【目次】
化粧水の量
化粧水は「1.5倍」!スキンケアはミルクレープ式に惜しまず使うべし
大人になればなるほどスキンケアにもお金をかけたほうが良いと思われがちだけど、それよりも大事なのは「量」と「重ねづけ」。例えば化粧水なら1.5倍は使った方がいいそうで――。
大人の美容ですごく大事なのは重ねること。「私はミルクレープ式って言っているんですけど、やっぱり昔ながらに、化粧水、美容液、乳液、クリームって重ねると、肌は全然違うなと感じます」(山本さん)。大人の肌はとにかく乾かさないことが大切だそう。今日からでも毎日コツコツと積み重ねて、大人ならではの美しさを磨いていきましょう!
「手」で化粧水をつける方法
たるみ毛穴を改善させる化粧水のつけ方【4STEP】
<STEP.1>内側から外側に向かって「横づけ」
・手のひらに500円玉大のローションをとり、両手に塗り広げます。
・その後、面積の広い頬の内側から輪郭へ向かってハンコを押すようにずらしてつけましょう。
・目の周りや額、あごも同様です。
<STEP.2>上から下へとタッピングで「縦づけ」
・今度は100円玉大のローションを手のひらにとり、両手によくなじませます。
・両手を使って上から下へと縦方向にタッピングしてローションを押し込んでいきましょう。
・これでリンパの流れもUPします。
<STEP.3>乾きやすい部分を中心に「押しづけ」
・最後に1円玉大のローションを手のひらにとり、両手に塗り広げます。
・それから、塗り忘れやすい額やあご、小鼻の周りのほか、乾燥しやすい目の周り、口の周りに押し込むようにつけましょう。
<STEP.4>水分がちゃんと入ったかの満タンチェック!
・グーの形にした手の第一関節と第二関節の間あたりを、乾きやすい目元におき、ひんやりとしているかをチェックしてください。
・ひんやり、モッチリしていたら、水分が肌に入りきった証拠です。
肌老化ストップ!ファンデ で隠しきれない「たるみ毛穴」を解消するお手入れ習慣
「コットン」で化粧水をつける方法
潤いがアップする化粧水のつけ方【4STEP】
コットンに広く行きわたるように化粧水を含ませたら、まずは肌の上を軽く滑らせるように、大きなストロークで水分をなじませていきます。この拭き取り動作により、肌は一段クリアな印象に。さらに、下から上へと毛穴にも潤いを入れ込むイメージでパッティングしていくと、心地よい刺激で血流がアップ。潤いがスムーズに巡り始め、やがて磨き上げたような艶も生まれてきます。そうして肌全体に水分が行きわたったら、今度は手のひらに化粧水を数滴とり、乾きやすい頬や目元、口元にヒタヒタと重ねづけを。手のひらで軽くプッシュしながら、潤いを肌に移すイメージで行いましょう。「もうこれ以上入らない」と思っていても、手のひらで温められた肌は再び潤いを吸収! 肌がふっくらとよみがえるのを実感することができるはずです。
<STEP.1>化粧水を含ませたコットンを額におき、肌をクールダウン
・額の中央は肌の温度センサー。化粧水を含ませたコットンをここに貼ってひと息おくと、肌が鎮静されてケア効果もアップ! 化粧水をつける前の準備段階となる、ぜひ覚えておきたいステップです。
<STEP.2>1度目は、コットンを使って潤いを毛穴へと送り込む
・コットンに化粧水をたっぷり含ませ、優しく拭き取るようになじませます。
・次に、軽やかなパッティングで、水分を毛穴の奥までしっかりと送り込みましょう。
<STEP.3>2度目は、手のひらを使って乾きやすい部分へアプローチ
・化粧水を数滴手のひらになじませたら、その手で頬や口元など乾きやすい部分をプッシュ。
・目の周り、眉間は指の腹でピタピタとなじませます。
<STEP.4>顔全体に化粧水を塗布したら、忘れてしまいがちな首筋もケアしてフィニッシュ
・本当は乾いているのに、つい忘れてしまいがちなのが首筋のケア。
・手のひらで全体に塗布したら、耳元から鎖骨へとリンパを流すと代謝も上がります!
化粧水の潤いを、しっかりと肌へと送り込むことができる「2度づけ」。普段のスキンケアにひと手間を加えるだけで、そのパワーを余すところなくいただくことができるのです。
時短かつ最大効果を狙うときは「コットン2枚で両手づけ」
化粧水を着実に肌に浸透させ、潤いを肌に余すところなく行き渡らせるためには、きちんとステップを踏むことが大切。とはいえ、「今日は時間がない…」という日だってあるはず。そんなときは、コットン2枚にたっぷりと化粧水をしみ込ませ、両手を使って顔の左右同時につけていく方法を試してみて。これはエステティシャンが行うプロのテクニックですが、要領はクレンジングの拭き取り法と一緒です。使用する化粧水の量が倍になるので贅沢な方法ではあるけれど、効果を犠牲にしないでスピードアップを狙うなら、覚えておきたいテクニックです。
化粧水は「コットンの中央に丸くしみ込ませる」というのが今までの常識。だけどこれではコットンの乾いた部分が肌に当たり、刺激になってしまうことも。おすすめは、肌に触れるセンターラインに化粧水をしみ込ませる方法。少量の化粧水でも効率よく、かつ優しく肌になじませることができるのです。
「コットンパック」を行うときは、肌の隅々まで行う
「コットンパックは頬などの広い面だけにのせて済ませてしまう方がいますが、大人は顔全体、隅々までちゃんとパックを! コットン全体がヒタヒタになるまでたっぷり化粧水を浸したら、コットンを3~4枚くらいに割いて、肌にピターッと密着させるように貼り付けていき、5分程度パックします。その間に頭皮マッサージなどをする手も」(小田切さん)。
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「スプレータイプ」の化粧水のつけ方
上に向けてスプレーし「浴びるイメージ」で使う
上に向けてスプレーをシュッと出し、落ちてくる化粧水を顔で浴びるイメージで使うと、適度な潤い補給になる。
美のプロが実践する「くすみ一蹴」のひと手間4選【美容ジャーナリスト柳田美由紀さん編】
\「スプレータイプ」の化粧水を使う2つのタイミング/
【1】「仕上げ」や「化粧直し」のときに使う
仕上げやリタッチの際にミストでファンデーションを密着させれば、粉浮きや毛穴&シワ落ちが抑えられます。
肌の内側には潤いを送り込み、表面はサラスべの艶肌に整える高機能ミスト。特に乾燥やくすみが気になるときは顔から20cmほど離し2~3回スプレーを。ファンデーションの粉浮きが落ち着き、艶、潤いを高めるし、毛穴&シワ落ち予防にも。
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【2】「肌の水分補給」をしたいときに使う
毛穴肌が乾くと、ひとつひとつの毛穴の縁にファンデーションがたまり、縁どったかのような微妙な状態に。常に肌を潤わせておくためには、こまめな水分補給が必須です。保湿成分がたっぷりと含まれたミストタイプの化粧水を常備して、肌を乾かさないように心がけましょう。
【応用】順番を見直してみる
「プレ美容液」→「サラサラ化粧水」→「オイル」の順番にしてみる
【1】「プレ美容液」で肌をほぐし、水分の入りやすい肌に
肌の水分がなくなってくると、肌は硬くゴワつき、くすんだ印象になってしまいます。そんな肌にローションで水分を与えても、なかなか入っていきづらいのが現実…。そこで、まずはプレ美容液で肌をほぐしながら潤し、水分が入っていきやすい通り道をつくってあげることが先決です。いつものスキンケアに取り入れやすい、洗顔後すぐに使うアイテムでもあるので、ぜひ毎日のお手入れに組み込んで、肌をほぐす習慣づくりを。
【2】「サラサラ化粧水」で肌の水分量を満タンに!
プレ美容液で水分の通り道ができたら、あとは化粧水で水分をたっぷりと与えていくだけなのですが、ここでは化粧水のタイプが重要なポイントに。保湿力の高いとろみタイプが40代・50代女性には人気ですが、水分にこだわるとそれでは足りないのです。そこで選ぶべきはサラサラとした水っぽい化粧水。水を感じながら、肌がたっぷり水分を含むまで、何度でも重ねづけをしてみてください。コットンよりも手のほうが肌がモチッと水分を含むのが確認しやすいので、おすすめです。
【3】「オイル」で疑似皮脂を増やし、やわらかさ&艶をアップ
たっぷりと水分を含んだ肌に、次はオイルで油分をチャージ。年齢とともに水分だけでなく、皮脂量も減ってくるので、オイルはアラフォー・アラフィフ女性が積極的に取り入れたいアイテムのひとつです。オイルの油分は瞬時に疑似皮脂となって肌をやわらかく、艶やかに見せてくれる効果が。化粧水のあと、また乳液のあとなどにも使えるので、いつものスキンケアのなかで使いやすい順序で取り入れてみてください。
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【番外編】拭き取り化粧水の使い方
指の圧による摩擦がシミを生む。コットンの重みだけで肌を拭き取る
まずはコットンにひたひたになるくらい、ローションを含ませ毛羽立ちをなくすこと。そして、アイメイクを落とすときと同様に持ち方が重要。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本です。
そして指の圧で拭き取るのではなく、中指と薬指の間のコットンだけが肌に当たるようにし、コットンの重みだけで優しく拭き取りを。キメの凹凸にもフィットしやすく浮き出た皮脂を刺激ゼロで取り去る最善策です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部