【目次】
肌のハリを失う「3つの原因」
【1】「紫外線」などの光
■ シワやたるみの7割は紫外線などの「光」が原因だった!
加齢のせいだと思っていた肌老化が、実は紫外線などの「光」が大きく影響していたなんて、と驚く人も多いはず。その「光」がもたらしている結果を解説していきます。
■ 「光」で愕然とするほどの老化っぷり!
日々、浴びている紫外線などの「光」。その影響はジワジワと肌に出てきているので、自分では気づきにくいかもしれません。でも、愕然とするほど、その差は出てくるものなのです。
シミやシワ、たるみ・・・愕然とするほどの老化っぷりは、紫外線を含む「光」が原因だった!
【2】「加齢」によって起こる変化
年齢とともに、目立ち始める毛穴。見つけたときはつい「老化には抗えないのかも」と思いがちですが、実はトレーニング次第で引き締めることが可能。美容家の小林ひろ美さんにたるみ毛穴について話を伺うと、その原因は「毛穴が目立つのは、加齢とともに真皮がガタついて支えきれなくなることと、肌表面が硬くなってキメが乱れることのふたつの要因」があるとのこと。このたるみ毛穴を解消したい場合、化粧品の使い方を見直すことも大事なのだそうです。
肌老化ストップ!ファンデで隠しきれない「たるみ毛穴」を解消するお手入れ習慣
【3】マスク生活による「表情筋」の衰え
マスクをしていると紐の刺激で側頭部や顔の筋肉が緊張しガチガチに固まりやすいし、さらに口元が隠れることで表情が乏しくなってしまいがち。このせいで表情筋が衰えて「マスクたるみ」が起こるのです。マスクを取ると、ほうれい線がくっきり刻まれた自分にがっかりしている人も多いのではないでしょうか…。
アンチエイジングデザイナーの村木さんが教えてくれる「マスクたるみ対策」は、リフトアップ効果の高い耳ほぐし&耳ツボ押しのメソッド。耳の周りには「リフトアップに関わる側頭筋と繋がっている筋肉」と「リフトアップのツボ」があります。なので「耳をしっかりとほぐす」「耳のツボを刺激する」のが簡単で効果的なのです。顔のマッサージは闇雲に行うと逆効果になることもありますが、耳周りは手で触りやすい位置でもあるし、多少圧をかけても問題なし。マスクによるたるみが気になる人はこまめに行ってみて。
「マスクたるみ」を30秒で解消! 耳をほぐし&耳ツボケアがリフトアップに効く
肌のハリが蘇る「スキンケア法」【3選】
【1】ハリのある肌になる、基本のスキンケアステップ
(1)「プレ美容液」で肌をほぐし、水分の入りやすい肌に
肌の水分がなくなってくると、肌は硬くゴワつき、くすんだ印象になってしまいます。そんな肌にローションで水分を与えても、なかなか入っていきづらいのが現実…。そこで、まずはプレ美容液で肌をほぐしながら潤し、水分が入っていきやすい通り道をつくってあげることが先決です。いつものスキンケアに取り入れやすい、洗顔後すぐに使うアイテムでもあるので、ぜひ毎日のお手入れに組み込んで、肌をほぐす習慣づくりを。
<STEP.1>手のひらに出し、のばし広げておく
<STEP.2>顔の内から外へ塗り広げる
(2)「サラサラ化粧水」で肌の水分量を満タンに!
プレ美容液で水分の通り道ができたら、あとは化粧水で水分をたっぷりと与えていくだけなのですが、ここでは化粧水のタイプが重要なポイントに。保湿力の高いとろみタイプが40代・50代女性には人気ですが、水分にこだわるとそれでは足りないのです。
そこで選ぶべきはサラサラとした水っぽい化粧水。水を感じながら、肌がたっぷり水分を含むまで、何度でも重ねづけをしてみてください。コットンよりも手のほうが肌がモチッと水分を含むのが確認しやすいので、オススメです。
<STEP.1>顔全体にローションを塗布
<STEP.2>重ねづけしてから押し込む
<STEP.3>手の甲で満タンになったかチェック
(3)「オイル」で疑似皮脂を増やし、やわらかさ&艶をアップ
たっぷりと水分を含んだ肌に、次はオイルで油分をチャージ。年齢とともに水分だけでなく、皮脂量も減ってくるので、オイルはアラフォー・アラフィフ女性が積極的に取り入れたいアイテムのひとつです。オイルの油分は瞬時に疑似皮脂となって肌をやわらかく、艶やかに見せてくれる効果が。化粧水のあと、また乳液のあとなどにも使えるので、いつものスキンケアのなかで使いやすい順序で取り入れてみてください。
<STEP.1>適量は全顔で1~2滴
<STEP.2>指先に塗り広げてスタンバイ
<STEP.3>「塗る」のではなく「おく」のがコツ
肌の水分と油分のバランスが整うと、肌のコンディションがよくなるので、透明感やハリ感もアップ。水分をたっぷり与えて、栄養をプラスする、そんな土壌を整える基本的なケアがいくつになっても重要なのです。
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【2】重ね付けして「保湿」をしっかり行う
「真皮の衰えに対しては、アンチエイジングアイテムを使うのはもちろんですが、血流をよくすることも重要です。アンチエイジング成分や肌に必要な酸素を運ぶのは血流なので。それから、肌表面のキメに対しては保湿と角質ケアで対応すれば十分。そして大事なのが、なによりも化粧品の使い方。効果が出るトレーニングでしっかり使えば、たるみ毛穴の解消までがグッと近道になります」(小林さん)。それでは、一体どうすれば毛穴が目立たなくなるのか? 以下から小林さん直伝のメソッドをご紹介します。
■毛穴がたるむのは「真皮のへたり&ターンオーバーの乱れ」のせいだった
トレーニングの前に、まずは原因をしっかりおさらいしておきましょう。そもそも肌というものは加齢とともに、ハリや弾力に関係している真皮のコラーゲンなどが減ってくるため、中の柱がグラグラとし、たるんでいきます。毛穴周りも例外ではなく、重力とともに楕円に変化。それ以外にも、冬は特に肌表面の水分も奪われてしまうことから、バリア機能が弱まり、ターンオーバーが乱れてしまいます。すると、キメが荒れて、たるんだ毛穴がより悪目立ちすることになってしまうというわけなのです。
■毛穴たるみ解消は保湿・角質除去・リフトアップのトレーニングが必須!
そのため、ターンオーバーの乱れによるキメの荒れに対しては、保湿が最も効果的です。しかしその前に、乱れた角層を一度クリーニングする角質除去を行っておくと、よりスムーズに整えることが可能になります。あとはアンチエイジングアイテムでのたるみケアをしっかりと。3つのケアを駆使して、さっそくトレーニングを始めていきましょう!
■保湿しながら行う、毛穴のたるみ解消する「3つのトレーニング」
(1)ローションの3度づけでまずは水分補給【4STEP】
「冬の肌はとても乾燥し、カラカラの状態。なので、まずは肌の中までしっかり水分を入れ込んで、肌内を満タンにすることが先決です。ですが、1度つけただけではなかなか満タンにはならないもの。ローションの量を調節しながら、3回に分けてつけてみてください。しかも、水分が貯蓄されるだけで、毛穴周りもふっくらして目立ちにくくなりますよ」(小林さん)。
<STEP.1>内側から外側に向かって「横づけ」
手のひらに500円玉大のローションをとり、両手に塗り広げます。その後、面積の広い頬の内側から輪郭へ向かってハンコを押すようにずらしてつけましょう。目の周りや額、あごも同様です。
<STEP.2>上から下へとタッピングで「縦づけ」
今度は100円玉大のローションを手のひらにとり、両手によくなじませます。両手を使って上から下へと縦方向にタッピングしてローションを押し込んでいきましょう。これでリンパの流れもUPします。
<STEP.3>乾きやすい部分を中心に「押しづけ」
最後に1円玉大のローションを手のひらにとり、両手に塗り広げます。それから、塗り忘れやすい額やあご、小鼻の周りのほか、乾燥しやすい目の周り、口の周りに押し込むようにつけましょう。
<STEP.4>水分がちゃんと入ったかの満タンチェック!
グーの形にした手の第一関節と第二関節の間あたりを、乾きやすい目元におき、ひんやりとしているかをチェックしてください。ひんやり、モッチリしていたら、水分が肌に入りきった証拠です。
(2)100たたきで毛穴ストレッチ!【2STEP】
「化粧水を浸透させた後、さらに肌内の血流を巡らせるために行ってみてください。ピアノを弾くような軽いタッチで、肌を指先で優しく刺激していきます。100回もタッチすると、血行が促進され、次に使うアイテムの吸収がよい土台に整う効果が。毛穴トレーニングの準備体操のようなものなので、心して行ってくださいね」(小林さん)。
<STEP.1>額からあご先まで30回×3セット
ピアノを弾くようなタッチで肌を軽くたたきます。下の黒線のように、額から目の下へ10回、目の下から鼻の下へ10回、鼻の下からあご先へ10回ずつ行いましょう。これを3セット繰り返します。
<STEP.2>最後にフェイスラインを10回たたいて計100回に
つぎに、フェイスラインを額の中央からあご先に向かって、10回を目安に軽くたたいてください(白丸印参照)。顔中にある毛細血管がたたき起こされ、血流がよくなるので、血色のよい肌になります。
(3)美容液の○×づけで引き締めて上げる【2STEP】
「たるみ毛穴には2種類の美容液が必須です。ひとつは毛穴の表面をキュッと引き締めるビタミンC美容液。もうひとつはたるみを引き上げるリフトアップ美容液です。また、たるんだ毛穴は、一定方向を向いていないため、なんとなく美容液をつけてもちゃんと美容液が届いていない可能性が! くるくると○を描いたり、×を描くようにしてつけたりすると美容液の効果がより実感できるように」(小林さん)。
<STEP.1>たるみ毛穴が目立つ頬は「○づけ」
こめかみを軽く押さえて少し引っ張り上げて毛穴を元の位置に戻した状態で、○を描くように美容液を塗っていきます。いろんな方向からマッサージするように塗り込むと効果的です。
<STEP.2>開き毛穴が気になる小鼻は「×づけ」
ここでもこめかみを軽く押さえた状態で、小さく×を描くようにして、小鼻の周りの毛穴が開きやすい部分に美容液を塗り込みましょう。実際に小林さんは、艶やかでハリがあり、毛穴ひとつ見えない、なんともうらやましい美肌の持ち主。上記は、そんな小林さんが実際に行っているたるみ毛穴解消トレーニングなのです。簡単なのに高い効果が出るので、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。
肌老化ストップ!ファンデで隠しきれない「たるみ毛穴」を解消するお手入れ習慣
【3】「角層パンパン」を叶える、贅沢ローションパック
■1〜3日目は…角層を「水」で満たすための集中ヒタヒタ漬けで、朝も夜もひたすらローションパックを
ローションパックを行って、水で角層を満たすことで、くすみやシミ、たるみなどを即、解決へ。まずは勢いをつけるべく、たっぷりの水を補うために、朝晩2回ののローションパックからスタートしましょう!
<STEP.1>呼び水のためのローションを少しとる
・肌に少し水分があったほうが、次に行うローションパックの浸透がよくなるので、1円玉くらいの少量のローションを手にとっておく。
・一度にローションをたくさんとっても、肌には入っていかないので、少量でまずは十分!
<STEP.2>ローションを「サーキュレーション塗り」
・手にとったローションを手のひら全体にのばし、顔の中心から外側に向かって大きく動かし、マッサージするような感覚でのせていく。
・角層がほぐれ、よりローションが浸透しやすくなる効果が。このとき、肌をこすらないように気をつけて。
<STEP.3>コットンの四隅までしっかりとヒタヒタに!
・いよいよローションパックへ。
・6×8cmくらいの大判コットンに、四隅までヒタヒタになるくらい、しっかりとローションをとる。
・コットンを手に持ったとき、指が透けるくらい、裏まで浸っているのが目安に。
・ただ、ローションが垂れることがあるので注意して。
<STEP.4>コットンを薄く4枚に割いてスタンバイ
・1枚のコットンをまず2枚に割く。次に、その2枚をさらに割き、全部で4枚になるように準備する。
・4枚に割くとかなり薄くなるけれど、薄いほうが肌にピタッと密着して剥がれにくくなるというメリットが。
・貼り終えたら、手のひらで押さえて密着させておく。
<STEP.5>顔全体に割いたコットンをのせていく
・朝はコットン1枚分を割いた4枚を両頬、額、あご、鼻筋に。
・夜はもっとしっかり角層に水を入れるため、コットン2枚を8枚に割き、朝の状態に、さらに重ねて全顔を覆うようにのせる。
・朝は5分、夜は10分それぞれおく。
・途中でコットンが乾いてきたら、随時ローションを足すのを忘れずに!
・パック後は、美容液などの通常のケアを行ってください。
■4〜7日目は…角層を「水」で満タンにする仕上げのダメ押し漬けで、夜のみローションパックを継続!
【朝】<STEP.1>:1回分を少量に分けて地ならしを
・ローションの適量は、よく500円玉大といわれるものの、1回でその量は肌に入っていきにくいことも。
・1円玉大ずつの少量を3回くらいに分けて塗ると、結果的に500円玉大の全量が肌に入っていきやすくなります。ローションは、分けて入れ込むと覚えておきましょう。
【朝】<STEP.2>「サーキュレーション塗り」で角質をほぐしつつ入れ込む
・手にとったローションを手のひらにのばし、前述の「サーキュレーション塗り」の要領で、内側から外側へ大きくなじませる。
・手のひら全体でなじませると、硬くなったキメがほぐれやすくなり、肌に水が入りやすくなります。
・1円玉大のローションを約3回分、手のひらで入れ込んでいきましょう。
【朝】<STEP.3>最後は、パッティングをしながら肌を鎮静
・ローションを約3回に分けて入れ込んだら、最後に手のひらに丸みをつけ、指の第一関節のみを使い、フェースラインを中心にパッティングしていきます。
・手に丸みをつけることで肌に風が送られ、肌が冷えて鎮静させることが可能に。
・その後は、美容液などの通常のケアを行います。
【夜】夜のみ、1~3日目と同様のスペシャル貼りでパック!
・朝は時間がなくとも、夜はリラックスしながら、角層に水分をため込ませて。
・1週間の後半の夜は、ローションパック+通常ケアを続けていきましょう。
・化粧水1本を使いきると、肌はやわらかさが増し、透明感もアップすること間違いなし。
・キメがふっくらとし、化粧くずれも激減するはずです!
化粧水「1本を1週間で使いきる」ローションパックで美肌になれる!詳細テクニック
肌のハリを取り戻す美容液【5選】
【1】クレ・ド・ポー ボーテ「シナクティフ イドラタンニュイn」
年齢と共に皮膚内のリンパ管の機能が低下し役割を果たさなくなるゴーストリンパ管の存在に着目。これをケアし、さらにハリ、弾力を高める独自成分を投入し強いハリが復活。
8月の“夏バテ肌”を救済!巡りを促す【リンパマッサージ】でデトックスを!
【2】シャネル「ル リフト セラム」
瞬時に引き締め効果を発揮し、ほうれい線を最速でケア! リフトアップに定評のあるラインの新美容液。安全性とパワフルな効果を両立した処方で、肌内部のあらゆる酸化メカニズムにアプローチし、老化の原因である活性酸素に対抗。丈夫でハリのある肌に育みます。
シャネル「ル リフト セラム」、その実力たるや恐るべし!形状記憶のようにハリ感が持続し、若返り効果大
【3】シンプリス「シンプリス コンセントレート ライン セラム」
ビューティブランド『シンプリス』は、自然の力と科学の力を融合させた、ホリディカル美容を提唱する山本未奈子さんがプロデュース。。スキンケアラインに加えて、ヘアケア、最近では女性のあらゆる悩みにアプローチするサプリメントが大人気です。こちらの目元用集中美容液は、目元や口元といった顔の印象を決める、細部のエイジングサインにアプローチ。潤いを閉じ込めて保湿し続ける、吸着型ヒアルロン酸を配合し、乾きや固さが気になる肌にも、潤いとやわらかさを与え、しなやかなハリ肌に導きます。目元だけではなく、ほうれい線など口元や額、首など年齢が刻まれやすい部分に使うのもおすすめ。
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【4】ディセンシア「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」
シワ改善有効成分としてD-リンクルアミドを配合した、敏感肌用のオイル状シワ改善美容液。伸びがよく、スムーズに顔全体に塗布できるオイルリキッド剤型になっており、敏感肌への刺激を回避。乾燥などの影響で固くなった角層を柔軟化させ、有効成分の浸透ルートを確保し、表皮性と真皮性の2層のシワにアプローチします。水溶性美容成分とオイル状美容成分の利点を活かし、つけた瞬間からハリのある肌に。
目尻の小ジワやほうれい線に!40代が本当に頼れる「シワ改善美容液」4選
【5】ランコム「アプソリュ オレオ コンセントレート」
ランコム『アプソリュ』から登場したアンプル状の集中美容液は、顕著な手応えが期待できる一品。落ち込んだ肌体力を強力にかさ上げするために、 「ランコム」がもつ最新の知見がギュッと詰め込まれています。『アプソリュ』ライン独自の希少な成分であるグラン ローズ エクストラクトが、肌の生まれ変わりを強力にサポート。3種類のセラミドによりトリ セラミド コンプレックスなどが素早く肌を潤しながら、外部環境からの影響を強力にブロックしてくれます。ダメージが目立つシワっぽくゴワついた肌が、ふっくらと柔らかい、艶やかな印象に…。感動的な変化で満たしてくれるでしょう。肌が疲れていると感じたら、疲れをため込む前に頼ってください。理想の肌を保つ、大切な秘訣です。
ランコム『アプソリュ』からダメージ肌を癒やす集中美容液登場!濃縮ローズオイルのパワーブースター
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- TEXT :
- Precious.jp編集部