【目次】

【1】代謝を上げて脂肪を燃やす「お腹プッシュ」メソッド


村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらきひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。

■ お腹プッシュで代謝がアップ! むくみ解消メソッド

\このマッサージの効果とポイント/
・むくみがひどい、疲れが抜けない人は、内臓疲労と呼吸が浅いことが大きく関与。
・血流も代謝がダウンし、脂肪を溶かす力が落ちるので太りやすくなることも。
・内臓と横隔膜をプッシュしてほぐせば、運動しなくても代謝アップに。
・全身の血流がアップして、むくみ解消、脂肪も燃焼しやすくい体に整う。

<STEP1>壁に背中をつけて寄りかかるように座る

・お腹をしっかり押すので、壁に寄りかかって座ると圧をかけやすい。
・このとき、あぐらをかいて楽な姿勢に。

背筋は伸ばして、お腹がしっかりと伸びた状態で座りましょう。

背筋は伸ばして、お腹がしっかりと伸びた状態で座りましょう。

<STEP2>息を吸いながら指で内臓をグーッとしまいこむように押す

・腰に手を当てるように、親指は背中側、それ以外の4本指は脇腹=腹斜筋に。
・そして息を吸いながらお腹を凹ませて、優しく内臓をしまいこむように、約5秒間プッシュ。これを5回繰り返して。

内臓の動きが良くなると消化が良くなり、さらに脂肪を溶かす力もアップするのでメタボ解消、ダイエットにも効果的です。

内臓の動きが良くなると消化が良くなり、さらに脂肪を溶かす力もアップするのでメタボ解消、ダイエットにも効果的。

内臓の手前にあるのが腹斜筋。多くの人が硬くなっているので、なかなか指が中に入らないかも。この腹斜筋をほぐして、内臓にまで刺激が届くと、胃、肝臓、小腸、大腸の動きが活発になり、全身の血流がアップして代謝が上がる。

<STEP3>横隔膜(おうかくまく)をプッシュして肋骨のなかにしまいこむ

・親指以外の4本指をみぞおちに当てる。
・そして、肋骨の一番下の骨の奥に横隔膜を優しくしまいこむように、息を吸いながらお腹を凹ませて、5秒間プッシュ。
・これを5回行って。

横隔膜も硬くなっている人が多いので、STEP2のときと同様に、初めは硬くてなかなか指が入りずらいかくても、続けていくうちにやわらかくなっていく。

横隔膜も硬くなっている人が多いので、STEP2のときと同様に、初めは硬くてなかなか指が入りずらい。続けていくうちにやわらかくなっていく。

横隔膜というのは、ろっ骨の下にあるドーム状の筋肉。息を吸ったり、吐いたりする動きにあわせて、縮んだり、ふくらんだりすることで呼吸を助けるという大事な存在。年齢とともに、平たく硬くなり、動きづらくなることで、呼吸も浅くなってしまう。結果、代謝が落ち太りやすい体に…。ここで行っているのは、横隔膜をやわらかくして呼吸をしやすくすること。座ったままで代謝アップ&むくみ解消がかなう。

疲労感やむくみを解消! テレワーク中に座ったままできる「代謝を上げる」コツとは?

【2】お腹まわりすっきり!「腹斜筋を動かす」メソッド


■くびれをつくり、コリも一掃!「壁タッチ上半身捻り」

\このマッサージの効果とポイント/
・ウエストがもたつくのは腹斜筋が硬化し脂肪を溜め込みやすくなっている可能性が。
・腹斜筋が柔軟でしっかりと稼働していれば、お腹周りはすっきり状態に。
・上半身を捻って腹斜筋を緩めるこのストレッチは、くびれ復活に効果的。
・この動きは背骨を回旋させるので背中のコリ、腰痛解消になるので習慣化がおすすめ。

<STEP1>足を腰幅に開いて立ち、肘を曲げて右手を上げる

・壁を背中して立つ。足を腰幅に開くことでしっかり踏ん張れて、体幹が鍛えられる効果も。
・腕はしっかりと開く。

足を腰幅に開いて立ち、肘を曲げて右手を上げる

<STEP2>上半身を左方向に捻り、右手で壁をタッチする

・この時手が下がらないようにキープし、背骨が回旋するのを意識しながら上半身を捻じる。
・そして手のひら全体で壁をタッチする。
・これを左右交互に、左右で1セットとして10〜20回行う。

上半身を左方向に捻り、右手で壁をタッチする

くびれをつくり、コリも一掃!村木宏衣さん考案「壁タッチ上半身捻りメソッド」

【3】お腹痩せ&腰痛解消に効く!「脂肪と腹直筋をほぐす」メソッド


■お腹の脂肪&腰痛を同時に解消!2分でできるマッサージ

\このマッサージの効果とポイント/
・運動不足&長時間のデスクワークでお腹周りに脂肪がつきやすくなるし、腰痛引き起こす。
・原因は「お腹が硬くなっていること」なので、お腹をほぐすことが課題に。
・このメソッドはお腹の「脂肪をほぐす」「腹直筋をほぐす」という2ステップで完了。
・腰痛や便秘解消になり、ウエストもすっきりするので習慣化するのがおすすめ。

<STEP1>お腹の脂肪をつかんだまま、膝を上げ下げする

・椅子に座り、お腹の脂肪が気になるところを深くつかんだまま、左右の膝を上げ下げする。
・左右の上げ下げで1カウントとして、1か所につき5回ずつ行う。
・これなら手の力を使わずに、簡単に効率よくお腹の脂肪、老廃物をほぐして流すことができる。

おへそ周りの気になるところをつかみ、息を吐きながら行いましょう。腸の動きも良くなるので、便秘解消にも。

おへそ周りの気になるところをつかみ、息を吐きながら行いましょう。腸の動きも良くなるので、便秘解消にも。

<STEP2>腹直筋を細かくマッサージする

・腹直筋とは、胸の下から恥骨あたりまで縦に長く覆っている、いわゆる「シックスパック」をつくるときに重要な筋肉のこと。ここが硬くなると脂肪を溜め込みやすくなり、腰痛も引き起こす。
・右手で左側の腹直筋をほぐす。中指と人差し指の指の腹を使って、左右に小刻みに動かしながら胸の下から恥骨あたりまでマッサージをしていく。
・1か所につき6往復行って。同様に左手で右側の腹直筋をほぐしていく。

このとき、息は止めずに深呼吸をしながらリラックスした状態で行いましょう。

このとき、息は止めずに深呼吸をしながらリラックスした状態で行いましょう。

お腹痩せ&腰痛解消に効く!2分でできる「お腹ほぐし」メソッド

【4】皮下脂肪の定着を防ぐ「お腹つかみ」マッサージ


■飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足が重なったときにおすすめ

\このマッサージの効果とポイント/
・運動不足なうえに、食べる量が多くなる…これが正月などのイベント時に太る原因。
・皮下脂肪が定着してしまう前に、脂肪や老廃物を排出するマッサージがおすすめ。
・指でお腹の脂肪をつかんだまま脚を左右に揺らす方法なら、効率良くもみほぐせる。
・深いところの筋肉をとらえるようにガシッとつかむのが秘訣。これでお腹周りがすっきり!

<STEP1>脂肪が気になるところをつかみ、脚を揺らす

・仰向けになり、脚を閉じて膝を立てる。そして両手で脂肪が気になるところをつかむ。
・このとき奥の筋肉を捉えるように深いところをつかむのがコツで、息を吐きながら膝を左右に小刻みに揺らす。これを10往復。

奥の筋肉を捉えるように思い切ってガシッとつかみましょう。凝り固まっている筋肉がほぐせて歪み解消にも。

奥の筋肉を捉えるように思い切ってガシッとつかみましょう。凝り固まっている筋肉がほぐせて歪み解消にも。

<STEP2>おへそ周りを中心に時計回りに7か所行う

・丸で示したところをつかんで、脚を左右に揺らしましょう。
・おへそ周りはリンパが集中しているので、ここに刺激を与えると血行が良くなり、代謝がアップする効果あり。

丸で示したところ以外にも、気になるところがあれば併せてケアをしましょう。

丸で示したところ以外にも、気になるところがあれば併せてケアをしましょう。

<STEP3>動いた老廃物を鼠径部(そけいぶ)のリンパ節に流す

・老廃物を巻き込んで厚くなった皮下脂肪がほぐれるので、老廃物が動いて流れやすい状態に。
・そこで腹部に手のひらを当てて、動いた老廃物を鼠径部のリンパ節に向かって流しましょう。

力を入れる必要はなく、さする程度でOK。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。

力を入れる必要はなく、さする程度でOK。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。

寝ながら簡単にできる!お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージとは?

この記事の執筆者
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