【目次】

鼻の下が伸びる「原因」


村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらきひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。

唇が薄く小さくなりリップラインが引きづらい、特に上唇の山が平坦になってきている…と感じているなら、口元の筋トレケアの始めどき。なぜ唇が小さく薄く、ショボショボとした印象になってしまうのかといえば、口の周りをぐるりと囲んでいる口輪筋(こうりんきん)が劣化してハリを失ってしまうから。

これによって、口元がたるみ、皮膚が下がる。鼻の下が長く間延びしていき、それに押されて上唇が口の中に押し込まれ、痩せしぼんたように薄くなるのです。放っておけば、口角も下がり、貧相な不満顔に…! 鼻の下をキュッと縮めてふっくら若々しい唇を取り戻すには、口輪筋に刺激を与える筋トレが効果的。

鼻の下をキュッと縮める「口輪筋トレーニング」


■鼻の下が間延びする&唇がやせる「口元の劣化」対策に!

\このメソッドの効果とポイント/
・唇が薄くなるのは、加齢で口の周りを囲んでいる口輪筋が劣化するから。
・鼻の下が長く間延びして、それに押されて上唇が口の中に押し込まれ薄くなる。
・鼻の下を縮めて、ふっくら唇を取り戻すには、口輪筋に刺激を与える筋トレを。
・上唇の山が平坦になってきたと感じるなら、口元の筋トレケアの始めどき。

<STEP.1>「ふ」の口で深呼吸を繰り返す

唇の周りにシワができないように注意しながら、口を「ふ」の形に。そして、息を5秒で吸って、5秒でゆっくりと吐く。このとき息をしっかりと吐ききるように意識して。そして、これを5回繰り返します。

「ふ」の口で深呼吸を繰り返す

<STEP.2>「ふ」の口のまま、指で上唇に圧をかける

「ふ」の口の状態のまま、人さし指の側面を当てて上唇を軽くめくるようにしながら、圧をかけます。そして、上唇で押し戻しながら、息をゆっくりと吐く。この「指と唇の押し合い」が口輪筋のトレーニングに。これを5回繰り返します。

「ふ」の口のまま、指で上唇に圧をかける

【村木宏衣さん考案】間伸びした鼻の下を短くし、唇をふっくらさせるトレーニング

鼻周りの筋肉をほぐして「引き締める」メソッド


■加齢やマスクの影響で凝り固まった筋肉をほぐす!

もったりとした印象のたるみ老け顔になる、隠れた原因は「鼻とその周りのコリやむくみ」。目元や口元と違って、鼻はあまり動かさないパーツなので、鼻周りの筋肉が凝り固まりやすく、何もしなければ、むくみが起こり、小鼻が広がり、鼻がつぶれて広がったように見えてしまいます。

特に花粉症でマスクが手放せなかった…という人は、鼻が潰れて広がっている可能性大! さらにいえば、鼻周りの筋肉は頬や口元にもつながっているので、頬が下がってほうれい線が現れたり、口角が下がる原因に…。鼻翼部と鼻筋のケアを怠っていると、老け見えしてしまうことを覚えておきましょう。

\このメソッドの効果とポイント/
・たるみや老け印象を引き起こす、隠れた原因は「鼻とその周りのコリやむくみ」。
・鼻周りの筋肉が凝り固まり、鼻がむくむと、小鼻が横に広がってしまい、のっぺりとした平面顔に。
・鼻周りの筋肉は頬や口元の筋肉にもつながっているので、頬のたるみや口角が下がりにもつながる。
・鼻周りの筋肉をほぐし、つぶれた鼻を掘り起こすこのメソッドなら、彫りの深いシャープ顔に!

<STEP.1>両手の中指の腹で小鼻脇の筋肉をほぐす

両手の中指の腹を小鼻の脇に当てて、上下にスライドさせながらマッサージを。上下を1セットとして、5回繰り返してください。次に、小鼻を掘り起こすイメージで、中指の腹を回転させて、戻す、を1セットとして、これも5回繰り返しましょう。

両手の中指の腹で小鼻脇の筋肉をほぐす

<STEP.2>鼻に圧をかけて小鼻をタイトに整える

まず両手の人差し指をカギ型にします。そして、第一関節と第二関節の間の平らな面を使って鼻の側面を挟むようにして、5回、圧をかけます。次に、鼻の側面に圧をかけながら、鼻を掘り起こして引っこ抜くように、引っ張る動作を。これも5回繰り返します。

鼻に圧をかけて小鼻をタイトに整える

彫りの深い美人顔に!【村木さん考案】広がり小鼻を引き締めるメソッド

口元老化が食い止められる「表情筋トレーニング」


■割り箸トレーニングで口元老化を食い止める!

口元の老けを解消するにはスキンケアも有効ですが、より早く結果を出したいならば、口元の筋トレがおすすめ。

エイジングデザイナーの村木宏衣さんが考案した、口元の筋肉を鍛え上げる、割り箸を使ったトレーニング法ならとても簡単!口角を上げる「口角挙筋」、口を動かす「口輪筋」と、上唇を引き上げる「上唇挙筋」をまとめて鍛え上げることができるので、ぜひトライを。口角がキュッと引き上がることで、笑顔がつくりやすく明るい表情になり、好感度もアップしますよ。

\このメソッドの効果とポイント/
・口角の下がりやほうれい線が現れるのは、口元の筋肉の劣化が原因。
・マスク着用緩和に向けて、より早く結果を出したいならば口元の筋トレがおすすめ。
・口元の筋肉を鍛え上げるには、割り箸を使ったトレーニングが簡単。
・「口角挙筋」「口輪筋」「上唇挙筋」をまとめて鍛え上げ、引き上がった口角に。

<STEP.1>割り箸を口角に当たる位置に当ててくわえる

割り箸を横にして口角に当たる位置に当て、しっかりとくわえた状態で口を閉じます。できるだけ割り箸を奥に入れると、筋肉に負荷をかけやすくなりますよ。

割り箸を口角に当たる位置に当ててくわえる

<STEP.2>「え」の口にして口角を上げる

前歯を全て見せるように、「え」の口にして、口角がいちばん高く上がるところで止めて1分間キープします。きついと感じくらいの位置で止めるようにしましょう。また、割り箸が斜めになっていると口元の歪みの原因になるので、水平になっていることを鏡で確認しながら行いましょう。

「え」の口にして口角を上げる

初出:割り箸1本で “下り口角” を引き上げ!【村木さん伝授】口元筋トレが若見えに効く

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