有名女優からも絶大な信頼を得るスタイリストの犬走 比佐乃さんが、自身の経験値から大人の女性に必要なファッションの選び方を教えていただく連載。第24回目前後編に分け、犬走さん流のウールの大判ストールとシルクの正方形スカーフの巻き方を教わります。前編ではウールの大判ストールをお届けします。

犬走 比佐乃さん
スタイリスト
(いぬばしり ひさの)本誌をはじめ数々の女性誌や女優のスタイリングを手がけ、「マダム犬走」の愛称で多くのファンをもつ。30年以上を誇るキャリアと卓越した審美眼で、セレクト&スタイリングする自身の着こなしも、注目を集める。

人気スタイリストが伝授!冬コーデをアップデートする「大判ストール」の巻き方3

ストール_1,大人コーデ_1
180×73cmの大判ストールを使用します(犬走さん私物)

冬の装いに欠かせないウールの大判ストール。オンオフシーンで役立つアイテムだけに、出番の多いアイテムの一つですが、バリエーションをつけるのが難しく、マンネリ化してしまうという人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな方々に向けて、人気スタイリストの犬走さんに、大人の女性の日常に役立つ巻き方を3パターン教えていただきます。

■1:品格を感じさせる!美しいシルエットをキープできる「バイアス折りの肩かけ」

ストール_2,大人コーデ_2

ショールのようにストールを羽織るのは簡単ではありますが、動いているうちにずり落ちてくるのが難点。犬走さん流のテクニックを習得すれば、美しい状態をキープできますので、ぜひ習得してください!

STEP1:ストールを交差させるように折る

ストール_3,大人コーデ_3

ストールを斜めに一度折る。バイアスに折ることでストールが滑りにくくなり、動いてもずれ落ちにくくなります。

STEP2:背中側から羽織る

ストール_4,大人コーデ_4

背中側から折ったストールを羽織り、端を前面に持ってきて流すだけで完成です。手軽に美しく着こなすことができるのて、ぜひ試してみてください。

■2:首元からの冷気を徹底ガード!エレガントさも増す「クロス巻き」

ストール_5,大人コーデ_5

次に、①のバイアス折りから発展させた巻き方をご紹介。バイアス折りしたストールを羽織るだけよりも防寒性が高いので、寒さが厳しい日におすすめのスタイルです。

STEP1:ストールの端を肩にかける

ストール_6,大人コーデ_6

バイアス折りをしたストールを羽織った状態から、ストールの端をクロスするように両肩にかけるだけ。ストールを交差させるため、ほどけにくくなります。首元でストールをしっかり巻きつけるので暖かさも抜群です!

■3:上品アウターはもちろん、カジュアルなトップスにも合う「ボリューム巻き」

ストール_7,大人コーデ_7

バイアス折りを基点に、アレンジした巻き方が「ボリューム巻き」。一見、複雑な巻き方に見えますが、難しいステップはありません。

STEP1:バイアス折りにしてからねじる

ストール_8,大人コーデ_8

①のバイアス折りにした状態から3〜4回ほどねじる。

STEP2:肩にかける

ストール_9,大人コーデ_9

ねじったストールを肩にかける。その際、垂らす長さが同じにならないよう左右差をつける。

STEP3:長い方を首に巻く

ストール_10,大人コーデ_10

長めに垂らしたほうをくるっと1回首に巻き、ストールの両端のどちらかの先端をコートの中へ入れる。コートに入れなかった方は広げて整えて完成。

手軽にブラッシュアップも!

ストール_12,大人コーデ_12

STEP3の状態から結ぶことで、さらにほどけにくくなり、少しカジュアルな印象にアップデートすることも可能。シンプルなハイゲージのニットなどにプラスすれば、着こなしに新鮮さが加わります。


人気スタイリストの犬走比佐乃さんから、大人の女性に必要なファッションの選び方を教えていただく連載。第24回目の前編では、洗練されたウールの大判ストールのアレンジ方法を教えていただきました。

いずれの巻き方もコートをはじめとするアウターの上からはもちろん、ニットなどのトップスにも応用できるテクニックばかり。ぜひ試してみてください。

次回、24回目の後編では正方形のスカーフの巻き方をお伝えしますので、そちらもお楽しみに!

関連記事

PHOTO :
黒石あみ(小学館)
WRITING :
津島千佳
EDIT :
石原あや乃