【目次】
「カーラー」を使った巻き方【6選】
【1】頭頂部を巻くことで、フェイスラインがすっきり見える!

いつの間にか丸くなってしまったあごのライン。このラインをカバーするには、トップのスタイリングに秘策があるようです。髪を乾かすときは手ぐしで根元を立たせるようにとかす、頭頂部を根元から立たせるようにカーラーを巻く。この2つのステップで、あごのラインがすっきり見える小顔ショートになるとか。
「トップにボリュームをもたせ、全体的なシルエットを菱形に整えるのがポイントです。いちばん膨らませたい菱形の横の角を頬骨よりちょっと高めに設定すると、引き締まった顔印象になります」(sui 副店長・ヘアデザイナー 中西雄二さん)
<スタイリング方法>

■1:ドライヤーをあてながら、手ぐしで左右にとかしながらブローする


■2:頭頂部の毛束の根元にカーラーをあて、垂直に引き上げてから巻く

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■髪を乾かすときから髪の根元を立たせることを意識してドライヤーをあてる
- ■カーラーで巻くときは根元を立たせるように垂直に引き上げて巻く
- ■菱形のピークを頬骨より下にしない
「髪の全体的なシルエットを菱形にするとき、左右の角が頬骨より下にあると、顔全体の印象が下がって見えるためよけいにたるんだ印象を与えます。ピークの位置は高めに設定しましょう」(中西さん)

【2】優雅な毛流れが絶妙!大人の洗練ショートボブ

華やかに動く毛束で頭頂部をボリュームアップする、洗練のショートボブ。
「スタイリングはドライヤーとカーラーでトップに高さと動きを出すだけ。サイドや後頭部はワックスをもみ込めば、ボリューム感とエアリーな束感が自然と完成します。トップにボリュームと動きを出すことで目線を上に誘導し、フェイスラインがキュッと引き締まって見えます」(Cocoonスタイリスト・ACOさん)
<スタイリング方法>

■1:指で根元をこするようにドライヤーを当てる

■2:頭頂部をホットカーラーで巻く

■3:髪の根元にワックスをもみ込む

■4:頭頂部の毛束をひとつまみして根元にスプレーをする

〈卵型ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 根元をこすって根元をグッと立たせる!
- ワックスは毛先につけない!根元にだけON
- 自然にできた毛束をスプレーで長時間キープ
「ボリュームを抑えるように、髪を毛先の方にひっぱりながらドライヤーを当てるのはNG。トップが潰れてしまうので、ボリュームを出したいときは、下を向いて後頭部からフロントに向け、根元を立ち上げるように乾かすといいですよ」(ACOさん)

「若返り」と「小顔」のダブル効果を実現!ボリュームゾーンで毛束が動くふんわりショートボブ
【3】トップを巻き、襟足は抑えてタイトに…小顔見えする「メリハリ」ショート

顔が縦長に見えやすく、のっぺり野暮ったい印象になりがちな面長顔。
「トップとサイドにしっかりとボリュームを出して、襟足はキュッと引き締める。このメリハリによって髪全体のシルエットが菱形になり、面長顔を綺麗な卵型に見せることができます」(ZACC raffineスタイリスト・賀山博之さん)
パーマをかけるだけでなく、マジックカーラーでボリュームを作る方法もあるのだそう。スタイリングの際は、襟足を抑えることも意識して。よりメリハリが際立ちます。
「スタイリング剤をなで下ろすようにつけると、ペタッと感が強調されてしまいます。つけるときは髪をクシュクシュと握るように。空気感のあるふんわりとした印象に仕上がります」(賀山さん)
<スタイリング方法>

■1: カーラーで頭頂部にボリュームをプラス

■2:前髪もカーラーで巻く

■3: ワックスを全体に揉み込む

■4: 襟足を抑えてメリハリを

〈面長顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■頭頂部をカーラーで巻く時は根元からしっかりと!
- ■スタイリング剤は髪を握るように揉み込む
- ■襟足は必ず抑えてタイトに!
「スタイリングの前に、髪の根元を起こすように乾かしておくと、よりふわっとした印象に。襟足を抑えたときに、よりメリハリが生まれます」(賀山さん)

面長顔をキュッと小顔に!簡単4ステップで作る神ショートヘアとは?
【4】トップのふんわり感が若々しい、小顔効果抜群の「菱形」ショートボブ

トップがふんわりしているだけで、若々しい印象になるもの。このふんわり感は、「ホットカーラーで分け目をまたぐように、頭頂部の前後に2か所」、「サイドはレイヤーの入っている上段とその下の段で1つずつ」の頭頂部と左右を合わせて合計6か所を巻けば完成します。
「トップがつぶれていると重たい印象になるばかりか、顔の輪郭まで緩んで見えてしまいます。バランスのいい菱形のシルエットをつくるには、トップのボリュームは欠かせません」(FIX-UP銀座店 店長・西村直人さん)
ホットカーラーは頭頂部だけでなく、サイドも巻いて全体的に軽やかさを出すように仕上げること。「頭頂部とサイドの6か所にカーラーを巻き終わったら、最初に巻いたカーラーから順々に外してください。あまり時間をおくとカールが強すぎるので、巻き過ぎないように!」(西村さん)
<スタイリング方法>

■1:分け目をまたぐようにして頭頂部の中央にカーラーを毛先から巻き付ける

■2:レイヤーの入った上段の毛束とその下の毛束を毛先から内巻きに

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■頭頂部は分け目をまたぐようにカーラーで巻くこと
- ■全体のシルエットが菱形になるようにバランスを取ること
- ■サイドもカール感を生かして空気感で軽やかに見せること
「分け目をまたぐようにカーラーで巻くと、分け目の存在がほどよくぼやけます。その分根元が見えなくなるので白髪カバーにもなります」(西村さん)

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【5】内巻きにした「ふんわり前髪」で、小顔効果を狙う

ショートヘアで、小顔効果とリフトアップ効果を狙うには、「前髪を巻いて上半分にボリュームを持たせる」、「サイドをふんわりさせて、あごのもたつきを目立たせない」、この2つのテクニックで、キュッと引き締まったフェイスラインが印象づけられます。
前髪を1本のカーラーで内巻きにするには、通常のカーラーの倍ほどの長さが必要。「15~16㎝くらいのロングサイズがあると便利ですね。毛先から巻くと、毛束をうまく巻き込めないので、カーラーを毛束の根元にあて、毛先を巻き込んでいくとうまくいきますよ」(ACQUA aoyama 小室里奈さん)
<スタイリング方法>

■1:ロングサイズのカーラーを毛束の根元にあて、毛先を持って巻き付ける

■2:頭頂部から前の髪を軽く握り、根元を立たせるようにハードスプレーを吹きつける

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■前髪を長めにとってボリューム不足を解消
- ■前下がりのボブをベースにしてあごのラインを引き締める
- ■頭頂部から前髪にかけて根元をふんわり立たせ、ボリュームを持たせる
「このスタイルは髪の根元や生え際が見えにくいので、白髪が気になる方にもおすすめです。ボリューム不足が気になる方はもちろん、白髪の多い方も根元をふんわり立たせると、地肌が見えにくくなるので、カバー力がアップします」(小室さん)

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【6】かっこよさも醸し出す「前髪厚め」のショートヘア

丸い輪郭を目立たせず、小顔に見せる。そのコツをMAGNOLiA Aoyama店・店長SHINさんにうかがうと、①フロント部分は極端に立ち上げる、②サイドはしっかり抑える、この2つとのこと。
スタイリングの際は、つむじ周りの髪を前に持ってきて、潰れやすいフロントをバックアップ!
「ペタンと張りついたトップを高く見せるために、つむじ付近の髪をフロントに持ってきて、前髪に厚みを出します。フロントとは逆に、両サイドのボリュームを抑えめに。これによって“高く見せたいところをしっかりと際立たせる”効果があるんです。凹凸さを極端なくらい強調することが、このスタイリングの成功の鍵です」(SHINさん)
<スタイリング方法>

■1:クシでつむじ付近の髪を前に持ってくる

■2:フロントに持ってきた髪と前髪を大中小のホットカーラーで巻く

■3:両サイドの髪をドライヤーで後ろに流す

■4: こめかみと耳上の髪を引っ張りながらドライヤーでクセ付ける

〈丸顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- つむじ周りの髪をフロントに持ってきて前髪をボリュームアップ!
- サイドの髪はタイトにまとめると顔がシャープに!
- うねりやすいこめかみ付近の髪にツヤを与えてまとめる
「年齢とともにうねりが出やすい、こめかみや顔の生え際。このうねりをドライヤーで伸ばし、熱でツヤを出すと、仕上がりの印象が華やかになり、清潔感も生まれます」(SHINさん)

【丸顔×ペタ髪さん必見】丸い顔がシャープに、小顔になる!「前髪を厚め」にするだけ
「ストレートアイロン」を使った巻き方【3選】
【1】全体に丸みをつくるスタイリングで、ボリューム・ツヤ・白髪カバーが叶う

「頭頂部を前後2つの毛束に分け、ストレートアイロンでそれぞれ前と後ろに丸みをつくります。前側の毛束は前髪に、後ろ側の毛束は後頭部の丸みにつなげるように、意識してスタイリングしてください」(apish omotesando店長・黒山慶司さん)
<スタイリング方法>

■1:頭頂部を前後2つの毛束に分け、ストレートアイロンで前側の毛束の毛先を内巻きに

■2:頭頂部の後ろ側の毛束の毛先を巻く

■3:髪を揉み込むようにしながらワックスをなじませる

■4:手ぐしで髪を整える

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ボリューム不足を解消するには前髪を長くしない
- 全体的なシルエットを丸くし、頭頂部は根元を立たせる
- ワックスは髪の表面ではなく内側からなじませる
「スタイリング剤を髪の表面にのばすと、重みでペタ~ッとなってしまうので、立ち上がりをつくりたい根元を中心になじませると失敗しません」(黒山さん)

ボリューム・ツヤ・白髪カバーが全部叶う!大人のための「神ショートボブ」
【2】小顔に見える、襟足に「くびれ(外ハネ)」を作ったメリハリショート

ボリュームがほしい部分は根元を立ち上げるように、ボリュームを削りたい部分はつぶしながらスタイリングをするのがポイント。「特に襟足をキュッと引き締めたいので、襟足の髪は首のラインに沿わせながら、毛先だけ外はねにさせます。メリハリがつくので小顔効果もあるんですよ」(sui ヘアデザイナー・中村育美さん)
<スタイリング方法>

■1:襟足の髪は首に沿うようになでつけ、毛先だけ外はねにする

■2:その他の髪は毛束の中間から毛先を内側に丸めるようにアイロンを当てる

■3:頭頂部の毛束は根元を立たせるようにブロー

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■襟足の髪は毛先だけ外はねにして、くびれを作る
- ■はち周りはアイロンで内巻きにしながら膨らみをつぶす
- ■顔を髪で包むようなスタイルにして生え際の白髪をカバー
「はち周りや襟足の髪をつぶすスタイリングは、うねって広がりやすい髪質の方にも向いています。毛先に丸みをつけるだけで、遊びと軽さが出るので、レイヤーを控えめにカットしても、そんなに重たい印象にはなりません」(中村さん)

白髪カバーと小顔見せが同時に叶う!毛先を遊ばせた「くびれショートヘア」
【3】マンネリ解消!ストレートアイロンで作るウェットな質感のヘアアレンジ

大人の魅力がより増して見える「ウェットな質感」のヘアアレンジ。「前髪をかき上げるだけで、ウェットな質感でもカジュアルでラフな印象に。ポイントは分け目を潰さないこと。分け目にボリュームがないと、老けて見えるだけでなく清潔感のない印象になってしまいます。
ウェットな質感をつくっているジェル状のワックスは、指先につけて髪になじませると根元がベタベタになってしまうので、手のひらだけになじませてからつけるのがコツ。前髪をかき上げた時に根元に付きすぎず、髪全体に均一につけることができます」(BEAUTRIUM表参道スタイリストの高橋澄絵さん)
<スタイリング方法>
■1: ストレートアイロンで毛先を外ハネにする

■2:前髪をブローするようにストレートアイロンを滑らせる

■3: 前髪をかき上げるようにジェルをつける

「コテではなくストレートアイロンを使うと、直毛は自然な丸みをつくることができるし、くせ毛の人は矯正できるなど、どんな髪質でも理想の毛流れをつくることができます。カールが付きすぎたり、変な方向にハネることもないのでご自宅でのスタイリングも簡単ですよ」(高橋さん)

「カールアイロン」を使った巻き方【7選】
【1】寂しい印象がパッと華やかに!巻きで「抜け感」を出したショートヘア

「髪がペタ~っとしたままでは、印象が暗くなりますよね。そんな髪悩みにはシースルー感をつくると、印象をガラッと変えられます!」(KAYAK by HONEY デザイナー・小室里奈さん)
ペタッとしがちな頭頂部は毛先を巻くことでふんわりボリュームが出現。前髪は長めにするのがポイント。「目にかかるくらいのちょっと長めにする代わり、肌が透けて見えるシースルー感をつくっておくと今っぽさも出るし、寂しい印象にはなりません」(小室さん)
<スタイリング方法>

■1:前髪の毛先を1カール内巻きに

■2:頭頂部の髪だけ毛先を1カール内巻きに

■3:カールした部分を中心にワックスを揉み込む

<老け見えをくい止めるポイント3カ条>
- 前髪は長めに残して抜け感をつくる
- 襟足を長めにして長方形のラインを意識
- 鉢の下あたりにボリュームをつくり菱形ラインをつくる
スタイルがいちばん美しく見えるのは、やはり菱形シルエット。「頭頂部の毛先を内巻きにすると、ちょうど耳のあたりが膨らんで菱形シルエットになります。ここの膨らみをキープするにはファイバー入りのワックスがおすすめです」(小室さん)

寂しい印象をパッと華やかにする、とっておきのショートヘアとは?
【2】髪のボリューム、輪郭をカバーする「菱形」ショートボブ

「髪のボリュームが気になる40代には、カットでふんわり感を出しやすいショートボブがぴったりです。髪の厚み、丸み、ボリューム、毛流れを考えてカットすれば、立体的な菱形フォルムに。これには、顔型をカバーする効果もあります。
ドライするだけでもキレイに決まりますが、さらに毛先を巻いてあげるのもおすすめ。レイヤーが入っているので、よりふんわりと仕上がります。前髪は外向きに巻くと、頬骨カバー効果がアップしますよ」(MINX 銀座二丁目店 ディレクター/代表・木俣 翔さん)
<スタイリング方法>

■1:サイドを上下にわけて内巻きに


■2:前髪をリバースに巻く

■3:トップを巻く

〈丸顔×ショートボブヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 毛束を分けて巻き、ふんわりと
- 全体は内巻きにして、おさまりのよい菱形フォルムに
- オイルでツヤを出す
「スタイリング剤の量が多いとベタッとしてしまうので、少量を均一につけるイメージで。毛束を分けて巻くことでレイヤーが活きてくるので、ひと手間かけてみてください!」(木俣さん)。

【3】輪郭をカバーしやわらかな印象へ導く「外ハネ」ショートボブ

スタイリングの際は、「トップにはボリューム」「襟足は引き締める」、この2点を守って!
「髪を乾かす時は、トップと襟足でブローの仕方を変えるのがポイント。トップはボリュームが欲しいので、根本を立たせるようにブロー。襟足は抑えたいので、ドライヤーを襟足の後ろから前に向けて、首に沿わせるように熱を当てください」(BEAUTRIUM広尾店・店長の中田直久さん)
<スタイリング方法>

■1:マジックカーラーで頭頂部を巻く

■2: もみあげの毛先を外ハネにする

〈逆三角ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■トップにはボリューム、襟足は引き締めてメリハリを!
- ■もみあげは根本から巻かない
- ■毛先をハネさせることで逆三角を目立たせない
「もみあげは根本から巻いてしまうと、頭が大きく見えるだけでなく、古臭い印象になってしまうことも。毛先だけを軽く外ハネにするのが正解です」(中田さん)

輪郭カバーで貧相に見えない! 逆三角顔さんにおすすめ「外ハネショート」
【4】脱コンサバ!かっこよく印象チェンジを叶える「外ハネ」アレンジ





コンサバな印象になりがちな内巻きのショートボブを、クールかつ華やかに印象チェンジするアレンジ術。
「簡単に印象を変えるポイントは、分け目と輪郭に変化をつけること。毛先の巻き方を内巻きから外巻きにするだけでも、かなり印象が違います」(BEAUTRIUM南青山店のマネージャー・相沢美沙さん)
前髪と毛先を思いきりラフに動かせば、脱コンサバボブが叶う!
「サイドパートの前髪を作るときは、思いきりが肝心。分け目にボリュームが出ますし、全体のバランスも作りやすくなります」(相沢さん)。
<スタイリング方法>

■1:ヘアアイロンで全体に動きをつける


■2:前髪をサイドパートにする

■3:ワックスをもみ込む

「外ハネのフォルムは、旬のデザイン。取り入れるだけで、おしゃれに仕上がります。毛先に動きをつけておけば、片側を耳にかけるだけで、クールな雰囲気になれますよ」(相沢さん)。

分け目を大胆チェンジ! コンサバショートボブを外ハネでクールに
【5】大人のかわいさ、余裕を漂わせる「クシュゆる」ショート

毛束をふわっとさせて、きれいの中に「かわいい」を仕込ませる!そんなクシュゆるショートヘアで、大人のかわいさや優しさ、余裕を表現できます。
「スタイリングの前に、オイルを髪全体になじませると、みずみずしいツヤや自然な束感ができるのでオススメです。手のひらに少量(ワンプッシュ程度)を薄く伸ばし、毛先中心になじませておく。オイルというと、若い方が使用しているイメージが強いですが、髪の老化やダメージが気になってくる40代以降の方こそ使うべき!」(RamieGINZAマネージャー・加藤貴大さん)
<スタイリング方法>

■1:ドライヤーで頭頂部の根元を立たせる

■2:ドライヤーで襟足の髪を抑える

■3:つむじと前髪の間にある毛束を「内巻き」にする

■4:ワックスを髪全体にもみ込む

〈丸顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 頭頂部を立たせて目線を「縦」に持っていく
- 表面の毛束はしっかりと動かして「クシュ」「ゆるっ」をさせる
- 襟足をキュッと収めることで、きちんと感や上品を与える
「フロントは潰れないように根元からふんわりと立たせて、表面の毛束は自在に動かす。これが丸顔でも似合う、大人のじょせいのかわいいショートヘアの決め手です。襟足をしっかりと抑えることで、丸いフォルムが際立ち、よりふっくらとした印象に。若々しさがあふれ出ます」(加藤さん)

丸顔の悩み「顔が大きく見える」「太って見える」を一掃!クシュゆるショートヘア
【6】ペタ髪にニュアンスを与える!コテで巻くショートの正解アレンジ





ショートヘアをコテで巻くコツとは?RamieGINZA代表の加藤貴大さんは、「縦巻きにしないこと」と「表面を巻きすぎないこと」が大切だと言います。髪全体をコテでグリグリ巻くとカールがつきすぎてしまい、古臭く老けた印象に。できるだけさりげなく、自然なニュアンスをつくることが必要なのだそう。
「毛先や髪の内側にカールをつけることで『巻きました感』のない自然な仕上がりになります。ショートヘアはコテで巻くのが難しいと思っている方にこそチャレンジしていただきたいです」(加藤さん)
<スタイリング方法>
■1: ハチ上をダッカールで止めて髪の内側の毛先をすべて外ハネにする

■2: つむじ前のトップの毛束をフロントに巻く

■3: つむじ後ろの毛束も巻く

■4:前髪を巻いて完成

「巻いているとは思えない自然なカール感が魅力。仕上げにオイルをつけると、カールがよりなじんで落ち着きます。もしカールがきつくかかってしまった時はオイルを使ってみてください。ツヤ感、束感も出るのでオススメです」(加藤さん)

【7】凛々しさのなかに、エレガントさや華やかさが感じられる「鈴木保奈美さんショート」の作り方

<スタイリング方法>
■1:髪を湿らせ、スタイリング剤を揉み込む

■2:根元を立ち上げながら乾かす

■3:前髪をブローする

■4:トップ後ろ側を螺旋状に巻く

■5:ストレート部分の中間〜毛先を巻く

■6:耳後ろの髪をリバース巻きに

■7:前髪を内側に半カール

■8:前髪の分量が少ない側のトップをフォワード巻きに

■9:サイド耳上の毛先を内巻きに

■10:前髪の分量が多い側のトップをリバース巻きに

■11;サイド〜前髪もリバース巻きに

■12:ワックスを揉み込み、カールをほぐす

■13:表面のカール感のある毛束にスプレーを

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【全13ステップ】「鈴木保奈美さんショート」ヘアの具体的なつくり方
「前髪なし」派におすすめの巻きテクニック【5選】
【1】アイロン+ドライヤーで作る、「立ち上がり」が若々しい前髪

「ベースは、トップに長さを残したショートボブ。ハチ上に長さがある場合、毛束の重さで頭頂部がペタッとしがちなので、軽さが出るように毛量を取っています。スタイリングで前髪とトップを立ち上げると、若々しさも倍増。襟足の毛先を動かすことで、デコルテラインに抜け感ができ、首元がスッキリ綺麗に見える効果もあります」(U-REALMのスタイリスト・花和美穂さん)
<スタイリング方法>

■1:襟足をストレートアイロンでハネさせる

■2: 前髪をアイロンで外巻きにする

■3:ドライヤーで前髪とトップを立ち上げる

〈逆三角ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 襟足をハネさせて目線を輪郭から外す!
- 前髪とトップはドライヤーで根元から立たせる
- いつもの分け目と変えることでふんわり感が出る
「いつもの分け目のままでは、癖がついているのでふんわりと立ち上がりません。ドライヤーを当てながら分け目を新たにつくることで、根元が立ち上がりやすくなります」(花和さん)

立ち上がる前髪と毛先のハネ感で女らしく。顎のラインも隠せる大人のショートボブ
【2】「ツヤ」も表現できる、立体感のある長め前髪

ショートにすると、ツヤが出にくい…と感じていませんか?
「髪のツヤはある程度の長さがないと表現できません。髪の表面はすかず、前髪の内側を長めにすればツヤ感のあるショートが楽しめます」(pinceau代表・山岸亜由美さん)
スタイリングの際は、分け目の髪を立たせるのがポイント。
「分け目がペタッとしていると白髪が目立つので、根元を立たせることを意識してスタイリングしてください。例えば、カーラーで巻くときは毛束を分け目側に傾けるとか、スプレーするときも毛束を分け目側にちょっと倒しながらなど、ちょっとの工夫が仕上がりに差が出ます」(山岸さん)
<スタイリング方法>

■1:頭頂部の毛束はカーラーを縦にして根元を分け目側に倒しながら巻く

■2:つまんだ髪を分け目側に倒しながらハードタイプのスタイリング剤をスプレー

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 髪のボリューム調整は内側で行い、表面はすかない
- 白髪の生えぎわを隠すには分け目の根元を立たせるスタイリングを
- 後頭部にレイヤーを入れてメリハリのアルシルエットをつくる
髪を根元から立たせるにはハードタイプのスプレーが便利。山岸さんのオススメは『ロレアルプロフェッショナル・エルネットピュール』¥1,300(税抜・ロレアル)。「粒子が細かくてふわっと仕上がるので、1本あると便利ですよ」(山岸さん)

【3】のっぺりしない、ふんわり感も維持した「サイドパート」

とくに丸顔さんにおすすめするのが、「サイドパート」の前髪。
「厚めの前髪を作ったり、センター分けにしたりすると、丸顔が強調されてしまうので、サイドパートにするのがオススメ。さらに片側を耳にかけると、左右のバランスにメリハリがつくので、顔の丸みをカバーできますよ」(MAISON TSUMUGI クラフトマン・中島 学さん)
<スタイリング方法>

■1:分け目を決める

■2:全体にオイルをなじませる

■3:ハチ上をアイロンで巻く

■4:ワックスで動きを出す

■5:片側の耳に髪をかける

〈丸顔×ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ドライヤーの風は後ろから前へ
- スタイリング剤は根元近くにはつけない
- ツヤ感を意識したスタイリング剤選び
「大切なのは、スタイリング剤をつけすぎないこと。特に髪の根元にスタイリング剤をつけてしまうと、ペタンとしやすくなります。スタイリング剤は、髪の中間から毛先につけるように意識しましょう」(中島さん)

斜め前髪&片耳かけでメリハリアップ!丸顔をシャープに見せる上品ショート
【4】丸顔カバーもできる「センターパート」の前髪

とくに丸顔さんにおすすめの、「センターパート」の前髪。
「丸顔さんがショートにするときは、前髪を長めにするのがオススメです。とくにセンターパートは、顔の縦がより強調されるので◎。毛先の落ちる位置を計算して、輪郭に菱形を作ってあげると、頬の丸みもカバーできます」(AFLOAT XELHA 店長・中川恵理さん)
スタリングするときは、前髪の生えグセをリセットして自然なセンターパートに!
「前髪は生えグセをとっておくと、真ん中で分けるだけで菱形フォルムが作れます。スタイリング前には、前髪を濡らしてブローしてクセをとり、全体もブローしておきましょう。襟足は外ハネにすると、より今っぽく仕上がりますよ!」(中川さん)
<スタイリング方法>

■1:毛先を外ハネにする

■2:表面全体に動きをつける

■3:アイロンで前髪のクセをとる

〈丸顔×ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 生えグセをスタイリングする前に水で濡らしてブロー
- 巻く前には必ずブローして髪のキューティクルを整える
- 外ハネは強くしすぎない
「40代になると髪が乾燥しやすくなるので、毛量調節によるパサつきも強くなりがち。スタイリング前には、ヘアアイロン用のオイルをつけておきましょう。オススメは、『リファ ロックオイル』です」(中川さん)

丸顔カバーには、センターパートのくびれショートボブが効果的!
【5】着物にも似合う、大人世代の上品「オールバック」

髪を束ねたり編んだりできないショートヘアでも、印象をガラッと変えられるアレンジを楽しめます。
そのひとつが、髪質を選ばない大人のオールバック!「カーラーで巻いて毛先に動きを出しておくと、マニッシュなスタイルでも上品な大人の女性らしいスタイルになります」(pinceau代表・山岸亜由美さん)
頭頂部にボリュームがない髪でも、「頭頂部から後頭部にかけて根元を立たせるようにカーラーで巻いておけば、ボリューム感が出せます。トップがペタンコになりやすい方にもおすすめのスタイルです」(山岸さん)
<スタイリング方法>

■1:前髪は斜めにリバース巻きにする

■2:頭頂部から後頭部、両サイドを根元を立ち上げるようにカーラーで巻く

■3:髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませる

■4:サイドの髪をなでつけるようにとかす

髪をなでつけるスタイリング剤は『トリエジューシージュレ 7』80g ¥1,600(ルベル)が山岸さんのおすすめ。「ワックスとポマードの中間のような仕上がりになります。いちばんハードな10ではなく、7のジュレなら毛束が固まりすぎないので使いやすいですよ」(山岸さん)

着物にも似合う!トップのふんわり感をつぶさない、大人世代のオールバック
- TEXT :
- Precious.jp編集部