クリスマスに忘年会、新年会など、しゅわしゅわっと泡立ち、喉越しが心地よいシャンパンを飲む機会も多い季節。おすすめのレストランや基礎知識、レシピまで、シャンパン&スパークリングワインにまつわるトピックスを、まとめてご紹介します。
【目次】
- スパークリングワインとシャンパンの違いって?
- 高級シャンパン「プレステージシャンパーニュ」って何?
- 誕生日やお祝いにも!ホームパーティの手土産シャンパンはどれにすべき?
- 東京のおすすめシャンパンバー&レストラン
- グラスにもこだわりたい人におすすめのワイングラス
- どんな料理にもおすすめロゼシャンパンの魅力
- シャンパンに合う簡単おしゃれなレシピ
スパークリングワインとシャンパンの違いって?
【1】知っておきたいシャンパンの基本知識3つ
スパークリングワインはイタリアではスプマンテ、スペインではカバと呼ばれるなど、つくられた国と地域によってその称呼も変わってきます。そのなかでも、フランスの北の方のシャンパーニュ地方でつくられるスパークリングワインは「シャンパン(シャンパーニュ)」と呼ばれ、硬質でエレガント、華やかさのなかに緊張感がある味わいが、「最も最高峰のスパークリングワイン」として、多くの人に愛されています。まずは今さら人に聞けない「シャンパンの基礎知識」を学びましょう。
【2】フランチャコルタとは? シャンパンと何が違う?
フランスのシャンパーニュは、もともとブドウが成熟しない土地で、その土地の特性を逆手にとって生まれた飲み物です。味わいもミネラルや酸が強く、キュッとした味わいが通好み。生まれた経緯も、味わいも、ストイック。一方、イタリアのフランチャコルタは、ブドウが成熟する土地で、スティルワイン(非発泡性ワイン)もおいしくつくることができるものの、二次発酵させることで、さらに複雑な味に仕上げたもの。こちらもシャンパン同様、その名を名乗れるスパークリングワインと、そうでないものがあります。果実味と上品さのバランスがよく、飲んでも胃がキュッとならない、優しい味わいが特徴です。
高級シャンパン「プレステージシャンパーニュ」って何?
【1】ドン・ペリニヨンなど、お祝いや特別な日にはプレステージシャンパーニュを
シャンパーニュは「ヴィンテージシャンパーニュ」と「ノンヴィンテージシャンパーニュ」の2つのカテゴリーに分けられます。「ヴィンテージ」というと「高級」「希少」などランクの高いものを想像すると思いますが、そのイメージ通り、ヴィンテージシャンパーニュはそれなりの値段がするものがほとんど。普通のスタンダードなものは「ノンヴィンテージシャンパーニュ」と呼ばれます。
【2】シャンパーニュ・メゾン「ヴーヴ・クリコ」6つの秘密
240年以上も続くシャンパーニュメゾン「ヴーヴ・クリコ」の歴史は常に時代を切り拓いてきた、革新の歴史ともいえます。しかも、その礎を築いた「マダム・クリコ」は19世紀、27歳で未亡人となりながら、ヴーヴ・クリコのブランドを築き上げてきたキャリアウーマンの先駆け。彼女の生き様とも重なる、独創的な歩みに隠されたおいしさの秘密を、紐解いていきましょう。
【知ればさらに『ラ・グランダム』がおいしくなる?シャンパーニュ・メゾン「ヴーヴ・クリコ」6つの秘密】
【3】ペリエジュエのヴィンテージシャンパーニュ
ここで、最新のシャンパーニュを見ていきましょう。他のシャンパーニュに比べても細やかな泡が口内で広がることで知られるペリエ ジュエから登場するのは、「ペリエ ジュエ ベル エポック」の2011年ヴィンテージ。この「ベル エポック 2011」は、生命感と気品、爽快感が驚くほど調和の取れたヴィンテージと称され、シャンパーニュ好きからの期待が非常に高い逸品です。そこで、ペリエ ジュエ社のセラーマスター(最高醸造責任者)であるエルヴェ・デシャン氏に、今回発売となるヴィンテージシャンパーニュの魅力を教えていただきました。
【ペリエ ジュエの新作ヴィンテージ シャンパーニュ「ベル エポック 2011」が今冬登場】
誕生日やお祝いにも!ホームパーティの手土産シャンパン
この「ゾエミ・ド・スーザ キュヴェ UMAMI」というシャンパーニュは、酵母の旨みをしっかりと引き出していて、和食など出汁の効いた味にも好相性のシャンパーニュ。「女性らしさを感じる美しいシャンパーニュ」をコンセプトにした有名なシャンパーニュメゾンがつくっているので、女性的な感覚でエレガントさを感じられます。どんなホームパーティーのお料理にも合わせやすいのでおすすめです。
東京のおすすめシャンパンバー&レストラン
【1】深夜3時過ぎまでおいしいシャンパンとフレンチが楽しめる、西麻布の隠れ家
忙しく働く大人の女性は、キャリアを積むごとに仕事の会食や接待に赴くこともしばしば。大切な取引先との会食は大きなビジネスチャンスでもあります。そこで、取引先や外国人との会食に喜ばれる東京都内のレストランを、ブランドPRなどの会食が多い識者が厳選。遅い時間でもおいしいシャンパンとディナーを楽しめるお店を紹介します。
【2】夜景とジャズとシャンパンを東京で楽しむスポット
パーク ハイアット 東京では、クリスマスや年越しなど、特別な日を彩る贅沢プランが目白押し。シャンパンやオリジナルカクテルを片手にジャズライブを堪能することができる「KYOTO JAZZ SEXTET featuring N'DEA Davenport」や「2018 COUNTDOWN LOUNGE」、クリスマスディナーのテーブルを華やかに彩るケーキやディナーセット、大切な人に贈るギフトセットなど、心躍る素敵なものばかりです。
【夜景もジャズもシャンパン飲み放題も楽しめる!12月のパーク ハイアット 東京の楽しみ方5つ】
音楽史に名を刻む多くのスターを輩出するなど、1920年代にニューヨークを賑わせた伝説的ナイトクラブ「COTTON CLUB」。そのCOTTON CLUBの世界観や雰囲気を東京に甦らせた「コットンクラブ」は、大人のための上質なライブレストラン。クリスマスにはカナダの実力派シンガー エミリー・クレア・バーロウが来日し、生ジャズライブとシャンパンを楽しむことができます。日常の喧騒を忘れて、とびきりの夜になること必至です。
【歌姫の生ジャズライブと赤いディナーで、素敵な聖夜を過ごしませんか?】
【3】話題のマイクロワイナリーって? 仕事帰りに作りたてのワインを一杯
シャンパンではありませんが、”東京でつくられたスパークリングワイン”が飲めるのがこちら。畑を持たず、小規模でワインを醸造するここ「清澄白河フジマル醸造所」では、ワイン醸造だけでなく、出来立てを味わえるテイスティングルームと、本格的な料理を楽しめるレストランをも併設。不定期でワークショップも開催されています。「せっかくなら東京のワインを楽しみたい!」という方にぴったりのレストランです。
【都会で出来立てワインを堪能!話題のマイクロワイナリーに行ってみた】
グラスにもこだわりたい人におすすめのワイングラス
【1】ワイングラスといえば「リーデル」。そのグラスには”秘密”がある
日本でも人気のオーストリアの名門ワイングラスブランド「リーデル(RIEDEL)」。ヴェネチアの技法を用いた色彩豊かな新作「ファット・ア・マーノ シリーズ」が2017年秋に発表されました。この新シリーズ、実はコストパフォーマンスが最強なグラスなのです。もう少しグラスにもこだわりたくなってきた、そんな人にこのシリーズをおすすめしたい理由を解説します。
【オーストリアの名門ワイングラスブランド「リーデル(RIEDEL)」の新作グラス】
【2】シャンパンを飲むなら、佇まいが美しい「木村硝子店」のクープグラスで
1910年に東京で創業した木村硝子店の『ピーボ オーソドックス』。江戸から伝わるガラスを極薄くする技術を、スロバキアの職人に伝えてつくっている、オリジナルのシャンパングラスです。木村硝子店の若旦那が、世界各地の伝統的なクープグラスを研究して発表した新時代のシャンパングラスで、ディスク状のグラスと儚く細いステム(柱)が特徴です。
【キッチン&インテリアジャーナリストおすすめのシャンパングラス】
どんな料理にもおすすめ、ロゼシャンパンの魅力
旨みと果実味、複雑な味わいが特徴のロゼは、中華の醤油の塩味や酢の酸味などにも合わせやすく、肉料理や出汁の効いた和食、スパイスやハーブか効いた料理など、多彩な料理と合わせることができます。「このお料理、何を合わせればいいんだろう」と思ったときには、ロゼシャンパーニュを合わせてみましょう。お料理とのマリアージュを幅広く楽しめるはずです。
シャンパンに合う簡単おしゃれなレシピ
ホームパーティーに活用したい、おもてなし料理のレシピ集。パッとつまめてシャンパンとも相性抜群のおつまみから、食べ応えのあるメイン料理、女性やベジタリアン向けのヘルシー料理、ちょっと贅沢なカラスミを使ったパスタや、大人にも子どもにも喜ばれるスイーツまでを幅広くご紹介します。
【ホームパーティーにおすすめ!おもてなし料理レシピ集21選】
以上、シャンパン&スパークリングワインにまつわる7つのトピックスをお届けしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部