大人のナチュラルメイクはどうつくる?【第1回】アイシャドウ編

大人がナチュラルメイクをする際の、アイシャドウ使いとは?
大人がナチュラルメイクをする際の、アイシャドウ使いとは?

ここ数年、ファッションもビューティも〝ナチュラル〟がブーム。メイクの特集では、「抜け感が命」「アイメイクは頑張りすぎないで」「ヌーディな肌が旬」なんて言葉が並びますが、40代・50代の女性がこの言葉を真に受けて実践してしまうと、ただの手抜きのオバさんに…。

時代遅れのばっちりメイクは嫌だけど、きちんと感は欲しい。そんな声に応えて、今回から6回に渡り、旬のニュアンスをほどよく取り入れた大人のナチュラルメイクをお届けします。

最後に動画でも解説しているので、色の入れ方やブラシの力加減など、参考にしてくださいね。

アイシャドウを入れた完成図
アイシャドウを入れた完成図

40代になったらアイメイクもブラッシュアップしなきゃ!

「アイメイクに気合いを入れればいれるほど、目が小さく見える」「20代から好んで入れていた色だけど、最近似合っていないような気がする」「ブラウンメイクをすると老ける」…。なんだろう? 40代になってから感じるアイメイクの違和感。その原因は、たるみやくすみなど、エイジングサインが現れた目元に、メイクの技術が対応しきれていないから。くすんだ目元に強すぎるグラデーションメイクは浮いてしまうし、かといってハリ感が低下した目元に弱すぎるアイメイクを施しても目力なんて出ない。

要は、抜くところは抜いて、効かせるとことはしっかり効かせる、このバランスが大切なのです。

アイメイクの定番ブラウンは、赤み系を選んで華やかに!

20代のころから慣れ親しんできたブラウンメイク。実はこのブラウンの色選びに〝問題あり!〟の人が多いのです。「ええええ、ブラウンはブラウンでしょ」、と思ったあなた。同じブラウンでも黄みがかっていたり、ほどよくグリーンが効いていたり、最近ではグレーとベージュが合わさったグレージュなんていう色もあるんですよ。

ですから大人がブラウンメイクをするときは、まず色の選択が重要に。ナチュラルかつ老けないアイメイクを目指すなら、リッチな赤み系のブラウンを選びましょう。赤(ピンク)が入ることでくすみがカバーされて、明るい目元になります。

左/赤みのあるブラウンは、大人の女性の愛らしさを引き立てる。エトヴォス ミネラルクラッシィシャドー 2 ¥4,000(使用色) 右/温かみのあるレッドとレンガブラウンのセット。ジルスチュアート リボンクチュール アイズ 19 ¥5,000
左/赤みのあるブラウンは、大人の女性の愛らしさを引き立てる。エトヴォス ミネラルクラッシィシャドー 2 ¥4,000(使用色) 右/温かみのあるレッドとレンガブラウンのセット。ジルスチュアート リボンクチュール アイズ 19 ¥5,000

■PROCESS1:アイホール全体にベージュブラウンをぼかす

上まぶたに色を入れます
上まぶたに色を入れます

アイホールにベースカラー、目の際には締め色をしっかり入れて、眉下にはパールのハイライトを効かせる。20代のころに流行ったグラデーションメイクは、時代遅れなのは言うまでもありませんが、色をムダに重ねることでメリハリが出すぎてしまいます。これが老けて見えてしまう原因です。

上まぶたに色を入れる目的は、くすみをカバーするため。ブラウンより明るいピンクベージュブラウン(エトヴォスの左上)を目の際から上に向かってぼかしましょう。ピンク効果で目元に明るさが甦ります。

■PROCESS2:「上まぶたの際」に、濃いブラウンを入れて締める

目の際には濃いブラウンを
目の際には濃いブラウンを

40代になるとフェイスラインや頬のハリ感が失われるばかりでなく、目元もたるんできます。いくらナチュラルメイクが流行っているからといって、際を締めないのはNG。目元がたるむと、ぼんやりとした印象に見えてしまいます。

目の際は赤みが入った濃いブラウン(エトヴォスの右上)でしっかり締めましょう。チップの先を使ってライン的に入れるのがポイントです。

■PROCESS3:上まぶたの目尻から1/3のところにピンクブラウンをぼかす

目尻よりに明るいブラウンを入れてブラシでぼかす
目尻よりに明るいブラウンを入れてブラシでぼかす

上まぶたのくすみが目立つ人は、PROCESS1で入れたベージュよりワントーン明るいピンクブラウン(エトヴォスの左下)を目尻寄りに重ねましょう。ここに明るい色を乗せることで、目元に華やかさと透明感が生まれます。

色というより明るさをプラスしたいので、ブラシでしっかりぼかすのがポイント。

■PROCESS4:下まぶたにもピンクブラウンをふんわりのせて

明るいブラウンで下まぶたもぼかす
明るいブラウンで下まぶたもぼかす

PROCESS3で使ったピンクブラウンを下まぶたにぼかします。下まぶたに明るい色を入れることで、くぼんだ目元にハリ感が生まれふっくら。目頭側がくぼんでいる人は、目頭寄りを若干広めに入れましょう。くぼみのせいでできてしまった影が飛んで、明るくなります。

■PROCESS5:下まぶたの目尻から1/3のところに濃いブラウンを

下まぶたの目尻側に濃いブラウンを
下まぶたの目尻側に濃いブラウンを

最後に2で使った濃いブラウンを、下まぶたの目尻寄りに細く入れます。濃いブラウンで締めることで、たるんでタレ目になってしまった目元がキュッと引き上がります。

上まぶた、下まぶたへのアイシャドウの入れ方を、動画で解説!

 

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