働く女性がスーツをまとうことは、相手に対する礼儀をさりげなく伝えるだけでなく、ワントーンによる端正なインパクトも大きな魅力です。

雑誌『Precious』4月号では、【I’m a Suit Woman.|どんなキャリアにも寄り添う誇り高きスーチングスタイル】と題し、洗練されたキャリア女性たち、それぞれの職種にふさわしいスーツスタイルの現在を探りました。

本記事では、大政 絢さんが着こなすキャリア別のスーチングスタイルをまとめてご紹介します。

■1:外資系コンサルタント|季節感のある美しい色で前向きな心を。最旬シルエットで時代を読む力を表現!

ニナ リッチのスーツを着た大政絢さん
ジレ¥209,000・パンツ¥151,800(イザ〈ニナ リッチ〉)、ブラウス¥71,500(サン・フレール〈プロタット〉)、ベルト¥86,900(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ピアス¥990,000・チョーカー上¥2,310,000・下¥1,980,000・リング[左手]¥1,430,000・[右手] 指先側から/¥660,000・¥693,000・バングル手首側から¥1,210,000・¥990,000・¥1,265,000(内原ホールディングス〈クリヴェリ〉)、時計『ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー』/価格要問い合わせ(オーデマ ピゲ ジャパン)、バッグ¥781,000(ヴァレクストラ ジャパン)、サングラス¥50,600(モスコット トウキョウ)、靴¥133,100(JIMMY CHOO)

私の顧客でもあるラグジュアリー企業のイベントに参加する日。トレンド感と季節感を程よくおさえたきれい色のスーツで、ポジティブなマインドを表現したいと思う。

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■2:弁護士|黒より柔らかな印象を与えるライトグレーのスーツを素材やディテールで華やかに!

マックスマーラのスーツを着た大政絢さん
ジャケット¥330,000・シャツ¥100,100・スカート¥216,700(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、眼鏡¥64,900(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、イヤリング¥550,000・ブローチ¥1,430,000・リング[人差し指]¥609,400・[中指]¥880,000(TASAKI)、バッグ『L’XXL』¥1,585,100(デルヴォー)、その他/私物

私は国際機関で司法に携わる弁護士。裁判だけでなく、大きな会議に出席する機会も増えて、黒やネイビーのダークスーツより、少し柔和な印象を与えるグレーの出番が多い。

艶やかな素材やひとクセあるディテールにこだわり、華のある親しみやすさを心掛けて。

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■3:管弦楽団コンサートマスター|控えめながら視線を集める動きやすくて、エレガントな黒のノーカラースーツが定番

「ドルチェ&ガッバーナ」のスーツスタイルをまとった大政絢さん
ジャケット¥561,000・スカート¥256,300・時計¥1,848,000・バッグ¥275,000・靴¥136,400(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)、その他/私物

ヨーロッパに留学後、現地の小さなオーケストラにポストを得て、今はコンサートマスターを務めている私。日頃からクラシックなホールに似合うエレガンスを心掛けている。

ソリストなど主役を迎えながら、その場をまとめる立場では、モノトーンのスーツが最適。おのずと伸縮性のある動きやすい素材のノーカラースーツという選択に。色は小物でドラマティックに取り入れている。

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■4:スポーツ写真家|どんな場所でも自信を授ける上品なラメが織り込まれたリネンの爽やかなスーツ

「ブルネロ クチネリ」のスーツスタイルをまとった大政絢さん
アズールブルーのジャケット¥609,400・パンツ¥315,700・カットソー¥82,500・ベルト¥127,600・サングラス¥89,100・靴¥315,700(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ネックレス¥173,100・ブレスレット[左手]¥80,500・[右手]¥375,200・リング[左手]¥81,400・[右手]¥46,200(トムウッド 青山店)、時計¥678,700(日本ロレックス / チューダー)、その他/私物

今日はアスリートのポートレート撮影へ。4WDの愛車を駆ってどこへでも行くけれど、グラウンド以外での装いは、相手への敬意も込めて、スーツが私のユニフォーム。

ホテルでの取材もあるから、ラメ糸を織り込んで上品に煌めくリネン素材のゆったりとしたスーツが、リラックス感と自信を授けてくれる。

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■5:商業建築家|上質なレザーアイテムで匠の技を感じせるカジュアルスーチング

「エルメス」のスーツスタイルをまとった大政絢さん
ジャケット¥1,397,000・プルオーバー¥1,014,200・スカート¥651,200・イヤーカフ各¥60,500・ブレスレット¥250,800・時計¥239,800/ストラップセット価格・靴¥475,200・書籍《NOUVEAULIVRE2024》¥4,730(エルメスジャポン)、フロアーランプ¥297,000・テーブルランプ¥192,500・壺型の花瓶¥257,400・手型の花瓶¥99,000・キャンドルホルダー¥22,000(カッシーナ・イクスシー青山本店)、デスクチェア¥159,500(ザ・コンランショップ新宿本店〈ヴィトラ〉)、ガラステーブル¥466,400・ハイスツール各¥106,700(マジス ジャパン)、その他/私物

レストラン、ブティックから住宅まで、インテリアも含めた設計依頼が多い私の仕事。ファッションにおいても上質な素材選びへの審美眼が問われるので、スーツにもさりげなく、職人技が冴える上質レザーを使用したものを選んで。

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■6:植物学教授|まだ肌寒い講堂での授業はブークレウールのふっくらとしたパンツスーツで

「ボッテガ・ヴェネタ」のスーツスタイルをまとった大政絢さん
ジャケット¥520,300・パンツ¥250,800・イヤリング¥100,100・リング¥105,600/参考価格・プルオーバー/参考商品(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)、眼鏡¥48,620(ルックスオティカジャパン〈オリバーピープルズ〉)、時計『レベルソ・トリビュート・モノフェイス』¥1,399,200(ジャガー・ルクルト)、その他/私物

植物学の研究者である私には、着心地のいいパンツスーツとカジュアルなニットが欠かせない。今日は由緒ある建物のひんやりとした大講堂で行う授業のため、ふっくら柔らかなジャケットを軽く羽織って研究室を後にした。

どこか懐かしいギンガムチェックをブークレウールに織り込んだ愛らしさが、テーラードの端正さと相まって、若い学生たちにも好評で。

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■7:ファッションエディター|コレクション会場スナップの常連としてスタイルを確立。「いつもスーツ」でアイコンに!

「グッチ」のスーツスタイルをまとった大政絢さん
ジャケット¥324,500・ワンピース¥236,500・イヤリング¥764,500・スカーフ¥72,600・リング[人差し指]¥550,000・[中指]¥280,500・バッグ『グッチ ホースビット 1955』¥517,000・キーチャーム¥62,700(グッチ)、その他/私物

ファッション誌のエディターとして取材する海外のコレクション会場では、私自身にもカメラが向けられる。アナ・ウィンターのように多忙なキャリアは、ワンパターンのなかでスタイルを極めるのが洗練への近道と納得。

以来、スーツでトレンドを楽しんでいる。カーディガン感覚のジャカードニットのスーツは旅先でも便利。女らしいワンピースとのセットアップで。

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※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※記事内情報は、2025年3月中旬時点のものです。掲載時期より変更がある場合がありますので、予めご了承ください。

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PHOTO :
曽根将樹(PEACE MONKEY)
STYLIST :
三好 彩(人物)、CHIZU(プロップ)
HAIR MAKE :
ヘア/西村浩一(VOW-VOW)、メイク/三澤公幸(Perle)
MODEL :
大政 絢(Precious専属)
COOPERATION :
港区立郷土歴史館、明治生命館、京橋エドグラン
EDIT&WRITING :
藤田由美、喜多容子(Precious)