【目次】
- 顔がむくむ原因
- 【1】リンパ節の詰まりを流す「鎖骨」リセットマッサージ
- 【2】鼻筋がスッキリ「鼻」つまみマッサージ
- 【3】輪郭のもたつき解消「耳」の後ろを刺激するメソッド
- 【4】むくみ目がスッキリ「眼輪筋」ほぐしマッサージ
- 【5】首をほぐしてリフトアップ!「首」コリ解消メソッド
- 【6】むくみ、たるみがすっきり!「輪郭」の引き締めマッサージ
顔がむくむ原因
■長時間の前傾姿勢
私たちの体には「リンパ管」という管が張り巡らされていて、そのなかを流れるのが「リンパ液」と呼ばれる体液。これをまとめて「リンパ」と呼んでいます。この、リンパのはたらきは不要な水分や老廃物を回収し、体外への排出することですが、この流れが悪くなることでむくみが起こりやすくなります。
顔のむくみの原因のひとつが、スマホチェックによる長時間の前傾姿勢。首、顔の筋肉が緊張しっぱなしでカチカチになることで、リンパだけでなく血流も流れが悪くなってしまうのです。さらに顔まわりには、リンパ、血管が集中しているため流れが滞るとすぐにむくみが現れやすい、とも言われていますし、これに加齢によるたるみが加わることで顔がゆるんで大きくなったように見えてしまうのです。
むくみ、たるみに効く!村木宏衣さん直伝【輪郭引き締めマッサージ】
■ストレスによる歯の食いしばり
ストレス過多のキャリア女性は、無意識に奥歯をグッと噛み締めてしまったり、寝ている間の歯ぎしりしてしまうこともあり、食いしばりがくせになっている、という人も多いのではないでしょうか? 食いしばりがくせになってしまうと、頬骨からフェースラインに存在している咬筋(こうきん)が使い過ぎで硬くなり、発達してしまいます。これによって顔が横に広がり、エラ張り状態に…。加えて老廃物が溜まり、むくみが起こるので、顔がどんどん大きくなってしまうのです。
食いしばりによる「エラ張り」を解消!顔の歪みやコリをほぐす2ステップのマッサージ
【1】リンパ節の詰まりを流す「鎖骨」リセットマッサージ
■顔に触れずに小顔&美肌になる
\このメソッドの効果とポイント/
・顔のむくみ、くすみの原因は「鎖骨のリンパ節のつまり」にあり。圧をかけてほぐし代謝アップを。
・指でプッシュするだけよりも、「イヤイヤ」「ウンウン」の動作を入れると効果倍増。
・大胸筋をほぐすと姿勢がよくなり、深い呼吸ができるように改善。自律神経のバランスも整いやすい。
・いつでもどこでも簡単にできるのが利点。首こり解消にもなるので仕事の合間に行ってリフレッシュを。
<STEP.1>鎖骨の手前側の4か所をプッシュしてリンパ節に圧をかける
鎖骨の手前には、大きなリンパ節があります。ここが詰まると顔に血流がいかなくなり、リンパの流れも滞り、むくみやくすみ、肌荒れの原因に。のどぼとけ側から外側に向かって4か所プッシュをして圧をかけるとコリがほぐれて、血流もリンパの流れも改善。さらにここには頭を傾ける働きをしている斜角筋があり、これがほぐれることで、首こり解消にもいい。
<STEP.2>プッシュしながらイヤイヤと首を振り、負荷をかけてしっかりとほぐす
STEP.1でプッシュした4か所のうち、痛みやこりを感じたところをさらにしっかりとほぐしていきます。中指でしっかりと押さえたまま、「イヤイヤ」というように、小さく首を横に振ります。これを5回。さらに負荷がかかるので、コリがしっかりとほぐれて、リンパの流れがさらによくなります。
<STEP.3>プッシュしながらウンウンと縦に首を振り、さらにデトックス効果をアップ
これもSTEP.2と同様に痛みやこりを感じたところをさらにしっかりとほぐす動作。中指でしっかりと押さえたまま、「ウンウン」というように、小さく首を縦に振ります。これを5回。これでさらなるデトックス効果が。
<STEP.4>仕上げに大胸筋をさすってほぐす
手を握りこぶしにして、第二関節の平らな部分を使って、前胸部の広く平たい筋肉=大胸筋をほぐしていきます。右手のこぶしで左側の大胸筋をほぐすのですが、こぶしにしっかりと力を入れて骨にまで圧をかけるように、写真のように5〜10㎝の幅で5回スライドさせながらマッサージを。これを体の中心側から行い、次にこぶしの位置を肩側に向かってずらし、同様に行います。写真で示したように3か所に分けて行いましょう。
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【2】鼻筋がスッキリ「鼻」つまみマッサージ
■鼻のむくみを解消、メリハリ顔に
\このメソッドの効果とポイント/
・長時間のマスクの影響で鼻がむくんで小鼻が広がり、メリハリのないもったりとした顏に。
・鼻周りの筋肉が凝り固まることでリンパの流れが滞ることが原因。
・気になる部分をつまんで「え」「お」「え」「お」という簡単メソッドでむくみを解消。
・継続ケアで小鼻を小さくし、団子鼻をスッキリとさせて中高い顔に変わる。
<STEP.1>むくみが気になる部分をつまみ、「え」「お」と口を動かす
鼻をつまんだまま、鼻の穴を膨らませるイメージで「え」「お」と口を動かします。1か所につき10回繰り返しましょう。鼻の筋肉がほぐれてリンパが流れやすくなるので、広がった鼻のむくみ解消に。
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【3】輪郭のもたつき解消「耳」の後ろを刺激するメソッド
■メイク後でもフェースラインがスッキリ!
\このメソッドの効果とポイント/
・顔が大きくなったように感じるのは太ったわけではなく、むくみによる輪郭のゆるみが原因のひとつ。
・リンパの滞りがむくみの最大の原因なので、リンパ節のつまりを解放することが先決。
・老廃物と余分な水分を流すために、耳の後ろにあるリンパ節部分に圧をかけてつまりを解消。
・硬く凝り固まっている人ほど滞っている可能性が。アグアグと口を開閉することでしっかりと圧がかかる。
<STEP.1>耳の後ろ、下あごの上部の骨に親指を引っかけて固定
親指が当たる部分は、顔の周りにあるリンパ節のひとつ。リンパの流れが滞り、ここが詰まると余分な水分が溜まりむくみ顔に。両方同時に行ってもいいし、片方ずつでもOK。
<STEP.2>親指を引っかけたまま、「アグアグ」といいながら口を開閉する
ただ圧をかけるだけでも効果はありますが、口を「アグアグ」と開閉することで、リンパ節の周りの筋肉に深く圧がかかり、老廃物が流れやすくなります。
たるんだフェースラインは耳の後ろを刺激するべし!仕事中でもできる簡単マッサージ法
【4】むくみ目がスッキリ「眼輪筋」ほぐしマッサージ
■肌を傷めずに目元をほぐす
\このメソッドの効果とポイント/
・まぶたのむくみは眼輪筋の緊張によって血液循環やリンパの流れが悪化し、水分や老廃物が滞るのが原因。
・むくみは疲れ目のサインで、悪化すると肩こりや頭痛を引き起こすことも。
・こまめに眼輪筋をほぐすのが得策ですが、皮膚が繊細な目元に強いマッサージはシワを生むので要注意。
・むくみ目を解消するのは、眼輪筋の上部をほぐすのが効果的で、村木さんのメソッドなら肌を傷めずに眼輪筋をほぐすことができる。
<STEP.1>ほぐす位置、眼輪筋の上部を確認
眼輪筋とは目をぐるりと囲んでいる、まぶたの開閉のときに使う筋肉。むくみ目を解消するのは、眼輪筋の上部をほぐすのが効果的で、まずはその位置を確認しましょう。
<STEP.2>指3本を使って優しくマッサージする
人さし指、中指、薬指の先を眉下に当てて、クッと軽く持ち上げたまま、左右に小刻みに揺らします。これはこわばった眼輪筋を緩める効果あり。
3本指を使ってほぐす順番は、丸で示したように、はじめに赤丸の位置の眉頭側、次に指の位置をずらして青丸の位置の眉尻側を。左右に小刻みに揺らす動作を、各10秒ずつ行いましょう。
<STEP.3>まぶたを開閉して眼輪筋を鍛える
STEP.1と同様に、人さし指、中指、薬指の先を眉下に当てて、クッと軽く持ち上げたまま、まぶたを開閉する。これによって眼輪筋が鍛えられて弾力がアップする効果あり。これをSTEP.2のように、眉頭側、眉尻側、各20回ずつ行って。そして反対の目も同様に。両目を同時に行ってもOK。
むくみ目が即スッキリ!正しい「眼輪筋ほぐしマッサージ」で疲れ目を解消
【5】首をほぐしてリフトアップ!「首」コリ解消メソッド
■胸鎖乳突筋をほぐして膨張顔がスッキリ
\このメソッドの効果とポイント/
・スマホに集中して、あごが前に突き出る姿勢で長時間過ごしているとガチガチに固まった「スマホ首」に。
・姿勢が悪くなり、つらいコリ、顔のむくみやたるみを引き起こすことも。
・首コリ解消には胸鎖乳突筋をほぐすのが効果的。
・寝ながら行えるこのメソッドを就寝前に行うとリラックス&熟睡しやすくなる。
<STEP.1>胸鎖乳突筋の位置を確認
後頭部と鎖骨をつなぎ、首の前で頭の重さを支える「胸鎖乳突筋」とは首を回すときに使う筋肉。丸印の5か所をプッシュして緊張をゆるめていきます。
<STEP.2>片手で首を挟み、胸鎖乳突筋を親指で押さえる
これは寝ながら行うメソッドですが、手の位置がわかりやすいように起きた状態の写真で解説します。
親指以外の4本の指を首の後ろに添えて、片手で首を挟みようにします。そして胸鎖乳突筋を親指で押さえましょう。両手で行うと首や頸動脈を圧迫しやすくなってしまうので、片手ずつ行いましょう。
<STEP.3>胸鎖乳突筋を押さえたまま、縦と横に小さく首をふる
横になり、STEP.2のように親指で胸鎖乳突筋を押さえた状態で、首を縦に「うんうん」、横に「いやいや」とするように小さく振ります。これを5回繰り返しましょう。プッシュする位置は、STEP.1の丸印のところです。反対側の胸鎖乳突筋も同様に行いましょう。
村木宏衣さん指南|むくみが取れてリフトアップ!膨張顔がスッキリする首コリ解消メソッド
【6】むくみ、たるみがすっきり!「輪郭」の引き締めマッサージ
■フェース用オイルで肌を傷めずにほぐす
\このメソッドの効果とポイント/
・顔の間延び、二重あごの原因は顔のむくみとたるみ。
・スマホによる前傾姿勢がによって、首や顔のリンパや血流の流れが悪くなるのが原因のひとつ。
・筋肉やリンパの流れにアプローチする、指で圧をかけるマッサージが効果的。
・摩擦で肌を傷めないようにフェイスオイルを使うのがマスト。
<STEP.1>人さし指を曲げ、平な面をあご下に当てる
人さし指の第一関節と第二関節の間の平らな部分をあご下にあてます。あてるのは、あごの骨から2cm内側の位置。
<STEP.2>骨に際に沿って耳下まですべらせる
あご下から骨に際に沿って耳下までゆっくりとすべらせていきます。このとき、左のケアには右手を、右のケアには左手を使い、息は止めないで、深呼吸しながら行いましょう。
<STEP.3>首筋に沿って鎖骨まですべらせる
鎖骨には老廃物を流すゴミ箱のようなリンパ節があるので、ここまでしっかりとマッサージすることでむくみ解消につながります。このSTEP.1〜3までを左右5回ずつ繰り返します。
むくみ、たるみに効く!村木宏衣さん直伝【輪郭引き締めマッサージ】
- TEXT :
- Precious.jp編集部