【目次】
笑顔のトレーニングを心がけて
エレガントな女性は、笑顔も素敵ですよね。相手に好印象を与えるためには、笑顔のトレーニングも心がけましょう。
「笑顔には、本気の笑顔と嘘つきの笑顔があります。本気の笑顔は、まずは口角が上がり、次に頬が上がり、そして目元が緩む、というように、下から上へと自然な動きがあります。他方、嘘つきの笑顔というのは、口角と目が同時に動き、目が笑っていないように見えるのです。
嘘つきの笑顔、いわゆる”つくり笑い”になってしまうのは、表情筋がこわばっていることも一因だと考えられます。日頃から口角を上げることを意識して、本気の笑顔を出せるように表情筋を鍛えましょう。鏡の前でやってみるだけでなく、職場などで自分からニコッと笑いかけて、あいさつする実践を積むことも大切です。笑顔は先手必勝と心得ましょう」(吉田さん)
笑顔に自信のない人もどうかあきらめないで。今はぎこちない嘘つきの笑顔しかできなくても、表情筋を鍛えれば、誰からも愛される上品な笑みを浮かべることができるようになるでしょう。
今よりさらに魅力が輝く!どんどん「上品な女性」になる6つの良習慣
1日2分で口元老化が食い止められる「表情筋トレーニング」
マスクで口元を隠していると若々しいのに、外すと一気に老けて見えると感じたことはありませんか? マスク美人という言葉があるように、実は若々しいか、老けて見えるかの分かれ道は、唇の形が大きく影響しているのです。
この恐ろしい「唇老化」は、口周りの表情筋を動かさないと加速します。そもそも日本語は、ほかの言語と比べて口を大きく開けなくても話せるし、昔からの行儀作法として、女性は大きく口を開けて笑うのは下品、としつけられてきました。
また最近では、仕事の用件も、メールやLINEで済ますようになっています。オフィスにいても、人との会話が極端に減少中。つまり、多くの女性が口元を支えている頬筋、口角挙筋、広頚筋、口輪筋をほとんど動かしていない状況。
この状態がずっと続くと、一体どうなると思いますか? 日に日に表情筋が硬く縮み、ハリがなくなる、そして支えを失った唇は薄くなりへの字形になっていくのです!
口元老化を打破するのに役立つのが、虎ノ門ヒルズトルナーレ歯科・矯正歯科龍醫院 理事長・院長の龍 信之助先生が考案した、表情筋を鍛えて口角を引き上げる表情筋トレーニング。
以下の5つの行程を1日2セット行ってみてください。1セットで1分もかからず、いつでもどこでもできるため、ぜひ今日から習慣にしましょう。
【1】噛み合わせ部分の「咬筋」をほぐす準備運動をする
奥歯を強く噛むと、ボコッとふくらむところが咬筋。まずはこの部分に手のひらを当てて、ゆっくりと円を描くように回します。1回転に5秒くらいかけて3回行ってください。
【2】頬筋を鍛える
頬筋とは、頬の脂肪を支える筋肉。これがたるめば頬の脂肪が下がることで、ほうれい線が深くなり、口角も下に引っ張られます。
<STEP.1>軽く口を開く
上の歯と下の歯を当てないようにして、少し歯を見せるくらいに口を軽く開きます。
<STEP.2>「きー」と強く言って口角を上げる
口の両端と頬を思いっきり上げた状態で5秒微笑み、ゆっくりと元に戻しましょう。
【3】広頚筋を鍛える
下あごから首につながる広頚筋は、口を開けるための筋肉。ここがたるむと下に引っ張られ、口角下がりになります。
<STEP.1>「れ」の口にする
背筋を伸ばし、頭をまっすぐにして、「れっ」と言い、その口の形を保ちます。
<STEP.2>首の筋が見えるほど強く「れー」と言う
口角を横に引っ張るように意識し、首に筋が出るくらい力を入れ5秒キープしましょう。
【4】口角挙筋を鍛える
上唇をキュッと上に持ち上げているのが、表情筋です。ここがゆるむと口角が下がり、鼻の下が伸び、山がつぶれることになります。
<STEP.1>唇を閉じる
上の歯と下の歯を当てないようにして、唇を閉じる。舌は上の歯の裏に当てます。
<STEP.2>「んー」と言って口角と頬を上げる
口の両端を頬を思いっきり引き上げて5秒間微笑み、ゆっくりと元に戻しましょう。
【5】口輪筋を鍛える
口輪筋は、唇の開閉の役目を担う筋肉。口角下がりだけでなく、上唇にできる梅干しジワも口輪筋の衰えによるものです。
<STEP.1>唇を閉じる
上の歯と下の歯を当てないようにして、唇を閉じる。舌は上の歯の裏に当てます。
<STEP.2>唇を思いっきり前に突き出す
唇を「チュー」の形にし、唇の周り(口輪筋)に力を入れて5秒キープしましょう。
自分の唇をじっくりと観察してみて、山がつぶれて平坦になっている、口角が下がってきている、上唇の山あたりに梅干しジワが刻まれてきている状態なら、ケアが急務。唇のケアをリップクリームだけにせず、早めに表情筋トレーニング習慣を始めていきましょう!
初出:1日2分でOK!恐怖の口元老化が食い止められる「表情筋トレーニング」習慣
口角アップして表情も豊かにする、顔ヨガ「おいしい顔」
ほうれい線やたるみを解消するなら、毎日の「顔ヨガ」も効果てきめん。ほうれい線に意識を向けながら、顔の筋肉を動かしましょう。口角もアップして表情もより豊かに、美人印象が格段にアップします。顔ヨガ講師の間々田佳子さんが実際の正しい顔の動きを教えてくれました。
顔ヨガ「おいしい顔」は、口角挙筋(こうかくきょきん)・舌筋を使用して口角アップ。きれいな笑顔になるエクササイズです。
<STEP.1>目線を上に、口角を上げて笑顔をつくる
目線を少し上にして、口角を上げて笑います。上の歯が8本見えているように。舌を出して舌先は小鼻を舐めるように上に向けます。
<STEP.2>舌先を上げたまま、左右に移動して3往復
舌先を上げたまま、左右の口角に移動。舌で唇を舐めないよう、しっかり外に出して。3往復しましょう。
顔全体をストレッチしてほぐす、顔ヨガ「ムンクの顔」
下眼瞼筋(かがんけんきん)を鍛えて、ほうれい線や目の下のむくみ、たるみ解消、目のクマ軽減や小顔効果も。顔全体をストレッチしてほぐしてくれます。
<STEP.1>口を「お」の形にして鼻の下を伸ばす
口を「お」の形にして鼻の下を伸ばします。ほうれい線が消えるように口を小さくすぼめます。
<STEP.2>目線を上げて目の下の伸びを感じる
顔はそのままで目線だけ上げます。天井を見るようにして目の下の伸びを感じます。
目線を上げたときに額にしわが入らないように気をつけましょう。額にしわが入ってしまう場合は、手で押さえて行いましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部