【目元医療|美容医療編】目周りメニュー辞典|目周りの病と今できること

年齢を重ねると目力が失われますが、その原因は3つあります。

ひとつ目はまぶたが下がり、目の縁の線が、曖昧になること。ふたつ目はまぶたがかぶさり黒目に光が入らず、目の輝きが失われること。3つ目は下まぶたのふくらみで、目の下に不要な影を生じさせることです。若々しさを増幅させる目力復活を叶える、美容医療を紹介します。

お話を伺ったのは… 原かや 先生
八重洲形成外科・美容皮膚科 院長
形成外科専門医・レーザー専門医。東京女子医科大学卒業後、同大形成外科学教室に入局し、都立多摩総合医療センター、スタンフォード大学形成外科、東京女子医科大学東医療センターを経て、東京駅近くで八重洲形成外科・美容皮膚科を開業。柳田の形成外科系かかりつけ医。

これから先、どんな悩みが生じるのでしょう?私たちの目周りには「病」と「非病」が混在している

30代後半くらいから始まる本格的な顔の型崩れは、40代50代から顕著に目立ち始めます。目周りはさまざまな悩みに見舞われますが、多くは老化に伴う見た目の劣化なので、必ずしも治療をする必要はありません。例外は眼瞼下垂症です。

「まぶたが開きにくくなるので、生活に支障が生じます。重度になると健康保険による治療が適用となる病です。医師に相談することをおすすめします」と話すのは八重洲形成外科・美容皮膚科院長の原かや先生。眼瞼下垂症などいくつかの治療は眼科でも可能ですが、機能の改善と同時に審美的な美しさも希望するなら、形成外科専門医の先生が適切です。

「老化に伴い生じた悩みは、治療で改善しても、老化そのものは止まらないので再度の治療が必要になります。長い付き合いができるドクターに出会うには直接の知り合いの口コミがベストですが、誰かにとっての名医が自分にとっても名医だとは限りません。怖がらずに、多くのクリニックでカウンセリングを受けてみることが大事です。迷ったらすぐに決めずに、持ち帰って検討してください」

老け感を増幅させる2大「型崩れ」悩みは『眼瞼下垂症』と『下まぶたのふくらみ』

スキンケア_1,アンチエイジング_1
 

眼瞼下垂症とは、まぶたをまぶたの筋肉で適切な位置に上げることが困難となる疾患で、目力を失わせる大きな原因のひとつです。まぶたが開きにくい理由が筋肉や筋膜などの劣化ではなく、皮膚が伸びた偽性眼瞼下垂症の場合もあります。条件を満たすと健康保険の適用になり、費用負担が少なくなることも。まずは自分の状態をチェックしてみましょう。

スキンケア_2,アンチエイジング_2
 

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鈴木 宏(人物)、Getty Images
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
大塚まゆか
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きくちりえ(Softdesign)
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)