2024年大河ドラマ『光る君へ』の一条天皇で幅広い年代のファンを引き付け、現在放送中のドラマ『五十嵐夫妻は偽装他人』ではラブコメディのときめきを思い出させてくれた塩野瑛久さん。その幅広い魅力をぎゅっと詰め込んだカレンダーが発売開始！ 前編では、俳優になっての10年、そして2025年4月はじまりでつづる、『塩野瑛久 2025年カレンダー』の撮影に要したこの1年を振り返ります。
「「自分の人生は自分だけのもの。自分で決めて、行動していくしかありません」
――俳優になって10年が過ぎ、舞台、映画、ドラマと活躍の場を広げてきた塩野さん。そのキャリアはとても順調に見えますが…。
「ここに来るまでに10年かかったことを考えると、やっぱり紆余曲折あって、決して順調とはいえません。根本は慎重派で、若いときでも勢い任せにすることはなかったように思います。もちろん、うまくいかないこともたくさんあって、それでも自分の行動に後悔をしたことはなくて――いや、そう言い聞かせているだけかもしれないけれど、それでもいいと思えます。
たとえば、僕は高校に進学しない道を選びました。それが本当によかったのだろうかと思うこともあったけれど、その選択をしていなかったら、今自分はここにいないんだと、今は肯定しています。大河ドラマのオーディションには何度も落ちたけれど、受かるほうが少ないんだからと、その度に前を向く。そうやって、自分の選択を正解にして、ここまでやってこられたんだと信じています。
とはいっても、日々迷うことはあるし、優柔不断なところもあるんですよ。たとえばお弁当を選ぶときに、肉にするか魚にするか、なかなか決められなかったり（笑）。正直、俳優を続けるうえで、選択に迫られて迷うこともたくさんあります。そのたびに、全力で考えて、決定して、行動し、肯定する。その繰り返しですね。自分の人生は自分だけのもの。誰かが責任を取ってくれるわけではないですから」
――特に変化の大きかったこの1年、振り返ってみていかがでしたか？
「ひとつひとつ、一生懸命やっていただけで、あっという間に感じます。ただ、役の幅が広がった一年だったかなと思います。
Oggi.jpでの連載『あきじかん』で１年を通して写真を撮ってもらい、それがカレンダーになるというのはいい経験になりました。たくさんある写真のなかでも、デニムを着てオールバックの髪型にしたカットはお気に入りです。あと、青空を背景にした写真は未公開のものなので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。（※どんな写真なのかはぜひカレンダー実物でご確認ください！）
カレンダーのために新しく撮り下ろししたものもありますし、珍しい夜のロケにも挑戦しました。自分で見返してもいろんな顔がありますが、全部いまの自分です。
2024年、変化は大きかったけれど、自分の根底にあるものも、働く環境も、実は大きく変わっていません。今年30歳を迎えましたが、数字としての年齢を意識することはなくなりました。そもそも、実は年齢表記なんて不要で、その数字だけで判断されてしまうのは違うんじゃないのかなと思っていたんです。それより、演じている役がどう見えるかが大事で、それが役者という仕事なのだと思っています。
今年から年齢表記はなしにしようかと考えていたら、偶然にも吉田 羊さんも同じ考えだったんです。やっぱり母上（※NHK大河ドラマ『光る君へ』では親子役）なだけありますね（笑）」
――塩野さんがさらにその先に描く自身の未来像、俳優という仕事への独自のスタンスは、インタビュー＜後編＞で。
◾️Information◾️『塩野瑛久 2025年カレンダー』発売中！
Oggi.jpでのファッション連載『あきじかん』がカレンダーになりました。2025年4月始まりのカレンダーは、塩野さんご本人がセレクトした連載公開カット及び未公開カット、新規撮り下ろしカットにて構成。塩野さんの魅力がギュッと詰まった仕上がりになりました。
詳細は、塩野瑛久カレンダー公式X（@akijikan_cal）にて。
塩野瑛久さんご出演のイベントも4月27日（日）に開催決定！ イベントの参加抽選シリアルコード付きのカレンダーは、「小学館百貨店」にて後日販売予定です。
タイトル：塩野瑛久 2025.04-2026.03 Calendar
発売： 2025年3月中旬発送予定
価格：￥2,970（本体￥2,700+税）
サイズ：A5判サイズ 卓上ケース入り
ページ数：30ページ
発行：小学館
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