今さら聞けないベースメイクの基礎2:「ファンデーション」の塗り方
ファンデーションには、パウダリー、リキッド、クリーム、クッションなどがありますが、今回はリキッドを使用します。リキッドは、薄く塗れたり、厚く塗れたり、塗る量が調整しやすいのはもちろん、艶や潤い力も抜群。さらに伸びがいいので、シミやくすみ、しわなどが上手にカバーできます。
最近のリキッドファンデーションは、衛生的ということもあり、ディスペンサー式が主流です。ちなみにあなたがディスペンサー式のファンデーションを使う場合、1回の肌づくりに何プッシュ使っていますか?
正解は半プッシュ。ずいぶんと少ないように感じますが、前回お届けした下地の2色使いで肌の土台はほぼ完成しているので、ファンデーションは極少量でOKなんです。1プッシュ出したら、それが適量だと思い、すべての量を使いたくなってしまいますよね。でも実はこの「もったいない精神」が、厚塗りを呼んでしまうのです。
■ファンデーションはのびがよく潤いたっぷりのリキッドを
■PROCESS1:リキッドを大豆大取る
ファンデを厚く塗ると肌のトラブルはカバーできますが、そのぶん「塗っています」感が出てしまい、結果、老けて見えてしまいます。ファンデーションは極少量に、ナチュラル肌を目指しましょう。出す量は半プッシュぐらいでOKですが、もし多く出してしまっても、すべて塗らないように。後で行うコンシーラーで使うので、そのまま手のひらに残しておきましょう。
■PROCESS2:頬の内側から外側に向かって薄く伸ばす
ファンデーションはおでこ、鼻筋、頬、顎、顔の中心をベースに塗りましょう。顔の中心に塗ることで、厚塗りが防止されるのはもちろん、光が中心に集まって小顔効果にもなるんです。まずは頬の広いところから。指の腹を使って内側から外側に薄く塗り広げます。
■PROCESS3:Tゾーンもしっかり塗り込んで
崩れやすいTゾーンは、指の腹で押し込むようにしっかり密着させます。おでこは中心からくるくると、鼻筋は指を小刻みに動かして。小鼻の下や口の周りの凹凸部分も忘れずに塗りましょう。
■PROCESS4:まぶたは手に残ったファンデーションを使って薄く
くすみやすいまぶたにもオン。まぶたは後からアイシャドウを塗るので、ファンデーションをたっぷり塗ってしまうと、ヨレてしまいます。手に残ったもので薄く塗りましょう。
■PROCESS5:スポンジでファンデーションを密着させる
頬やおでこなどはスポンジの広い面を使って、ポンポンと軽くたたき込むようになじませて。リキッドファンデーション用のスポンジは、大きくて広げやすく、余分なファンデーション吸い取りながら、綺麗に密着してくれます。
■リキッド専用スポンジを使って、仕上がりさらに美しく!
■PROCESS6:目の周り、小鼻、口の周りはスポンジの角を使って
目の周りや小鼻、口の周りなどは、スポンジの角を凹凸部分にしっかり当てて、優しくなじませます。目の周りはとてもデリケートなうえに、シワにファンデーションが入り込んでヨレやすくなるので、しっかり密着させて。
■PROCESS7:フェースラインは軽くなじませる程度に
最後にフェースラインの上から下にスポンジをスライドさせて、ファンデーションの境目をなじませます。下地で立体感を仕込み、さらにファンデーションを中心にのせることで、光が顔の中心に集まって、パーンと張ったように見えます。
シリーズ「大人の肌づくり」
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