【目次】
「前髪あり」くびれボブ【4選】
【1】丸い輪郭がキュッと引き締まった印象になる、くびれボブ
\PearLのMAYUさんがレクチャー!/
丸顔のボブヘア代表:上野真紀子さん(41歳/会社員)の場合
今回は、顔が大きく見られがちな丸顔さんにぴったりのショートボブスタイルを、代官山のヘアサロン「PearL」のスタイリスト・MAYUさんに教えていただきました。MAYUさんいわく、「丸みのある輪郭を補正するには、髪型で縦ラインをつくるのがおすすめです。縦長なシルエットを視覚的に生み出すポイントは、トップのふんわり感。さらにサイドのシルエットにくびれをつくると、横の広がりを抑えることができます」(MAYUさん)。
そんなスタイルをつくるには、顔まわりにレイヤーカットとパーマを施すことが有効とのこと。「とくに髪が細くなる40代は、トップのふんわり感が重要。でも、毎朝ヘアアイロンで巻くのは大変なうえ、巻いてもウェーブが取れやすく、ダメージも気になります。そこでレイヤーカットとパーマを仕込めば、巻かずふんわり感を実現。スタイリングも簡単で、お悩みも解決できますよ」(MAYUさん)。カットとパーマの方法を詳しく教えていただきましょう。「顔まわりは頰の下あたりに毛が落ちるようにレイヤーカット。表面にもレイヤーを入れ、全体は軽くならないように質感を整えます。パーマで襟足は外ハネ、ハチまわり(頭頂部と耳の間でもっとも出っ張っている部分のこと)は中間巻きを2回転して、縦に落ちるカールをつくり、くびれのある縦長フォルムに。前髪はやや斜めにカットしてストレートタッチで仕上げると、カジュアルで清潔感のある雰囲気になり、小顔効果も生まれます」(MAYUさん)。
<スタイリング方法>ふんわり感を作って、ベルのようなくびれシルエットに
「トップのふんわり感を出すために、分け目がつかないよう乾かしましょう。こめかみ辺りにボリュームを出し、外ハネくびれフォルムをつくればベルのようなシルエットに」(MAYUさん)。
<STEP.1>分け目と逆側から乾かす
<STEP.2>根元を弱風で乾かす
<STEP.3>中間~毛先10cmのパーマを出す
<STEP.4>スタイリング剤をなじませる
<STEP.5>前髪をコームでとかす
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- トップに分け目がつかないように乾かす
- パーマを戻すときはサイドにボリュームを出すイメージでシルエットをつくる
- 毛先は外ハネにしてくびれフォルムに
「スタイリング剤は、6割くらい乾かした少しウェットな状態でつけると、柔らかいパーマの質感が出せます。難しく考えすぎず、ふんわり感を意識してみてください!」(MAYUさん)。
40代のための【ショートボブ】丸顔さんを“小顔”に見せるテクニックを伝授!
【2】外ハネで丸顔をカモフラージュする、洒落感のあるくびれボブ
\apish kokubunjiの長谷川祐三さんがレクチャー!/
丸顔のボブヘア代表:猪岡祥子さん(43歳/フリーランスPR)の場合
apish kokubunji 店長の長谷川祐三さんによると、丸顔さんにとってNGなのが毛先を内側に丸めすぎるボブスタイルなのだとか。「毛先を丸く内側に入れるほど顔の丸さが強調され、顔の輪郭や大きさに視線がいってしまいます。輪郭から目線を外すためには、毛先に動きを出してあげると良いと思います」(長谷川さん)。
動きのあるスタイルで今おすすめなのが、外ハネシルエットなのだそう。「外ハネはナチュラルなストレートより、こなれ感のあるお洒落な印象に仕上がります。髪にくびれができると、頭全体の輪郭補整効果も。また、前髪の長さと重さも重要です。頬の高さで透け感のある前髪を作ってあげると、こなれた印象をプラスしながら輪郭もカバーできます」(長谷川さん)。透け感のある前髪は、毛量が減った髪を「あえて」の素敵スタイルに見せてくれる効果もあるそう。お洒落なスタイルが好きな40代の丸顔さんにぴったりなスタイルです。「カットはボブベース。前髪は頬骨の高さでカットしています。柔らかくて細い髪質なので、ペタンとしないように、あまりレイヤーは入れていません。髪色は透明感とツヤ感が出るオリーブベージュです」(長谷川さん)。
<スタイリング方法>外ハネでくびれを作って、こなれて見せる!
「ヘアアイロンで外ハネに。トップもペタンとしないように意識して。全体はややタイトですが、トップでふんわと動きを出してメリハリのあるスタイルに仕上げましょう」(長谷川さん)。
<STEP.1>毛先を外ハネに乾かす
<STEP.2>前髪をカーラーで巻く
<STEP.3>外ハネに巻く
<STEP.4>ジグザグに分け目をとる
<STEP.5>オイルをなじませる
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 根元からしっかり乾かし、乾いてからアイロンを使う
- 分け目をはっきり作らない
- スタイリングオイルをしっかりつけてなじませる
「スタイリングオイルをしっかり使うことで、程よくツヤ感が出て、透け前髪のおしゃれ感が際立ちます。トップにふんわり感はキープして」(長谷川さん)。
外ハネヘアで輪郭から視線を外す!丸顔をカモフラージュできる軽やかボブ
【3】かわいらしさと顔型カバーを叶える、フルバングのくびれボブ
\tricca daikanyamaの小走祥菜さんがレクチャー!/
丸顔のミディアムボブヘア代表:小川幸加さん(49歳/病院事務)の場合
「顔まわりはレイヤーをしっかり入れ、表面はローレイヤーで厚みを残して、動きが出るけど大人っぽいシルエットに。前髪は眉毛ジャストでカットすると、巻いたときに眉が少し見えてかわいいです。ヘアアイロンでのスタイリングが苦手な方は、デジキュアパーマで再現できるので、ご相談ください!」(小走さん)。
<スタイリング方法>毛先をワンカールするだけで自然な動きをオン!
「ボリュームダウンが気になる場合は、髪を乾かす前に保湿力のあるベース剤やオイルを仕込んで。スタイリング後には何もつけなくてOKです」(小走さん)。
<STEP.1>前髪をマジックカーラーで巻く
<STEP.2>上半分を毛先からワンカールさせる
<STEP.3>下半分を毛先からワンカールさせる
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 分け目はつけない!
- スタイリング剤は少なめに
- 内巻きも外ハネもカールは弱めが◎
「分け目をつけて乾かすと、ボリュームダウンや白髪などのお悩みも目立つように。髪を乾かす時は根元を立ち上げながらふんわり乾かして。そのボリューム感をキープできるように、スタイリング剤はつけすぎ注意です」(小走さん)。
【4】毛先の動きで丸顔が小顔になる、外ハネくびれボブ
\GARDEN aoyamaの豊田楓さんがレクチャー!/
丸顔のボブヘア代表:西原英理子さん(41歳/会社役員)の場合
「リップラインで全体をカットし、表面にレイヤーを入れて軽さをプラス。中間から毛先は毛量調整をしているのでスタイリングの際に動きが出やすくなっています」(豊田さん)。
<スタイリング方法>トップをふんわりさせて菱形シルエットに!
「トップをふんわり立たせることが大切。ペタッとしていると菱形シルエットにならず、小顔効果が半減してしまいます。毛先も巻きすぎないように注意しましょう。コテで半カール、形をつけるくらいが理想です」(豊田さん)。
<STEP.1>根元をドライヤーで立ち上げる
<STEP.2>全体の毛先を外ハネにする
<STEP.3>トップのレイヤー部分を内巻きに
<STEP.4>スタイリング剤を髪の中間から毛先にON
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- トップはドライヤーでふんわり仕上げる
- 毛先を巻きすぎない!
- スタイリング剤を表面や前髪につけすぎない
「スタイリング剤は髪の中間から毛先につけるのがコツ。根元、もしくは表面からつけるとスタイルが潰れやすくなるので、内側から持ち上げて後ろに流すようになじませましょう」(豊田さん)。
丸顔が小顔になる!毛先の動きで骨格をカバーした「菱形バランスの外ハネボブ」
「前髪なし」くびれボブ【3選】
【1】ふんわりとすっきりを兼ね備える、丸い輪郭を補正するくびれボブ
\AntiOursのMASAさんがレクチャー!/
丸顔のボブヘア代表:近藤 葵さん(40歳/主婦)の場合
「丸顔さんがボブヘアにパーマをかけるときには、注意が必要」と教えてくれたのは、ヘアサロン「AntiOurs」の副店長・MASAさん。「髪のボリュームダウンが気になり、パーマをかける40代の方は多いです。ですが、ボブヘアの場合、パーマのかけ方によっては全体が四角いシルエットになり、頭が大きく見えやすくなるという面も。より丸顔が強調されてしまうことになります」(MASAさん)。では、丸顔を強調させずにパーマをかけるポイントは?「丸顔さんには、メリハリと立体感のあるデザインがおすすめ。ハチ(頭頂部とサイド間の最も出っ張っている骨の部分)上にレイヤーを入れてパーマでくびれを作り、ボリュームをコントロールして縦長感をプラス。毛先はハネ過ぎると横に広がるので、軽く外へ逃がす程度にしましょう」(MASAさん)
それでは、パーマのメリハリと立体感で縦長感を演出するボブヘアをさっそくチェックしましょう。「あご下長さのワンレングスベース。ハチ上にレイヤーを入れています。パーマは「AntiOurs」オリジナルの“KPMパーマ”を使用。襟足は首に沿わせるように巻き、ハチ上は円錐形のロングロッドで根元付近からスパイラル巻きに。その他はボリュームが出すぎないように毛束の中間からリバース巻きにしています」(MASAさん)。
<スタイリング方法>タオルドライ&ブラッシングでふんわり感を出して!
「トップのふんわり感とパーマの質感がデザインのカギ。根元はブラッシングで立ち上げ、タオルドライをしっかり行い、パーマの持ちを良くしましょう」(MASAさん)。
<STEP.1>タオルドライで6~7割まで乾かす
<STEP.2>ブラッシングして根元を起こす
<STEP.3>根元を中心に8割まで乾かす
<STEP.4>オイルをなじませる
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- タオルドライはしっかりする!
- トップの根元は必ず起こす
- 毛先はハネさせず、外に逃がす
「40代は毛先がハネすぎると子どもっぽくなるので、外に逃がすようにスタイリングして自然なメリハリを作りましょう。毛先に抜け感を作ってナチュラルに仕上げて」(MASAさん)。
40代に似合う【ボブスタイル】パーマで叶えるふんわり感UP&すっきりシルエット
【2】菱形シルエットで顔型をカバーするくびれボブ
\AFLOAT XELHAの中川恵理さんがレクチャー!/
丸顔ショートボブヘア代表:高山明日香さん(43歳/メンタルコーチ)の場合
今回は、AFLOAT XELHAの店長・中川恵理さんに、40代の丸顔さんがショートにするときのポイントを教えていただきました。「丸顔さんがショートにするときは、前髪を長めにするのがオススメです。とくにセンターパートは、顔の縦がより強調されるので◎。毛先の落ちる位置を計算して、輪郭に菱形を作ってあげると、頬の丸みもカバーできます」(中川さん)。さらに全体のフォルムも菱形を目指すと、より丸顔がカバーできるのだとか。「内巻きフォルムだと丸みが強調されてしまうので、菱形をイメージしたカットでくびれを作ってあげるといいと思います。くびれフォルムは、トレンドのスタイルでもありますよ」(中川さん)。
また、今回のスタイルは、40代のお悩みに多い顔周りの薄毛と白髪もカバーできるそう。「トップの髪を顔周りに沿わせるように持ってくるので、根元が目立たず顔周りにボリュームが出ます。より効果的にするには、スタイリングも重要です」(中川さん)。そのカギとなる、スタイリング方法もチェック!「前下がりのレイヤーショートボブ。レイヤーを入れて、動きとボリュームが出やすいようにしています。毛先の毛量をしっかり取り、くびれを作って菱形フォルムに。センターバングにすることで、顔周りにも菱形が作りやすくなります」(中川さん)。
<スタイリング方法>前髪の生えグセをリセットして自然なセンターパートに!
「前髪は生えグセをとっておくと、真ん中で分けるだけで菱形フォルムが作れます。スタイリング前には、前髪を濡らしてブローしてクセをとり、全体もブローしておきましょう。襟足は外ハネにすると、より今っぽく仕上がりますよ!」(中川さん)。
<STEP.1>毛先を外ハネにする
<STEP.2>表面全体に動きをつける
<STEP.3>アイロンで前髪のクセをとる
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 生えグセをスタイリングする前に水で濡らしてブロー
- 巻く前には必ずブローして髪のキューティクルを整える
- 外ハネは強くしすぎない
「40代になると髪が乾燥しやすくなるので、毛量調節によるパサつきも強くなりがち。スタイリング前には、ヘアアイロン用のオイルをつけておきましょう。オススメは、『リファ ロックオイル』です」(中川さん)。
丸顔カバーには、センターパートのくびれショートボブが効果的!
【3】丸顔でも頭が大きく見えない! 抜け感のあるくびれパーマボブ
\ANTIのCHIIさんがレクチャー!/
丸顔のボブヘア代表:近藤 葵さん(40歳/主婦)の場合
「あごラインの前下がりボブベース。パーマは、エアウェーブ×ANTIオリジナルテクK・P・Mでダメージレスに! 中段は17mm円錐ロングロッドで、はち周りを締め、フェイスラインにも内側に入る毛束を作って引き締め効果を。毛先は14mmレギュラーロッドの逆巻きで、ラフなハネ感を作っています」(CHIIさん)。
<スタイリング方法>
「ドライヤー前にブラッシングをするだけで、根元の立ち上がり、パーマの再現性がグッと高まります。髪がペタッとしがちな方は、ぜひ取り入れてみてください」(CHIIさん)。
<STEP.1>頭皮用ブラシでブラッシング
<STEP.2>下から毛束を縮めるようにタオルドライ
<STEP.3>頭皮マッサージをしながら手の熱で乾かす
<STEP.4>ノンシリコンオイルを毛先にもみこむ
<STEP.5>根元を立ち上げながら乾かす
<丸顔×くびれボブ スタイリングのコツ>
- ドライヤー前に頭皮用マッサージブラシでブラッシング
- しっかりタオルドライしてカールを出す
- 髪に水分がある状態でノンシリコンオイルをつけて束感をキープ
「下から持ち上げるようにタオルドライしておくと、パーマの持ちもよくなります。少しウェットな質感が今っぽいので、オイルを使って束感とツヤ感を出しましょう」(CHIIさん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部