大人のナチュラルメイクはどうつくる?【第3回】マスカラ編

マスカラを塗る女性
大人がナチュラルメイクをする際のマスカラ使いとは?

Precious的大人のナチュラルメイクを考える企画、3回目はマスカラです。

20代のころはふさふさしていたまつげも、年を重ねるごとに量が減り、コシもなくなってきます。たるんだまぶたと痩せたまつげのせいで目元はぼやけ、思っている以上に老けた印象に。根元からくっきりアップさせるマスカラテクを学んで、若々しさを取り戻しましょう。

【第1回】盛りメイクは老けを呼ぶ。「抜いて」「効かせる」バランスで若々しく!

メイクをした女性
マスカラを入れた完成図

40代になったらボリュームは根元だけに!まつげ全体はカールを意識して

痩せたまつげにボリュームを出そうと、まつげ全体にマスカラをたっぷり塗ってしまうと、ダマになりやすい上に、時間が経つとマスカラの重さでまつげがダレてきます。

ただでさえ目元のたるみが気になる40代なのに、まつげも下がってしまったら、黒目が隠れて余計に目が小さく見えてしまいます。そう、40代になったら、マスカラはただ塗るだけではダメなのです。

そもそもまつげが寂しく見える原因は何でしょう。まつげの減少? もちろんそれもそうですが、一番は根元のスカスカ感なんです。

鏡をまっすぐ見たときに、まつげとまつげの間に隙間ができていませんか? まつげは目のフレームに沿って生えていますから、ここに隙間ができてしまうと、当然目力は弱くなってしまいます。隙間ができて弱ってしまったまつげを復活させるには、根元をしっかり埋めることが大切です。

根元の密度が上がり、際が黒々すればフレーム効果で目元がぱっちり。根元が埋まれば、まつげは上向きにカールさせるだけでOK。ダマのないきれいな上向きまつげを作ることで、ナチュラルなのにきちんと感のある大人のまつげが完成します。

黒マスカラで根元をしっかり埋めて!

ナチュラルメイクが流行の今、アイライン同様、マスカラもブラウンが多く出ていますが、今回は根元を引き締めて目力を出したいので黒を選択します。カール力がしっかりあれば、ロング、セパレート、ボリューム、なりたいイメージでどれを選んでも構いません。

各種マスカラとビューラー
(左から)長さもボリュームも自由自在。エスティ ローダー ピュア カラー エンヴィ ラッシュ マルチ エフェクト マスカラ 01 ¥4,000、ダマになることなく、ハイボリュームなまつげを実現。パルファン・クリスチャン・ディオール マスカラ ディオールショウ パンプ&ボリューム ¥4,200、まつげをケアしながら、濃く艶やかなセパレートまつげをつくる、美容液マスカラ。ヘレナ ルビンスタイン ラッシュ CC 01 ¥4500(使用色)、まつげに負担をかけず、軽くはさむだけできれいなカールが作れる。資生堂 アイラッシュカーラー213(替えゴム1個付き)¥800(使用品)

■PROCESS1:ビューラーでまつげの根元を上げる

ビューラーでまつげの根元を上げる女性
ビューラーは3箇所に

ビューラー(資生堂)も根元が大切。まずはまつげの根元をしっかりはさんだら、そのまま2秒キープ。ビューラーは根元、中間、毛先の順に、手首を返しながら小刻みに動かして、まつげ全体をカール。最後にもう一度根元をギュッとはさんで。

■PROCESS2:マスカラで根元の隙間を埋める

マスカラで根元の隙間を埋める女性
マスカラはすっと塗る方がおすすめ

マスカラは、まつげケアしながらきれいにカールアップしてくれる、ヘレナ ルビンスタインのCCマスカラを使います。塗るのは上まぶたの中心部分から。まず根元にブラシを置いたら、そのまま軽く押し当てて、まつげとまつげの隙間に色を乗せます。根元を埋めたら、ブラシを上方向動かして、毛先はすっと抜きましょう。

ブラシを左右に動かす「ギザギザ塗り」は、ボリュームを出したときに有効ですが、ダマにもなりやすくなるので、ナチュラルに仕上げたいなら、すっと塗る方法がおすすめです。

■PROCESS3:目尻はワイドに流して

目尻は流して塗る女性
根元はしっかり、毛先はすっと

目尻も中心部分と同じよう、根元はしっかり、毛先はすっと抜くように塗っていきましょう。毛先を抜くときに気持ちサイドに広がるようにすると、きれいな扇形に仕上がります。切れ長効果で目がぱっちり!

■PROCESS4:目頭の短いまつげはすくいあげて

目頭の短いまつげを塗る女性
短いまつげもすくい上げる

目頭のカーブは、ブラシを少し傾けると、まつげに絡みやすくなります。短いまつげもしっかりすくい上げましょう。目頭部分にまつげがあると若々しく見えるので、ていねいに塗っていきます。

■PROCESS5:下まつげはブラシを縦にして

下まつげを塗る女性
下まつげも塗る

下まつげはブラシを縦にして、先端を使って塗っていきます。まずはダマになってもいいので、たっぷりつけてうぶ毛までしっかりキャッチしましょう。下まつげにマスカラを塗らないと、上まぶただけが目立地、若づくりに見えてしまいます。バランスを整えるためにも、下まつげも必ず塗りましょう。

■PROCESS6:最後にダマをオフ

ダマになったマスカラをとる女性
ダマになったマスカラは落とす

最後に、ブラシをコーム代わりに使い、ダマになったマスカラを落とします。ブラシについている余分な液を落としてから行うと簡単です。ダマをしっかりオフすることで、自然なのに、まつげ1本1本が太くなったかのような仕上がりに。

上まつげ、下まつげの塗り方を動画で解説!

 

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