【目次】
- 髪のアンチエイジングには、食事やサプリで取り入れる「栄養素」も重要
- 髪の毛に必要な栄養を補える「サプリメント」【6選】
- 髪の毛にいい栄養が含まれる「食べ物」【3選】
- ブラッシングで頭皮の血流改善!ヘアブラシ【2選】
- 髪に栄養を届ける血行促進マッサージ【2選】
髪のアンチエイジングには、食事やサプリで取り入れる「栄養素」も重要
毛髪診断士の永本羚映子さんによると、髪のアンチエイジングとして大切なのは、外側からの頭皮ケアだけでは満足しないことにあるのだそう。「美しい髪は、健康的な頭皮からという考え方に基づくと、サロンでの頭皮ケアやホームケアは必須。ですが、内面的な頭皮ケアも重要です。内面的なケアとは、デトックス栄養療法を基本にした、食事とサプリメントケアのこと。頭皮の状態に負担をかける有害物質をデトックスして、必要な栄養素をしっかりと取り入れる考え方です。そうした内面的なケアも欠かさないのが、美しい髪を保つ秘訣です」(永本さん)。頭皮ケアはぜひ内面からも行いたいものです。
髪の毛に必要な栄養を補える「サプリメント」【6選】
美しい髪を育む美容は、「つけるケア」だけでは不十分。食品でとりきれない栄養をサプリメントで補う「インナーケア」を始めましょう。髪と頭皮の栄養として、まず必要になるのは亜鉛です。基本のミネラル成分として覚えておきましょう。薄毛や抜け毛を主訴にクリニックで血液検査をする人は、フェリチンと呼ばれる貯蔵鉄が足りないことが多いようです。その場合は、フェリチンそのものやヘム鉄と記載される鉄分を補うことを指示されます。また頭皮の老化対策として必須なのは紫外線ケアです。「飲む日焼け止め」を適切にとると安心です。つける×とるの両面からのケアは、頭皮美容の手応えを格段に高めてくれます。
【1】排水溝にたまった抜け毛にギョッとしたら…|PANTOLEX 5
抜け毛・薄毛対策の男女兼用サプリメント。ビール酵母、ケラチン、 亜鉛含有酵母、ビタミンB5、ビタミンB1、Lーシスチン、などを配合。1日2粒×2回とって。
【2】豊かな髪の必須栄養素、貯蔵鉄が足りないなら|フェリチンA
食事ではとりきれない貯蔵鉄(動物由来の天然成分フェリチン)に、亜鉛酵母、ビタミンCなどを配合した栄養機能食品(鉄分)。1日に10粒を目安に毎日必ずとるようにして。
【3】出かける前の必需品。飲む紫外線ケア|アスタリフト
紫外線から肌を保護するのを助ける美白ドリンクは、顔だけでなく頭皮にも働く。屋外で過ごした日は、就寝前にも飲むと効果的。
【4】抜け毛が多い。爪がもろい、肌に生気がない|the Zn
美しい豊かな髪は、亜鉛が足りないと育めない。頭髪だけでなく強靭な爪や健やかな肌の成長にも必須の成分。深刻な抜け毛に悩む人は、『the Fe』と一緒にとるようにして。
【5】抜け毛、薄毛、貧血、不眠、イライラ、頭痛にも|the Fe
吸収のよいヘム鉄を高濃度で配合。1カプセルで4mgが摂取できる。生理や発汗、爪の成長などで毎日消費されているので、積極的に補充したい。「亜鉛」を同時にとるとより効果的。
【6】頭皮を含む全身に効く。飲む日焼け止め|ヘリオホワイト
メラニンの生成を抑制し、線維芽細胞を紫外線から守る成分ファーンブロックに加え、抗炎症作用があるハトムギエキスや、ビタミンB類を配合。朝と昼に各1錠を目安に毎日とるようにして。
美髪を育むインナーケア!頭皮の老化対策に必須なサプリメント6つ
髪の毛にいい栄養が含まれる「食べ物」【3選】
【1】ナッツ類
ナッツ類が含む植物性タンパク質は、肌やそのほかの細胞を形づくる役割をしています。また、ミネラル類も豊富です。ミネラル類には、肌や髪に栄養を行き渡らせてくれる役割があり、美肌や発毛を促進する効果があります。なお、ピーナッツはナッツ類ではなく豆類なので、ご注意を。
効果的なアンチエイジングとは?|食事法、美容ケア、生活習慣から運動・睡眠まで徹底解剖
【2】もずく
もずくは、フコイダンとミネラルを豊富に含みます。フコイダンは抗酸化力が高く、コレステロール値を下げる効果も。ピロリ菌を抑え胃潰瘍修復に働きかけるので、ストレス軽減にも役立ちます。フコイダンは粘膜を保護し、肌の保湿力を高めてくれるので、乾燥肌でお悩みの方にもおすすめ。髪の成長に欠かせないミネラルも豊富に含んでいるので、美しく艶のある髪へと導きます。
美肌・美髪へと導く簡単レシピ!ミネラルたっぷりの「もずくの天ぷら」
【3】卵
卵の黄身にはビオチンという髪の毛の生成に働きかける成分が入っています。髪の毛の成分であるたんぱく質の代謝を促し、頭皮の血流を改善し、健康的なツヤ髪の効果が期待されるといわれています。ビオチンを効率よく摂取するには、ゆで卵や卵焼きなど卵白を加熱させる調理法が適しています。卵白にはビオチンの吸収を妨げる成分があり、加熱すると、その影響を抑えることができるといわれているためです。ビオチンは生えてしまったあとの傷んだ髪には補修効果がないそうなので、日々の卵料理を食べる習慣が美髪の秘訣といえそうです。
オムライスが失敗知らず!簡単味玉の作り方は?卵料理の裏技5つ
ブラッシングで頭皮の血流改善!ヘアブラシ【2選】
カチカチの薄っぺらい頭皮がうねりの原因。ブラッシングで血流改善
疲労やストレス、加齢で頭皮が薄くなっていることを知っていますか? ふかふかだった頭皮が薄っぺらくカチカチ状態になると、毛穴が変形してゆがむ。こうなると毛髪がまっすぐ生えず、ペタンと倒れた状態で生えてくる…これがうねりの原因です。解決策はブラッシングにあり。頭皮の血流を活性化し、必要な栄養素を送り込むことができ、弾力と厚みを取り戻してハリが生まれることで、毛穴の変形も改善できます。さらにブラッシングの効果は、顔のたるみ解消にも。頭の筋肉が凝り固まると重力に負けて垂れ下がる→顔のたるみが起こる。なのでブラッシングで頭皮をほぐせば、リフトアップ効果が得られるメリットあり。
また、ブラシはさまざまな形状があるので、目的に合わせて選ぶといいでしょう。毛穴汚れが気になる人はシャンプー用を、過剰皮脂による毛穴詰まりには強い弾力のあるループピンタイプを。頭皮のコリをスピーディにほぐしたいなら低周波機能を搭載したものを選んで。
心地いい刺激でふかふか頭皮を取り戻す! 毛穴対策に特化したブラシ
【左】ラ・カスタ「ヘッドスパ スキャルプブラシ」
シャンプー時に最適なブラシ。極細ピン、中太ピンの太さと硬さが異なる2種類のピンが頭皮にフィット。心地よいマッサージで毛穴に詰まった汚れをしっかり落としてくれます。
髪の毛に栄養を届ける血行促進マッサージ【2選】
【1】髪の老化を食い止める「頭皮ほぐし」
頭を覆っている筋肉は、前側にある前頭筋、後ろ側にある後頭筋、両サイドにある側頭筋の3つ。実は頭頂部は筋肉ではなく、帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という腱膜で覆われています。この腱膜は、ほかの部分と比べて毛細血管が少ないので、血行不良になりやすいのだそう。すると頭皮に栄養がいかなくなり、薄毛や白髪の原因に…。髪の老化は、加齢だからしかたがないと諦めないで。このメソッドは薄毛、白髪、うねり毛、抜け毛に効果的。マスターしてこまめに行えば若返りは可能です!
<STEP.1>はじめに前頭筋をほぐす
・こぶしをつくったときに指4本の第1関節〜第2関節を使って行います。
・こぶしの第1関節〜第2関節の平らな面を眉に当てます。
・そして、奥にある骨をほぐすように、小さく円を描きながらマッサージを。
・少しずつ生え際方向にずらしながら、5回ずつ円を描き、額を揉みほぐしていきます。
<STEP.2>生え際から後頭部へと指の腹で耕すようにほぐす
・頭頂部にある帽状腱膜のこわばりをほぐしていきます。
・指を広げて、指の腹で生え際から後頭部に向かって、シャンプーする感じでジグザグと15秒くらい指を動かしましょう。そのときミリレベルで細かく動かすのが効果的。
<STEP.3> 頭頂から耳の後ろを通って鎖骨までリンパを流す
・マッサージで動いた老廃物を流すと、頭皮のむくみも顔のむくみもスッキリします。
・指を広げて生え際に置き、側頭部、首筋、鎖骨へと指の腹でなぞるようにして流していく。
・軽く圧をかけながら上から下まで気持ちよく流していきましょう。
【薄毛&白髪を予防する「頭皮ほぐし」メソッド4か条】
1.薄毛や白髪は頭に薄く広がる筋肉や筋膜が緊張してこわばるのが原因のひとつ。
2.頭頂部の帽状腱膜は毛細血管が少なく、血行不良になりやすいのでマッサージでのケアが必須。
3.帽状腱膜のマッサージは、骨から筋膜をはがすように細かくジグザグと指を動かすのが効果的。
4.頭皮がほぐれてハリが出ると顔の皮膚がぐっと持ち上がり、たるみ解消効果も。
【2】血流アップに効果的な「ツボ押しマッサージ」
髪のうねりや白髪、薄毛などの女性の髪悩みには、すべて頭皮の血行不良が絡んでいるからなのです。血液がスムーズに流れていないと、新鮮な酸素や栄養が運べず、新陳代謝が低下してしまいます。すると、健やかな髪ではなく、悩みを抱えた髪になる可能性が高くなってしまうのです。髪悩みをこれ以上増やさないためにも、血流アップは不可欠です。
<STEP.1>頭皮全体をマッサージ
・頭皮用美容液を頭全体にまんべんなく塗ったら、両手の指の腹を使い、額の生え際から後頭部に向かって、全体的にらせんを描くようにマッサージしていきます。
<STEP.2>後頭部のツボをプッシュ
・親指を耳の後ろに当て、首の付け根部の左右にある「完骨(かんこつ)」というツボをゆっくり押す。
・次に、両手の中指を重ね、首の付け根の中央にある「瘂門(あもん)」というツボもゆっくり押す。
<STEP.3>側頭部をゆっくり引き上げる
・耳上に手のひらの付け根を置き、頭皮を頭頂部のほうへ引き上げるようにしながら、ゆっくりと3回圧迫する。
<STEP.4>頭頂部のツボをじっくり押す
・最後に、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」というツボに、両手の中指を重ねて置き、ゆっくりと真下に向かって押し、終了。
血流アップで白髪を増やさない!髪老化を食い止める「頭皮マッサージ」習慣
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部