるパサつきも解消できるスタイリング術
【3】丸みを出した美シルエットなショートヘア
<スタイリング方法>
ストレートアイロンで、耳上の根元~中間にカールをつけて動きを出しましょう。毛先だけにカールがつくとボリュームが出ないので注意して。
◆1:襟足をタイトに乾かす
◆2:分け目がつかないようにトップを乾かす
◆3:ストレートアイロンでカールをつける
◆4:スタイリング剤で束感を出す
スタイリング剤で束感をつくると、髪のカール感が強調されます。ベタッとしないように、油分少なめの固めのワックスがおすすめです。
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【4】輪郭をシャープに見せるグラボブショート
<スタイリング方法>
丸顔さんは、サイドのボリュームを出さないことが大切。スタイリングでも、そこを重視してみてください。ストレートアイロンを使いますが、強く巻くと丸みが出すぎるので注意して。
◆1:前髪を左右に振って乾かす
◆2:襟足はタイトに締める
◆3:ストレートアイロンでボリュームダウン
◆4:スタイリング剤で整える
スタイリング剤をつけるときは、襟足から髪の内側をとおすこと。こうすると、襟足と内側にしっかりなじみ、表面の髪は毛先だけにスタイリング剤がつきます。襟足と髪内側はタイトに、表面はふんわり仕上がりますよ。
丸顔をシャープに見せる、柔らかストレートタッチのグラボブショート
【5】ボリュームを抑えたグラデショート
<スタイリング方法>
普段、何気なくカーラーをお使いになっていると思いますが、前髪を巻くときは太さが重要なポイントです。前髪を1カール内巻きにできる太さがベストな円周です。お手持ちのカーラーの太さをよく確認してください。太すぎると根元から立ち上がりすぎるし、細すぎるとカールがキツすぎるので注意してください。
◆1:前髪を真っ直ぐ前に引っ張りながら内巻きにする
◆2:ドライヤーを上からあてながら襟足の髪を抑える
◆3:ちょっと多めのバームを髪の内側からなじませる
髪が膨らむのは内側から。内側さえしっかり抑え込めば膨らみはコントロールできます。ワックスだと髪が固まってしまうので、ほどよいフィックス感と重みがあってツヤも出せるバームがおすすめです。
カーラーの円周が決め手!うねる前髪をベストバランスにする方法とは?
ボリュームを抑える「ボブ」スタイル【5選】
【1】うねりを抑えてスッキリ!菱形シルエットのボブスタイル
<スタイリング方法>
毛量が多いと根元から抑え込みたくなりますが、抑え込むだけでは動きのないのっぺりしたシルエットになります。仕上げのスタイリング剤をなじませるときも、根元からかき上げるようにしてふんわり感をつぶさないようにしてください。
◆1:ドライヤーをあてながら指の腹で地肌を擦って生えグセを正す
◆2:裾の髪をアイロンで1カール外巻きにする
◆3:頭頂部の髪を前・中央・うしろに3分割し、それぞれを毛先だけ内巻きに
◆4:オイル系のワックスを髪をかき上げるようにしてなじませる
どんなに毛量の多い方でも、年齢を重ねると頭頂部の髪が細くなって、ボリュームダウンするもの。仕上げのスタイリング剤は、せっかく立ち上げた根元をつぶさないように空気を含ませるようになじませてください。
膨らみやすいうねり髪をおとなしく手なずける、大人のボブスタイル
【2】内側から毛量をしっかり調整して膨らみを抑えるボブ
<スタイリング方法>
仕上がりのスタイルをイメージして、分け目通りに乾かしてはいけません。普段の分け目とは逆方向にとかしながら乾かすとトップがふんわり立ち上がり、ボリュームが出ます。
◆1:頭皮を擦りながら上からドライヤーをあてる
◆2:分け目とは逆方向にとかしながらドライヤーをあてる
◆3:ストレートアイロンを通し、毛先だけやや内向きにする
ドライヤーで乾かすときは、頭皮を一定方向に擦るのではなく、全体的にランダムに擦ってください。また、ストレートアイロンを通すとき、毛先をほんの少し内向きにします。内巻きにしてしまうと古めかしくなるので注意してください。
【3】膨らんでしまう髪でも素敵に決まるショートボブ
<スタイリング方法>
ドライヤーを当てるときは上から。手ぐしで髪を抑え込むようにとかすとボリュームは抑えられます。カールアイロンでトップの毛束だけ根元を立ち上げて、毛先を内巻きになるようにスタイリングすると、後頭部にだけボリュームが出せます。
◆1:ドライヤーを上からあてながら手ぐしで抑え込む
◆2:頭頂部の髪を真上に持ち上げ、毛先だけ内巻きにする
◆3:襟足の髪をカールアイロンに挟み、毛先を外巻きに
シルエットにメリハリがないと、のっぺりとしてよけいに頭でっかちな印象になってしまいます。後頭部を膨らませる、襟足を絞って毛先だけ跳ねさせるなど、メリハリをつくるようにスタイリングしてください。
【4】しなやか&アクティブな丸みショートボブ
<スタイリング方法>
ショートはとくに、毛流れがこなれ感のカギになってきます。分け目がくっきりして、全体的にぺたっと髪が寝てしまっていると生活感が出てしまいがちなので、しっかりリセットするひと手間を加えて。
◆1:トップの分け目をリセット
◆2:サイドの毛の根元を立ち上がらせる
◆3:ストレートアイロンで毛先に丸みをプラス
スタイリング剤は柔らかめのワックスがおすすめ。ボリュームを程よく抑えながらも、ふんわりさせたいところはキープ。硬い質感にならずにツヤも出せます。
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【5】うねって広がる髪にまとまりを出すボブスタイル
<スタイリング方法>
前髪はやや外向きに引っ張りながら内巻きにしてください。扇状にスタイリングすると、変なところでパカッと割れにくくなります。
◆1:前髪はアイロンで斜め前に引っ張りながら毛先を内巻きにする
◆2:手でサイドの髪をうしろに束ね、襟足あたりから首に沿わせるように形を整える
膨らみやすいのは髪の中間部分なので、毛先を外ハネにするだけでボリュームを抑えることができます。
前髪と生え際のうねりは「流れ」にのせてナチュラルなカールに魅せる!
ボリュームを抑える「ミディアム」スタイル【5選】
【1】毛先にラフな動きを入れた、ルーズな質感のセミロング
<スタイリング方法>
ダメージによるラフな質感はいかしつつキレイに見せるためには、毛先の潤い感が大切です。髪を乾かす前に、オイルをまんべんなくつけて、しっかり保湿してあげましょう。
◆1:前髪ともみあげをリバースに巻く
◆2:毛先を外ハネに巻く
◆3:ヘアバターをもみこむ
顔周りの髪は、耳にかけてボリュームを調整して。あご周りに髪をかけすぎないほうが、ナチュラルに輪郭をカバーできますよ。
輪郭を隠すのは逆効果!ベース型をカバーするラフな質感のセミロング
【2】パサついて広がる髪でも、ツヤもまとまりも叶える韓流スタイル
<スタイリング方法>
前髪が短いと頭頂部がペタッとして見えてしまいます。長めに残して菱形のシルエットをつくると、トップにボリューム感が生まれます。
◆1:いつもの分け目とは逆方向からドライヤーをあてる
◆2:カールアイロンで毛先を1カール外巻きに
◆3:サイドの毛束を中間から毛先にかけて1回転半リバース巻き
パサついて広がりやすい髪の方は、まとまり感をつくることがポイントです。仕上げのスタイリング剤もスプレーやドライワックスはおすすめしません。オイルやミルクタイプで保湿効果のあるものをちょっと多めになじませてください。
パサついて広がる髪は、韓流スタイルでツヤもまとまり感も手に入れる!
【3】多毛&暴れるクセ毛を従順な髪に変えるオイルテク
<スタイリング方法>
ハチより下の髪は根元からオイルをなじませ、広がりを抑えます。手に残ったオイルをトップの中間から毛先にかけてなじませること。これでツヤ感が生まれます。2回に分けることで、毛流れを生かしたスタイルになりますよ。
◆1:手ぐしで髪を引っ張りながらドライヤーをあてる
◆2:髪表面の毛先をカールアイロンで1カール内巻きにする
◆3:ハチより下の髪は根元から毛先にかけてオイルをなじませる
◆4:トップの髪の中間から毛先にかけてオイルをなじませる
どんなに毛量が多い方でもトップはペタッとなりやすい部分。表面の根元にオイルをなじませると、せっかく根元を立たせてもペタンコになってしまうので注意してください。トップにボリュームがほしい方は、ブローするとき分け目とは逆方向に髪を引っ張りながらドライヤーをあてると根元の立ち上がりがつくれますよ。
多毛&暴れるクセ毛を従順な髪に変える!オイルの2度づけテクニック
【4】レイヤーカットでつくる柔らかな外ハネミディ
<スタイリング方法>
ハチ張りを目立たなくするためには、ブロー前の下地つくりも大切です。アウトバストリートメントを塗布し、しっかりブロー&ドライしましょう。
◆1:スタイリング剤を塗布
◆2:アイロンで外ハネにする
◆3:セラムワックスで整える
ボリュームを抑えようといろいろつけ過ぎると、ベタッとした印象に。保湿力がありつつ、仕上がりは軽い質感のスタイリング剤を選びましょう。
ハチ張りと逆三角顔を自然にカバー!レイヤーカットでつくる柔らかな外ハネミディ
【5】剛毛でも楽しめる、動きのあるミディアムヘア
<スタイリング方法>
ストレートアイロンを使うとき、はちより上、耳から上、耳のあたりという具合に3段階に分けること。毛量が多い人は特に、一度にスタイリングしようとすると、アイロンの熱が十分に伝わらないので、キレイなスタイリングができません。
◆1:髪の根元からストレートアイロンをかける
◆2:頭頂部の毛束を根元からアイロンで挟み毛先を内巻きに
◆3:ミルク状のスタイリング剤を毛先中心になじませる
◆4:頭頂部の毛束を手ぐしで整えるようにスタイリング剤をなじませる
毛量が多い人にはミルクタイプのスタイリング剤がお勧めです。バームやオイルだと髪がべたっとして軽さが出せません。ミルクはのびがよく、ウェット感も出せます。
ボリュームを抑える「アップ」スタイル【3選】
【1】毛量が多くても巻きが映えるポニーテール
<スタイリング方法>
ただコンパクトにまとめるのでは面白くありません。カールアイロンがあれば、毛先の動きで顔を小さく見せたり、うねりを利用して顔周りを華やかに見せることができます。
◆1:耳から下の髪を毛先だけ内巻きに1カール
◆2:耳から上の髪は外巻きに
◆3:髪をひとつに束ねる
◆4:顔周りともみあげは毛束の中間から毛先にかけて内巻きに
◆5:結び目にヘアカフを引っかける
結び目のゴムを隠すのに、毛束を巻き付けたりクルリンパをしたりしますよね? でもそのひと手間が意外と難しい。ヘアカフは毛束に引っかけるだけなので、ぶきっちょさんでも簡単にゴムを隠せます。毛量が少なくて寂しいポニーテールになってしまう方も、このヘアカフを使うと印象が変わりますよ。
【2】梅雨時期に重宝するシニヨン
<スタイリング方法>
シニヨンの場合、きっちりまとめ過ぎてしまうと老けた印象になることも。後頭部の髪をゆるっと引き出したり、こめかみの後れ毛を残すことで、今っぽい、こなれ感のある印象に仕上がります。
◆1:スタイリング剤を髪全体になじませる
◆2:お団子をつくる
◆3:後頭部の毛束をランダムに引き出す
◆4:残しておいた毛先をお団子に巻きつける
◆5: 巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
◆6:耳元の毛束をゆるめる
◆7:こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
後頭部の毛束をゆるめるとクセやうねり、髪表面のホワつきが目立ちにくくなるので、この時期はしっかりとゆるめましょう。ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップ。無造作に仕上げることで、大人らしい涼しい印象になれます。
【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」
【3】きっちりまとめても老け見えしないアップスタイル
<スタイリング方法>
クセのある方はとくにスタイリング剤をつけないでアレンジしてしまうと、ホワつき、広がりの原因になります。しっかりと髪全体に馴染ませてからアレンジをスタートしてみてください。
◆1:まず髪全体にヘアクリームをなじませる
◆2:後頭部の毛束を左右ふたつに分け取る
◆3:左右ふたつに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる
◆4:片方ずつ耳のうしろでねじってまとめ、ピンで留める
◆5:最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成
アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください。
きっちりまとめても老け見えしない!うねりやくせ毛も解消できる、梅雨対策アップスタイル
- TEXT :
- Precious.jp編集部