【目次】
好印象を与える美しい笑顔とは?

まず、鏡を見ながら笑ってみてください。自然な美しい笑顔がつくれていますか? アンチエイジングデザイナーの村木宏衣さん曰く、好印象を与える美しい笑顔とは上唇をしっかりと上げて前歯が8本しっかりと見えている状態。
口角を横に広げるだけだったり、下の歯しか見えていなかったりしているならば、上唇を持ち上げる筋肉(上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋)が硬化している証拠。解決策は、上唇が自然にキュッと持ち上がるように、筋肉をストレッチすること。
上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋の弾力が復活することで、上唇がめくれて持ち上がり唇がふっくら。頬もキュッと持ち上がるのでほうれい線解消や小顔効果にも。顔全体の若返り効果も高いのでおすすめですよ。
マスク生活で口角が下がっていませんか? 笑顔美人になるスマイル筋ストレッチのすすめ
笑顔美人になる「スマイル筋ストレッチ」
口を大きく動かして話すことが少なくなっています。実はこれ、口元の表情筋が衰える原因になり、好印象の美しい笑顔がつくれなくなっているかもしれません。体の筋肉を柔軟にしておかないと動きづらいのと一緒で、美しい笑顔をつくるには口元の筋肉のストレッチは必須。
<STEP.1>筋肉をとらえて「えおえお」と口を大きく動かす
人さし指と中指で小鼻の横の筋肉をとらえ、しっかりおさえたら、「え」の口の動きで前歯8本をしっかり見せる(写真左)。次に「お」の口の動きで鼻の下をしっかり伸ばす(写真右)。
このように押さえた筋肉の伸び縮みを感じながら「え、お、え、お」と口を大きく動かすことを10セット繰り返す。さらにこの位置から上に向かって少しずつずらしながら、目の下まで計4か所、同様に行いましょう。
このように筋肉をとらえながら行うことで、筋肉の奥のリンパが流れて、筋肉に弾力が戻ってきます。

<STEP.2>メソッドの前後で自分の笑顔をチェック
美しく好感が持てる笑顔とは、正面から見て前歯が8本見えている状態ですが、このメソッドを行う前後で、どれくらい口角が上がりやすくなっているかをチェックするといいでしょう。

マスク生活で口角が下がっていませんか? 笑顔美人になるスマイル筋ストレッチのすすめ
笑顔がキレイで若々しい印象に「小鼻ほぐし」
表情筋の衰えによって、口角が上がりづらくなり、横に引いて笑うクセがついている人は意外と多いもの。口角を横に広げる筋肉が過剰に使われるこことで口の横にシワが寄ってほうれい線が深くなったり、小鼻が横に広がったダンゴ鼻になったり、と老け印象を増長させてしまうことが…。
これを改善するには、口角を横ではなく上に引き上げる笑顔を意識することが必要で、そのためには、まず凝り固まった小鼻脇の鼻翼部をほぐすのがおすすめ。横に広がった鼻がキュッと引き締まるし、この部分は、上唇を持ち上げる上唇挙筋も関わっているので、上唇がふっくら持ち上がる効果も。
鼻翼部を掴んだまま、「え」「お」と口を動かすことで、深く刺激を与えることができるメソッド。とても簡単な方法ですが、彫りが深く、笑顔がキレイで若々しい印象に! もったり顔がシャープに変わるので、ぜひやってみて下さいね。
<STEP.1> ほぐすポイント、鼻翼部の位置を確認
ほぐすのは、鼻翼部(びよくぶ)で、鼻の両側にある小鼻部分を指します。

そして、親指と人差し指で小鼻脇にしっかりと圧をかけます。すべりやすいので、実際はティッシュを当てて、その上から行いましょう。

<STEP.2>鼻翼部に圧をかけたまま「え」「お」と口を動かす
指先でしっかりと圧をかけたまま「え」と口を開ける。このとき、口角は横に引くのではなく、上に上げるように心がけて。

同様に指先でしっかりと圧をかけたまま「お」と口を動かす。この「え」「お」を1セットにしてこれを10回繰り返す。

ダンゴ鼻が引き締まり、上唇がふっくら!【村木さん指導】顔印象が変わる小鼻ほぐし
笑顔がつくりやすく明るい表情に「口元筋トレ」
口元の老けを解消するにはスキンケアも有効ですが、より早く結果を出したいならば、口元の筋トレがおすすめ。口元の筋肉を鍛え上げる、割り箸を使ったトレーニング法ならとても簡単!口角を上げる「口角挙筋」、口を動かす「口輪筋」と、上唇を引き上げる「上唇挙筋」をまとめて鍛え上げることができるので、ぜひトライを。口角がキュッと引き上がることで、笑顔がつくりやすく明るい表情になり、好感度もアップしますよ。
<STEP.1>割り箸を口角に当たる位置に当ててくわえる
割り箸を横にして口角に当たる位置に当て、しっかりとくわえた状態で口を閉じます。できるだけ割り箸を奥に入れると、筋肉に負荷をかけやすくなりますよ。

<STEP.2>「え」の口にして口角を上げる
前歯を全て見せるように、「え」の口にして、口角がいちばん高く上がるところで止めて1分間キープします。きついと感じくらいの位置で止めるようにしましょう。
また、割り箸が斜めになっていると口元の歪みの原因になるので、水平になっていることを鏡で確認しながら行いましょう。

割り箸1本で “下り口角” を引き上げ!【村木さん伝授】口元筋トレが若見えに効く
ハッピー顔をつくる「表情筋トレ」
◆わずか3分、凝り固まった表情筋をほぐすトレーニング
ものの2〜3分行うだけで表情筋が動かしやすくなり、しかも顔がスッキリ見える、プロフェッショナルが教えるクイックケア。毎日少しずつでも動かして。
<STEP.1>まずは耳をくるくる回してリンパを流す
耳を人差し指と中指で挟むようにしてグッと持ち上げ、薬指と小指はフェースラインに固定してから、外側に向けて持ち上げるようにくるくると15回、回す。リンパの集まる耳の付近を流すことで、フェースラインがスッキリするうえ、血色がよくなる。左も同様に。

<STEP.2>凝り固まっている「咬筋」をしっかりほぐす

目尻から下がったライン上にある頬骨の下あたりに、頬と反対側の親指をグッと当て、残りの4指をエラに引っかけて固定。筋肉をとらえながら「あぐ」と口を6回開閉する。そのまま指1本分ずつ下にずらして3か所同様に。反対側も行って。
<STEP.3>口角を下げてしまう「口角下制筋」をほぐして
人差し指の第一から第二関節の間の側面を、手と反対側の口角の下に押し当て、親指をあごの下に引っかけて固定する。そのまま5回左右に動かす。さらに指1本分ずつ下にずらし、同様に行う。反対側も同様に。口角を下げてしまうのを防ぎ、マリオネットラインを薄くしていく効果が期待できる。


<STEP.4>鼻のむくみをとってオンライン映え顔に
マスク生活が続くと、微細な圧が日々かかって鼻が押され、平べったくなることが。小鼻の脇を親指と人差し指で挟んだまま、「えお」と10回口を動かす。「え」のときに上の歯が見えるように行うのがコツ。挟む位置を鼻の中央に変え、同様に。各2セット行う。


わずか3分で、マスク下で凝り固まった表情筋をほぐすトレーニング
◆表情筋&舌筋を鍛えて、顔の下半分のたるみを一挙に解消
もともと日本語は表情筋を3割使えば話せる言語なので、日本人は表情筋をふだんからあまり使えていないという石井先生。しかし、トレーニングすることで、十分ハッピー顔を取り戻すことが可能だと力説。
<STEP.1>表情筋が集中する「モダイオラス」をほぐして準備
口角の外側の少し上にあるコリコリする場所が「モダイオラス」。顔の筋肉が集まるターミナル駅のような重要な場所。口の中でここに舌先を当て、下から上に向かってほぐしていく。左右10回ずつ。表情筋がほぐれてこのあとのトレーニングが行いやすくなる。

<STEP.2>舌先で口の中から、ほうれい線をアイロンがけ
表情筋が衰えることで深くなっていくほうれい線。ほうれい線のスタート地点を肌の上から指で確かめ、その地点から終点まで、口の中から舌でゆっくり押しながら上下させて、アイロンがけのようにのばす。左右10回ずつ行う。ゆっくり動かすのが効かせるコツ。


<STEP.3>眼球と舌を一緒に動かしてトレーニング
口の中で、上、左、下、右と4か所を舌で押さえる。同時に眼球も上、左、下、右と合わせて4か所に連動させてステイさせる。リズムよく行うのがポイント。逆回りも行ってみて。各2周くらいできたらOK。口元だけでなく、目もパッチリと開きやすくなる。





歯科医発トレーニング |表情筋&舌筋を鍛えて、顔の下半分のたるみを一挙に解消へ!
- TEXT :
- Precious.jp編集部