【目次】
「丸顔さん」におすすめのスタイル【7選】
【1】丸顔をカモフラージュできる軽やかボブ



「カットはボブベース。前髪は頬骨の高さでカットしています。柔らかくて細い髪質なので、ペタンとしないように、あまりレイヤーは入れていません。髪色は透明感とツヤ感が出るオリーブベージュです」(apish kokubunji 店長、トップデザイナー 長谷川祐三さん)。
<スタイリング方法>
「ヘアアイロンで外ハネに。トップもペタンとしないように意識して。全体はややタイトですが、トップでふんわと動きを出してメリハリのあるスタイルに仕上げましょう」(長谷川さん)。

<STEP.1>毛先を外ハネに乾かす

<STEP.2>前髪をカーラーで巻く

<STEP.3>外ハネに巻く

<STEP.4>ジグザグに分け目をとる

<STEP.5>オイルをなじませる

スタイリングオイルをしっかり使うことで、程よくツヤ感が出て、透け前髪のおしゃれ感が際立ちます。トップにふんわり感はキープして。

外ハネヘアで輪郭から視線を外す!丸顔をカモフラージュできる軽やかボブ
【2】丸い輪郭をウェーブでカバーするパーマボブ



「ポイントは、ハチ上にフォワードとリバースを交互に入れた2.5回転のウェーブ。少し持ち上げて巻くことで、こめかみ上にボリュームが出るようにしています。パーマは手触りがよくなるエアウェーブがおすすめ。前髪は長めに設定して流せるようにすると、丸顔カバー効果がアップしますよ」(PearL アートディレクター MAYUさん)。
<スタイリング方法>
「パーマが出るように、乾かすときは中間から毛先の水分量を少し残してスタイリング剤を。根元はドライヤー必須です!」(MAYUさん)。

<STEP.1>根元をしっかり濡らす

<STEP.2>髪をほぐす

<STEP.3>根元にドライヤーの弱風をあててドライ

<STEP.4>表面をねじってウェーブを出す

<STEP.5>スタイリング剤をなじませる

「保湿力のあるスタイリング剤を使えば髪のパサつきもカバー可能。大人っぽくしっとりとした印象に仕上がりますよ」(MAYUさん)。

丸い輪郭を縦落ちウェーブでカバー!小顔効果まで叶うパーマの秘訣とは
【3】さりげない毛先の動きで丸顔が小顔になる、外ハネボブ



「リップラインで全体をカットし、表面にレイヤーを入れて軽さをプラス。中間から毛先は毛量調整をしているのでスタイリングの際に動きが出やすくなっています」(GARDEN YOKOHAMA est リードデザイナー 豊田 楓さん)。
<スタイリング方法>
「トップをふんわり立たせることが大切。ペタッとしていると菱形シルエットにならず、小顔効果が半減してしまいます。毛先も巻きすぎないように注意しましょう。コテで半カール、形をつけるくらいが理想です」 (豊田さん)。

<STEP.1>根元をドライヤーで立ち上げる

<STEP.2>全体の毛先を外ハネにする

<STEP.3>トップのレイヤー部分を内巻きに

<STEP.4>スタイリング剤を髪の中間から毛先にON

「スタイリング剤は髪の中間から毛先につけるのがコツ。根元、もしくは表面からつけるとスタイルが潰れやすくなるので、内側から持ち上げてうしろに流すようになじませましょう」 (豊田さん)。

丸顔が小顔になる!毛先の動きで骨格をカバーした「菱形バランスの外ハネボブ」
【4】おしゃれな切りっぱなしナチュラルロブ



「ベースは肩につくかつ叶いかくらいの切りっぱなしのボブ。トップのみレイヤーを入れてふわっとしたボリュームが出やすいようにしています。顔周りの毛はリップとあごの間くらいの長さでやや重めにして、大人っぽさを残しつつさりげない動きが出やすいよう調整を。前髪は目にかぶるくらい長め、かつ薄めにつくり、こなれたバランスをキープしています」(grico HARAJUKU トップスタイリスト 原田直美さん)。
<スタイリング方法>
「ざっと乾かすだけでも自然にまとまるスタイルですが、毛先は外ハネに整えるとさらにおしゃれ感がアップ。ストレートアイロンをさっと通すだけ、時短でスタイリングが叶います」(原田さん)。

<STEP.1>毛先はアイロンで外ハネに

<STEP.2>サイドに毛は大きく弧を描くように内巻きに

<STEP.3>耳前にはバランスよく毛束を出す

「スタイリング剤は重すぎないオイルがおすすめ。毛先から中間にかけてなじませて、束感とツヤを出して」(原田さん)。

40代に似合う【切りっぱなしナチュラルロブ】顔周りと前髪のバランスがおしゃれ感の決め手!
【5】ふんわり感を兼ね備えたメリハリボブ



「ベースはグラデーションカットでまとまりやすく、表面は動きが出るように顔周りにかけてレイヤーを入れています。動かす部分と引き締める部分で、メリハリをつくるのがポイント。ボリュームダウンが気になる方は、トップにパーマをかけてもいいと思います」(GARDEN aoyama スタイリスト 塩見 勇さん)。
<スタイリング方法>
「前髪の根元と耳うしろは引き締めて、頬横から表面は動きが出るイメージにすると、全体のフォルムが菱形に。ボリュームが偏らないように注意して」(塩見さん)。

<STEP.1>毛先を内巻きにワンカール

<STEP.2>顔周りをフォワードに巻く

<STEP.3>トップを毛先からワンカール

<STEP.4>スタイリング剤を塗布

<STEP.5>耳うしろはタイトに

「顔周りは、根元を前に、毛流れをうしろに動かすイメージ。耳うしろは、根元がうしろにむかいつつ毛流れは前へ。根元が一度逆方向に動くことで、もたつきが解消できます」(塩見さん)。

丸顔がキレイな卵型に!レイヤーで全お悩みを解消する王道菱形ボブ
【6】フレッシュさ際立つあごラインボブ



「40代以降のお客様に圧倒的に人気なのはやはりボブですが、うねりやクセなど髪質に変化が出てくるのもありますし、白髪も気になるというお悩みも増えてきますよね。大人ならではの髪悩みも出てきて、なかなか一筋縄ではい叶いのが大人のボブスタイルです。今回は毛量が多く広がりやすい方、クセが出てきてまとまりにくくなってきたという方、生え際の白髪が気になるという方におすすめのボブスタイルをご提案します」(
<スタイリング方法>
「丸みのあるツヤツヤボブヘアにストレートアイロンは必須。表面だけでなく、内側もしっかり整えることでよりシルエットが美しく、”手をかけている”上質感が出ます」

<STEP.1>内側もしっかりアイロンで熱を加えて整えていく

<STEP.2>顔周りのひと束は少し前に引っ張りながら内巻きに

<STEP.3>前髪は斜め横に流して

「スタイリングにはバームがおすすめ。髪をしっとりおさめたい内側の毛先部分にしっかりめにつけた後、全体のシルエットを整えながら、顔周りに毛束をつくったりして調整してみて」(MAISON de IGGY 代表 二宮英徳さん)。

40代に似合う【フレッシュさ際立つあごラインボブ】うねりやクセもカバーして美フォルムに
【7】丸顔が小顔になる菱形ボブ



「全体にうねるクセがあるため、ナチュラルな仕上がりで柔らかい毛質に見えるストレートパーマをかけています。ピシッと伸ばしているわけではなく、ゆくゆく髪が伸びてきても違和感なくなじむので、気兼ねなくチャレンジしていただけます」(Cocoon銀座店 店長 SHUNさん)。
<スタイリング方法>
「根元にボリュームがないと、ふんわりとした印象にならないだけでなく、ハチの張りも目立ってしまいます。頭頂部に高さを出すことで頭の形もきれいに。この一手間で女性らしいニュアンスも生まれます」(SHUNさん)。

<STEP.1>根元にボリュームを出す

<STEP.2>ホットカーラーで巻く

<STEP.3>指で摘むようにワックスをつける

「ハードな質感と少量でスタイルがキープできるワックスがおすすめ。重いものよりも軽いテクスチャーを選ぶと、油分の重みでスタイルが潰れる心配がありません」(SHUNさん)。

根元のボリューム感とふんわり流れる前髪が決め手!丸顔が小顔になる「菱形ボブ」
「面長さん」におすすめのスタイル【7選】
【1】ほんのり前髪あり美バランスボブ



「毛量がやや少ないこともあり、トップやこめかみ部分はペタッとしやすい髪質。ベースはあごラインのボブ。うしろは表面のみに若干レイヤーをいれています。後頭部につむじがあり髪が割れやすいので、レイヤーを入れて軽さを出し、ふんわりカバーしています。サイドは自然に流れる毛流れができるようカット。前髪はセンター1~2cmと幅狭めにつくり、シースルー前髪にも、サイドに分けて前髪なしにも、アレンジ自在に」(MINX shibuya smart salon ディレクター、総代表 知念弘行さん)。
<スタイリング方法>
「アイロンで毛流れをササッと整えて、最後に片サイドの髪を耳がけするのがポイントです。シンプルなボブスタイルですがそのひと手間で、さらに抜け感がアップします」(弘行さん)。

<STEP.1>毛先はワンカール平巻きに

<STEP.2>顔周りはリバース巻きで自然な毛流れを

<STEP.3>もみあげは残して、片サイドの髪を耳にかける

「スタイリング剤は、前髪と全体を使い分けしています。前髪のシースルー感をキープするのにはやや重めのオイルを、毛先の浮きや動きを出すのにはファイバー系ワックスを使用。やや重心低めのひし形シルエットに整えることで、面長顔の方でもよりバランスよく見える効果が」(弘行さん)。

40代に似合う【ほんのり前髪あり美バランスボブ】イメチェン自在な幅狭め前髪でこなれ感をかなえる
【2】しなやかにまとまる品格ボブ



「髪が硬く毛量が多い方こそ、毛質的に立体感が出しやすいのでボブがおすすめです。髪が硬い方は毛先にボリュームが出やすいので、少しウェイトを上に持ってきて菱形シルエットになるようにカット。重心が上がることで、フェースラインがキュッと引き締まった印象に見せる効果も! スタイリングは扱いやすく巻きやすいストレートアイロンを使うのがおすすめです。生えグセをのばしながら内巻きにすることで、剛毛の方でもしなやかなまとまりが簡単に出せます」(SUNVALLEY トップスタイリスト みち子さん)。
<スタイリング方法>
「アイロンの熱を加えることで、硬くニュアンスの出にくい髪もしなやかで柔らかな印象に。内側部分の生えグセをのばしたり、表面の丸み&ツヤを出すにはストレートアイロンを使うのがおすすめ。根元から毛先にかけてスーッと通し、毛先を少し内巻きにするだけでスルッとしなやかなまとまりが出せます」(みち子さん)。

<STEP.1>前髪は流したい方向に流しながら内巻きに

<STEP.2>トップは上に持ち上げてふんわり感を

<STEP.3>内側の毛は引っ張るように熱を加えしっかりとのばす

<STEP.4>中間から毛先にかけてワックスをなじませてニュアンスづけ

「スタイリング剤はワックスがおすすめです。トップにはつけず、中間から毛先にもみこむようになじませて。固めずに、しなやかな動きのあるスタイルをキープしてくれます」(みち子さん)。

40代に似合う【しなやかにまとまる品格ボブ】リフトアップも叶える菱形シルエットとストレートアイロン使いが決め手!
【3】おさまりよくメリハリも抜け感もかなえるスタイル



「ベースはあご下くらいのボブ。内側の毛量をとってあげて、おさまりがよくなるよう調整しています。一見重ための切りっぱなしボブに見えますが、中のボリュームをとっているのでおさまりがよく、トップにはレイヤーを入れているのでふわっとやわらかな丸みが出やすくなっています。広がりやもたつきが気になる髪も、するっとまとまって、さりげない抜け感も。シンプルなスタイルだからこそ、耳にかけて毛量調整したり、ブラシを使ってブローしてツヤを出したり、ちょっとの工夫でよりあか抜けた印象に」(Sui omotesando ヘアデザイナー 塩田勝樹さん)。
<スタイリング方法>
「サイドパートのボブの場合、少ないほうはタイトにまとめ、多いほうはふわっと程よいボリュームを。メリハリを出すことでより抜け感のあるスタイルに。ロールブラシはやや細めのものを使うほうがキャッチ力が強く、ボリュームを出しやすいです」(塩田さん)。

<STEP.1>ボリュームを抑えたい部分はブラシでなでつけながらブロー

<STEP.2>サイドは前にひっぱるようにして、ストレートアイロンで毛先をワンカール

<STEP.3>毛束を持ち上げながらブローして、毛先はふわっと抜く

「スタイリング剤はスプレータイプのオイルなど、重たくならないものがおすすめ。ツヤも出せ、軽やかな動きもキープできます」(塩田さん)。

40代に似合う【シンプルこなれボブ】おさまりよくメリハリも抜け感もかなえるスタイル
【4】シースルーバングのナチュラル&フェミニンボブ



「ドライヤーでざっと乾かしてもまとまりが出やすいようカットしていますが、軽く巻くことを想定し、ベースはあご下3㎝くらいのやや前下がりのボブに。全体的にレイヤーは入れず切りっぱなしに近いスタイルにしています。顔周りのみ、動きや立体感を出したいのでレイヤーをバランスよくプラス。前髪は眉間の毛くらい、少量でつくり、重めのボブに程よい抜け感が出るよう調整を」(SUNVALLEY 店長 土田美沙子さん)。
<スタイリング方法>
「アイロンの熱を加えることで、硬くニュアンスの出にくい髪も柔らかい印象に。毛先と顔周りをササッと巻くだけで格段に、華やかさとこなれ感が出せます」(土田さん)。

<STEP.1>前髪はカーラーでふわっと感を

<STEP.2>毛先はアイロンでワンカール内巻きに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きにして立体感アップ

「スタイリング剤はツヤを出すオイルがおすすめ。毛先や顔周り中心になじませます。前髪は、セミハード系スプレーを。直接吹きかけるのではなく、コームにふり、サッととかしてシースルー感をキープするのがコツ」(土田さん)。

40代に似合う【シースルーバングのナチュラル&フェミニンボブ】透け前髪と顔周りの毛束でフレッシュな印象度アップ
【5】ワンレン気味のしなやかこなれボブ



「ベースはあごくらいの長さのグラデーションボブ。レイヤーは全体的に少なめ。毛先は微妙にグラデーションを入れることで、毛先に丸みを出しながらもつるっとした面をつくり、ツヤ髪に見えるよう仕上げています。ワンレンっぽく見えますが、顔周りに少しだけ短い毛を仕込み、動きと軽やかさプラス。シャープな切りっぱなしボブとはひと味違う、丸み&しなやかな動きのあるやわらかい雰囲気に」(marr 中目黒店 マネージャー 土田麻美子さん)。
<スタイリング方法>
「ぺったりしがちなトップは特に、根元をブラシで立ち上げるようにブローするのがポイント。洗髪して乾かす際にも、このひと手間を加えておくと翌朝もスタイリングしやすいはず」(土田さん)。

<STEP.1>トップ部分は根元から髪をふんわり立ち上げるようにブロー

<STEP.2>毛先もブラシでブローして内巻きに

<STEP.3>サイド~顔周りはリバース巻きで華やかな動きをプラス

「スタイリング剤は髪質で使い分けを。硬い髪にはツヤを出すバームやオイルを、柔らかい髪ならクリーム系ワックスがおすすめです」(土田さん)。

40代に似合う【ワンレン気味のしなやかこなれボブ】分け目ふんわり、気になる生え際も自然にカバー
【6】菱形シルエットで小顔に見えるボブ



「前髪が長めの場合、おでこが目立ってしまい、面長な輪郭をより強調させてしまうことも。そんなときは、長めの前髪をふんわりサイドに流しつつ、耳周りにボリュームをつくって菱形シルエットに。面長な印象を解消できるだけでなく、フェイスラインがキュッと引き締まった印象になります」(Cocoon銀座店 店長(SHUNさん)。
<スタイリング方法>
「まずは髪の根元を起こすことが大切。地肌をこすりつつ、まずはうしろから、次に前からドライヤーをあてる。すると、根元が起きてふんわりとしたボリュームが生まれます」(SHUNさん)。

<STEP.1>根元をこすりながらドライヤーをあてる

<STEP.2>手ぐしでうしろに髪を流しながらドライヤーをあてる

<STEP.3>髪全体にワックスをなじませる

<STEP.4>最後に根元の毛束をほぐして完成

「スタイリング剤はミルクタイプのワックスがおすすめ。少量を手のひらに伸ばし、髪の内側から全体になじませるとボリュームが出やすく、スタイルのもちもよくなります」(SHUNさん)。

40代に似合う【小顔に見えるショートボブ】“小顔見せ” スタイリング術を伝授!
【7】あか抜け王道ストレートボブ



「面長さんの場合、まっすぐなボブヘアだと面長がより目立つだけでなく、老けた印象にみられることも。そんな時は、横に少しボリュームを出して菱形っぽく仕上げるスタイルがおすすめです。顔まわりに空間を持たせることで自然な動きが出て、面長感を解消すると同時に、明るく若々しい印象にも見えますよ」(GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 塩見 勇さん)。
<スタイリング方法>
「ヘアアイロンを使って軽く巻いていきます。顔まわりは横にボリュームを出し、耳うしろは抑える、このメリハリバランスが決め手です」(塩見さん)。

<STEP.1>耳横に空間をつくるイメージでストレートアイロンをかける

<STEP.2>ハチ上(頭頂部と耳までの間で出ている骨部分)の髪をワンカール

<STEP.3>耳うしろは抑える

<STEP.4>トップからうしろは持ち上げるようにアイロンをかける

<STEP.5>バームをなじませる

「耳うしろをしっかりおさえるとキレイな菱形になります。あごラインや首元がすっきりとした印象になるので、面長カバーに最適です」(塩見さん)。

40代に似合う【あか抜けボブスタイル】若々しく明るい印象が叶う“シンプルボブ”に挑戦
「ベース型さん」におすすめのスタイル【5選】
【1】あか抜け王道ストレートボブ



「ベース型さんのお悩みポイントであるエラをカバーするには、裾の長さを顎より下にすること。顎ラインに設定すると輪郭が四角く見えるので注意が必要です。また菱形シルエットになるように表面にレイヤーを入れると、輪郭補整が叶う上、フェイスラインがキュッと上がって見えて小顔効果も。前髪を薄く取り、頬骨にかかるようにカットしましょう。頬骨が程よくカバーされ、垢抜けた印象になりますよ」(kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん)。
<スタイリング方法>
「エラは隠すより、あえて空間をつくったほうが◎。もみあげ付近の毛束を立ち上げて巻き、ふんわりシルエットにしたほうがカバーできます。ただ外ハネにするだけだと、大人は淋しい印象になってしまうので、レイヤーを活かしてふんわり仕上げましょう」(森林さん)。

<STEP.1>前髪をカーラーで巻く

<STEP.2>毛先を外ハネにする

<STEP.3>トップの毛先を巻く

<STEP.4>うるおいが出るバームでスタイリング

「アイロンで巻いたあとはスタイリング剤を毛先中心にしっかりなじませて、ツヤと動きを出しましょう。乾燥して見えないように保湿力のあるバームタイプがおすすめです」(森林さん)。

【2】ふわっとまとまるあか抜けロブ



「ベースはあご下のロブ(ロングボブ)。切りっぱなしに近いスタイルですが、表面のみ少しレイヤーを入れて調整しています。ざっと乾かすだけで、広がりやすいクセ毛でも外ハネにまとまるようなスタイル。前髪はつくっていませんが、顔周りには短い毛を仕込み、ペタッとしがちな髪にふわっとした立体感を出し、フェースラインにかかる髪があることでさりげなく小顔効果も狙っています」(GARDEN YOKOHAMA est リードデザイナー 豊田 楓さん)。
<スタイリング方法>
「ドライヤーで乾かすだけでまとまりは出やすいようカットしていますが、毛先はササッとアイロンで外ハネにスタイリングすると、ナチュラルでありながらも”手入している感”が演出できます」(豊田さん)。

<STEP.1>耳横に空間をつくるイメージでストレートアイロンをかける

<STEP.2>耳横に空間をつくるイメージでストレートアイロンをかける

「スタイリングには柔らかめのバームを。小指のつめくらいの量をとり、両手に広げてから髪全体に内側からなじませていって。最後に指に残ったものを表面を毛に塗布して、ふわっと感を出します。ハリコシがなく乾燥しがちな大人世代の髪にはスタイリング剤はマスト。時間がない忙しい方こそ、スタイリング剤の選び方やなじませ方にもこだわって」(豊田さん)。

40代に似合う【ふわっとまとまるあか抜けロブ】クセ毛でも時短スタイリングでおしゃれに見えるスタイル
【3】小顔見せ外ハネくびれボブ



「ボブベースで顔周りを中心に表面にレイヤーを入れています。前髪はサイドに自然に流れるようにカット。年齢と共に細く貧弱になりがちなこめかみ部分はあえてボリュームを残し、シルエットカバーを。毛先は外ハネしやすいように、さらにクセをうまく活かせるよう全体的にもバランスを見ながら毛量調整をしています。洗って乾かしただけでも広がりにくくまとまりのいいシルエット、手入れ&スタイリングのしやすさを意識したスタイルです」(ZACC vie スタイリト 田中里春さん)。
<スタイリング方法>
「前髪はカーラーで、毛先&顔周りは軽くアイロンで巻けばメリハリが出て、格段に華やかさがアップします。巻きやすいよう、動きが出やすいようにレイヤーが入っているので、巻く手間暇はさほどかからないはず」(田中さん)。

<STEP.1>前髪はカーラーで巻く

<STEP.2>首にそわせるようにして毛先をアイロンで外ハネに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きで立体感をプラス

「スタイリング剤は軽めのワックスがおすすめ。手になじませ、毛先からもみこむように塗布して」

40代に似合う【小顔見せ外ハネくびれボブ】スタイリングに手間暇かけず、おさまりよくおしゃれな雰囲気に!
【4】外ハネベースのコンパクトなショートボブ



「ベース型さんは、頬骨とエラが張って目立ちやすい顔型。カバーするには、顔まわりにくびれのある波状のウェーブをつくるのがおすすめです。頬骨とエラに毛束がかかることで、骨っぽさがカモフラージュできます。外ハネのボブスタイルは、タイトにスタイリングするのがお洒落。あまりボリュームを出さないデザインのため、髪のボリュームを気にせず楽しめます。首が長く見える効果もあり、スタイリングも簡単なので、朝のスタイリングを楽にしたい忙しい40代にはぴったりだと思います」(ABBEY GINZA 副店長 馬場竜也さん)。
<スタイリング方法>
「全体の毛先を外ハネにしたら、表面を波状に巻くだけ。表面のウェーブは耳の高さから。それより上にすると、頭のハチが大きく見えてしまうので注意しましょう」(馬場さん)。

<STEP.1>前髪にマジックカーラーを巻く

<STEP.2>毛先を外ハネに巻く

<STEP.3>耳の高さにふくらみをつくる

<STEP.4>オイルをなじませてスタイリング

「外ハネは無造作感がかわいいので、キレイに巻こうと思わなくて大丈夫。また、タイトなスタイリングですが、オイルをつけすぎてベタベタになるのはNG。軽めのオイルを少しずつ足していくイメージで、髪の内側からつけるようにしましょう」(馬場さん)。

頭が小さく見えるコンパクトボブ|ベース型はS字ウェーブでエラ張りをシャープに!
【5】トップにボリュームを出した韓流系ボブ



「ワンレングスにすると髪の重さで膨らみを抑えることができます。ツヤも出やすくなるので、パサついた印象になりません。毛束感をほどよく出すのが韓流の特徴です。マジックカーラーで前髪を立たせて毛流れをつくると、トップにボリューム感が生まれます」(Sui nara・Sui omotesando ヘアデザイナー、オーナー 冬木慎一さん)。
<スタイリング方法>
「前髪とトップをつなげるように、前髪の根元を立ち上げるようにカーラーで巻きます。顔周りだけレイヤーを入れているので、ワンレングスがベースでも動きが出て、スタイルに華やかさが生まれます」(冬木さん)。

<STEP.1>前髪の根元を立ち上げるようにカーラーで巻く

<STEP.2>カールアイロンで顔周りの髪を毛先だけ内巻きにする

<STEP.3>ところどころひとつまみずつ毛先を外巻きに

<STEP.4>手のひらに広げたワックスを毛先から揉み込むようになじませる

<STEP.5>ひとつまみずつ毛束をつまんでワックスをなじませる

「薄い前髪にするなど流行を追いすぎると『若づくり』な印象になってしまうので、大人はほどほどで。毛束感と毛流れを出すだけで、今風の韓流系スタイルになります」(冬木さん)。

ボリュームもツヤも出にくい大人髪は、今注目の韓流系ボブで解決!
「逆三角形型さん」におすすめのスタイル【2選】
【1】ふんわりボリューム大人のボブスタイル



「うるおいが少なくパサつきやすいのですが、この髪質にはボリュームを出しやすいメリットがあります。ワンレングスにして重さを残しつつ表面にレイヤーを入れると、ふんわりとしたボリューム感と動きのあるスタイルになりますよ」(Sui omotesando ヘアデザイナー 中村育美さん)。
<スタイリング方法>
「頭頂部はどうしてもペタッとしやすいので、ロールブラシで根元からしっかり立ちあげておきたいですね。毛先はカールアイロンで半カール内巻きに。巻きすぎるとシルエットの裾が膨らんで重たい印象になってしまうので、必ず半カールにしてください」(中村さん)。

<STEP.1>頭頂部の毛束にブラシに巻き付け根元を立ちあげる

<STEP.2>カールアイロンで毛先を半カール内巻きにする

「パサつきやすい髪質で前髪をつくると、まとまりのなさとツヤ感のなさが目立ってしまいます。あえて前髪をつくらない方がまとまり感もツヤ感も出せるので、大人世代におすすめしたいですね」(中村さん)。

髪のパサつきを逆手にとってふんわりボリュームをつくる大人のボブスタイル
【2】頬骨カバー&輪郭補整が叶うローレイヤーボブ



「ローレイヤーをプラスしてあげることで、輪郭補整効果のある菱形シルエットをスタイリングでつくりやすくなります。また頬の近くで動きが出るので、気になる頬骨カバーも可能。ベースが前下がりだからクールな印象はキープできますよ」(THE REMMY ディレクター 倉田聡子さん)。
<スタイリング方法>
「髪の根元がつぶれないように、髪を乾かす段階でしっかり立ち上がりをつくることが大切です。毛先にレイヤーが入っているので、サイドから分け目をつくると毛先に動きが出しやすいですよ」(倉田さん)。

<STEP.1>根元を立ち上げて乾かす

<STEP.2>ホットカーラーを根元にあてる

<STEP.3>中間~毛先にホットカーラーを通す

<STEP.4>スタイリング剤で整える

「40代は根元のふんわり感が重要。乾燥毛の場合は、バームに少しオイルを足してもOK。毛先を動かし過ぎると少し古い印象になるので、巻き過ぎには注意しましょう」(倉田聡子さん)。

クールだけどふんわりな大人ヘア|頬骨カバー&輪郭補整が叶うローレイヤーボブ
- TEXT :
- Precious.jp編集部