お腹をふくらませて行う呼吸には「腹式呼吸」と「逆腹式呼吸」の2種類があります。今回ご紹介する「逆腹式呼吸」は、息を吐くときにお腹を膨らませ、息を吸い込むときにお腹を凹ますという方法で、合気道でも取り入れられている呼吸法のこと。
まず、ウエスト部分に手を当ててください。息を吐いているとき、自分の手を押し返すような気持ちでお腹をふくらましましょう。最初は難しいかもしれませんが、意識すれば、簡単にできるようになります。そうすると腹部や横隔膜がしっかりと動くので、インナーマッスルや消化器や腸などの内臓が活性化。血流が良くなって代謝がアップするのでダイエット効果が得られるそう。
さらに背骨周りの筋肉が緩んで、リラックス効果が高まるだけでなく、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されるという話も。就寝前やイライラした時に、ぜひこの「逆腹式呼吸」をやってみてくださいね。
■Step1:脚は腰幅に開き、膝は立てた状態が基本姿勢
ベッドに横になり、脚は腰幅に開き、膝は立てた状態にしましょう。膝を曲げることで反り腰が緩和して、お腹の力が抜きやすくなります。これが基本姿勢です。
■Step2:口から息を吐いてお腹を膨らます
口からゆっくりと息を吐きながら、お腹を少しずつ膨らましていきます。そして、もう吐けない!というくらいまで吐き切ります。
このときウエスト部分に手を当ててください。息を吐いているとき、自分の手を押し返すような気持ちでお腹をふくらましましょう。意識すれば、簡単にできるようになりますよ。
■Step3:鼻から息を吸ってお腹を凹ます
次は、鼻からゆっくりと息を吸ってお腹を少しずつ凹ませていきます。もう吸えないというくらいまで吸います。この吐いて、吸ってを3分間、繰り返し行いましょう。
【まとめ|ダイエットもできて、リラックス効果も!「逆腹式呼吸」メソッド4か条】
1.「逆腹式呼吸」とは腹式呼吸とは逆の呼吸法。
2. お腹の中の空気を吐くときに膨らませ、息を吸い込むときにお腹を凹ます。
3. インナーマッスルや内臓が活性化。血流&代謝がアップする。
4. 背骨の筋肉が緩み、副交感神経が優位にリラックス効果が高まる。
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以上、ダイエット&リラックス効果あり!「逆腹式呼吸」メソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は5月15日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子