パソコン作業やスマホ操作などで長時間上半身を動かさないでいると、肋骨周りの筋肉が凝り固まり、肋骨が正しい位置にキープすることができず、開いてしまうことが…!すると肋骨の中に収まるべき胃が下垂し、胃の下の小腸を押してその下の臓器を押し下げて、結果、ポッコリお腹に…。さらにウエストのくびれがなくなってしまいます。
肋骨とは内臓をぐるっと囲んでいる骨で、左右12本ずつ、合計24本あります。胸部や内臓を覆うようについているので、内臓を保護する役割があり、呼吸によって開いたり閉じたりと、意外と大きく動くのですが、長時間同じ姿勢で上半身を動かさない人は、肋骨を動かす筋肉が凝り固まりやすくなっています。
肋骨が正しい位置にキープできず開いてしまうと、肺も横隔膜も十分に動かすことができず、呼吸も浅くなります。呼吸が浅くなると血流が悪くなる、疲れが取れにくい、眠りが浅くなる、冷え・むくみ・肩こりといった不調を招くこともあるので肋骨の動きをよくすることは、とても大事なこと。
そこで、エイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのが、とても簡単な肋骨ほぐし。立ったまま、いつでもどこでもできるので、ぜひやってみてくださいね。
■Step1:肋骨の外側の筋肉をつかみ、上半身を前後にゆらす
肋骨の外側の筋肉を両手でつかむ。息を吐きながら上半身を前後にゆらします。力を入れて揉まなくても、上半身をゆらすことで筋肉がほぐれる効果が。1か所15回ゆらします。
■Step2:筋肉をつかんだまま、上半身を左右にゆらす
次に上半身を左右に、息を吐きながらゆらします。ここも1か所15回ゆらします。そして、つかむ場所を変えてStep1、Step2を繰り返します。くびれをつくりたい部分を、3、4か所、まんべんなく行いましょう。
【まとめ|くびれづくり&腰痛改善!村木さん流「肋骨ほぐし」メソッド4か条】
1. 姿勢の悪さや運動不足によって肋骨周りの筋肉が凝り固まる。
2.肋骨が柔軟に動かなくなることで開きやすくなり、寸胴体型になるし腰痛の原因にも。
3.さらに肺も横隔膜も十分に動かしにくくなり、呼吸がしづらくなるので肋骨ケアは重要。
4.肋骨の動きをよくする「肋骨ほぐし」を行えばスタイルアップにも、体調改善にも効果絶大。
以上、「くびれづくり&腰痛改善!村木さん流「肋骨ほぐし」メソッド」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は9月10日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子