【目次】
- 髪の量が多い人がボブするときの注意点
- 【1】面長をカバーして小顔見せ
- 【2】うねりや膨らみを抑える大人ボブ
- 【3】生えぐせを味方につけてすっきりシルエット
- 【4】猫っ毛でも大丈夫な前下がりボブ
- 【5】うねりを活かした長めボブ
- 【6】分け目をいつでも変えてスタイル長持ち
- 【7】軽やかな外ハネで大人に似合う
- 【8】毛先ワンカールで軽快に
- 【9】まとまりやすさと程よいボリューム両立
- 【10】クセを活かして丸み×動きのあるスタイル
- 【11】毛量を調整して膨らみを抑える
- 【12】毛先のニュアンスですっきりボブに
- 【13】重さを残してグッドバランスに
- 【14】重心高めで首をすっきり長く
- 【15】パーマでバランスを整える
- 【16】菱形フォルムのくびれボブ
髪の量が多い人がボブするときの注意点
髪が多いからといって減らし過ぎるのはNG
ほどよいきちんと感が演出できるボブスタイルですが、毛量が多いと膨らみすぎるし、毛量を調節するために剥くとツヤのないパサパサ髪に。「40歳を過ぎると髪がパサついてツヤの出にくいエイジング毛が増えてきます。そんな髪にはある程度、重量感が必要です」(Velvet on the Beach 代表 桜井章生さん)。
【1】面長をカバーして小顔見せ
【How to style】
「やや前下がりのボブをベースに、前髪は目元と顔型に合わせてワイドにカット。サイドは丁寧に根元の重さを取って、ラフな動きが出るようにしています。毛先が薄くなりすぎないように意識したカットが重要です」(ROI スタイリスト 今井雄二さん)。
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【2】うねりや膨らみを抑える大人ボブ
【How to style】
1本1本が太くてしっかりしているうえに、毛量もたっぷりあるモデルさんの髪。「うねって広がりやすいエイジング毛があるのは、だいたい後頭部から襟足にかけて。このあたりを重点的に毛量を調整すれば、広がりは抑えられます」(FIX-UP銀座店 ヘア&メイクアップアーティスト 高橋紀衣さん)。
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【3】生えぐせを味方につけてすっきりシルエット
【How to style】
髪の1本1本が太く毛量もあるモデルさんの髪質。「襟足にかなりボリュームがあるのでアップスタイルが似合う髪質です。襟足をただ短く刈り込むのではなく、梳きばさみで毛量を調整しておくと、髪が伸びてきたときも襟足が不自然に浮くことはありません」(ACQUA omotesando 総店長 熊谷安史さん)。
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【4】猫っ毛でも大丈夫な前下がりボブ
【How to style】
「この髪質でワンレングスにすると広がってしまうので、レイヤーを入れてシルエットにメリハリをつけるとご自身でも扱いやすいスタイルになります」(sui表参道店 ヘアデザイナー 中村育美さん)。
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【5】うねりを活かした長めボブ
【How to style】
1本1本が太くてボリュームもあるモデルさんの髪質。
「この髪質で毛先を内巻きにしたスタイルにすると、よけいに髪が膨らむのでNG。毛先を外はねにして、シルエットにくぼみをつくると似合います。うねりが出ている生え際は、前髪とサイドをつなげるようにカットして動きを出すと、軽さのあるスタイルになります」(natura 店長 杵淵雅也さん)。
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【6】分け目をいつでも変えてスタイル長持ち
【How to style】
髪が硬くて毛量もあるモデルさんの髪。「前髪を左右同じ長さに揃えてラウンド気味にカットしておくと、センター分けもできるのでスタイルの幅が広がります」(SUNVALLEY 副店長 みち子さん)。また、白髪の目立ちを遅らせるには色選びも重要。「白髪の多い方は赤みを抑えた寒色でカラーリングをすると、白髪が伸びてきても目立ちにくい効果があります。アッシュ系の色にバイオレットを加えるとツヤ感がアップするのでおすすめです」(みち子さん)。
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【7】軽やかな外ハネで大人に似合う
【How to style】
「外ハネになるように、やや前下がりにカットしています。ハチ上にレイヤーを入れて、菱形シルエットに。前髪は薄めに取り、頬の一番高いところでカット。広がりやすい髪質なので、内側はしっかり量感調節して膨らまないようにしています」(kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん)。ベースカラーはアッシュブラウン。「髪色は、ある程度明るくしてあげるとツヤ感が出せて、肌も明るく見えます。また、ハイライトをブレンドして、柔らかい質感を出しながら白髪もなじませています。髪の乾燥や白髪が気になる方におすすめです」(トップカラーリスト 斎藤嘉一さん)。
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【8】毛先ワンカールで軽快に
【How to style】
髪が太くて硬いうえに、ボリュームもあるモデルさんの髪。「とてもしっかりした髪質なので、パツンと切りそろえると毛先がはねやすく、収まりにくくなります。毛先で毛量が調整できるレザーカットにすると、重ためのボブでも柔らかな雰囲気に仕上がるのでおすすめです」(Rougy ヘアデザイナー 江良栞さん)。
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【9】まとまりやすさと程よいボリューム両立
【How to style】
「ベースはグラデーションカットでまとまりやすく、表面は動きが出るように顔周りにかけてレイヤーを入れています。動かす部分と引き締める部分で、メリハリを作るのがポイント。ボリュームダウンが気になる方は、トップにパーマをかけてもいいと思います」(GARDEN aoyama スタイリスト 塩見 勇さん)。
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【10】クセを活かして丸み×動きのあるスタイル
【How to style】
髪が細くてやわらかいモデルさんの髪質。年齢を重ねるごとにクセが強くなり、カットして1ヶ月も経つとまとまりにくくなるとか。「クセが強い方はストレートパーマをかけておくと、髪が伸びたときもまとまりやすくなります。毎月のように全体にストレートパーマをかけるのは髪への負担が大きすぎるので、前髪だけ、表面だけという具合に、髪の様子を見ながら部分的にかけるといいですよ」(FIX-UP銀座店 スタイリスト 幡矢智之さん)。
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【11】毛量を調整して膨らみを抑える
【How to style】
毛の1本1本がしっかりしてボリュームも硬さもあるモデルさんの髪。「毛量を髪の表面で調整すると広がってしまう上にパサついて見えるので、内側でしっかり調整しています。表面の髪をカットしていない分、その重みで抑えられるメリットもあります。このスタイルは、モデルさんとは全く逆のボリュームが出にくい方にも向いています」(SUN VALLEY店長 忠本功さん)。
【12】毛先のニュアンスですっきりボブに
【How to style】
1本1本がしっかりとして硬く、ボリュームたっぷりあるモデルさんの髪。「前下がりにするとシャープな印象になってしまうので、前をやや上がり気味のシルエットがおすすめです。あごのラインをすっきり見せる効果もあります」(natura 店長 杵淵雅也さん)。
【13】重さを残してグッドバランスに
【How to style】
硬くて太い髪質で、頭のはちが張っているためよけいに広がりやすい中村さんの髪。「はちから下が広がりやすいと、ちょうどその上あたりがへこんでしまうんです。そうなると、どうしてもトップにボリュームが出にくくなります。髪の表面にレイヤーを入れて動きが出るようにして、さらに後頭部に丸みが出るように形をつくっておくと、スタイリングもしやすくなりますよ」(DIFINO aoyama 店長 山口祐亮さん)。
【14】重心高めで首をすっきリ長く
【How to style】
レイヤーはトップの表面に入れ、ウエイトを高めにしているのが特徴。「ウエイト低めのローレイヤーは若い人向き。ウエイトを高めにするとフェイスラインをキュッと引き締め、首のラインをほっそり長めに見せる効果があるんですよ」(apish cherie 店長 井原早紀さん)。
【15】パーマでバランスを整える
【How to style】
「あごラインの前下がりボブベース。パーマは、エアウェーブ×ANTIオリジナルテクK・P・Mでダメージレスに! 中段は17mm円錐ロングロッドで、ハチ周りを締め、フェイスラインにも内側に入る毛束を作って引き締め効果を。毛先は14mmレギュラーロッドの逆巻きで、ラフなハネ感を作っています」(ANTI 店長 CHIIさん)。
【16】菱形フォルムのくびれボブ
【How to style】
髪の1本1本がしっかりとして、膨らみやすい井上さんの髪。「毛量が多いのですが、剥いたり削ぎすぎたりすると、今度は髪にツヤ感がなくなります。また、毛先を削ぐと貧相に見えるので、仕上げにフォルムを整えるようにカットするのがポイントです」(Velvet on the Beach 代表 桜井章生さん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部