【目次】
- 『ダークナイト』のあらすじ、概要
- 『ダークナイト』主要キャストは?登場人物まとめ
- クリスチャン・ベール(ブルース・ウェイン/バットマン役)
- ヒース・レジャー(ジョーカー役)
- アーロン・エッカート(ハービー・デント/トゥーフェイス役)
- マギー・ジレンホール(レイチェル・ドーズ役)
- ゲイリー・オールドマン(ジェームズ・“ジム”・ゴードン役)
- マイケル・ケイン(アルフレッド・ペニーワース役)
- モーガン・フリーマン(ルーシャス・フォックス役)
- 『ダークナイト』のトリビア、知識
『ダークナイト』のあらすじ、概要

『ダークナイト』の公開時期
『ダークナイト』は、2008年7月18日にアメリカで公開されました。これは3つの映画からなる『ダークナイト トリロジー』シリーズの第2弾にあたり、前作『バットマン ビギンズ』から約3年ぶりの新作として注目されました。
日本では、約1か月後の同年8月9日に公開。人気シリーズの続編とあって、多くの映画ファンが劇場に足を運びました。
『ダークナイト』のあらすじ
マフィアの手に落ちたゴッサム・シティで、銀行強盗事件が発生。しかし、直後に犯人の大半が殺害される。唯一の生き残りとなったのは、主犯格であるジョーカー(ヒース・レジャー)だった。一方、治安回復のためにタッグを組んで活動していたバットマン(クリスチャン・ベール)とゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)に、新米の地方検事であるハービー(アーロン・エッカート)が加わる。彼らの活動は勢いに乗ると思われたが…。
『ダークナイト』主要キャストは?登場人物まとめ
『ダークナイト』は、いわゆる“正統派ヒーロー”とは一線を画したヒーローたちと、極悪非道な犯罪者を中心に描いたクライム系アメコミ映画。公開から17年が経過した2025年8月現在、主要キャストを務めた俳優たちの動向が気になるところです。
それでは、『ダークナイト』で主要キャラクターを演じた俳優の当時とその後の様子をチェックしていきましょう。
クリスチャン・ベール(ブルース・ウェイン/バットマン役)
まずは、主演を務めたクリスチャン・ベールの公開当時の姿を見てみましょう。

クリスチャン・ベールは、主人公である“バットマン”ことブルース・ウェインを演じました。マフィアの手に落ちた街を救うべく活躍するバットマンの正体は、なんと大企業の経営者。チャリティ活動に積極的なクリスチャン・ベールは、街のために戦うバットマンになぞらえて“本物のヒーロー”とも評されています。
ここからは、クリスチャン・ベールの現在の姿を見てみましょう。




『ダークナイト』公開当時は34歳、2025年8月時点では51歳のクリスチャン・ベール。公開当時の姿は、うっとりしてしまいそうなイケメンぶり。加えて、大企業経営者のブルースらしい大人の男性の気品も感じられます。
50代に突入した現在は、相変わらず端正な顔立ちにミドルエイジならではの渋さがマッチ。ラフなTシャツやかっちりしたスーツも完璧に着こなしています。
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ヒース・レジャー(ジョーカー役)
次は、『ダークナイト』を代表する悪役を演じたヒース・レジャーをご紹介します。『ダークナイト』公開前に撮影された貴重な写真を見てみましょう。





ヒース・レジャーは、ゴッサム・シティで数々の凶悪事件を起こす快楽犯罪者・ジョーカーを演じました。ピエロのメイクを施した独特な風貌と、奇怪すぎる言動で本作屈指の人気キャラクターとなったジョーカー。この難しい役を完璧に演じるため、ヒース・レジャーは1か月もホテルにこもって役づくりに没頭したのだそう。
『ダークナイト』公開を半年後に控えた2008年1月22日、ヒース・レジャーは28歳という若さで急逝。あまりにも突然の出来事に、ファン・批評家・映画関係者からは驚きと悲しみの声があがりました。今回ご紹介した写真は、彼が亡くなる直前に撮影された貴重なショットとなっています。
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アーロン・エッカート(ハービー・デント/トゥーフェイス役)
続いて、バットマンたちと共闘する新人地方検事を演じたアーロン・エッカートの公開当時の姿を見てみましょう。

アーロン・エッカートは、ゴッサム・シティにはびこる悪と戦う新人地方検事ハービー・デント、のちのトゥーフェイスを演じました。当初はアーロン・エッカートの爽やかさにぴったり合う、実直な新人検事。しかし、ある悲惨な出来事がきっかけで、爽やかな雰囲気とは真逆の存在に。そのギャップに驚かされます。


『ダークナイト』公開当時は40歳、2025年8月時点では57歳のアーロン・エッカート。公開当時の姿は、悪に立ち向かうハービーらしい爽やかなイケメン。優しそうな微笑みに、思わずキュンとしそう。
2025年8月時点での最新情報として、主演映画『Deep Water』の公開が予告されています。一方、出演作の収録以外でカメラの前に姿を見せる機会は、2019年以降激減している様子。
マギー・ジレンホール(レイチェル・ドーズ役)
次に、『ダークナイト』のヒロインである検事を演じたマギー・ジレンホールの公開当時の姿を見てみましょう。

マギー・ジレンホールは、ブルースの幼なじみでハービーと同期の検事、レイチェル・ドーズを演じました。強い信念と精神力の持ち主で、残酷な犯罪者相手にも物怖じしないレイチェル。前作『バットマン ビギンズ』で同役を演じたケイティ・ホームズの代役として出演を決めたマギー・ジレンホールは、クリストファー・ノーラン監督と相談して役をつくり上げたそう。
ここからは、マギー・ジレンホールの現在の姿を見てみましょう。




『ダークナイト』公開当時は30歳、2025年8月時点では47歳のマギー・ジレンホール。公開当時の姿は、大胆なシルエットながら上品さが感じられるバックレスドレスを美しく着こなすレディ。
40代後半になった現在は、大人の女性ならではの上品さと妖艶さが全開。身長175cmという抜群のプロポーションを活かし、上品ながら抜け感もあるデニムコーディネートやロングドレスも着こなしています。
ゲイリー・オールドマン(ジェームズ・“ジム”・ゴードン役)
続いて、バットマンと組んで街を護るべく奮闘する警部補を演じたゲイリー・オールドマンの公開当時の姿を見てみましょう。

ゲイリー・オールドマンは、バットマンと協力して街の治安回復のために活躍する警部補、ジェームズ・“ジム”・ゴードンを演じました。ハービーに負けず劣らずの正義感に溢れており、危険な現場にも堂々と飛び込むゴードン警部補。ゲイリー・オールドマンの高い演技力によって、キャラクターの魅力に惹き込まれるファンが続出しました。
ここからは、2025年に撮影されたばかりの、ゲイリー・オールドマンの現在の姿を見てみましょう。




『ダークナイト』公開当時は50歳、2025年8月時点では67歳のゲイリー・オールドマン。公開当時の姿は、穏やかな笑顔が印象的なミドルエイジの男性。
60代後半になった現在は、髭をたくわえた穏やかな雰囲気のシニアに進化しています。ハリウッド映画界をけん引してきたベテラン俳優としての風格も備わり、持ち前の演技力の高さとゴードン警部補のようなエネルギッシュさを活かして活動を続けています。
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マイケル・ケイン(アルフレッド・ペニーワース役)
次は、ブルースに仕える執事を演じたマイケル・ケインの公開当時の姿を見てみましょう。

マイケル・ケインは、ブルース家お抱えの執事、アルフレッド・ペニーワースを演じました。普段は余計な発言ばかりのアルフレッドですが、空気がまったく読めないわけではない様子。その姿は、コミカルとシリアスを的確に演じ分けたマイケル・ケインと重なります。
ここからは、比較的近い時期に撮影されたマイケル・ケインの貴重な写真を見てみましょう。


『ダークナイト』公開当時ですでに75歳、2025年8月時点では92歳という高齢のマイケル・ケイン。公開当時の姿は、優秀な執事を彷彿とさせる老紳士。90代に突入してからは老いが目立つものの、健康的な姿を見せていました。
マイケル・ケインは、90歳の誕生日を迎えた7か月後の2023年10月、俳優業を引退しました。その後は穏やかな老後生活を送っているようです。
モーガン・フリーマン(ルーシャス・フォックス役)
最後に、バットマンをサポートする研究者を演じたモーガン・フリーマンの公開当時の姿を見てみましょう。

モーガン・フリーマンは、バットマンを全面的にサポートする研究者、ルーシャス・フォックスを演じました。バットマンの活躍を支える武器などを開発する天才研究者のフォックス。長年にわたって多彩な役を演じ、映画監督やナレーターの経験もあるモーガン・フリーマンのイメージによく合う、器用な人物です。
ここからは、モーガン・フリーマンの現在の姿を見てみましょう。




『ダークナイト』公開当時は71歳、2025年8月時点では88歳のモーガン・フリーマン。公開当時、すでにベテラン俳優として世界中に名を馳せていただけあって、堂々とした貫禄が伝わってきます。
80代後半に突入してもなお、現役で活動中。年齢を感じさせない大柄な体格とベテランならではの風格も健在です。相変わらずスーツ姿がよく似合い、かっちり着込んでもラフに着崩しても様になっています。
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『ダークナイト』のトリビア、知識
ここからは、『ダークナイト』にまつわるトリビアをご紹介します。
『ダークナイト』は何が話題になった?
『ダークナイト』は、アメリカン・コミック『バットマン』を原作とした『ダークナイト・トリロジー』シリーズの第2弾として製作されました。本シリーズは、メガホンを取ったクリストファー・ノーラン監督にちなんで「ノーランバース」と呼ばれることもあるそうです。
本作は興行面・批評面どちらも大成功を収めました。一方、第81回アカデミー賞・作品賞では受賞どころかノミネートすらされず、世界中で波紋が広がりました。
『ダークナイト』はどれくらいヒットした?
『ダークナイト』は、全世界での興行収入が10億ドルを超える歴史的な大ヒット作となりました。北米地域だけでも5億3300万ドルを超え、そのうち1億5830万ドルは公開初週で稼ぎ出しています。日本での興行収入は約16億円で、興行通信社による公開初週の週末動員数ランキングで初登場2位となりました。
その大ヒットぶりは、当時の映画世界歴代興行収入ランキングで4位に入るほどでした。2025年8月21日時点では55位となっています。
『ダークナイト』が起こしたブームは?
『ダークナイト』は、社会の闇に生きる登場人物たちの動向も見どころのひとつ。そのなかでも、本作最大の悪役であるジョーカーは抜群の知名度と人気を獲得し、名実共に『ダークナイト』のアイコン的存在として親しまれています。
ジョーカーを見事に演じきったヒース・レジャーは、前述したように役づくりにあたって1か月もホテルにこもり、ジョーカーの言動を研究。彼の努力は演技力にも表れ、没後に複数の映画賞で助演男優賞を受賞しました。
『ダークナイト』の現状は?
『ダークナイト』公開から4年後の2012年7月20日、『ダークナイト トリロジー』最終作となる『ダークナイト ライジング』がアメリカで公開されました。日本では、1週間後の同年7月28日に公開されています。
『ダークナイト ライジング』も爆発的な大ヒットを記録し、世界全体で10億8500万ドルに迫る興行収入を獲得。2025年8月21日時点での映画世界歴代興行収入ランキングで39位となっています。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images